映画『ラストマイル』のあらすじをネタバレ考察!『アンナチュラル』『MIU404』から出演するキャストは?
満島ひかりと岡田将生が主演を務める映画『ラストマイル』が2024年夏に公開されました! 『ラストマイル』は大人気ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)と同じ世界を舞台にしたシェアードユニバース作品。ドラマの登場人物も多数登場するとのことで、大きな注目が集まっています。 ここからは映画『ラストマイル』のあらすじやキャストの紹介、作品に込められたメッセージを徹底考察!さらに『アンナチュラル』『MIU404』のおさらいもしていきます!
映画『ラストマイル』のネタバレあらすじ
流通業界最大のイベントの1つ「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していきます。 関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに、未曾有の事態の収拾にあたることに。 いったい誰がなんのために爆弾を仕掛けたのか?残りの爆弾はいくつあるのか?エレナたちは、流通という現代社会の生命線を止めることなく連続爆破を阻止することはできるのでしょうか。
大手通販サイト「デイリーファースト」の闇
世界規模で運営している大手ショッピングサイト「デイリーファースト」。その関東センターの新しいセンター長として赴任した舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに来るブラックフライデーに向けて準備を進めていました。 関東センターは社員9名に対して派遣社員800人を抱える巨大な物流倉庫。ブラックフライデーのノルマとして目玉商品のデイリーフォン1万台の販売と稼働率70%を維持しなければなりません。日本支社の統括本部長・五十嵐はエレナにノルマ達成を念押しします。
連続爆破テロの発生
ところが着任早々、デイリーフォンが配達直後に爆発して死者が出る事件に遭遇します。爆発したデイリーフォンは関東センターから出荷されたもの。エレナは対応策としてデイリーフォンの出荷停止を決行しますが、その後も関東センターからの出荷物が爆発する連続爆破テロに発展します。 そのしわ寄せは下請けの羊急便、そしてその委託ドライバーの佐野親子に波及。警察は関東センター内部の人物の犯行と睨んで令状で差し押さえますが、エレナは警察と羊急便も利用して出荷物のチェックを担当させます。 警察が目星をつけた人物は、関東センターの元社員である山崎佑。しかし彼は5年前にセンター内で飛び降り自殺を図り、今も昏睡状態にありました。山崎とエレナはともにブラックフライデーを恐れて心身を病んだ共通点があったのです。
ドライバーたちのストライキ
エレナは羊急便に出向き、関東局局長の八木にドライバーのストライキを提案。ストライキは関東一帯に広がり、大手運送会社は連名でデイリーファーストの仕事を受けないことを発表しました。 ドライバーのストライキは物流センターの臨時休業に発展し、五十嵐は本部から説明を求められます。五十嵐こそ山崎に「死んでもベルトコンベアを止めるな」と迫った人物であり、エレナは爆破テロの犯人が山崎佑の恋人・筧まりかであることを突きとめていました。
明かされる犯人
筧まりかは山崎を自殺に追い込んだデイリーファーストを憎んでおり、関東センターの派遣社員として働きながら出荷物に爆弾を仕込んでいました。UDIラボの検死によって、1件目の爆破事件の被害者がまりか自身であることが判明。彼女は自らボタンを押して焼死していたのです。 それは命を賭した告発でしたが、エレナはその間違った方法を止められなかったことを悔やみます。エレナがデイリーファーストを辞めた後、孔が次のセンター長になりますが、山崎が書き残したロッカーのメモを見てその意味を悟り、青ざめるのでした。
映画『ラストマイル』ネタバレ考察
タイトル「ラストマイル」に込められた意味
『アンナチュラル』『MIU404』で身近な社会問題を取り上げて社会派エンタメを作ってきた制作陣。今回は「物流の2024年問題」を踏まえた切り口のストーリーになっています。 まずタイトルの「ラストマイル」について調べてみたところ、物流業界で「配送の最終拠点から顧客へ荷物を届けるまで」を示す言葉として使われているとわかりました。 つまりタイトルが意味しているのは、私たちのもとへ荷物を運んでくれる配達員、運送企業のことです。 運送業界全体が人手不足に陥っている一方で、ネットショッピングの需要が拡大している昨今。今まで通り当たり前にモノが届くという環境もいつ無くなってしまうかわかりません。 本作でもひっ迫している運送業の問題が描かれているようですね。 私たちの当たり前の生活がどれだけの人に支えられ、時に犠牲を強いて実現しているのか。映画『ラストマイル』にはそんなメッセージが込められているのかもしれません。
ロッカーに書かれた暗号の意味
物語の冒頭で登場する、エレナが選んだロッカーのドアの内側に書かれた謎の暗号。「2.7m/s→0」「70kg」という数字の羅列が意味するものは何だったのでしょうか? 2.7m/sは関東センターのベルトコンベアが回っている速度、ノルマの稼働率70%を維持する速度です。70kgはベルトコンベアの耐久重量であり、山崎佑がベルトコンベアの上に飛び降りたのは、この流れを自分の身をもって止めようとしたということなのです。 しかし彼が飛び降りても、ベルトコンベアが止まることはなかった……その様子を瀕死の状態で見ていた山崎の目には絶望しかなかったでしょう。彼の命を懸けた告発は受け入れられることなく、その意志は間違った形で彼の恋人・まりかに引き継がれることになりました。 ラストで孔がセンター長になり、このロッカーを引き継いで暗号の意味を悟った時、ホラーのような空恐ろしさを覚えます。
映画『ラストマイル』よくある質問
映画『ラストマイル』に原作はある?
『ラストマイル』は完全オリジナル脚本の映画となっているため、原作小説などはありません。脚本を手がけているのは、ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』でお馴染みの野木亜紀子。『ラストマイル』でも上記ドラマの人気キャラたちが多数登場しています!
『アンナチュラル』や『MIU404』を知らないと楽しめない?
『ラストマイル』は『アンナチュラル』と『MIU404』とは異なる独立したストーリーが展開するため、たとえ両作を観ていなくても内容がわからないということはありません。 『MIU404』の機動捜査隊メンバーは連続爆破事件の捜査に、『アンナチュラル』のUDI(不自然死究明研究所)メンバーは被害者の検死に関わっていました。キャラクターを事前に少し知っておく程度でも十分楽しめる流れになっています。
やっちゃんとは誰のこと?
配達ドライバーの佐野親子の会話に度々登場する人物「やっちゃん」。彼らの会話の中で名前しか出て来ないキャラクターですが、なぜ頻繁に名前が出てくるのか気になる人も多かったようです。 「やっちゃん」は佐野父の知り合いの同業者で、安い配送料を数でこなそうと、食事を摂る間も惜しんで働いたのに過労で亡くなったようです。息子はそんな父の話を聞きながらも「それで死んだら元も子もない」ときっちり食事休憩を取っていました。 やっちゃんは運送業の苦しい現状を端的に表したキャラクターであるといえます。
実在する事件が題材?
『ラストマイル』には原作がなく、特に題材になった事件も明記されてはいませんが、大手ショッピングサイトと運送業のシビアな労働環境がリアルに描かれています。そのため現実の事件とリンクする部分もあるようです。 例えば2024年5月には、Amazonに対して委託ドライバーの集団訴訟が起こされています。業務委託の配達員たちは直接雇用の労働者と同じ働きをしているにもかかわらず、残業代が支払われないのは違法だとして提訴しました。 劇中の委託ドライバーたちはストライキを起こし、大手運送会社も巻き込んでデイリーファーストを交渉のテーブルにつかせることに成功します。しかし一方で、山崎佑や筧まりかのように自分の身を挺して問題を告発しようとする追い詰められた人々もいます。 過酷な労働環境での過労死も、これまで様々な業種で常に問題視されてきたものです。『ラストマイル』はエンタメに寄りながらもこれらの社会問題を巧みに取り入れて、問題提起を試みているのではないでしょうか。
ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』のあらすじ
『アンナチュラル』
日本における不自然死の8割が解剖されないままという先進国最低の水準を改善するため、2年前に設立された「不自然死究明研究所(UDI)」。 ここに勤める法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)は、ベテラン法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)や坂本誠(飯尾和樹)、アルバイトの記録員・久部六郎(窪田正孝)、そして所長の神倉保夫(松重豊)たちとともに、さまざまな「死」を扱い、その裏側にある謎や事件を解明していきます。 各回での事件捜査と並行して、一家心中事件の生き残りであるミコトの生い立ちや、中堂の恋人が殺害された未解決事件が連続殺人事件である可能性が浮上するなど、緊張の展開が。UDIの面々は組織の存続をかけて、罪を逃れようとする連続殺人犯を追い詰めていきます。
UDIラボの面々がまた集まるところを見られるなんて感激すぎる!しかもミコトだけとかじゃなく、がっつりフルメンバー!
あくまで解剖医としての登場なので、直接エレナたちと対面するような形にはならないかもだけど、被害者の遺体から事件解決の重大なヒントを見つけてくれそう。
個人的には中堂さんの「クソが」がぜひ聞きたい……!
????️映画『#ラストマイル』
— アンナチュラル【TBSドラマ公式】 (@unnatural_tbs) July 23, 2024
公開まであと1ヶ月????????️
ミコト&東海スマイルは
2024年も健在です✨#アンナチュラル#石原さとみ#市川実日子 pic.twitter.com/kJrwrlzx0g
『MIU404』
2019年4月、警視庁の働き改革の一環として、刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)に第4機動捜査隊(通称:4機捜)が新設されました。 初の隊員に任命された志摩一未(星野源)でしたが、人事トラブルからバディを組む相手が見つからなかったため、やむを得ず、候補段階で落としていた交番勤務の伊吹藍(綾野剛)が招集されることになります。 2人は日々覆面パトカーで街中を巡回し、110番通報があれば現場に急行。初動捜査として24時間でできる限りの対処をします。24時間以内に解決できない場合は各専門部署に引き継ぎ、継続捜査は行いません。まさに初動捜査のプロフェッショナルです。 機動力と運動神経は抜群ですが、刑事の常識に欠け、考えるより前に体が動いてしまう伊吹と、観察眼と社交力に長けているものの、自分も他人も信用しない理性的な志摩。正反対な性格の2人は、コンビとして数々の事件を解決していきます。
MIUファンとしては伊吹&志摩コンビが犯人を追い詰めるところをぜひ見たいところ。ただ事前情報によるとアンナチュとMIUの名物刑事、毛利と刈谷がタッグを組むらしいので、意外とあの2人が美味しい所を持っていくなんてことも……!?
どちらにせよこれほど大きい事件なので第4機動捜査隊の面々も思いっきり活躍してくれそうです!
????️映画『#ラストマイル』
— 【公式】TBSドラマ『MIU404』 (@miu404_tbs) July 23, 2024
公開まであと1ヶ月????????️
伊吹&志摩コンビ✨
映画でも躍動します????⚡#MIU404 #綾野剛#星野源 pic.twitter.com/s3FPVYtJLd
映画『ラストマイル』出演キャスト一覧
舟渡エレナ役/満島ひかり
関東の4分の3の流通を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ。謎の連続爆破事件で日本中がパニックに陥るなか、彼女は現代社会の血管とも呼べる流通を止めずに、事件の解決に乗り出します。 エレナを演じるのは、映画『愛のむき出し』(2009年)やドラマ『カルテット』(2017年)など、数々の作品でその演技力の高さを見せつけている満島ひかりです。 「塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました」と語る彼女は、野木の脚本について「感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる」とコメントしています。
梨本孔役/岡田将生
梨本孔は、転職して世界規模のショッピングサイトの関東センターにやってきた、入社2年目のマネージャーです。彼もまた、エレナとともに連続爆破事件の謎に挑みます。 梨本を演じるのは、岡田将生。これまで『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)、映画『さんかく窓の外側は夜』(2021年)など数多くの作品で活躍してきました。 「念願のチームに参加させていただきました」と塚本あゆ子監督、野木亜紀子脚本の作品に参加できたことによろこびをにじませた岡田。「この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます」とコメントしています。
八木竜平役/阿部サダヲ
商品の運搬を担う運送会社、羊急便の関東局局長。エレナたちと共に連続爆破事件の対応にあたることになります。 八木を演じているのはシリアスからコメディまで幅広い役どころをこなす阿部サダヲ。近年の主演作には『死刑にいたる病』や『不適切にもほどがある!』などがあり、本作でも変幻自在の演技に期待が高まります。
五十嵐道元役/ディーン・フジオカ
エレナの上司であり、ショッピングサイト日本支社の統括本部長。 五十嵐を演じるのは、朝ドラ『あさが来た』の五代友厚役でブレイクしたディーン・フジオカです。 五代がドラマから退場した際には「五代ロス」という言葉が生まれたほど、女性視聴者の心を掴んだディーン。『ラストマイル』ではどんな上司を演じてくれるのか楽しみです。
『アンナチュラル』『MIU404』から出演するキャスト一覧
『アンナチュラル』からのキャスト
三澄ミコト(石原さとみ) | 不自然死究明研究所(UDI)で働く法医解剖医 |
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中堂系(井浦新) | UDIの法医解剖医 |
東海林夕子(市川実日子) | 三澄班の臨床検査技師 |
坂本誠(飯尾和樹(ずん)) | 中堂班の臨床検査技師。のちに転職 |
神倉保夫(松重豊) | UDI所長 |
久部六郎(窪田正孝) | UDIのアルバイトの新人記録員 |
三澄夏代(薬師丸ひろ子) | ミコトの叔母/養母。弁護士 |
木林南雲(竜星涼) | 「フォレスト葬儀社」の社員 |
向島進(吉田ウーロン太) | 西武蔵野署の刑事 |
三澄ミコト役/石原さとみ
三澄ミコトは、不自然死究明研究所(UDI)に所属する法医解剖医です。「三澄班」の執刀医で、解剖実績は1500件ほど。元の名前は雨宮美琴で、「雨宮総合病院」の院長夫妻の娘です。9歳のとき、母親が起こした「浦和市一家四人無理心中事件」で1人だけ生き残り、叔母の三澄夏代の養子となりました。 演じるのは、映画『そして、バトンは渡された』(2021年)などでも知られる石原さとみです。
中堂系役/井浦新
ミコトの先輩であり、UDIの法医解剖医、「中堂班」執刀医である中堂系。8年前、殺害された恋人の糀谷夕希子の解剖を担当しましたが、関係を明かさずに解剖したため証拠隠滅を疑われ、殺人容疑で逮捕。その後、証拠不十分で不起訴になっています。 中堂を演じる井浦新はモデルとして芸能活動をはじめ、俳優としては2002年の映画『ピンポン』で注目を集めて以降、実力派俳優として活躍しています。
東海林夕子役/市川実日子
東海林夕子は、三澄班の臨床検査技師です。ミコトとはUDI以前の監察医務院時代から面識があり、良き同僚の1人。ミステリー系のドラマが好きで、よく会話の中でも口にしています。所長の神倉やアルバイトの六郎をからかうことも多い、陽気な性格です。 夕子を演じるのは、『シン・ゴジラ』(2016年)などへの出演で知られる市川実日子です。
坂本誠役/飯尾和樹(ずん)
中堂班の臨床検査技師だった坂本誠は、慰謝料目的で中堂をパワハラで訴えましたが、ミコトに紹介された転職先の教授が自身と同じムーミン好きだったため、訴えを取り下げました。UDIを辞めてからも、ミコトたちの調査に協力することがあります。 坂本を演じたのは、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹。2005年の映画『ルナハイツ』で俳優デビューし、2023年には『沈黙のパレード』(2022年)でブルーリボン賞助演男優賞を受賞しています。
神倉保夫役/松重豊
UDI所長の神倉保夫は、元厚生労働省医政局職員で、東海林からは天下りとからかわれています。UDIラボが少人数精鋭のため、雑用も引き受けています。中堂の過去とUDIに来た理由を知っているため、彼の所長室の私物化にも目をつぶっており、中堂も彼にだけは敬意を持って接しています。 神倉を演じるのは、2012年に『孤独のグルメ』でドラマ初主演を果たし、大ブレイクした松重豊です。
久部六郎役/窪田正孝
アルバイトで三澄班の新人記録員の久部六郎は、解剖時の写真撮影や解剖記録の整理などを担当しています。医者一家に生まれながらも医者になることを拒否した六郎。たびたび的外れな推理を展開しては、東海林に「へっぽこ」と冷やかされています。 演じるのは、映画「東京喰種」シリーズなどで知られる窪田正孝。2020年には、『エール』で朝ドラ主演を務めました。
三澄夏代役/薬師丸ひろ子
三澄夏代はミコトの叔母で養母です。離婚問題や労働問題を主に扱う弁護士で、ミコトとの仲も良好。解剖する遺体にまつわる民事案件でUDIに出入りすることもあります。 夏代を演じたのは、シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなす薬師丸ひろ子です。1978年の『野生の証明』以降、数々の角川映画のヒロインとして大活躍した後、結婚・離婚を経て1997年ごろからテレビドラマで再び活躍するようになりました。
木林南雲役/竜星涼
木林南雲は、「フォレスト葬儀社」の社員です。常に笑顔でサングラス付きのメガネをかけています。仕事でUDIに遺体の搬入出をするほか、中堂とは私的な協力関係にあり、たびたび彼から金銭を受け取っていました。 演じる竜星涼は、2013年から2014年にかけて『獣電戦隊キョウリュウジャー』で、ドラマ初主演を務めています。2019年にはピクサー映画『トイ・ストーリー4』のフォーキー役で海外アニメ映画の日本語吹き替えを初めて担当しました。
向島進役/吉田ウーロン太
向島進は、UDIに解剖を依頼する西武蔵野署の刑事です。ラボの面々に聞き取り調査をする際、よく彼らの「事件性を推測する話」に乗せられてしまい、事件になることを嫌がる相棒の毛利に突っ込まれています。 向島を演じる吉田ウーロン太は、お笑いトリオ「フラミンゴ」のメンバーです。2006年ごろから俳優としても活躍しはじめ、『シン・ゴジラ』や『必殺仕事人』(2023年)などに出演しています。
『MIU404』からのキャスト
伊吹藍(綾野剛) | 第4機動捜査隊隊員 |
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志摩一未(星野源) | 第4機動捜査隊隊員 |
桔梗ゆづる(麻生久美子) | 第1機動捜査隊隊長 兼 第4機動捜査隊隊長 |
陣馬耕平(橋本じゅん) | 第4機動捜査隊隊長 |
糸巻貴志(金井勇太) | 第1機動捜査隊隊員。「スパイダー班」班長 |
勝俣奏太(前田旺志郎) | 連続強制わいせつ事件の犯人 |
田島雄介(永岡卓也) | 捜査一課刑事 |
伊吹藍役/綾野剛
第4機動捜査隊隊員の伊吹藍。足が速く、運動神経抜群ですが、考えるより前に体が動いてしまうタイプで、相棒の志摩からは「野生のバカ」と言われています。過去には暴力事件を起こしたりと、評判は最悪でしたが、第4機捜では志摩と相棒としての絆を築き、チームに受け入れられていきます。 伊吹を演じたのは、ドラマ『Mother』や朝ドラ『カーネーション』(ともに2010年)などでブレイクした綾野剛です。志摩役の星野源とは、「コウノドリ」シリーズ以来3年ぶりの共演となりました。
志摩一未役/星野源
志摩一未は、第4機動捜査隊の隊員です。以前は捜査一課に籍を置いていた優秀な刑事でしたが、ある事情から異動し、所轄にいたところを4機捜設立に伴って桔梗の運転手から隊員になりました。抜群の観察眼を持ち、社交力に長け、常に先回り思考の理論派で、自分も他人も信用していません。 志摩を演じたのは、シンガーソングライターとしても活躍する星野源。俳優としては大人計画に所属し、数多くの舞台に立つとともに、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)などへの出演で知られています。
桔梗ゆづる役/麻生久美子
桔梗ゆずるは、第1機動捜査隊隊長 兼 第4機動捜査隊隊長です。警視庁では数少ない女性幹部で、ノンキャリアから捜査一課、警察署長を経て女性初の機動捜査隊隊長に就任しました。私生活では、妊娠後に夫を事故で亡くしたシングルマザーで、幼稚園教諭の羽野麦と同居しています。 桔梗を演じるのは、「時効警察」シリーズなどで知られる麻生久美子。数多くの映画やドラマに出演し、2024年後期の朝ドラ『おむすび』に出演することも発表されています。
陣馬耕平役/橋本じゅん
第4機動捜査隊隊長である陣馬耕平。勤続35年のベテランで、桔梗の隊長就任時に第1機捜に呼ばれ、第4機捜設立とともに異動してきました。昔ながらの叩き上げで、キャリアやエリートが苦手ですが、現場経験のないエリート出身の新人・九重の面倒を見るためにバディを組むことになります。 陣馬を演じる橋本じゅんは劇団☆新感線に所属しており、数々の舞台やミュージカルで活躍。その後、1992年ごろから本格的に映像作品にも出演するようになりました。
糸巻貴志役/金井勇太
糸巻貴志は、第1機動捜査隊隊員です。桔梗が第1機捜内に設立した「スパイダー班」の班長で、SNSのリアルタイム監視やWEB分析、防犯カメラの映像解析などを行っています。激務のため芝浦署の仮眠室を自宅代わりにしていると噂されています。 糸巻きを演じるのは、13歳から俳優として活躍している金井勇太。映画『ニライカナイからの手紙』(2005年)や朝ドラ『花子とアン』(2014年)などへの出演でも知られています。
勝俣奏太役/前田旺志郎
勝俣奏太は私立バシリカ高等学校の3年生で、西武蔵野市内で10件近く発生した強制わいせつ事件の犯人です。最後の犯行の後、伊吹の追跡から逃げていましたが、恋人の真木が犯罪に巻き込まれそうになったことを知り、自首しました。 勝俣を演じたのは、兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」のボケ担当として知られる前田旺志郎です。5歳ごろから子役として活躍しており、その後数多くの映画やドラマに出演しています。
田島雄介役/永岡卓也
田島雄介は捜査一課の刑事で、機捜を「小間使い」と見下している刈谷とコンビを組んでいます。 演じる永岡卓也は、『ミュージカル黒執事 -The Most Beautiful DEATH in The World- 千の魂と堕ちた死神』(2010年)をはじめ、数々の舞台やテレビドラマ、映画などに出演。2023年9月をもって俳優業を引退しており、本作が最後の映画出演となるかもしれません。
監督:塚原あゆ子×脚本:野木亜紀子の最強タッグ!
『重版出来!』や『逃げるは恥だが役に立つ』(ともに2016年)などのドラマをはじめ、映画でも「図書館戦争」シリーズや『アイアムアヒーロー』(2016年)など、名作を世に送り出し、人気を集める脚本家の野木亜紀子。一方、監督を務める塚原あゆ子は『Nのために』(2014年)や『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(2016年)などで、その手腕を発揮してきました。 2人が最初にタッグを組んだ『アンナチュラル』は大ヒットし、つづく『MIU404』も高い人気を獲得。そんな最強タッグが映画『ラストマイル』を完成させました! 「どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら『宅配荷物が爆発する話は?物流が止まると大変』とのこと。そのワンアイデアで一本書きました。」と語る野木。「無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!」と塚原の手腕を絶賛しています。 塚原は本作について「ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。ワクワクドキドキしながら楽しんで貰えたら嬉しいです。」とコメントしています。
映画『ラストマイル』あらすじをネタバレ考察しました
大人気を博したドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』のシェアードユニバース作品として注目を集める『ラストマイル』。ドラマから多数のゲストが出演する本作は、メインのストーリーとともに、見どころ満載の作品になっています。