2024年2月28日更新

「最高の教師」最終回ネタバレ・全話あらすじ!九条殺しの真犯人や結末・動機の考察も

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『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』
©︎NTV

2023年7月より、日本テレビ土曜夜10時枠でドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』が放送されました。この記事では「最高の教師」のあらすじ、ネタバレを詳しく紹介していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 ▼最終回のネタバレはこちら ▼九条を突き落とした犯人の正体は?

今からでも追いつく!「最高の教師」のポイント
  • 終業式の日、誰かに教師が突き落とされる
  • 気が付くと、1年前にタイムスリップ
  • 未来を変えるため、クラスの生徒たちと向き合う
  • 果たして自分を突き落とした犯人は誰?
  • 3年D組が抱えている問題とは?
  • もう1つの転落事故を起こした犯人とは?

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【ネタバレなし】「最高の教師」のあらすじ

鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉優)は、高校の化学教師として働いています。すでに生徒に寄り添う教育を諦めていた九条は、卒業式の日、担任生徒の誰かによって4階から突き落とされ……。 時は戻り、始業式の日、九条は教壇に立っています。九条は1年後、この中の誰かが自分を突き落とすことを知っていました。九条は目の前に座る「30人の容疑者」たちと真剣に向き合い、真相を掴むべく命をかけて教師の仕事に立ち向かいます。

九条里奈 (松岡茉優) 3年D組の担任。 卒業式の日に担任をしているクラスの生徒に突き落とされる。
鵜久森叶 (芦田愛菜) クラスのいじめの標的にされている生徒。

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

鳳来高校3年D組の担任・九条里奈(松岡茉優)は、卒業式の日、特に何の感慨もなく受け持ちの生徒たちを送り出していました。 九条のなかにあるのは、大したトラブルもなく1年を過ごせたという安堵のみ。ちょっとした失敗が命取りになるこの時代、彼女は教師として生徒に感情移入するほど踏み込むことはできていませんでした。 しかしそんな中、彼女は「D組の生徒の誰か」に突き落とされ、死にかけることに。しかし地面に落下する直前、なぜか1年前……つまりD組を担当し始めた始業式の日にタイムスリップしてしまいます。 なんとか自分の置かれた状況を理解した九条は、生徒に殺される運命を変えるため、教師としての生き方を見直すことに……!?

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ネタバレ

D組には問題児集団がいるうえ雰囲気も最悪で、なかなか一筋縄ではいきそうもありません。しかも九条は1周目のルートで、真面目な優等生・鵜久森叶(芦田愛菜)が不登校になった末に亡くなってしまうことを知っていました。 いじめの気配を察知した九条は、監視カメラや盗聴器を駆使して証拠を集めます。手段としては褒められたものではありませんが、陰でコソコソ卑怯なことをしてとぼける生徒相手には、こうするしかなかったのです。 結果として九条は鵜久森をいじめから救うことに成功。そのうえで、これからクラス全員を変えていくことも宣言します。誰が自分を殺したのかはまだわかりませんが、だからこそ全力で皆と向き合う必要があったのです。

第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

夫の蓮(松下洸平)から離婚という選択肢を突きつけられてしまった里奈(松岡茉優)。1回目の人生ではそれを受け入れましたが、2回目でちがう道を歩むためどうすればいいのかと思い悩みます。 そんな中、D組では鵜久森(芦田愛菜)へのいじめはなくなり、何事もなかったような平穏な時間が流れていました。一方で里奈は問題児グループのひとり・瓜生(山時聡真)のことが気になっています。 実は彼は浪費癖のある母親にずっと苦しめられていて……。

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ネタバレ

瓜生は2人の弟のためを思って必死でバイトをし、稼いだお金を母親に渡していました。 しかし母親は自分のために服やドレスを買うだけで、家族のために使うことはありません。それに気づいた里奈は、瓜生に対しちゃんと自分の本心を母親に伝えるよう諭しました。 その後里奈の口添え、そして瓜生の友人である向坂(浅野竣哉)が土下座までして頼み込んだのもあって、母親は突如として改心。しかし瓜生はそんな彼女にこれまで我慢してきた文句をぶちまけると、「許すわけない」と突っぱねてみせるのでした。 この件を経て里奈に感謝し、心を入れ替えた瓜生と九条は、鵜久森にイジメの件をようやく謝罪。一方で里奈も夫に「別れたくない」という正直な気持ちを伝えることができました。 そんな矢先、D組の黒板に里奈への殺害予告が書かれるという展開に……!?

第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

里奈(松岡茉優)への殺害予告をきっかけに校内は大騒ぎに。周りから真っ先に疑いの目を向けられたのは相楽(加藤清史郎)たちですが、当然ながら本人たちは否定します。一方の里奈は誰がこんなことをしたかについて、すでに目星をつけていました……。 そんな中相楽率いる問題児グループは、一連の騒動から教室の監視カメラが機能していないことに気付きます。その隙を利用した生徒たちによって担任交代の嘆願書を作成され、里奈は謹慎処分にまで追い詰められてしまいました。 しかしそれでも諦めない里奈は、鵜久森(芦田愛菜)の力を借りることにします。

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ネタバレ

実は殺害予告を描いたのは工学研究会に所属する日暮(萩原護)と眉村(福崎那由他)。 2人は現在問題児グループに工学研究会の部室を奪われているのですが、その原因は里奈が教室にカメラを設置したことでした。彼らはただ、自分たちの平穏な日常を取り戻したいだけだったのです。 その後里奈は日暮と眉村に、鵜久森は嘆願書の発起人である阿久津と東風谷に対し、「人を傷つける人たちに屈してしまうのか」と訴えかけます。 結果、心を強く持ったそれぞれは問題児グループの理不尽な要求を突っぱね、嘆願書も無事に撤回されることに。里奈は再びクラスに担任として戻れました。 一方私生活のほうでも、蓮(松下洸平)が離婚の話を撤回するという前向きな展開が訪れます。ほっとした里奈は、思わず自分の秘密について明かしますが……。

第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

信じてもらえないだろうと思いつつ、蓮(松下洸平)に自分が2周目の人生を送っていると打ち明けた里奈(松岡茉優)。しかし夫は意外にも、その現実をあっさりと受け入れます。彼も里奈の様子が妙であることには気付いていたのです。 一方、鵜久森(芦田愛菜)は新たな友達を得て楽しい日々を送っていました。問題児グループはそれが気に食わないようですが、だからといって大きく動くこともできないままでいます。リーダーの相楽(加藤清史郎)もなぜかおとなしく沈黙しているままです。 そんな中、里奈が次に救おうとしたのが江波(本田仁美)という女子生徒。彼女は浜岡という幼馴染に告白されたのですが、1周目では彼が原因で最終的に傷害事件を起こすまで追い詰められることになっていたのです。

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ネタバレ

里奈が浜岡とかかわりを断つようアドバイスしても、江波は当然ながら聞く耳を持ちません。 実は浜岡は、自分が運営するマッチングアプリに江波を引き込み、良いように利用しようと考えていただけでした。しかし1周目の展開など知るはずもない江波は、里奈の言うことを拒絶します。 その後里奈は浜岡を呼び出して本性を暴き出し、その様子を録音したデータを江波に聞かせました。それでも「居場所」を失うことを恐れ、浜岡と縁を切ると決めきれなかった江波。しかし彼女に想いを寄せるクラスメイト・栖原の支えもあってか、ようやく別れを決断するのでした。 そんな中、「九条派」に属する男子生徒・星崎(奥平大兼)は、里奈がタイムリープをしているのではないかという可能性にたどりつき……!?

考察

星崎がかなり怪しい動きを見せており、視聴者やSNSでも怪しいと盛り上がっています。 星崎は居酒屋で、ひそかにスイッチを入れたままのカメラを置き忘れていました。これは明らかにわざとですよね……。そして九条のタイムリープに気づき、九条の動画をわざわざ鵜久森たちに見せていました。 当初から星崎は、九条を「革命を起こしている」と興味を持ち肯定的でした。鵜久森たちの買い物に同行したり会話を聞いていたりと、動きも怪しいです。 今後この星崎がキーパーソンになりそうですし、最も恐れなければならない人物になるかもしれません。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

いよいよ2学期が始まり、一大イベントである文化祭が1か月後に迫ってきました。そんな中、里奈(松岡茉優)はクラスで「調子に乗ってる」と評される生徒・瑞奈(詩羽)を体育館でのパフォーマンスの責任者に指名します。 瑞奈はプロとして音楽活動をしており、そもそも文化祭に参加するつもりもありませんでした。そのためはじめは断ろうとしますが、親友の説得もあってその話を引き受けることにします。 その後文化祭の準備は順調に進みますが、約1週間前に教室が襲撃され、せっかく準備した飾りなどが壊されてしまいました。当然、ホームルームが開かれることになり……。

ネタバレ

瑞奈を一方的に責める声に対して、鵜久森(芦田愛菜)は彼女の話も聞くよう一生懸命説得します。鵜久森に同意する声も多く、それが気に入らない問題児たちは教室を出て行ってしまいました。 里奈は残ったメンバーに対し、妨害に負けず「調子に乗る」ことを提案します。鵜久森の「今回はまだ1週間ある」という説得もあって、皆で一丸となって再び準備を始めました。 皆の努力は今度こそ報われ、文化祭でのパフォーマンスは大成功!瑞奈も「変わり者」扱いされることに対して吹っ切れ、ステージでトリとして素晴らしい歌声を披露するのでした。 一方、里奈は鵜久森の「今回は1週間ある」という発言が気にかかり、彼女も自分と同じく2周目の人生を生きているのではないかと疑い始めます。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

東風谷(當真あみ)から突然告白された鵜久森(芦田愛菜)。戸惑いを隠せない鵜久森を前に、東風谷は謝罪の言葉とともに立ち去ってしまいました。 そんな中、里奈(松岡茉優)は鵜久森を呼び出し、彼女が2周目の人生を過ごしているのではないかと問いかけます。鵜久森はその問いを肯定。ふたりはなぜだか3回目はないと確信しており、だからこそ未来を変えるために動こうという決意を新たにします。 一方、東風谷は鵜久森につい告白してしまったことについて思い悩み、休学を考えるまでに。しかし事情を聞いた里奈は、怖くても自分の気持ちをさらけ出した彼女にやさしい言葉をかけます。

ネタバレ

その後鵜久森と東風谷はふたりきりで話をすることになりました。鵜久森は自身が今2周目の人生を生きていること、そして1周目で自殺という道を選んだことを打ち明けます。 しかし当時、東風谷が何度も自分のもとに訪れてくれたことをよく覚えているというのです。 鵜久森は東風谷に対し、告白に応えることはできないけれど心からの感謝を伝えます。想いのかたちはちがっても、鵜久森にとっても東風谷は大切な存在だったのです。 やがて1周目の人生で鵜久森がみずから命を絶った日がやってきました。彼女は1周目とはちがい死ぬつもりはありませんでしたが、なぜか自分に明日が来るとどうしても思えず、里奈に誕生日プレゼントを兼ねたメッセージを残します。 そんな嫌な予感が的中するかのように、鵜久森は新校舎の吹き抜けから落下して死亡。落ちる直前、何者かと揉み合っていたようですが……?

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

鵜久森(芦田愛菜)の死に大きなショックを受ける里奈(松岡茉優)。しかし葬儀の際、鵜久森の母親から生前の彼女が自分を「最高の教師」と語っていたと聞かされ、再び覚悟を決めます。彼女の死の真相を明らかにし、その死を「運命」という言葉で片付けないことを誓うのです。 しかし警察の見立ては事故もしくは自殺というもので、学校側もその線をアピールしようとしていました。里奈はきちんと真実に向き合おうという決意を胸に、3年D組の教室へと向かいます。

ネタバレ

里奈は皆の前で鵜久森の死について、警察は自殺か事故だといっていること、しかし彼女自身は懸命に生きようとしていたことを語ります。だからこそ自分たちは目をそらさず向き合って、彼女がどうしてこんな目に遭ったかをきちんと考えなければならないのだと。 里奈の言葉によって多くの生徒が立ち上がります。その中には彼女と仲が良かった者だけでなく、かつて彼女をいじめていた者の姿もありました。しかし当然、向き合うのが怖いという生徒もおり、里奈はそんな意見も受け入れたうえでクラスとしてどう動くか決めてほしいとお願いします。 里奈と生徒たちのひたむきさに動かされ、教頭の我修院も覚悟を決めました。彼はマスコミの前で「全力で死の理由に向き合いたい」と宣言してみせます。その気持ちは他の教員も同様です。 そんな中、星崎(奥平大兼)が事件当日に録画していたという動画を東風谷(當真あみ)にみせます。そこにはなんと浜岡の姿が映っていて……!?

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

学校側が真摯な姿勢は美雪(吉田羊)にもしっかりと伝わり、彼女自身、娘にこれまで以上に向き合おうと心に決めます。といっても、知りたいのは「何が娘を死なせたのか」ではなく、「娘は何のためにあの場所へ行ったのか」。この件で誰かが追い詰められることは望まないといいます。 しかしそんな中、クラスのメンバーは相楽(加藤清史郎)に疑いの目を向けていました。鵜久森(芦田愛菜)が亡くなった日、なぜか部外者の浜岡(青木柚)が学校に来ていたことや、その浜岡と相楽につながりがあることがその原因です。 さらに相楽はその状況の中で、「アイツ(鵜久森)は、俺のせいで死んだ」などと言いだして……!?

ネタバレ

相楽と浜岡に関係があったのはたしかなことです。実際、文化祭の前に浜岡にクラスを襲撃させたのは相楽でした。でもどうやら今回の件に彼は関与していないようす……。 そんな相楽に里奈(松岡茉優)は変わろうという気持ちがあるのなら自分の弱みを見せなければならないと諭します。はじめは耳を貸さなかった彼ですが、翌日、例の言葉の真意について説明しだします。 相楽は鵜久森がクラスを変えようとしていたことを認めていました。きっと亡くなった日もそのために何かをして、危険を冒したのではないかと考えていたのです。だからこそ、クラスにとってひどいことをし続けてきた自分のせい、という発言が出てきたのでした。 だいぶ前に浜岡との関係は断っていると話し、許されないと理解しながらも謝罪する相楽。周りの皆は「それでも許せない」としつつ、彼が変わろうとしていることは認めます。その後相楽は鵜久森の家を訪ねると、彼女の仏壇の前でも涙ながらに謝罪を重ねるのでした……。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

事件の日に学校に忍び込んだ理由について問い詰められた浜岡(橘優輝)は、D組のとある人物に頼まれたからと明かします。里奈(松岡茉優)はそれを聞いて、鵜久森(芦田愛菜)が何を守ろうとして命を落としたのか、再び考え込むことになりました。 その翌日、浜岡が言っていた生徒に話を聞こうとした里奈。しかしその人物は学校にやってこず、里奈は最悪の事態を思い浮かべてしまいます。あわてて教室を飛び出した里奈の後に、D組の生徒たちも皆続いて……。

ネタバレ

里奈の嫌な予感はあたり、その人物――西野美月は罪の意識にさいなまれ、友人ふたりとともに飛び降り自殺をしようとしていました。なんとかクラスメイトが彼女たちを発見し、間一髪で止めることに成功。本人たちの口から鵜久森の件について聞くことになります。 実は西野はクラスがどんどん変わっていき、自分の居場所がなくなることをおそれていました。そんな中、東風谷が鵜久森に告白する場面の盗撮に成功し、これをネタに鵜久森を脅そうとしたのです。 鵜久森は東風谷をむやみに傷つけようとする西野に怒りをおぼえ、動画が録画されたSDカードを奪い取ろうとします。その際もみあいになって、鵜久森が吹き抜けから落下するという展開になってしまったのでした。 その後鵜久森の不在を抱えながらもクラスは少しずつ日常を取り戻していきます。里奈はいよいよ、1週目で自分を突き落とした犯人に目星をつけ、その人物と向き合うことに……。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

里奈(松岡茉優)の奮闘のおかげで、3年D組の雰囲気は1週目のときとはずいぶんと変わっていました。生徒に突き落とされて死亡する最悪の最期を変えるため、という動機から始まった2周目の人生ではありましたが、今では里奈は公私ともに充実しています。 そうして迎えた卒業式の日……。里奈は1週目の自分が命を落とした場所で、「あの人物」と向き合うことになるのでした。

ネタバレ

里奈の前に現れたのは星崎(奥平大兼)でした。彼は幼い頃から自分の周りの世界をモノクロのように感じていたといいます。 そんな中、里奈や鵜久森(芦田愛菜)は「色付きの人間」に見えるように。しかし最終的に鵜久森は死んでしまい、それでもなお皆が変わっていく中、自分だけがいつまでも何も感じられないことに絶望を感じていきます。 星崎は最終的に里奈の目の前で自殺をしようとしました。しかし飛び降りた彼の腕を里奈は必死でつかみ、そこに同じクラスの仲間たちも現れ協力して引き上げます。相変わらず星崎は心が動く感覚がわからないようですが、そのとき見た夕日は一生忘れないとも言うのでした。 こうして里奈は無事に2周目の卒業式を終える……はずでしたが、浜岡に刺されて倒れてしまいます。しかし奇跡的に一命をとりとめ、鵜久森から“託された”バトンをつないで生き続けることになるのでした。

【結末】九条を殺した犯人の正体は?

最終回でついに、九条を殺した犯人の正体が明らかとなりました。九条を突き落としたのは、生徒の星崎(奥平大兼)でした。これまでの流れや行動から星崎が犯人候補の筆頭でしたが、その通りの結末となりましたね。 九条は最初に突き落とされた時、犯人は無感情に近い状態だったと推理。そしてこれまでの行動から、星崎だけがこれまでのことをすべて「客観的」に見つめていたことに気づき、犯人ではないかと考えるようになりました。 明らかに星崎の表情や行動はおかしかったので、さすがに九条も気づいていたようですね。

動機はいったい何だったのか

星崎は特に九条に恨みがあったわけではありません。幼い頃から自分の異常性に気づき、今年1年いろいろあった中でも自分だけが変わらないことに絶望していました。九条を殺して、自分も死のうと考えていたのです。 自分の心が動かないことを嘆き、星崎は自殺しようとします。しかしクラスメイトや九条が自分に寄り添ってくれる姿を見て、少しずつ心が動いた星崎。星崎は九条の夫・蓮によって引き上げられ、命を救われました。

真犯人に対する視聴者の反応は?

真犯人が明らかになり、視聴者は「納得の犯人!」「動機も予想通り。ただサイコパスではなく、自分に悩んでいたんだね……」と納得の声が多く挙がっていました。しかし、明確な動機がなく九条を殺す理由になっていないのではないか、という声もあります。 しかし、これで星崎が犯人ではなかったらこれまでの星崎の表情や行動に大きな説明が必要になると思います。それくらい星崎が怪しかったですし、視聴者の中でも星崎が犯人候補として1番予想されていた人物でした。 納得の展開と伏線回収に、とてもすっきりとした最終回になりましたね!

【考察】タイトルに隠された意味とは

このドラマのサブタイトルは、「1年後、私は生徒に■された」。■で隠されている文字がありますね。通常ならば、九条が「殺された」と「殺」の文字を入れるのが妥当です。しかしあえて書いていないことに、何か意味があるのでしょう。 この■は殺されたという事実ではなく、最後には生徒に「愛された」などというプラスの意味に変わってくる可能性があります。クラスの問題を解決していくことで、生徒に対して別の感情が生まれていく展開になるかもしれませんね。

追記:最終回後に「■された」の伏せ字の正体を考察

最終回のラストで、隠されていた「■された」の伏せ字が明らかとなりました。「■された」は「託された」とという字が隠れており、九条が生徒たちから「この世界をこれからも生きて変え続けること」を託されたという意味になっています。 視聴者の中では、「愛された」と予想する声が多かったです。ただ「託された」という結末に納得感を感じますね。これからも九条は生き続け、教師として多くの生徒たちの世界を変え続けてほしいという期待の意味が込められています。

【予想】最終回の結末はどうなる?

このドラマは原作がなく、完全オリジナルドラマとなっています。よって最終回の結末は明かされておらず、ドラマを観ながら犯人を考察していくドラマとなります。 最終回の結末を予想すると、やはり最も怪しい人物は星崎であると考えます! 第8話で相楽は鵜久森転落の犯人ではなく、浜岡が怪しいというところで終わりました。しかし第9話の予告で浜岡は「もう1人いるだろ、お前らの学校に」と、別に怪しい人物がいることを示唆していましたね。 また8話では、謝らない女子たちの件は解決していません。恐らく9話で西崎や金澤といった女子たちのことが描かれ、最終回で黒幕が登場すると予想します。 星崎はずっと不快な笑みを浮かべていて、恐ろしいです。このまま何もなく終わるキャラクターとは思えないので、黒幕候補と予想します!

犯人候補①:鵜久森叶

鵜久森はクラス全員からいじめの標的とされていましたが、タイムリープした九条によって一旦いじめは収まりました。鵜久森は本来ならばいじめを苦にして自殺しており、卒業式の日に九条を突き落とすことは不可能と考えられていましたね。 しかし鵜久森も実はタイムリープしていて、いじめから助けた九条と仲間になったふりをしつつ実は黒幕だったのではと推測できます。まだ鵜久森は闇を抱えていそうなので、今後の展開にも注目です。

追記:鵜久森は犯人説から外れそう

当初は芦田愛菜というキャスティング、九条と仲を深めていったという展開から、鵜久森が犯人ではないかと考えられてきました。しかし鵜久森は2周目の人生を終えてしまい、これで犯人説から外されることになりそうですね。 元々1周目の人生でも、鵜久森は九条が突き落とされる前に自殺をしていたことが分かりました。そうなると、鵜久森は九条を突き落とした犯人ではなさそうです。

犯人候補②:東風谷葵

優等生なのにD組におり、異常に内申を気にしている東風谷葵も怪しいですね。東風谷は通院で出席日数が足りずに内申が悪くなり、九条に内申を調整するよう詰め寄っていました。優等生ながらD組になったことに、劣等感を感じているようです。 何か悩みを感じているように見えますし、受験を何としても成功させたいようにも感じます。誰にも言えない悩みを抱え、九条にも恨みがあるのかもしれません。 演じる當真あみも今注目を集める女優ですし、重要な役柄に抜擢された可能性も高そうです!

犯人候補③:我修院学

当初から「生徒の中の誰か」が犯人と言われていましたが、これが覆る可能性も考えられます。その中で怪しいのは、教頭の我修院。第1話では今年の漢字を発表していましたが、まだ怪しい動きは見せていません。 犯人候補となった理由は、荒川良々という個性派俳優がキャスティングされている点です。『100万回言えばよかった』(2023年)では、いい人だけれど実は闇があったという英介役を熱演しており、「裏がありそう」な役が本当に上手いですよね。 ただの教頭役ではないように見え、何か裏がありそうな気がします。

犯人候補④:星崎透 【NEW】

怪しい行動を繰り返している星崎は、最大の黒幕である可能性があります。常にカメラを持っていて、九条や生徒たちの様子をさりげなく観察しているように見えますね。さらっと鵜久森たちのグループに入り込んだり、とにかく行動が謎です。 実は星崎も人生2周目であり、1周目で九条に恨みを持っていた可能性も考えられます。 それか逆に愉快犯で、九条が2周目を生きて変化したことやクラスのトラブルなどを、ただ楽しんでいるだけなのかもしれません。殺人を楽しんでいるサイコパス?とも考えられますね。

犯人候補⑤:浜岡修吾 【NEW】

第7話のラストで、鵜久森が亡くなった日に浜岡が鳳来高校の校門をくぐる様子が映し出されていました。浜岡は生徒ではないので、わざわざ制服を着て学校にやってきたことになります。 このことから、浜岡が鵜久森を突き落とし、九条の死にも関わっている可能性が高まりました。 第8話の予告で、相楽は「アイツは、俺のせいで死んだ」と発言していました。アイツとは鵜久森のことと考えると、相楽が浜岡に鵜久森の殺害を依頼したのかもしれません。 それか浜岡が勝手に、相楽のために鵜久森を突き落としたのでしょうか。いずれにしても、浜岡は鵜久森の死に関わっていそうですね。

【伏線】鵜久森も人生2周目だった!

第6話で、鵜久森も人生2周目であることが明らかになりました! 第5話で鵜久森は、文化祭前にクラスが荒らされてしまった時に「今回はまだ1週間ある」と発言しました。「今回」という発言から鵜久森が2周目を生きているのではと考えられていましたが、正解でしたね。 鵜久森は1周目の人生で、10月に自殺をしていました。目を覚ますと4月6日の始業式の日の朝に戻っていて、そこから2周目がスタートします。 鵜久森は最初、2周目であることを「誰にも言わずに戦おう」と決意し九条に反発していました。しかし九条に助けられたことで、徐々に九条と打ち解けて秘密を明かすことに。九条と鵜久森は2周目の同士として、強い絆が生まれ始めていました。

①人生2周目が与えられた理由は?

鵜久森に人生2周目が与えられたのは、東風谷に感謝を伝えるためだと思います。1周目でも2周目でも、東風谷は鵜久森に告白をしています。しかし1周目で鵜久森は自分の気持ちを伝えられないまま、自殺をしてしまいました。 2周目で、鵜久森は東風谷に「ありがとう」を伝えることができました。1周目で東風谷は、不登校になった鵜久森の家を何度も訪ねていたことが判明。鵜久森は告白してくれたことに対しても、東風谷に感謝を伝えることができましたね。 鵜久森は1話で、「大切な人に、大切だよと言い返せる自分になりたかった」と言っていました。この願望を叶えた後に、鵜久森の2周目は幕を閉じたのでした。

②しかし6話のラストでは転落!?

これから九条と鵜久森の絆が深まると思った矢先、第6話のラストで鵜久森が転落してしまいました。 ドラマのビジュアルポスターから鵜久森の姿が消え、「彼女を殺したのは誰ですか?」と文言に変わっていたことから、鵜久森は亡くなってしまったものと思われます。 鵜久森は何者かに、手紙で吹き抜け廊下に呼び出されました。そこである人物ともみ合いになり、転落。鵜久森自身も3周目の人生はないと感じていたようで、九条にビデオメッセージを残していました。そうなると、九条も1周目で亡くなった日に2周目の人生も終わってしまうのでしょうか……。

③鵜久森を突き落とした犯人は誰?

鵜久森を突き落とした犯人はブレザーを着ていたことから、生徒の誰かと予想されています。もみ合った様子から同じくらいの力加減に見えたので、女子生徒ではないかと思います。中でも阿久津、西野が怪しいのではと思います。 阿久津は鵜久森、東風谷と3人で仲良くしていた真面目な生徒。実は阿久津は東風谷が好きで、三角関係になってしまい鵜久森に嫉妬して突き落としたのでは、と考えられています。 西野は最初から鵜久森を目障りに感じていました。また相楽が何かを起こす前に、自分が鵜久森を消してやりたいと思っていたのかもしれません。

④キャラの転生設定に視聴者の反応は?

このドラマも、登場キャラクターが転生するという設定になりましたね。転生のドラマといえば、2023年4月期に放送された「ブラッシュアップライフ」を彷彿とさせる展開になっています。いったい何周目まで人生をやり直せるのかということにも、今後注目が集まりますね。 視聴者も「これも転生作品なのね」、「ミステリーなのか転生なのか青春ドラマなのか、掴めなくて面白い」という声が挙がっています。転生作品が流行る中、新たな味を出してくれるのが楽しみですね。

【解説】3年D組の問題点とは?

①鵜久森叶へのいじめ

鵜久森(芦田愛菜)へのいじめのきっかけは、SNSで趣味のことが話題となり舞いあがってしまったことから、「調子に乗っている、男子に媚びている」と思われたことです。それから「ウザイ」と言われるようになり、3年になると教科書いっぱいに悪口を書かれるように。 鵜久森をいじめていたのは、相楽(加藤清史郎)を中心とする集団。他の生徒は自分が標的になりたくないと、見て見ぬふりをしていました。そんな鵜久森が亡くなって、葬式で涙する自分の姿を知っていた九条。九条は学級裁判に乗り込み、監視カメラを設置していたことを打ち明けます。 鵜久森は九条のおかげで、「普通の高校生らしい生活を送りたい」という気持ちをクラスで打ち明けることができました。徐々に友達もでき、鵜久森は九条を慕うようになっていきます。

②生徒を支配するスクールカースト

3年D組には、スクールカーストが存在します。トップに君臨しているのは相楽。西野(茅島みずき)は女子の中でのトップで、工学研究会の日暮(萩原護)と眉村(福崎那由他)の部室を乗っ取るなど、相楽と西野はトップ集団を作り上げています。 しかし2話では向坂(浅野竣哉)と瓜生(山時聡真)、3話では日暮と眉村、阿久津(藤崎ゆみあ)と東風谷(當真あみ)がトップ集団から離れていきました。九条によって徐々にスクールカーストが崩されており、相楽は徐々に大人しくなり……。 西野は相楽の最近の様子を「嵐の前の静けさ」と言い、何か企んでいると睨みます。そして相楽が、浜岡に江波を騙すよう仕組んでいた張本人であることが分かりました。

放送後追記
  • 第2話:瓜生の仮定問題を九条と向坂とで解決させる
    →向坂と瓜生は鵜久森に謝罪したのち、問題児集団から追放される
  • 第3話:日暮、眉村、阿久津、東風谷が問題児集団に反撃し、関係断絶を図る。
  • 第4話:江波も問題児集団を脱退
    →江波を陥れようとしたのは相楽
  • 第5話:文化祭を成功させる
    →襲撃の黒幕は相楽

【反響】視聴者の反応を紹介

「3年A組」みたいで面白い!

このドラマは、菅田将暉が主演を務めたドラマ「3年A組」(2019年)のスタッフが手がけています。「3年A組」は担任の柊一颯がクラス29人全員を人質に取り、一颯の「授業」を通してクラスメイトが亡くなった事件の真相に迫っていました。 この「最高の教師」も自らを突き落とした犯人を追い求めながら、九条が生徒たちと向き合っています。展開は異なりますが「3年A組」を彷彿とさせるストーリーに、「3年A組の再来みたいで面白い!」「考察するのが楽しい!」という反響が出ています。

芦田愛菜の演技力が圧倒的……!

第1話から、芦田愛菜の演技が圧倒的でしたね。芦田愛菜演じる鵜久森は、クラスメイトたちからいじめを受けていました。そのいじめを訴えるシーンで、芦田は6分に及ぶ号泣演技を披露。圧倒的な演技に、目を奪われました。 子役時代から演技力に定評のある芦田ですが、「芦田愛菜ちゃん、大きくなっても演技うますぎ」「演技に引き込まれた。一緒に泣いてしまった」という声が続出。 1話から高すぎるクオリティの演技を魅せ、2話以降の芦田の演技にも注目が集まりますね。

九条里奈役/松岡茉優

松岡茉優

教師・九条里奈役を演じるのは、松岡茉優です。九条は高校の化学教師であり、鳳来高校3年D組の担任。 卒業式の日にD組の生徒に突き落とされ、時を遡って真相を突き止めるために動きます。新時代の学園ドラマで、九条はどのような真相にたどり着くのでしょうか。 松岡茉優は、本作が日テレ系連続ドラマ初主演。『万引き家族』(2018年)など多数の作品で高い評価を受けています。

鵜久森叶役/芦田愛菜

芦田愛菜

九条が受け持つ3年D組の生徒・鵜久森叶を演じるのは芦田愛菜です。高校を卒業したばかりの芦田が、高校生役に挑戦。D組の生徒は若手キャスト30名が集結する予定で、芦田はその中心人物を演じることになります。 『マルモのおきて』で大ブレイクをした芦田。子役時代から『Mother』(2010年)などで活躍。本作で7年ぶりに民放連続ドラマに出演することとなり、成長してからの演技にも注目が集まります。

3年D組の主な生徒役

相楽琉偉役/加藤清史郎

加藤清史郎

3年D組の中心人物・相楽琉偉を演じるのは、加藤清史郎です。常に笑みを浮かべていて、クラスのボス的存在。誰も逆らうことができない恐怖感を与え、謎が多い人物です。 加藤清史郎は子役時代から活躍し、イギリス留学を経て2020年からは大学生に。2023年4月期には、『弁護士ソドム』にも出演しました。

西野美月役/茅島みずき

茅島みずき

相楽とともにクラスの中心人物である西野美月を演じるのは、茅島みずきです。美月はスタイルもよく美人。父はファッション業界の大物であり、まさに敵なしの高校生です。 茅島みずきはゴルフでプロを目指していましたが、2017年に受けた「アミューズ」のオーディションでグランプリを獲得。モデル、女優として活躍し、『卒業式に、神谷詩子がいない』(2022年)では主演を務めました。

東風谷葵役/當真あみ

當真あみ

阿久津といつも成績トップを争っている優等生・東風谷葵を演じるのは、當真あみです。とても優等生な東風谷ですが、悩みを抱えていて裏がある様子。徐々に鵜久森と仲良くなっていきます。 當真あみは沖縄でスカウトされ、芸能界入り。デビュー後から女優として大活躍中で、『どうする家康』(2023年)にも亀姫役で出演しています。

星崎透役/奥平大兼

謎が多く哲学的な考えを持っている、星崎透を演じるのは奥平大兼です。星崎は明るいキャラクターなのですが、謎な行動を取ることが多く……。鵜久森たちの輪にも自然と入り込んでいます。 奥平は中学1年生の冬にスカウトされ、芸能界デビュー。映画『MOTHER マザー』(2018年)のオーディションで演技未経験ながらメインキャストに選ばれ、演技力が高く評価されています。

瑞奈ニカ役/詩羽

詩羽

高校生にして音楽活動を頑張っている、瑞奈ニカ役を演じるのは詩羽です。ニカはあまり学校に来ておらず、自分が歌手として成功することを信じています。たまに学校に来ても、音楽を聴いている派手な存在です。 詩羽は「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして活躍中。映画『アイスクリームフィーバー』(2023年)にも出演し、本作がドラマ初出演となります。

「最高の教師」のあらすじ・ネタバレを最終回まで!犯人予想も一緒に

教師役に松岡茉優、生徒役に芦田愛菜と、すでに期待のキャストが発表されています。生徒役は順次発表されていきますが、どのような若手キャストが集まるのか楽しみですね。 この記事では、放送終了後のネタバレも更新中です!