2025年4月27日更新

ドラマ『Woman』最終回まで全話ネタバレ!小春の病気や信の死因について解説

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Woman

ドラマ『Woman』は2013年7月3日から日本テレビ系の「水曜ドラマ枠」で放送されました。芦田愛菜主演で話題になった『Mother』(2010年)のスタッフによるオリジナルストーリーです。 本記事ではドラマ『Woman』の気になるあらすじを、全話ネタバレありで解説します。

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ドラマ『Woman』の全話ネタバレあらすじ

第1話 命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ

シングルマザーの小春は、娘の望海に亡くなった夫・信との出会いを話します。小春は幼い望海と弟の陸を託児所に預け、仕事を掛け持ちして必死に働いていました。しかし託児所の利用料は高く、いくら働いても家系は火の車です。 小春は役所に生活保護の申請をしに行きますが、受理してもらえません。20年以上会っていない母親・植杉紗千が援助の意思を示したことを聞いた小春は、子供たちを連れて会いに行きます。 紗千は健太郎という男性と結婚し、新しい家庭を持っていました。信が死んだことも知らず、「大変ね」と他人事のような紗千に小春は感情をぶつけます。帰り際に紗千がお金を渡そうとしますが、それも断った小春。 しかしその帰り道、小春はついに「お父さんに会いたい」と泣いてしまい、そんな母を見た望海たちも泣き出すのでした。

第2話 母が母であるための間違った選択?

ある夜、小春は虐待やネグレクトを疑われて通報されます。児童相談所の職員から“夏の間だけでも子供を預けたらどうか”と提案された小春。小春は望海と陸を友人である由季の家に預けることにしました。 1人になった小春は、病院で検査を受けることにします。実は小春は何度か貧血で倒れていたのです。しかしその間に望海が母のもとに帰ろうとして、1人で電車に乗ってしまい……。 検査後、由季からの着信に気付いた小春は急いで駅へと向かいました。するとそこには望海と見知らぬ女性がーー。その女性は小春に「植杉栞です、お姉ちゃん。」と言います。望海といたのは紗千の娘で小春の異父妹だったのです。

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第3話 母であること。そして娘でいること

陸を連れて来てくれた由季に、信の死について語る小春。当時、小春は警察からの電話で信が電車にひかれて亡くなったことを知りました。痴漢を疑われて電車から引きずり降ろされた信は、落ちた梨を拾おうとしたところを誰かに押されたかもしれないーー。それが小春の知る信の死でした。 その後、健太郎に子供を一度預けてほしいと頼まれた小春は、植杉家で再び紗千と対面します。「私が産んで育てたのに、小春はたまに帰ってくるだけの男になついた。」と不満を口にする紗千に、小春は「私にはいいお父さんでした。」と反論。 しかしその会話を聞いていた栞の言葉で小春は固まります。実は紗千は小春の父親に暴力を振るわれており、そんな紗千を助けたのが健太郎だったのです。

第4話 ぼく、おとうさんに会いたいよ

お父さんに会えなくても思うことはできる、と話す小春に、「嫌だ!おとうさんと遊びたい!」と泣く陸。 一方、栞とデパートに行った紗千は、小春たちのためにエアコンを買っていました。そんな母の姿を見て、栞は嫌悪感をあらわにします。そして紗千とカラオケに入った栞は、信が痴漢をしたという被害者は自分だと打ち明けました。 幸せそうに笑う信を見て腹が立った栞は、後をつけて電車で彼の手をつかみ、痴漢だと嘘をついたのです。その結果、信は電車にひかれて死ぬことになったのでした。 その頃、小春は子供たちを連れて病院に検査結果を聞きに行きます。

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第5話 誰にも言えない、母の覚悟

検査の結果、小春は「再生不良性貧血」という病気でした。主治医の澤村は小春に今すぐ骨髄移植を行いたいほど重症だと話しますが、小春は現実を直視できません。 さらに隠れて薬を飲もうとする小春ですが、望海に見つかりそうになり、薬を捨ててしまいます。 しかし日に日に症状は増し、小春は病気から目を背けることができなくなりました。子供たちを由季に預かってもらった小春は病院へ行き、澤村に正直な状況を打ち明けます。 子供たちのために絶対に死ねないことを涙ながらに訴える小春――。そんな小春に、澤村は「僕は全力で治療します。生きる覚悟をしてください。」と声をかけるのでした。

第6話 生きるための嘘、我が子のために

覚悟を決めた小春は、望海と陸を連れて植杉家を訪れます。そして「私たちをここに住まわせてください。」と頭を下げる小春。 健太郎が目を潤ませて喜ぶ一方、紗千は「部屋は空いていない」と言って同居を頑なに拒みます。そんな時、「私お姉ちゃんと一緒に住みたい」と言って現れたのは栞でした。紗千は何も言えなくなり、“一時的な同居かつ信の物を持ち込まないこと”を条件に小春たちを受け入れます。 その後、健太郎から信が忘れていったマフラーを渡された小春でしたが、見覚えがありません。外袋に書いてあった店に連絡を入れると、「4年前に青柳さんがあなたに書いた手紙が残っている」と言われた小春。小春は子供たちを連れて、店がある山梨県へと向かいます。

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第7話 生きる為に死んだ大切な人、その真実

山梨県は信の故郷でした。信の手紙には、4年前小春に仕事だと嘘をついて故郷を訪れていたことが書かれていて……。 幼い頃、母子家庭だった信はネグレクトを受け、8歳から10歳までほぼ1人で生活していました。しかし母からのお金が届かなくなり、信は郵便局員の宮前という男性に救われて生きられたのです。 信の手紙には母と再会したことや、なんとか小春と紗千を仲直りさせたいという気持ちが綴られていました。泣きながら読み終えた小春は望海と陸にも手紙を読ませます。 その後帰宅した小春は、夜に栞と2人きりになりました。すると栞は自分が信を痴漢だと言ったと明かしたのです。思わず小春は栞につかみかかり……。

第8話 あの子を殺して私も死ねばいいの?

紗千が仕事から帰宅すると、家の近くの踏み切りにたたずむ栞がいました。紗千が慌てて駆け寄ると、栞は「お姉ちゃん怒らせちゃった……。」と言います。 帰宅した紗千を小春は激しい剣幕で問い詰めました。「ご存知だったんですか?私の夫が事故に遭った理由。」と迫る小春に、「恨むなら私を恨んでください!」と懇願する紗千。そんな紗千の態度が小春は情けなくて悔しくてたまらなくなります。 それでも小春は子供たちのために植杉家にいるしかありませんでした。さらに生きなければならない小春は、紗千に病気であることを打ち明け……。 そんな中、栞が家を出ていき、紗千は「また娘に捨てられた」と号泣してパニックになります。しかし翌日には小春のためにドナーの検査を受けに行くのでした。

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第9話 生きたい! せめてあと10年

職場で倒れた小春はそのまま2泊3日の入院になってしまいます。植杉家に電話し、子守を頼む小春ですが、電話口に出た望海には仕事だと嘘をつくのでした。 翌日、紗千は望海と陸を博物館に連れて行き、夜は布団で小春の話を聞かせてやります。そして健太郎には小春の病気やドナーのこと、そして信の死に栞がかかわっていることを打ち明けた紗千。 しかし紗千は小春のドナーとして適合しませんでした。 紗千は「ごめんなさい。丈夫に産んでやれなくて。」と謝り、小春は悔しさや不安といって胸の内をさらけ出して泣きました。そんな小春を抱きしめる紗千。 するとその夜、突然望海が「お母さん病気なの?」と泣き始めます。どうやら望海は小春と紗千の会話を聞いていたようです。

第10話 お母さん、ほんとうのこと言って!

小春は「お母さん元気だよ。」と言って望海を抱きしめます。しかし望海は不安が消えず、とうとう病院に小春を探しに来ました。そんな娘の姿を見て、小春は病気を隠すことをやめます。子供たちに不良性貧血について説明した小春は、「先生は治るって言ってくれてるし、お母さんもそれを信じてる。」と笑うのでした。 一方、紗千は栞にドナー検査を受けさせようと決心します。栞と会うことができた紗千は、“小春が生きようとしているのに私も栞も楽になることは許されない”と話し、「あなたの人生は終わったと思いなさい。」と言うのでした。 そんな母親の厳しい言葉を聞いた栞は、ドナー検査を受けに病院を訪れます。

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最終回 第11話 こどもたちのこどもたちへ

検査結果が出る直前、栞は小春に会いに来ました。そして“あの日、信に「痴漢です」ではなく、お義兄ちゃん」と言う夢を見る”と話す栞。そして栞は「お願いします。適合したら、その時だけ妹だと思ってください。」と小春に言って病院に向かいます。 そして、栞の骨髄は適合しました。 夜、植杉家を訪れた栞。その気配を感じた小春は、顔を見ることなく言います。「“検査、受けてくれてありがとう。手術の時はよろしくお願いします。”私の妹に伝えてください。“あなたのお蔭で生きられる。あなたも生きてください。”」と……。 その数か月後、望海は絵日記に「4月10日、晴れ。お母さんが、帰ってきました。」と書きます。そこには無事に手術を終え、望海と陸を笑顔で抱きしめる、幸せそうな小春の姿がありました。

小春の病気【再生不良性貧血】とは?

再生不良性貧血とは、骨髄で血液細胞がうまく作れなくなり、血液中の白血球・赤血球・血小板といった細胞の数が減少してしまう難病です。100万人あたり6~8人が発症するといわれています。 原因はなんらかの免疫疾患が関係していると考えられており、貧血、めまい、疲れやすさなどが症状です。また血小板が少なくなることで血が止まりにくくなったり、白血球減少によって感染症にかかりやすくなったりもします。 治療としては、薬物による免疫抑制療法と、骨髄移植が一般的です。小春のように重症の場合は死亡リスクが高くなります。

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栞の痴漢冤罪で信が死んだ?

小学校から中学校までいじめられていた栞は、高校生の時にようやく居場所を見つけました。しかし栞がいたのはサラリーマンを痴漢呼ばわりし、お金を巻き上げるグループだったのです。 男性の手をつかみ「痴漢です」と言う役を担っていた栞は、成功して友人から褒められることで安心感を得ていました。しかしある時、仲間が失敗して殴られたことでグループは解散となります。 そんな時に植杉家を訪れたのが小春の夫である信でした。隠れて会話を聞いていた栞は初めて母にもう1人娘がいることを知り、家でも居場所がなくなってしまうと感じます。 そして幸せそうな信に怒りを抑えられなくなった栞は彼の後をつけ、電車で痴漢をでっち上げました。その結果、引きずり降ろされた信は酔った人々に殴られ、最終的に線路へ落とされてしまったのです。

『Woman』登場人物紹介

『Woman』、相関図

青柳小春役/満島ひかり

満島ひかり

青柳小春は娘の望海と息子の陸を育てるシングルマザーです。夫の信は、陸が生まれる少し前に電車にひかれて亡くなりました。 クリーニング店や居酒屋などの仕事を掛け持ちし、昼も夜も働く小春ですが、生活は困窮しています。

植杉紗千役/田中裕子

植杉紗千は小春の母親です。20年前に家を出てから、母ではなく父を選んだ小春とは絶縁状態でした。 しかし紗千は小春を置いて出て行ったことを、心の中ではずっと後悔していたのです。

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植杉栞役/二階堂ふみ

二階堂ふみ

紗千の娘であり、小春とは異父姉妹の関係にあたる植杉栞。死んだ夫を思い続け、母を頼る小春に嫌悪感を抱いていました。

ドラマ『Woman』を各話ネタバレ解説しました

満島ひかり主演のドラマ『Woman』について、全11話あらすじをネタバレ解説しました。ドラマ『Woman』は、母親であり、シングルマザーであり、娘でもある女性の生き様を描いた感動作です。ぜひ心を揺さぶるストーリーをチェックしてください!