『ガンニバル』警察署長の正体は裏切り者?怪しい言動から浮かび上がる人物像とは
漫画『ガンニバル』の主人公・阿川大悟の上司であり、警察の重要人物でもある署長。この記事では、署長は大悟の味方だったのか、その正体を詳しく解説していきます。 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、原作未読の人は注意してください。
『ガンニバル』署長のプロフィールを紹介
本名 | 不明 |
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年齢 | 50代くらい? |
所属 | A県警警察署・署長 ※ドラマ版では岡山県警 |
俳優 | 利重剛 |
『ガンニバル』に登場する署長は、供花村(くげむら)近くの街の警察署長を務める中年男性です。物腰が柔らかく常に穏やかで、供花村でも良好な人間関係を築いていました。 一方で、後藤家を守ろうとするような言動も目立ち、大悟は彼に不信感を抱くようになります。
署長の怪しい言動まとめ
「後藤家とは関わるな」大悟への忠告
前駐在・狩野治が失踪した真相を掴もうと、後藤家へ乗り込んだ大悟。武闘派の後藤睦夫たちと揉めていた最中、何者か(あの人)に背後から切りつけられました。 一命を取り留めた大悟は警察署に向かい、署長や警察官たちに事情を話して捜査協力を依頼します。署長は自身が供花村出身だと明かし、作中でいち早く“後藤家とは関わるな”と大悟に忠告。大悟の娘・ましろが謎の大男から渡された指の事件でも、彼を捜査に関わらせようとしません。 その上、村人からあの人の証言が得られないので、襲われたのも記憶違いだと結論付けます。大悟が口裏を合わせているだけだと主張しても、「証拠がない」の一点張りでした。 まるで立場を利用して村の秘密を守っている、警察の裏切り者かのようにも見えました。
署長と村人の関係
供花村ではさぶがまとめ役を担っていましたが、署長も村人たちに頼りにされているようでした。 現在は村を出て生活しているものの、事情をある程度までは把握している様子。大悟が後藤家を探っていたことについても、「村長に“相談されてて”ね」という台詞がありました。警察が起こした問題を警察関係者に持ち込むのは当然と言えますが、大悟の知らないところで村人と通じていたとも解釈できますし、ますます怪しく思えてきます。
署長の正体とは?裏切り者なのかをネタバレ解説
大悟を助ける署長!警察も供花村を調査していた?
大悟は村出身の署長を信用できないと考え、生贄の子供を救うため再び単身後藤家へ。彼らに拘束されてしまった大悟を署長が助け出し、警察署のとある部屋へ案内します。県警本部による特別チームが集結しており、供花村の本格的な捜査が進められていました。 「ましろが持っていた指から人間の唾液が検出され、人喰いの噂に信憑性が増した」と言う署長。大悟と情報共有を行い、あの人や後藤藍の存在、そして奉納祭の目的にたどり着きました。 それでも証拠が不十分であることから、特殊事件捜査係(SIT)への出動要請が間に合いません。 人員が揃わないまま迎えた奉納祭の日。署長は金丸豪の差し金によって大悟が一人で後藤家へ向かったと知り、救出のための警官隊を率いて供花村へ急行します。大悟と合流した後、彼の協力者や救出班と共にさぶの家にいた子供たちを助けました。
署長の本当の立場
署長の本当の立場と正体は、村の秘密と無関係の「善良な警察官」。村出身とはいえ彼の一族は後藤家との関係が浅く、食人習慣などの内情を知りませんでした。ただ子供だった頃には、後藤家の葬儀で最前列に並ぶあの人の姿を見たことがあります。 大悟を後藤家から遠ざけようとしたのも、彼やその家族の身を心配していただけであり、味方になって以降は有益な情報をもたらしました。
ドラマ『ガンニバル』で署長役を演じるのは利重剛

実写ドラマ版『ガンニバル』で署長を演じるのは、俳優で映画監督の利重剛(りじゅう ごう)です。 1981年に岡本喜八監督作『近頃なぜかチャールストン』で主演・共同脚本・助監督を務め、それ以降、数多くの映画やドラマに出演。近年もドラマ『silent』(2022年)や朝ドラ『ブギウギ』(2023年)などの話題作に出演し、名バイプレーヤーとして知られています。
ドラマ『ガンニバル』シーズン2でも署長の行動を要チェック
2025年3月19日配信開始のドラマ『ガンニバル』シーズン2では、署長の正体も明らかに!?実写ドラマ版ではどんな動きを見せてくれるのでしょうか?原作通りなら大悟の頼もしい味方になってくれるので、ぜひ署長にも注目してください。