2025年2月20日更新

『ガンニバル』恵介は味方なのか?本当の父親やすみれとの関係も解説!

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柳楽優弥主演で実写ドラマ化された、二宮正明によるサスペンス漫画『ガンニバル』。この記事では、本作のもう一人の主人公とも言える後藤恵介について解説します。 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、原作未読の人は注意してください。

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『ガンニバル』次期当主・後藤恵介のプロフィールを紹介

生年月日 1987年
年齢 32歳
所属 後藤家の次期当主/猟友会
俳優 笠松将/子役:竹内彰良

後藤恵介は舞台となる「供花村」を支配し、“人喰いの噂が囁かれる”後藤家の次期当主。眼光鋭い強面と、無造作に伸ばしたロン毛にニット帽がトレードマークです。普段は狩猟で生計を立てているようで、片手には常に猟銃を携帯しています。 後藤家は家を守るため手を汚すほど結束力が高く、恵介も代々続く掟を忠実に守り、時に我を失ったように激昂する場面もありました。 口が悪く冷酷な人物に見えますが、実は一族の中では「穏健派」。状況を冷静に見極めて立ち回ることで、不要な殺人を防ごうとしていたのでした。

恵介の本当の父親は?

後藤家を相関図でわかりやすく解説!

後藤家の中心人物は、次期当主・恵介とその祖母で当主の後藤銀、そして「あの人」です。 恵介の両親は村長・後藤清と後藤藍で、弟は後藤洋介。婿養子の清は次期当主には選ばれていません。後藤真は恵介が当主にふさわしい人物か、銀に命じられて監視していました。 また後藤岩男と後藤龍二は恵介の幼なじみで、岩男に対しては汚れ役としてだけではなく、対等な友人として信頼を寄せています。

実の父親は村長・後藤清ではない?

血縁上の父親は供花村の「現人神」で、後藤家の象徴的存在である「あの人」。清は銀の策略で少年期に断種手術を施されており、子供を作ることはできません。あの人の代わりに表に出る人間として、利用され続けていました。 そんなあの人の正体は、銀と神山正宗(あるいは後藤金次)との間に生まれた実子。呼ばれることはほとんどありませんが、正宗が「白銀」と名付けています。 一方、実の母親・藍はあの人に捧げられる予定の無戸籍児でしたが、銀が名前と戸籍を与えました。命令されて村長候補だった清と結婚し、あの人と交わって恵介と洋介を出産したのです。

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【ネタバレ結末】恵介はいいやつ?かっこいいラストを原作漫画から紹介

大悟を庇う恵介

恵介は人喰いの噂を口にした大悟に猟銃を向けたり、目の前で小猪を仕留めて「子供の肉は、格別にうまい。どんな動物でも」と脅したりしていました。 一方で、守りたい存在のために手段を選ばない彼に興味を持ち、「村人らが狩野家を村八分にした。あんまり信用するな」などと忠告したことも……。当主として初めて迎える奉納祭の日、子供たちが囚われた地下牢へ突入した大悟に追手が迫りますが、そこへ現れて彼を逃がそうとします。 そうした言動を振り返ると、村で一目置かれる自分が率先して怒りをあらわにすることで、後藤家と敵対する彼を庇っていたように見えました。

恵介の最後の判断

恵介は幼い頃から奉納祭のあり方に疑念を抱き、もう一人の幼馴染み・神山宗近と協力して、忌まわしい祭りを終わらせようとしていました。 18年前の奉納祭の日、母親の藍があの人に喰われる子供を助けようとした時には、銀を相手に「次期当主の自分」を人質にして2人を逃がしています。その後も、“誰にも死んで欲しくない”という自身の願いと、後藤家の次期当主としての立場の間で葛藤し続けていたのです。 奉納祭の日、大悟に希望を見出し、「お前の協力が必要なんや」と伝えた恵介。拐われた彼の娘・ましろを救い、あの人を殺して後藤家の呪いを解こうと決意しました。 一方のあの人は、食べようとしたましろの言葉で心を取り戻し、これまでの罪を自覚します。恵介によって頭を撃たれ、自分自身を食い千切りながら死亡しました。 恵介は「生きて戦う姿を子供たちに見せよう」と生き残った家族に投降を促し、同じことを繰り返さないために、一族の恨みを背負う覚悟を決めたのでした。

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恵介とすみれとは恋仲?

前駐在だった狩野治の娘・すみれとは、大悟が供花村へ来る前から恋仲の関係でした。 妻子持ちの上司と不倫をしてしまい、両親を頼って移住してきたすみれ。村人の視線から守っていた恵介は、狩野が消息を絶った後、彼女を村の外へ逃がしました。 後藤家を憎んでいるはずのすみれが、銀の葬儀で出会った大悟に「後藤家の連中はみんな狂ってるけど、恵介だけは別」と言ったのもそのため!のちに恵介との子供を妊娠するものの、恵介は多くの子供を犠牲にした一族の次期当主という責務から、彼女に「堕ろせ」と告げます。 それを後藤真に目撃され、「次の当主候補を堕ろすな」と責められる恵介たち。恵介は何とかすみれを逃がそうとし、すべてが終息した後で再会を果たしました。

ドラマ版『ガンニバル』後藤恵介役は笠松将

笠松将演じる恵介

笠松将

実写ドラマ版で後藤恵介を演じる笠松将は、2013年に本格的に俳優デビュー。朝ドラ『らんまん』(2023年)では主人公の姉の初恋相手を演じ、短い出番ながら爪痕を残しました。 日米共同制作ドラマ「TOKYO VICE」シリーズで海外へ進出し、国内外で注目を集めています。 シーズン1の撮影時点では、「僕自身の手応えとしては、まだまだこれからというか、恵介は切り札を全く出していない状態なんじゃないかと。」とコメントしていました。

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子役キャストは竹内彰良

13歳の恵介を演じるのは、2013年頃から子役として活動する子役・竹内彰良。CMやミュージカル、狂言舞台など、幼いながら多彩な活躍を見せています。ドラマ『灰色の乙女』(2023年)では、中田圭祐扮する維井莇の中学生時代を演じました。

『ガンニバル』かっこいい恵介をドラマでもチェック!

実写ドラマ版『ガンニバル』シーズン2が、Disney+にて2025年3月19日から独占配信スタート!本作はシリーズ最終章となり、ラストに向けて後藤家の闇が暴かれていきます。恵介の事情や内面についても、深く掘り下げられることになるでしょう。 原作漫画とあわせてドラマでも、恵介のかっこいいシーンをチェックしてください。