2022年5月10日更新

おすすめ邦画ランキング2022|死ぬまでに観たい名作から人気の最新作まで50選

『万引き家族』
(C) 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

様々なジャンルの映画好きが揃うciatr編集部が、”死ぬまでに観たい”おすすめの日本映画を厳選しました。 普段は洋画しか観ないあなたも、まだ見ぬ名作邦画を探しているあなたも、きっと好みの1本に出会えるはず!

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目次

【総合ランキング編】おすすめ邦画30選

まずはオールジャンルの邦画から「これはハズレ無し!」な30選をご紹介。ciatr編集部の邦画オタクたちが協議を重ね、自信を持っておすすめできる作品を集めました。

編集部がおすすめする邦画ランキングTOP3は?

その中でも特におすすめの邦画3選はこちら! 1位『花束みたいな恋をした』 2位『シン・ゴジラ』 3位『街の上で』 それでは30作品を1位から見ていきましょう。

1位『花束みたいな恋をした』(2021年)

『花束みたいな恋をした』
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

あるカップルの出会いと別れ、5年間の軌跡

ジャンル恋愛
キャスト菅田将暉 , 有村架純

ドラマ『カルテット』(2017年)の坂元裕二脚本×土井裕泰監督による恋愛映画。菅田将暉と有村架純が“ごく普通の”カップルを演じ、出会いから別れまでの5年間を丹念に描いています。多くの若者の共感を呼んで2021年前半のヒット作となり、有村架純に日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をもたらしました。

Awsome City Clubのインスパイアソング「勿忘」もロングヒットを記録。劇中に登場するサブカルチャーがエッジが効いていて、その使い方の絶妙さにも舌を巻く巧みなストーリーテリングが秀逸です。

あらすじ終電を逃し、京王線の明大前駅で偶然出会った大学生の山音麦と八谷絹。サブカルチャーの趣味がほぼ同じだったことから自然に恋に落ちた麦と絹は、大学卒業後にフリーターをしながら同棲をスタートさせます。しかし生活のために就職した麦は、2人で過ごす時間を大切にしたい絹と少しずつすれ違い始め……。

2位『シン・ゴジラ』(2016年)

『シン・ゴジラ』
(C)2016 TOHO CO.,LTD.

日本VSゴジラ!リアルな描写が人々の心を掴んだ特撮怪獣映画

ジャンルアクション , ホラー , SF
キャスト長谷川博己 , 竹野内豊 , 石原さとみ

「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督・脚本を務めた特撮怪獣映画。東宝の「ゴジラ」シリーズの29作目で、82億円を超える大ヒットを記録しました。ある日東京湾に突然現れた謎の巨大生物「ゴジラ」と日本政府との戦いを描いています。

ゴジラを「大災害」として描き、東日本大震災をモチーフにしているともいわれる作品。政府官僚を主人公にし、災害に対する一連の政府の動きがリアルに展開する様が特徴であり見どころです。特に官民がタッグを組んでゴジラに相対する「ヤシオリ作戦」の場面は胸アツ!

あらすじ突如、東京湾に出現した謎の巨大生物。日本政府は専門家を呼んで分析を試みますが、巨大生物の形態から上陸は不可能と予測されます。内閣官房副長官の矢口蘭堂がそれを疑問視していた頃、巨大生物は蒲田に上陸。急速な進化を遂げ、二足歩行を始めて辺りを蹂躙し、壊滅的な被害をもたらしました。矢口を事務局長とした「巨大不明生物特設災害対策本部」が設置され、巨大生物は「ゴジラ」と名付けられます。

3位『街の上で』(2019年)

街の上で
©『街の上で』フィルムパートナーズ

何かが起きそうで何も起きない、下北沢のとある古着屋にて

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛 , 青春
キャスト若葉竜也 , 穂志もえか , 古川琴音

『愛がなんだ』の今泉力哉監督が送る、下北沢を舞台にした若者たちの日常劇。

この物語は古着屋で働く主人公の青年が付き合っていた彼女に振られたり、突然自主映画の出演を依頼されたりと色々なプチ事件が起こるのですが、だからといって何か劇的な展開があるわけでもない、絶妙な“ユルさ”。下北沢の街で出会う人々との会話がリアルなコントのようでクスッと笑えます。

オール下北沢ロケということで、再開発が進む下北沢のどこか新しいようで懐かしいような街並みを眺める楽しみもあります。成田凌も出演しているのですが、成田凌なのにチョイ役なのがまた笑えます。

あらすじ古着屋で働く荒川青は、下北沢で毎日代わり映えしない日々を送っている。ところがある日恋人・雪の浮気が判明し、別れを迫られて失恋。行きつけの古本屋の店員・冬子とはとあることがきっかけで微妙な関係になり、さらには学生映画の監督・町子に映画に出演してほしいと懇願され、青の生活に微妙な変化が起こり始めるのだった。

4位『万引き家族』(2018年)

『万引き家族』
​(C) 2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

本当の「家族」とは?血の繋がりよりも濃い愛情の行方

ジャンルヒューマンドラマ
キャストリリー・フランキー , 安藤サクラ , 松岡茉優

是枝裕和監督の長編14作目で、カンヌ国際映画祭で最高賞「パルム・ドール」を受賞した作品。亡くなった親の年金を不正に受給していたある家族の事件をモチーフに、10年近くの構想期間を経て製作されました。

是枝裕和監督ならではの、社会の底辺に生きる人々への温かい眼差しや取り上げられるべき社会問題の提起が心を揺さぶります。実力派ばかりのキャスト陣による演技も見どころで、家族のあり方を考えさせられる作品です。

あらすじ東京の下町に家族5人で暮らしていた柴田家。父親の治と母親の信代、息子の祥太と信代の妹・亜紀は、治の母親である初枝の家で同居していました。彼らの収入源は、父母の給料と初枝の年金、そして万引き。冬のある日、治は団地の階段で少女が独りで震えているのを見つけ、家に連れて帰ります。「ゆり」と名乗るその少女は、児童虐待にさらされていました。

5位『舟を編む』(2013年)

辞書編纂に臨む人々をユーモラスに描く

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト松田龍平 , 宮崎あおい , オダギリジョー

本屋大賞を受賞した三浦しをんのベストセラー小説『舟を編む』の映画化作品。新しい辞書の編纂に携わる人々をユーモアを交えて描き、国内映画賞で数々の作品賞や俳優賞を受賞しました。

長い年月を費やす辞書編纂という特殊な仕事を垣間見ることができるのも新鮮ですが、コツコツと物事を積み上げていく様子は前向きな気持ちにさせてくれます。主人公・馬締の不器用な恋愛模様と、歳月が経って編集者として成長していく様も見どころ。

あらすじ言葉に対する情熱と能力を買われて、玄武書房の営業部から辞書編集部に異動することになった馬締光也。新しい辞書「大渡海」を担当することになり、個性的な編集部の面々に囲まれながら、辞書編纂に没頭します。そんなある日、林香具矢という美しい女性に出会い、一目惚れ。香具矢にどうやって気持ちを伝えたら良いのかわからず悩みますが、そんな中社内では「大渡海」出版中止が取りざたされており……。

6位『容疑者Xの献身』(2008年)

容疑者Xの献身

東野圭吾の直木賞作品を映画化

ジャンルヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト福山雅治 , 柴咲コウ

福山雅治主演のドラマ「探偵ガリレオ」シリーズの劇場版です。「ガリレオ」の異名を持つ物理学者の湯川が、完璧に細工された殺人事件の謎を解いていきます。しかし、隠されていた真実はあまりにも悲しいものでした。

原作は東野圭吾の同名人気推理小説で、通称「ガリレオ」シリーズの第3弾。第6回ミステリ大賞などの文芸賞を獲得し、「このミステリーがすごい!2006」では第1位に輝きました。

ここがおすすめ!

主演の福山雅治の他にも、柴咲コウや北村一輝、渡辺いっけいや真矢みき、ダンカンが出演するなど、TVドラマ版と同じ豪華キャスト陣の共演が注目を集めました。事件の容疑者となる石神役を務めた、堤真一の熱演が胸に迫ります。

7位『君の膵臓をたべたい』(2017年)

君の膵臓をたべたい ロゴあり
©️2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©️住野よる/双葉社

一瞬ホラーな衝撃のタイトルの意味とは?

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト浜辺美波 , 北村匠海

2016年本屋大賞で第2位となった、住野よるの大ヒット同名小説を映画化。浜辺美波と北村匠海がW主演を務め、第41回日本アカデミー賞にて新人俳優賞を獲得しました。

原作にない12年後が描かれ、高校時代を回想する「僕」とその周囲を通して、すい臓の病で亡くなったクラスメイト・桜良の存在が紐解かれます。桜良の“死ぬまでにしたいこと”を叶えるうちに、2人の間には友情とも、恋とも言える感情が芽生えて……という感動のストーリーです。

ここがおすすめ!

生と死をテーマに、“人と人との繋がり”を真っ直ぐに綴った本作。衝撃的なタイトルの意味を知るとき、誰もが涙すること間違いなしです。

8位『告白』(2010年)

日本映画界に衝撃作が走った話題作

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト松たか子

湊かなえのベストセラー小説の映画化です。「私の娘がこのクラスの生徒に殺された」という、1人の教師の衝撃的な告白から始まるミステリー。愛娘の命を奪われた復讐劇でありながら命の尊さも切実に訴え、主演の松たか子の狂気的な演技が話題になりました。

監督を務めたのは、独特な映像表現と大胆な色彩を放つ個性派作品で知られる中島哲也。映画『嫌われ松子の一生』(2006年)や『パコと魔法の絵本』(2008年)、役所広司主演で小松菜奈のブレイク作『渇き。』(2014年)などの作品で知られています。

ここがおすすめ!

本作では監督の特徴でもある明るくカラフルな色彩描写を封印し、モノクロの映像を多用するなど、全編を通してトーンを抑えた演出を取り入れています。これによって、映画のテーマである少年犯罪やいじめ、復讐にまつわる重々しい雰囲気を存分に表現することに成功。

9位『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)

古き良き日本を描いたヒューマンドラマ

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト吉岡秀隆 , 堤真一

昭和33年の東京を舞台に、集団就職で上京した少女やその就職先の家族、近所の駄菓子屋など、下町に暮らす人々の喜怒哀楽を描いた心温まるドラマ。VFX技術を駆使し、本物に負けないほど美しい夕陽や東京タワーが見事に再現されています。

第29回日本アカデミー賞では13部門すべてでノミネートされ、そのうち12部門で最優秀賞を受賞するなど、高い評価を獲得しました。

ここがおすすめ!

本作で監督を務めた山崎貴曰く、「当時の風景の再現以上に、人々の心や記憶に残っているイメージ的情景の再現を重視してつくられた映画」とのこと。昭和の日本特有の温かさを感じられる作品となっています。

10位『ミッドナイトスワン』(2020年)

『ミッドナイトスワン』
©2020Midnight Swan Film Partners

草彅剛がトランスジェンダー役を熱演!

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト草なぎ剛

草彅剛がトランスジェンダーの主人公を演じ、数々の国内映画賞を受賞した内田英治監督によるヒューマンドラマ。親からネグレクトされた少女との擬似的な親子の絆を描いています。

故郷の広島を離れ、新宿のショークラブのステージで踊っているトランスジェンダーの凪沙。性転換手術の費用を貯めるため、養育費目当てで親戚の少女・一果を預かることになります。

互いに社会の片隅で孤独に生きてきた2人には、それまで感じたことのない親子のような情が芽生え始め……。

ここがおすすめ!

一果役には、オーディションで見出された新人の服部樹咲が抜擢されました。第44回日本アカデミー賞では最優秀作品賞に輝き、草彅剛も最優秀主演男優賞を受賞しています。

11位『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)

シリーズが続々と日本映画の興行収入を塗り替える

ジャンルアクション , コメディ , ヒューマンドラマ
キャスト織田裕二 , 柳葉敏郎

前作『踊る大捜査線 THE MOVIE』(1998年)の事件から5年後、観光スポットとなったお台場で殺人事件が発生し、女性警視正が指揮を執ります。噛み付き魔の出現やスリ事件も並行して起こる中、青島刑事らは上からの指示に縛られ、思うような捜査が出来ず……。

劇場版シリーズは「THE FINAL」まで、スピンオフを除いて全4作が制作。そのどれもが邦画興行収入の上位にランクインするなど、日本全国でヒットしたシリーズとなりました。

ここがおすすめ!

大ヒットドラマ「踊る大捜査線」シリーズの劇場版2作目です。青島らは犯人逮捕のために奔走するも、縦割り行政が邪魔し「レインボーブリッジ、封鎖できません!」の名台詞が生まれました。

12位『桐島、部活やめるってよ』(2012年)

桐島、部活やめるってよ
(C) 2012「桐島」映画部 (C) 朝井リョウ / 集英社

それぞれの視点で描く群像劇

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト神木隆之介 , 橋本愛

バレー部のエース・桐島が突然退部したことがきっかけとなり、彼に直接関係する生徒だけでなく、間接的な繋がりの生徒にまで波紋が広がる本作。

原作は平成生まれの人気小説家、朝井リョウのデビュー作であり、第22回小説すばる新人賞を受賞した同名小説。作品発表時、朝井は現役の早稲田大学生であり、そのことも大きな話題を呼びました。

監督を務めた吉田大八をはじめ、キャストの神木隆之介や東出昌大、橋本愛らが複数の映画賞で監督賞や俳優賞を受賞するなど、多方面から高く評価された作品です。

ここがおすすめ!

それぞれ悩みを抱える登場人物5人の心理描写にフォーカスした作品で、悩みを隠したまま表面的に交わり、出来事が進んでいきます。タイトルになっている桐島は、映画には直接登場しません。

13位『DEATH NOTE』(2006年)

世界でも人気の原作漫画を実写化し大ヒット

ジャンルファンタジー , ホラー , ミステリー・サスペンス
キャスト藤原竜也 , 松山ケンイチ

人気漫画『DEATH NOTE』の実写映画化です。本作の主人公は、名前を記入するだけで命を奪うことができる死神のノートを手にし、正義の名のもとに殺人を繰り返す青年・夜神月。彼と対をなす天才で、一連の死亡事件を捜査する名探偵・L(エル)の駆け引きを描きました。

原作から抜け出たように完璧なLを演じた松山ケンイチの出世作となっています。

2部作の後編にあたる『デスノート the Last name』のほか、スピンオフ作品である『L change the WorLd』が2008年に公開されました。その後も2015年にテレビドラマ化し、劇場版『デスノート Light up the NEW world』が公開されるなど、多岐に渡って映像化された作品です。

ここがおすすめ!

2017年にはアメリカとカナダで撮影されたリメイク版、Netflixオリジナル映画『Death Note/デスノート』が全世界に配信されるなど、国際的な人気を誇っています。国内外での描かれ方を比較してみるのも面白いかもしれません。

14位『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)

邦画界に「セカチュー」ブームを巻き起こした純愛物語

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト大沢たかお , 森山未來 , 柴咲コウ , 長澤まさみ

主人公・朔太郎に置手紙を残し、婚約者・律子が姿を消します。律子は1本のカセットテープを見つけ、朔太郎の故郷・高松へ。律子の行先を偶然知った朔太郎は、かつての恋人・亜紀を想い起こし……。

片山恭一のベストセラー小説に、独自のストーリーを加えて映画化した作品です。映画には大人になった朔太郎が登場し、彼が亜紀との過去を回想する形で描かれました。

原作では軽く触れられただけの律子を映画ではキーパーソンに据え、高校時代に恋人を失った朔太郎の心の傷を、救いに導く役割も与えられています。

ここがおすすめ!

亜紀の高校時代を演じた長澤まさみは、体当たりの役づくりで一躍話題に!白血病の治療による副作用で脱毛症を抱えた役柄のため、自らスキンヘッドにしたそうです。

15位『ピンポン』(2002年)

卓球に打ち込む少年たちの熱すぎる物語

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャスト窪塚洋介 , ARATA(井浦新) , 大倉孝二

卓球部に所属する幼馴染のペコとスマイル。インターハイの地区予選で負けてしまったスマイルは、顧問のスパルタ指導のもと、卓球の才能を開花させます。一方で、落ち込んだペコは卓球の世界から離れてしまうのでした。しかし2人は思わぬところで再会するのです。

個性の強いキャラクターを見事に再現するのは、窪塚洋介、ARATA、大倉孝二ら。中村獅童の怪演も大きな話題となりました。原作は漫画家・松本大洋による同名漫画で、独特でスピード感のある絵のタッチと、繊細な感情表現が光るストーリー展開で多くのファンを獲得しています。

本作は第26回日本アカデミー賞で優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞などを受賞したほか、評論家の間でも高い評価を獲得。また、2014年には原作の絵をほぼそのまま使用したアニメーション番組が放送されるなど、長きに渡って愛されています。

ここがおすすめ!

人気漫画を宮藤官九郎の脚本で映画化し、卓球をこよなく愛する少年たちの姿をスピード感溢れる迫力の映像で描いている本作。観れば胸が熱くなること間違いなしです!

16位『バトル・ロワイアル』(2000年)

物議を醸しながらも各映画賞を総なめにした衝撃作

ジャンルアクション , ホラー , ヒューマンドラマ
キャスト藤原竜也 , 前田亜季

高見広春による同名小説の映画化です。新しい法律の下、無人島に閉じ込められ殺し合いをさせられることになった中学生たちの混乱と友情を、容赦ない暴力表現とともに描きました。

生徒役オーディションには約6000以上の応募があり、その中から主人公の七原秋也役に藤原竜也が、中川典子役に前田亜季が大抜擢。その他の主要人物を塚本高史、柴咲コウ、栗山千明、山本太郎、安藤政信、高岡蒼甫などが演じ、最終的には42名の生徒役が決定しました。

ここがおすすめ!

本作を鑑賞したクエンティン・タランティーノ監督が、栗山千明のバイオレンスな演技を気に入ったのをきっかけに、栗山は『キル・ビル Vol.1』(2003年)に出演。オマージュしたシーンを自ら演じているので、見比べてみるのがおすすめです。

17位『るろうに剣心』(2012年)

るろうに剣心 実写映画
(C) 和月伸宏/集英社 (C)2012 「るろうに剣心」製作委員会

逆刃刀に不殺を誓った流浪の剣士

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ
キャスト佐藤健 , 武井咲

和月伸宏による同名漫画の実写化シリーズ第1作目です。かつて「人斬り抜刀斎」と呼ばれた緋村剣心は、2度と人を斬らないと心に決め、流浪の旅を続けていました。その中で様々な事件に遭遇し、人々を守るために剣をふるいます。

佐藤健が主演を務め、武井咲や吉川晃司、蒼井優や青木崇高、綾野剛や窪田正孝、江口洋介、香川照之などの豪華キャスト陣が脇を固めました。

ここがおすすめ!

第36回日本アカデミー賞で武井が新人女優賞を獲得し、第1回ジャパンアクションアワードでは、スタントやアクションに関する賞を複数受賞。国内の映画賞で多くの記録を残し、特にアクションシーンへの評価が高い作品です。

18位『HERO』(2007年)

HERO(2015)
©2015フジテレビジョンジェイ・ドリーム東宝FNS27社

木村拓哉主演の人気ドラマがスクリーンに

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト木村拓哉

6年ぶりに東京地検城西支部へ帰ってきた久利生検事。彼が担当した過失致死事件に大物弁護士が登場したことから、代議士の収賄事件にも繋がることが発覚します。久利生は証拠を集めるため、検察事務官の雨宮とともに韓国へ飛ぶことに……。

木村拓哉主演の大ヒットドラマ『HERO』の劇場版シリーズ1作目です。阿部寛、大塚寧々らお馴染みのメンバーのほか、特別編ドラマの中井貴一らも出演。また、久利生と対峙する弁護士を松本幸四郎が務め、久利生の事務官役・松たか子との親子共演も話題となりました。

ここがおすすめ!

本作最大の見どころは、シリーズ初の海外ロケも行われた超豪華なストーリー展開です。韓流スターのイ・ビョンホンがエリート刑事役で登場するほか、タモリが「森田一義」名義で24年ぶりに映画出演を果たし、悪役に扮したことも注目!ラストはシリーズ唯一といえる久利生と雨宮のラブシーンがあるので必見です。

19位『いま、会いにゆきます』(2004年)

雨の季節に起こった愛の奇跡

ジャンルファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト中村獅童 , 竹内結子

ある雨の日、妻の澪に先立たれ一人息子と暮らす男性の前に、澪そっくりの記憶喪失の女性が現れます。驚きながらも彼女を家族として迎え、3人の同居生活が始まりますが……。

市川拓司のベストセラー小説を、中村獅童と竹内結子の主演で映画化した作品です。子役・武井証の好演も涙を誘い、美しい家族愛を描いた感動の物語となりました。

原作は市川自身の病気体験が基になっており、妻との恋愛やバイク旅行などは実際の出来事だそうです。その一方で、“死者が戻ってくる”という現実には叶わない設定も交えており、ファンタジー系のラブストーリーが好きな人におすすめの作品。

ここがおすすめ!

2人の出会いから結婚に至るまで、息子が生まれて家族になる過程があるからこそ、明かされる真実に涙せずにはいられません。

20位『カメラを止めるな!』(2017年)

カメラを止めるな 秋山ゆずき
© ENBU ゼミナール

ネタバレ厳禁!邦画界奇跡の大ヒット作

ジャンルコメディ , ホラー
キャスト濱津隆之 , 真魚

超低予算映画ながら、驚異的なヒット作を記録した上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』。

ある廃墟でゾンビ映画を撮影していた日暮隆之たちは、突然本物のゾンビに襲われます。リアルな映像を撮れると思った日暮監督は「カメラは止めない!」と叫び、本当にゾンビに襲われているシーンをカメラに収めますが……。

ここがおすすめ!

最初から最後まで張り巡らされた伏線が、後半で一気に解き明かされていくストーリーのカタルシスが病みつきになるとの声も多く、リピーターが続出。たった数館から始まった小さな作品は口コミで広がり、ひと夏で日本中に大熱狂を巻き起こしました。

21位『おくりびと』(2008年)

『おくりびと』(2008年)
©︎ REGENT RELEASING/All Star Picture Library/Zeta Image

米アカデミー外国語映画賞を受賞した日本映画

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト本木雅弘

所属していた楽団が解散し、故郷に戻り職探しをする主人公・小林は、ちょっとした勘違いから納棺師の仕事をすることになります。特殊な仕事のため、妻や友人からなかなか理解を得られない中、納棺師の業務にやりがいを見出し始めますが……。

本作の感動は世界にも通じ、モントリオール映画祭グランプリのほか、多くの賞を獲得しました。

ここがおすすめ!

主演を務めた本木雅弘が、遺体に死に化粧を施し棺に納めるシーンは必見です。心のこもった一連の儀式はとてもあたたかく、そして美しく、視聴者の心に深く響きます。

22位『そして父になる』(2013年)

そして父になる
(C)2013「そして父になる」製作委員会

2つの家族が交わるとき

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト福山雅治 , 尾野真千子

是枝裕和監督が2013年に製作した映画『そして父になる』。主演を俳優で歌手の福山雅治が務め、尾野真千子や真木よう子、リリー・フランキー、ピエール瀧、樹木希林などの豪華実力派キャスト陣が一堂に会しました。

出生から6年後に、子どもの取り違えが発覚したふたつの家族。彼らの交流と葛藤を、是枝監督の独自性が光る淡々とした映像で映し出しました。

ここがおすすめ!

本作では情緒的な雰囲気、胸に刺さる感情表現も用いて、登場人物の感情を丁寧に描いています。本作は第66回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を獲得し、国内での劇場公開時に映画観客動員ランキングで2週連続で1位を記録するなど、大きな注目を集めました。

23位『永遠の0』(2013年)

臆病者と呼ばれた天才パイロットの真実

ジャンルヒューマンドラマ , 戦争
キャスト岡田准一 , 三浦春馬

人生に迷いかけた青年・佐伯健太郎は、祖母の葬儀の席で健太郎が実の祖父ではないと知ります。

本当の祖父は太平洋戦争で戦死した、宮部久蔵という零戦のパイロット。久蔵は生還することに執着し、「海軍一の臆病者」とまで呼ばれた人物でした。健太郎とフリーライターの姉・慶子が元戦友たちを尋ねると、驚きの真実が明らかになり……。

第38回日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか11部門で賞を獲得し、報知映画大賞や毎日映画コンクールなど国内の多数の映画賞を授賞。さらには、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭にてゴールデン・マルベリー賞(最高賞)を受賞するなど、国際的にも高い評価を得た作品です。

本作は全国430館で上映され、8週連続で興行収入1位に輝いたことから、異例のロングラン上映が実施されるなど大ヒットを記録しました。

ここがおすすめ!

特攻隊として散ったという祖父の真の想いを彼の人生を追う孫の視点で紡ぎ上げます。山崎貴監督の巧みなVFXが臨場感を高め、岡田准一や三浦春馬らの心打つ演技も印象的な感動作です。

24位『リング』(1998年)

リング 貞子
©️OMEGA PROJECT/zetaimage

日本ホラー映画の火付け役

ジャンルホラー
キャスト高橋克典 , 三浦綺音

鈴木光司の同名小説を映画化した、人気ホラー「リング」シリーズの第1作目です。

キーアイテムとなるのは、観た者は1週間後に死んでしまうという「呪いのビデオ」。それを取材するテレビディレクターが、自身もその呪いに巻き込まれることになり、恐ろしいビデオに秘められた事実を探っていきます。

ここがおすすめ!

本作は邦画ホラー(Jホラーとも)ブームの先駆けとも言われており、挿入歌がヒットするなど、一大ムーブメントを巻き起こしました。その後も数々の関連作品やスピンオフ映画が公開されたほか、ハリウッド・リメイク版も製作されており、世界的に高い人気を誇っています。

25位『南極物語』(1983年)

『南極物語』(1983年)渡哲也
© 20th Century-Fox/Photofest/Zeta Image

南極大陸で奇跡の再会を果たす感動の日本映画

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト高倉健

昭和33年、南極昭和基地では悪天候のため観測隊の交替が出来ず、15匹の犬が置き去りになってしまいました。犬たちの安否を気にかけていた隊員の潮田と越智は、翌年の観測隊に参加。再び訪れた南極で彼らが目にしたのは……。

ここがおすすめ!

兄弟犬タロ・ジロが南極で生き延びた実話をもとに、高倉健主演で映画化されました。鎖に繋がれ餌もない厳しい状況で取り残された犬たちの力強い生命力に、感動せずにはいられません。

26位『クローズZERO』(2007年)

日本不良漫画の金字塔が豪華俳優で実写映画化

ジャンルアクション
キャスト小栗旬

高橋ヒロシによる不良漫画の金字塔「クローズ」の世界観をベースに、映画では漫画の前日譚であるオリジナルストーリーが展開されます。主演キャストに小栗旬を迎え、山田孝之、桐谷健太、高岡蒼佑、黒木メイサら豪華キャストが集結。監督を務めたのは三池崇史です。

オリジナル路線は一種の賭けですが、今回は配役の妙、原作の世界観をきちんと踏襲したことがプラスに働いて原作ファンにも好評でした。

舞台となるのは、“不良の”名門で知られる鈴蘭男子高校。鈴蘭にはいくつもの派閥があり、日々勢力争いを繰り広げています。特に3年の芹沢は、「百獣の王」という異名を持ち鈴蘭の頂点に立っていました。

そこに覇権を狙う滝谷が転入してきます。彼も「最凶の転入性」と称される強者で……。

ここがおすすめ!

舞台設定は原作の1年前になっているため、絶対的な存在である主人公・坊屋春道は登場しません。しかしリンダマンやヒロミが出演したり、「武装戦線」の存在にも触れられていたりと、「クローズ」の要所は抑えられています。

27位『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)

邦画だから味わえる魅力が詰まった恋物語

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト妻夫木聡 , 池脇千鶴

田辺聖子による同名短編小説の映画化作品。妻夫木聡と池脇千鶴が主演し、平凡な大学生と足の不自由な少女とのアンバランスな恋を描きました。上野樹里や新井浩文といった後の人気俳優陣も多く出演しています。

繊細な心理描写に共感する声も多く、おもわず自身の恋愛の記憶が呼び起こされる秀作です。

第77回キネマ旬報では最優秀主演男優賞、第46回ブルーリボン賞では最優秀主演男優賞と最優秀主演女優賞にノミネートされました。

ここがおすすめ!

監督を『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)などの多数の作品で知られる犬童一心が、劇中の音楽を人気実力派バンド「くるり」が担当し、その独自の世界観も魅力的です。

28位『キングダム』(2019年)

キングダム 信 山崎賢人
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

すべてを賭けて王都奪還を目指す歴史エンタテインメント大作

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ , 戦争
キャスト山崎賢人 , 吉沢亮 , 橋本環奈

舞台は紀元前245年、春秋戦国時代の王国・秦。戦争孤児の信と標は大将軍になることを夢見て、日々、剣術の特訓に励んでいました。しかしある時、標が玉座を追われた若き王・エイ政の身代わりで命を落とし、信は彼の遺志を継ぐと決意しますが……。

原泰久の大ヒット漫画を原作に、のちに始皇帝と呼ばれる王に仕えた主人公を描く作品です。

ここがおすすめ!

主演の山崎賢人や漂とエイ政の2役を演じた吉沢亮、王弟・成蟜役の本郷奏多らの熱演により原作を見事に再現しました。ストーリーを把握するための適度な「説明セリフ」があり、迫力のアクションも見どころなので、原作未読でも十分楽しめるでしょう。

29位『THE有頂天ホテル』(2006年)

三谷ワールドが炸裂する群像コメディ

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャスト役所広司 , 佐藤浩市 , 松たか子

舞台は大晦日の老舗ホテル。自殺願望の大物演歌歌手、汚職の代議士などお客がワケありならば、従業員も様々な事情を抱えた人たちばかりです。それぞれのストーリーが巧みに絡み合い、新しい年へ向けて同時進行していきます。

ひとつの大きな場所に登場人物を集め、それぞれにスポットを当てながらストーリーラインを並行して進行する「グランドホテル形式」が採用された本作。4つのスイートルームの名前は、その由来でもある映画『グランド・ホテル』(1932年)のキャスト名を冠しています。

ここがおすすめ!

主演の役所広司、佐藤浩市、松たか子など豪華キャストが顔を揃え、三谷幸喜監督の類まれなセンスで味付けされた極上のエンターテイメント作品です。三谷作品ならではの見事な構成力や、監督の映画愛が感じられる1本と言えるでしょう。

30位『海街diary』(2015年)

海街diary
(C)2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

それぞれの葛藤と想いを抱えて「家族」になっていく4姉妹の物語

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト綾瀬はるか , 長澤まさみ , 夏帆 , 広瀬すず

鎌倉の祖母に育てられた3姉妹に届いた父の訃報。父は15年前、女を作って蒸発し、母も再婚して家を出たため両親に複雑な想いを抱えていました。そんな中、姉妹たちは父の葬儀で異母妹・すずの存在を知り、鎌倉の家に迎え入れますが……。

漫画家・吉田秋生の代表作『海街diary』を、『万引き家族』の是枝裕和監督が実写映画化。主演を綾瀬はるかと長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが務め、広瀬の出世作となりました。

ここがおすすめ!

鎌倉のゆったりとした時間が温かな視点で綴られ、丁寧な人間の営みが映し出されます。庭の梅の木と自家製梅酒も印象的に描かれ、鑑賞後に梅酒を作りたくなるかもしれません。最初はぎこちなかった4人が、家族になる過程に引き込まれてしまうでしょう。

【ヒューマンドラマ編】おすすめ邦画6選

『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)

宮沢りえ主演の泣ける邦画

ジャンルコメディ , ファミリー , ヒューマンドラマ
キャスト宮沢りえ , オダギリジョー

第40回日本アカデミー賞にて、作品賞、監督賞、脚本賞の優秀賞を獲得し、主演女優賞と助演女優賞では最優秀賞に輝いた、中野量太監督の感動作。

宮沢りえを主演に迎え、余命わずかな主婦が、残った時間を使って家族のために奔走する姿を描きます。いじめをきっかけに、学校を休みがちになった娘の安澄を説得したり、行方不明になっていた夫の一浩を連れ戻し銭湯を再開させたり……。

ここがおすすめ!

主人公の双葉は、末期ガンを患っていることを感じさせないほどのパワフルさを発揮。人生の最期の一瞬まで家族への深い愛を貫く彼女の姿が、観客の胸を打ちます。本作で監督・脚本を担当した中野は、この作品で商業用長編映画の監督デビューを果たしました。

『ソラニン』(2010年)

心に響くクライマックスのライブシーン

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャスト宮崎あおい , 高良健吾

浅野いにおの同名漫画の映画化です。会社を勢いで辞めてしまった芽衣子と、音楽活動が思い通りにいかない種田を主人公とした青春映画。原作の空気感を大切にしながら、人生において誰もが持つ夢や葛藤を丁寧に描き上げています。

芽衣子の恋人で、バイク事故で急死してしまう種田成男役を高良健吾、2人と同じバンドでドラムを担当するビリー役を、桐谷健太が好演しました。

さらには、人気ロックバンド「サンボマスター」のメンバーとして活躍する近藤洋一も出演しています。

ここがおすすめ!

劇中、登場人物たちが実際に演奏する楽曲「ソラニン」は、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」がメロディーを付けました。音楽色の強い映画として、若者を中心に人気を集める作品です。芽衣子を演じた宮崎あおいが歌う真っすぐな「ソラニン」は必聴!

『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007年)

人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を映画化

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト濱田岳 , 瑛太

濱田岳と瑛太のダブル主演で、伊坂幸太郎の人気小説を映画化しました。

アパートに引っ越してきたばかりの椎名に、ある理由で本屋襲撃をもちかける隣人の河崎。若者たちの一風変わった友情に胸を打たれると同時に、伊坂マジックを堪能できる作品です。物語が進むにつれ、意外な事実と謎めいたタイトルの意味が判明します。

本作の舞台となっている宮城県の仙台で、すべてのロケ撮影が行われています。

ここがおすすめ!

原作者の伊坂幸太郎は、本作に関して「この作品を映画化するのは難しい」とコメントしていました。しかし演技派キャストによる高い演技力と、張り巡らされた伏線を見事に回収するストーリー展開は高く評価され、長きに渡って愛される作品となりました。

『百万円と苦虫女』(2008年)

根無し草ヒロインの成長物語

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト蒼井優

家族から疎まれ実家を出た鈴子は、“100万円貯まると次の場所へ”という面白いルールを決め、引っ越しを繰り返します。他人とのコミュニケーションに悩みながらも、行く先々での出会いによって少しずつ何かが変わる鈴子の成長ストーリーです。

監督を務めたタナダユキは第49回日本映画監督協会新人賞を受賞し、主演の蒼井は芸術選奨新人賞映画部門を受賞するなど、各映画賞でも高評価を獲得。根強い支持を獲得し続けている傑作邦画です。

ここがおすすめ!

鈴子を演じる蒼井優のナチュラルな“ゆるさ”が心地よく響く作品。蒼井優の他にも、森山未來やピエール瀧、キムラ緑子などの豪華実力派キャスト陣の共演が注目を集めました。

『誰も知らない』(2004年)

誰も知らない 柳楽優弥
©︎ IFC FILMS

ネグレクトの実態を映画化

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト柳楽優弥 , 北浦愛

1988年に実際にあった子ども置き去り事件を題材に、過酷な生活を強いられた兄弟を描いた物語。15年の構想期間を経て、是枝裕和監督が映画化しました。

長男を演じた柳楽優弥が、カンヌ国際映画祭の最優秀主演男優賞を史上最年少で獲得し、その名を世界に知らしめた作品です。

ここがおすすめ!

ネグレクトを繰り返す母親役を演じたYOUは、演技経験がほとんどない状態での起用であったものの、その自然体な演技が見事です。キネマ旬報ベスト・テンで助演女優賞、日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞するなど、役者としての大きな才能を開花させました。

『糸』(2020年)

『糸』小松菜奈、菅田将暉
(C)2020映画『糸』製作委員会

菅田将暉と小松菜奈の共演による時を超えたラブストーリー

ジャンル恋愛
キャスト菅田将暉 , 小松菜奈

中島みゆきの名曲をモチーフに、18年に渡る運命の恋を綴る壮大なラブストーリー。前回の『溺れるナイフ』から5年、菅田将暉と小松菜奈が再び恋人役を演じました。

平成元年に生まれ、13歳の時に出会った高橋漣と園田葵。2人は想いあったまま引き離され、8年後、21歳になった漣は北海道でチーズ職人をしていました。さらに10年後の平成最後の年、2人は導かれるように再会することになり……。

ここがおすすめ!

平成30年史を背景として、故郷に残った連と東京、沖縄、シンガポールと各地を転々とする葵の人生を並行して描いており、時代の変遷も胸に迫ります。2人の切っても切れない絆とその想いがたどり着いた結末に、涙せずにはいられません!

【コメディ編】おすすめ邦画3選

『帝一の國』(2017年)

帝一の國
(C)2017フジテレビジョン 集英社 東宝 (C)古屋兎丸/集英社

イケメンたちの大胆な演技に注目

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャスト菅田将暉 , 野村周平 , 竹内涼真

菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大といった旬のイケメン俳優が多数出演した『帝一の國』。総理大臣である父を持つ赤場帝一は、政界にコネがある超名門「海帝高校」の生徒会長に立候補します。

生徒会長になったあかつきには将来の内閣入閣が約束されますが、帝一の前には続々とライバルが現れるのでした。

ここがおすすめ!

原作はカリスマとして支持され続ける漫画家・古屋兎丸による同名漫画です。映画のキャッチコピーは「野心が、止まらない!!!」、「僕は、靴を舐めて、勝つ。」。その独特の世界観と唯一無二の作品の存在感を発揮するワンフレーズとして、公開前から注目を集めました。

『翔んで埼玉』(2018年)

愛と爆笑にあふれた「埼玉ディス映画」

ジャンルコメディ
キャスト二階堂ふみ , GACKT

埼玉県民が東京都民に虐げられ、ひっそりと生きている架空の世界。東京都知事の息子で超名門校「白鵬堂学院」の生徒会長・壇ノ浦百美は、帰国子女の麻実麗に心惹かれてしまいます。しかし彼が埼玉県出身だと判明し、百美は許されない恋に苦悩するのです。

『パタリロ!』で知られる魔夜峰央の同名ギャグ漫画を、二階堂ふみとGACKT主演で実写映画化。本作は“埼玉をディスる”という内容から、実写化不可能と言われてきました。

ここがおすすめ!

埼玉県出身の有名人を多数起用したり、百美の「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」など原作の名台詞も押さえたりと、実写化へのこだわりが伺えます。シュールな作風と地元民歓喜の「あるあるネタ」が好評を博し、続編の製作も決定しました。

『テルマエ・ロマエ』(2012年)

テルマエ・ロマエ
(C)2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会

古代ローマと現代日本を繋ぐ壮大なお風呂コメディ

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , SF
キャスト阿部寛

ヤマザキマリの漫画を映画化し、古代ローマと現代日本の風呂をめぐる騒動を描いた傑作です。

古代ローマ帝国で浴場設計を手掛ける技師・ルシウスが、突然現代にタイムスリップし、日本の銭湯という素晴らしいシステムを知ります。彼は故郷へ戻った後に、日本文化を参考にした様々な風呂を造り脚光を浴びるのですが……。

ここがおすすめ!

主演の阿部寛が彫りの深い顔立ちを活かして、古代ローマ人の主人公を好演。ルシウスと何度も遭遇するヒロイン、山越真実は上戸彩が演じており、コミカルな掛け合いが楽しい作品です。

【サスペンス・ヤクザ編】おすすめ邦画4選

『孤狼の血』(2018年)

孤狼の血
©2018「孤狼の血」製作委員会

ヤクザを取り巻く時代の変遷を追った新たな東映ヤクザ映画

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト役所広司 , 松坂桃李

舞台は昭和63年、暴力団対策法施行前の広島の架空都市。五十子会系「加古村組」系列の金融会社社員失踪事件を追う刑事と、組同士の抗争や暗躍、警察内部の腐敗が描かれます。

柚月裕子の警察小説『孤狼の血』を、主演に役所広司、共演に松坂桃李や江口洋介、真木よう子ら実力派俳優陣を迎えて実写化した本作。男たちのギラギラした戦いが昭和の東映ヤクザ映画を思わせ、公開後2週間で続編『孤狼の血 LEVEL2』(2021年)の製作が発表されました。

ここがおすすめ!

次の時代へ移り変わっていくと共に、ヤクザもそれを追うマル暴も変化を要求され、彼らの焦りや閉塞感が画面を通じて伝わります。冒頭から目を覆いたくなる暴力・ゴア表現があるため、苦手は人は注意してください。

『怒り』(2016年)

映画 怒り
(C)2016 映画「怒り」製作委員会

人間の本性に迫る傑作邦画

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス
キャスト渡辺謙 , 森山未來 , 松山ケンイチ

渡辺謙が主演を務め、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、高畑充希、池脇千鶴、宮崎あおいら主演級の俳優陣が多数出演した『怒り』。綾野剛と妻夫木聡が、ゲイのカップルを演じたことも注目された話題作です。

八王子で発生した凄惨な殺人事件。手がかりは現場に残された「怒」の血文字だけで、1年が経っても犯人は未逮捕のままでした。そんな時、千葉・東京・沖縄のそれぞれの場所に素性不明の男が出現します。

千葉の漁港では田代という前歴不詳の青年が働き始め、洋平の娘・愛子と両想いに。しかし洋平は、八王子の事件に関する続報を知り、田代への疑いを強めていくのです。

ここがおすすめ!

ある事件の容疑者と見られる男たちと、それを取り巻く人々を描いた群像劇で、豪華俳優陣の演技合戦が大きな見どころです。

『アウトレイジ』(2010年)

「全員悪人」でお馴染みのヤクザ映画

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ
キャスト椎名桔平 , 加瀬亮 , 三浦友和

北野武監督の「アウトレイジ」シリーズ第1作目。過激な暴力描写と、「全員悪人」というキャッチコピーで1作目から大きな話題を呼び、3部作として製作されました。

関東最大の巨大暴力団「山王会」の組長・関内は、直参の池元組組長・池元について苦言を呈します。

本家若頭の加藤はそれを受けて、池元に直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令。そこで池元は、配下の大友組組長・大友に厄介な役目を任せることにします。こうして、裏切りと打算、エゴが爆発し、生き残りを賭けた権力闘争が幕を開けるのでした。

ここがおすすめ!

北野監督自ら主演を務め、椎名桔平や加瀬亮、三浦友和や國村凖などの豪華出演陣が話題を呼びながらも、バイオレンスな表現からR15+指定となりました。「バカ野郎」「この野郎」などのセリフが飛び交う「たけしワールド」が全開で、監督のファンならば観逃せないシリーズです。

『八つ墓村』(1977年)

横溝正史の小説「金田一耕助シリーズ」の映画化

ジャンルミステリー・サスペンス
キャスト渥美清

かつて金に目がくらみ、村人が落武者たちを惨殺したという村。この村で32人の男女が殺戮される事件が起こり、さらに20年後、再び奇怪な連続殺人事件が発生しました。事件解決を依頼された名探偵・金田一耕助は、“八ツ墓村”で謎解きに乗り出します。

横溝正史作の人気小説「金田一耕助」シリーズを映画化した作品で、金田一耕助役を往年のスター俳優・渥美清が演じ、萩原健一や小川真由美、山崎努や市原悦子など実力派俳優陣が脇を固めました。また主人公の少年期役として、子役時代の吉岡秀隆が出演しています。

ここがおすすめ!

1979年にテレビ放送された際は、関東地区で34.2%という異例の高視聴率を獲得した人気作品です。全編に渡りオカルト色に満ちた作風で、「祟りじゃ~」のセリフは流行語にもなり、山崎努の怪演も印象的な傑作ホラーとなりました。

【往年の名作編】おすすめ邦画4選

『戦場のメリークリスマス』(1983年)

戦場のメリークリスマス
©︎UNIVERSAL PICTURES

大島渚監督による不朽の名作

ジャンルヒューマンドラマ , 戦争
キャストデヴィッド・ボウイ , 坂本龍一 , 北野武

舞台はジャワ島の日本軍捕虜収容所。戦争映画ですが戦闘シーンはなく、極限状態に置かれた男たちの間で生まれた奇妙な形の愛、そして友情を描いた物語です。

坂本龍一とデヴィッド・ボウイのキスシーンや、坂本が担当した主題曲も話題に。主題曲は英国アカデミー賞作曲賞を獲得し、第36回カンヌ国際映画祭に出品されました。その際にはグランプリ有力作品とささやかれるなど、国際的にも高評価を得た作品です。

ここがおすすめ!

デヴィッド・ボウイと坂本のみならず、ビートたけしやジョニー大倉、内田裕也などの異色の個性派キャストの共演でも大きな話題を呼びました。

『七人の侍』(1954年)

七人の侍
©︎Columbia Pictures/Photofest/Zeta Image

日本映画を代表する黒澤明作品

ジャンルアクション , ヒューマンドラマ
キャスト三船敏郎 , 志村喬

時は戦国時代、野武士の襲来に生活を脅かされていた貧しい百姓たちが腕利きの浪人7人を雇い、ともに命をかけて戦う様を描きました。

また2016年には、アントワーン・フークアが監督を務め、日本でも話題になったリメイク版『マグニフィセント・セブン』も公開。同作にはデンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、クリス・プラット、イ・ビョンホンなどの実力派人気俳優が集結しています。

ここがおすすめ!

撮影中、撮影の邪魔になりそうな電柱を、黒澤明監督の「どかせ」の一言で本当に撤去するなど、黒澤明にまつわる伝説が数多く生まれた作品となりました。

『東京物語』(1953年)

『東京物語』
© New Yorker Films/Photofest/zetaimage

世界でも絶賛!日本の巨匠・小津安二郎の代表作

ジャンルヒューマンドラマ
キャスト笠智衆 , 東山千栄子

小津安二郎監督が家族や人生をしみじみと描き、名作映画『市民ケーン』(1941年)や『めまい』(1958年)などが1位を受賞してきた「世界映画史上ベスト作品」にて第1位に輝きました。国内で快挙を達成しただけでなく、海外でも高い評価を得ている傑作です。

田舎から東京へ出てきた老夫婦は子どもたちを訪ねますが、みなそれぞれに忙しく、親身になってくれたのは戦死した次男の嫁でした。

ここがおすすめ!

カメラを固定して人物を撮る「小津調」と称される独自の演出技法が取り入れられており、家族の姿が丁寧に描かれている本作。家族という人間にとって1番最初の共同体が、経年によって少しずつバラバラになっていく様子が穏やかかつ独特のトーンでつづられ、映画を通して家族に伴う寂しさが表現されています。

『ビルマの竪琴』(1985年)

『ビルマの竪琴』(1956年)
© Nikkatsu/Photofest/Zeta Image

ビルマの竪琴を奏でる水島上等兵の決断

ジャンル戦争
キャスト中井貴一

ビルマ戦線で敗北が決まった日本軍。水島上等兵は素直に撤退することを日本兵に勧めますが、抵抗を続けた多くの兵が命を落としました。水島は仲間の霊を弔うため、ひとりビルマに残り僧侶となることを決意します。

竹山道雄が“児童向け”に執筆した小説を1956年に映画化した市川崑監督が、再びメガホンを取り1985年に製作した作品です。

一方で、冒頭の英国兵に関するパートや水島の動向などの詳細、コミカルな演技の演出も追加。北林谷栄が前作と同じ物売りの老婆役で、軍曹役の浜村純が村長役で再出演を果たしました。

ここがおすすめ!

中井貴一がビルマの竪琴を操る水島役を演じ、仲間からの「水島!一緒に日本へ帰ろう!」という感動的なセリフが、一大ブームを巻き起こしました。

ciatr厳選のおすすめ邦画TOP50!今日観る日本映画は見つかった?

良質なヒューマンドラマ、手に汗握るアクション、一瞬のキラメキをカメラでとらえた青春映画など、ciatrがおすすめする邦画の数々を紹介しました。 気になった作品があったら、是非鑑賞してみてください。