『Welcome Back』クラファン開催中!川島直人監督が貴重なショットの裏話を語る【ポスターと同じ構図で撮影できる?】

川島直人監督が『高崎グラフィティ。』以来7年ぶりに手がけた長編映画『Welcome Bsck』。本作のアートブック制作を目指すクラウドファンディングの支援募集が開始されました。 今回は川島直人にクラウドファンディング立ち上げの経緯やリターンの詳細をインタビューで語っていただきました。 ※今後公開予定のインタビュー動画では、ラストシーンの秘話をさらに踏み込んで語っていただいるのでお楽しみに!
【クラファン立ち上げの経緯】アートブックで届ける『Welcome Back』の熱い裏側

Q:今回クラウドファンディングを立ち上げた経緯をお聞かせください。 川島直人監督 『Welcome Back』はボクシング映画なので、減量したり、トレーニングを進めながら映画を撮影するので舞台裏も常に本編と同じぐらい熱いというか、激闘な日々でした。 映画といえば、メイキング班がいて撮影中の様子を撮るものなんですけど、(『Welcome Back』は)インディーズ映画なのでメイキングを入れるお金がなくてですね。 その代わりポスター撮影もやってくれたRYOMA KAWAKAMIというカメラマンがほぼ毎日帯同してくれて、もちろん吉村(テル役の吉村界人)、三河(ベン役の三河悠冴)もそうですけど、スタッフだったりを、東京から大阪までロードムービーしながら実際撮っていたんですけど。 その最中の景色だったり、ピックアップできなかったロケ地の細かい小道具の写真だったりとか、そういったものを撮ったものがたくさんありまして。 裏側をもっと見てもらうために、1冊の本にしたいという話になりクラウドファンディングを決めました。
【リターン詳細】撮影の裏側を切り取ったメイキングアートブック
Q:クラウドファンディングにはどういったリターンがあるのでしょうか? 川島直人監督
リターン①全90Pのアートブック

内容 | 全90Pの大型アートブックをお届けいたします(送料・消費税込み) |
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値段 | 4,500円 |
1点目はシンプルに(『Welcome Back』)アートブックです。今回はメイキングで吉村とか三河とかの写真集というよりは裏側を追っているので、メイキングアートブックみたいな言い方をさせていただいています。 4,500円のアートブックがつくもので、90ページフルカラーになっているので読み応え抜群です。
リターン②アートブック+ポストカード5種
内容 | 全90Pの大型アートブック+ポストカードをお届けいたします(送料・消費税込み) |
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値段 | 7,000円 |
アートブックにポストカード5種。これは写真集の中からランダムで僕らが選んだポストカードがついたプランを7,000円で提供します。
リターン③アートブック+公式メインポスター

内容 | 全90Pの大型アートブック+公式メインポスター(B2)をお届けいたします(送料・消費税込み) |
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値段 | 10,000円 |
ポスターとアートブックがセットになった1万円のリターン。 ポスターはいろいろな方に販売してほしいって言われていたんですけど、リターンでお返ししようと思った内容だったので、ポスターを売るのをやめていました。
リターン④アートブック+インクジェットプリント(額装付き)
内容 | 全90Pの大型アートブックとインクジェットプリント1枚(額装付き) をお届けいたします(送料・消費税込み) ※プリントする写真は、アートブックがお手元に来たタイミングで選んでいただきます。 |
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値段 | 50,000円 |
アートブック+インクジェットプリント額装付のプラン。 写真集の中から1枚お好きなものをプロのプリンターでインクジェットプリントして額装、アート作品としても飾れる。ポスターだけじゃなくそれ以外も飾りたいという人がいたらこのコースがいいかなと思います。
リターン⑤アートブック+ポートレート撮影A
内容 | 全90Pの大型アートブック+カメラマンRyoma Kawakamiがメインポスターと同じ環境で購入者様の写真を撮影いたします。(送料・消費税込み) ※スタジオでの撮影。 ※写真はデータでのお渡しとなります。 |
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値段 | 50,000円 |
リターン⑥アートブック+ポートレート撮影B
内容 | 全90Pの大型アートブック+カメラマンRyoma Kawakamiがメインポスターと同じ環境で購入者様の写真を撮影いたします。(送料・消費税込み) ※スタジオでの撮影。 ※写真は額装でのお渡しとなります。 |
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値段 | 100,000円 |
アートブックは全部つくんですけど、ポートレートのがコースが2コースありまして。それぞれ違いはデータで最後お渡しするか、額装でお渡しするかの違いなんですけど。 作品ポスターと全く同じセッティングでカメラマンのRYOMA KAWAKAMIにスチールとポートレートを撮ってもらえる権利のリターンを2個用意しています。 あの(ポスター)写真を撮ってみたいという人もそうですけど、たとえば役者さんで宣材写真とかを撮りたいとか、企業のホームページ用の写真を撮りたいとかもできます。 Ryomaに頼むとなっても、ある程度お金がかかるので、アートブックがついてというのは、結構お得なセットだと思います! ※4人までの複数人での撮影が可
リターン⑦布教セット
内容 | 『WelcomeBack』が大好き過ぎてどうしても布教したい方へ アートブック30冊+ポストカード5枚+公式メインポスター+写真インクジェットプリント(額装)+感謝コメントメッセージのセットになります!(送料・消費税込み) ※ポストカードはランダムになります。 ※プリントする写真は、アートブックがお手元に来たタイミングで選んでいただきます。 |
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値段 | 200,000円 |
『Welcome Back』がもう大好きすぎて、どうしても布教したい方へ。ふざけているわけではなく、中にはいるんじゃないかと思って作らせていただきました(笑)。 アートブック30冊、ポストカード5冊、メインポスター、写真のインクジェットプリントなどのリターンが全部付きます。プラスで感謝のコメントメッセージのセット。コメントは誰からになるのかお楽しみに。 実はひとりで買おうとすると確かに結構な金額なんですけれども、ひとり5冊と考えて。『Welcome Back』のファン6人集まって、みんなでお金を出し合って5冊ずつ。他のリターンのポスターなどは後でジャンケンで決めて、5冊ぐらい配るのも悪くはないんじゃないかと思っています。
リターン⑧アートブック+ポートレート撮影[スタジオ・データ]
内容 | 全90Pの大型アートブック+カメラマンRyoma Kawakamiがご購入者様の指定内容で写真を撮影いたします。(送料・消費税込み) 写真はデータでのお渡しとなります。 |
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値段 | 250,000円 |
スタジオセットでポスターのようなアングルで撮るというのがさっきのプラン(ポートレート)ですが、こっちはもうRYOMA KAWAKAMIを完全にアサインして好きなものが撮れるというか、場所とか時間の制限はもちろん詳細に書いてあるんですけれども。 このプランは、いろいろなものが撮れる自由度が高いプランになっています。 お伝えし忘れたんですけれども、撮影の権利は譲渡することもできます。彼氏が彼女にプロのカメラマンに写真を撮ってもらえる権利をプレゼントしてもいいですし、家族写真も。 他にもペットの写真を撮るとか。例えば取り壊す家を思い出に残したいとかも全然可能ですので、購入した本人を撮らなきゃいけないわけではなく、自由度が高いです。プロに頼むとこの金額で収まらない瞬間もあると思うので、お得だと思います!
【メイキングショットの裏話】川島監督お気に入りの写真とは?
Q:監督のお気に入りの写真を教えてください 川島直人監督
ボクシングの試合シーンを待つ吉村界人(テル)の背中のショット

テルと青山、テルと北澤戦の観客が入っている新人王の大会の設営前です。 着々とみんなが体育館でボクシングリングとかそういうのを載せている中、自分の出番を待っている吉村のこのなんとも言えない背中が好きです。
ヒールではない、ボクサー・テル(吉村界人)をとらえた貴重な一枚

ボクシングの試合シーン。青山戦、北澤戦は基本的にテルがヒールの役だったりとか、対外的にキャラクターの説明だったり、ベンとの関係値を説明するシーンが多かったんですよね。 映画ではかなりヒールなキャラ(テルが)を浮かび上がらせてきたんですけど、このスチールの写真が、そのヒールなだけじゃなくて、本当にボクサーであるという表情を捉えているので、この写真とかすごい好きです。
極寒の川に飛び込んだあとの一枚

寒い川の中に飛びこんだ後のひとこま。その場でお湯が出る簡易シャワーを浴びているみたいなこの躍動感ある感じが好きですね。
ベンとテルの兄弟喧嘩を絶妙なタイミングで切り取った一枚

ラスト兄弟げんかのシーンなんですけど、本当にRYOMAはいい位置で、いいタイミングで写真を撮ってくれたなと思っていて。これは何か特に説明もなく、ぱっとこの写真いいな、説得力があるなと思って選ばせていただきました。
オフショットならでは!吉村界人✕三河悠冴のなごやかな笑顔を捉えたショット

熱海で撮った写真なんですけれども、これはメイキングですよね。 普段テルとベンが旅の中で目線を合わせて笑い合うということはなかったですし、それが叶わなかった旅なんですけど。ただ実際の吉村と三河がどういう空気で撮影に臨んでいたかが分かる1枚かなと思っています。
ラストシーンの厳粛な空気感をそのままとらえた一枚

これは本当にラストになるんですが、この時だけは結構現場で静寂で厳粛な空気が流れていたということがあったので、それも思い出して、この写真を選びました。ライティングの入り方も気に入っています。
ラストシーンの貴重な制作秘話!実は吉村界人の初めてを捉えた瞬間だった?
Q:スチールにもあるラストシーンの製作秘話があればお聞かせください。 川島直人監督 (吉村)界人が米を研いだことがなくて、これは初めて吉村界人が研いでいるカットじゃないですかね。 ※今後公開予定のインタビュー動画では、ラストシーンの秘話をさらに踏み込んで語っていただいています!
川島直人監督からのメッセージ

Q:クラウドファンディングを検討されている方へメッセージをお願いします。 川島直人監督 クラウドファンディングの大半がオールインという形で集まったお金だけで何とかするという形なんですけれども、そんなに予算が潤沢じゃないところでオールオアナッシング、お金が集まらなかった、できないという方式をとらせていただいています。 3月28日から始まって終わるのが5月2日。残り1か月ぐらい。この機会を逃すと本当に(メイキング写真)が見られなくなるのでプロジェクトの応援よろしくお願いします! ▼取材・文:増田慎吾