2024年4月26日更新

『ラストマイル』あらすじ・キャスト紹介!「アンナチュラル」と「MIU404」の世界線が交差する

このページにはプロモーションが含まれています

満島ひかりと岡田将生が主演を務める映画『ラストマイル』が2024年夏に公開されます! 『ラストマイル』は大人気ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)と同じ世界を舞台にしたシェアードユニバース作品。ドラマの登場人物も多数登場するとのことで、大きな注目が集まっています。 この記事では『ラストマイル』および『アンナチュラル』『MIU404』のあらすじ、そして映画に登場するキャストを紹介します。

AD

『ラストマイル』あらすじ

流通業界最大のイベントの1つ「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していきます。 関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに、未曾有の事態の収拾にあたることに。 いったい誰がなんのために爆弾を仕掛けたのか?残りの爆弾はいくつあるのか?エレナたちは、流通という現代社会の生命線を止めることなく連続爆破を阻止することはできるのでしょうか。

『アンナチュラル』と『MIU404』それぞれのあらすじ

『アンナチュラル』

アンナチュラル
©TBS SPARKLE/TBS

日本における不自然死の8割が解剖されないままという先進国最低の水準を改善するため、2年前に設立された「不自然死究明研究所(UDI)」。 ここに勤める法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)は、ベテラン法医解剖医の中堂系(井浦新)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)や坂本誠(飯尾和樹)、アルバイトの記録員・久部六郎(窪田正孝)、そして所長の神倉保夫(松重豊)たちとともに、さまざまな「死」を扱い、その裏側にある謎や事件を解明していきます。 各回での事件捜査と並行して、一家心中事件の生き残りであるミコトの生い立ちや、中堂の恋人が殺害された未解決事件が連続殺人事件である可能性が浮上するなど、緊張の展開が。UDIの面々は組織の存続をかけて、罪を逃れようとする連続殺人犯を追い詰めていきます。

AD

『MIU404』

MIU404
©TBSスパークル/TBS

2019年4月、警視庁の働き改革の一環として、刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)に第4機動捜査隊(通称:4機捜)が新設されました。 初の隊員に任命された志摩一未(星野源)でしたが、人事トラブルからバディを組む相手が見つからなかったため、やむを得ず、候補段階で落としていた交番勤務の伊吹藍(綾野剛)が招集されることになります。 2人は日々覆面パトカーで街中を巡回し、110番通報があれば現場に急行。初動捜査として24時間でできる限りの対処をします。24時間以内に解決できない場合は各専門部署に引き継ぎ、継続捜査は行いません。まさに初動捜査のプロフェッショナルです。 機動力と運動神経は抜群ですが、刑事の常識に欠け、考えるより前に体が動いてしまう伊吹と、観察眼と社交力に長けているものの、自分も他人も信用しない理性的な志摩。正反対な性格の2人は、コンビとして数々の事件を解決していきます。

『ラストマイル』キャスト

舟渡エレナ役/満島ひかり

満島ひかり

関東の4分の3の流通を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ。謎の連続爆破事件で日本中がパニックに陥るなか、彼女は現代社会の血管とも呼べる流通を止めずに、事件の解決に乗り出します。 エレナを演じるのは、映画『愛のむき出し』(2009年)やドラマ『カルテット』(2017年)など、数々の作品でその演技力の高さを見せつけている満島ひかりです。 「塚原あゆ子組に参加してみたいという前のめりな気持ちが勝り参加しました」と語る彼女は、野木の脚本について「感情をあまり描いていないのに、登場人物たちが状況に没頭することで、隙間からその人だけの気持ちを感じられる」とコメントしています。

AD

梨本孔役/岡田将生

岡田将生

梨本孔は、転職して世界規模のショッピングサイトの関東センターにやってきた、入社2年目のマネージャーです。彼もまた、エレナとともに連続爆破事件の謎に挑みます。 梨本を演じるのは、岡田将生。これまで『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(2007年)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021年)、映画『さんかく窓の外側は夜』(2021年)など数多くの作品で活躍してきました。 「念願のチームに参加させていただきました」と塚本あゆ子監督、野木亜紀子脚本の作品に参加できたことによろこびをにじませた岡田。「この映画から皆さんが受け取る、感じ取るものは様々だと思いますが、こんなにもワクワクする映画もないかと思われます」とコメントしています。

『アンナチュラル』『MIU404』から出演するキャスト

『アンナチュラル』からのキャスト

三澄ミコト(石原さとみ) 不自然死究明研究所(UDI)で働く法医解剖医
中堂系(井浦新) UDIの法医解剖医
東海林夕子(市川実日子) 三澄班の臨床検査技師
坂本誠(飯尾和樹(ずん)) 中堂班の臨床検査技師。のちに転職
神倉保夫(松重豊) UDI所長
久部六郎(窪田正孝) UDIのアルバイトの新人記録員
三澄夏代(薬師丸ひろ子) ミコトの叔母/養母。弁護士
木林南雲(竜星涼) 「フォレスト葬儀社」の社員
向島進(吉田ウーロン太) 西武蔵野署の刑事

三澄ミコト役/石原さとみ

石原さとみ

三澄ミコトは、不自然死究明研究所(UDI)に所属する法医解剖医です。「三澄班」の執刀医で、解剖実績は1500件ほど。元の名前は雨宮美琴で、「雨宮総合病院」の院長夫妻の娘です。9歳のとき、母親が起こした「浦和市一家四人無理心中事件」で1人だけ生き残り、叔母の三澄夏代の養子となりました。 演じるのは、映画『そして、バトンは渡された』(2021年)などでも知られる石原さとみです。

中堂系役/井浦新

井浦新

ミコトの先輩であり、UDIの法医解剖医、「中堂班」執刀医である中堂系。8年前、殺害された恋人の糀谷夕希子の解剖を担当しましたが、関係を明かさずに解剖したため証拠隠滅を疑われ、殺人容疑で逮捕。その後、証拠不十分で不起訴になっています。 中堂を演じる井浦新はモデルとして芸能活動をはじめ、俳優としては2002年の映画『ピンポン』で注目を集めて以降、実力派俳優として活躍しています。

東海林夕子役/市川実日子

市川実日子

東海林夕子は、三澄班の臨床検査技師です。ミコトとはUDI以前の監察医務院時代から面識があり、良き同僚の1人。ミステリー系のドラマが好きで、よく会話の中でも口にしています。所長の神倉やアルバイトの六郎をからかうことも多い、陽気な性格です。 夕子を演じるのは、『シン・ゴジラ』(2016年)などへの出演で知られる市川実日子です。

坂本誠役/飯尾和樹(ずん)

中堂班の臨床検査技師だった坂本誠は、慰謝料目的で中堂をパワハラで訴えましたが、ミコトに紹介された転職先の教授が自身と同じムーミン好きだったため、訴えを取り下げました。UDIを辞めてからも、ミコトたちの調査に協力することがあります。 坂本を演じたのは、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹。2005年の映画『ルナハイツ』で俳優デビューし、2023年には『沈黙のパレード』(2022年)でブルーリボン賞助演男優賞を受賞しています。

神倉保夫役/松重豊

松重豊 久米繊維工業株式会社

UDI所長の神倉保夫は、元厚生労働省医政局職員で、東海林からは天下りとからかわれています。UDIラボが少人数精鋭のため、雑用も引き受けています。中堂の過去とUDIに来た理由を知っているため、彼の所長室の私物化にも目をつぶっており、中堂も彼にだけは敬意を持って接しています。 神倉を演じるのは、2012年に『孤独のグルメ』でドラマ初主演を果たし、大ブレイクした松重豊です。

久部六郎役/窪田正孝

窪田正孝

アルバイトで三澄班の新人記録員の久部六郎は、解剖時の写真撮影や解剖記録の整理などを担当しています。医者一家に生まれながらも医者になることを拒否した六郎。たびたび的外れな推理を展開しては、東海林に「へっぽこ」と冷やかされています。 演じるのは、映画「東京喰種」シリーズなどで知られる窪田正孝。2020年には、『エール』で朝ドラ主演を務めました。

三澄夏代役/薬師丸ひろ子

薬師丸ひろ子

三澄夏代はミコトの叔母で養母です。離婚問題や労働問題を主に扱う弁護士で、ミコトとの仲も良好。解剖する遺体にまつわる民事案件でUDIに出入りすることもあります。 夏代を演じたのは、シリアスからコメディまで幅広い役柄をこなす薬師丸ひろ子です。1978年の『野生の証明』以降、数々の角川映画のヒロインとして大活躍した後、結婚・離婚を経て1997年ごろからテレビドラマで再び活躍するようになりました。

木林南雲役/竜星涼

竜星涼

木林南雲は、「フォレスト葬儀社」の社員です。常に笑顔でサングラス付きのメガネをかけています。仕事でUDIに遺体の搬入出をするほか、中堂とは私的な協力関係にあり、たびたび彼から金銭を受け取っていました。 演じる竜星涼は、2013年から2014年にかけて『獣電戦隊キョウリュウジャー』で、ドラマ初主演を務めています。2019年にはピクサー映画『トイ・ストーリー4』のフォーキー役で海外アニメ映画の日本語吹き替えを初めて担当しました。

向島進役/吉田ウーロン太

向島進は、UDIに解剖を依頼する西武蔵野署の刑事です。ラボの面々に聞き取り調査をする際、よく彼らの「事件性を推測する話」に乗せられてしまい、事件になることを嫌がる相棒の毛利に突っ込まれています。 向島を演じる吉田ウーロン太は、お笑いトリオ「フラミンゴ」のメンバーです。2006年ごろから俳優としても活躍しはじめ、『シン・ゴジラ』や『必殺仕事人』(2023年)などに出演しています。

AD

『MIU404』からのキャスト

伊吹藍(綾野剛) 第4機動捜査隊隊員
志摩一未(星野源) 第4機動捜査隊隊員
桔梗ゆづる(麻生久美子) 第1機動捜査隊隊長 兼 第4機動捜査隊隊長
陣馬耕平(橋本じゅん) 第4機動捜査隊隊長
糸巻貴志(金井勇太) 第1機動捜査隊隊員。「スパイダー班」班長
勝俣奏太(前田旺志郎) 連続強制わいせつ事件の犯人
田島雄介(永岡卓也) 捜査一課刑事

伊吹藍役/綾野剛

綾野剛

第4機動捜査隊隊員の伊吹藍。足が速く、運動神経抜群ですが、考えるより前に体が動いてしまうタイプで、相棒の志摩からは「野生のバカ」と言われています。過去には暴力事件を起こしたりと、評判は最悪でしたが、第4機捜では志摩と相棒としての絆を築き、チームに受け入れられていきます。 伊吹を演じたのは、ドラマ『Mother』や朝ドラ『カーネーション』(ともに2010年)などでブレイクした綾野剛です。志摩役の星野源とは、「コウノドリ」シリーズ以来3年ぶりの共演となりました。

志摩一未役/星野源

星野源

志摩一未は、第4機動捜査隊の隊員です。以前は捜査一課に籍を置いていた優秀な刑事でしたが、ある事情から異動し、所轄にいたところを4機捜設立に伴って桔梗の運転手から隊員になりました。抜群の観察眼を持ち、社交力に長け、常に先回り思考の理論派で、自分も他人も信用していません。 志摩を演じたのは、シンガーソングライターとしても活躍する星野源。俳優としては大人計画に所属し、数多くの舞台に立つとともに、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)などへの出演で知られています。

桔梗ゆづる役/麻生久美子

麻生久美子

桔梗ゆずるは、第1機動捜査隊隊長 兼 第4機動捜査隊隊長です。警視庁では数少ない女性幹部で、ノンキャリアから捜査一課、警察署長を経て女性初の機動捜査隊隊長に就任しました。私生活では、妊娠後に夫を事故で亡くしたシングルマザーで、幼稚園教諭の羽野麦と同居しています。 桔梗を演じるのは、「時効警察」シリーズなどで知られる麻生久美子。数多くの映画やドラマに出演し、2024年後期の朝ドラ『おむすび』に出演することも発表されています。

陣馬耕平役/橋本じゅん

第4機動捜査隊隊長である陣馬耕平。勤続35年のベテランで、桔梗の隊長就任時に第1機捜に呼ばれ、第4機捜設立とともに異動してきました。昔ながらの叩き上げで、キャリアやエリートが苦手ですが、現場経験のないエリート出身の新人・九重の面倒を見るためにバディを組むことになります。 陣馬を演じる橋本じゅんは劇団☆新感線に所属しており、数々の舞台やミュージカルで活躍。その後、1992年ごろから本格的に映像作品にも出演するようになりました。

糸巻貴志役/金井勇太

糸巻貴志は、第1機動捜査隊隊員です。桔梗が第1機捜内に設立した「スパイダー班」の班長で、SNSのリアルタイム監視やWEB分析、防犯カメラの映像解析などを行っています。激務のため芝浦署の仮眠室を自宅代わりにしていると噂されています。 糸巻きを演じるのは、13歳から俳優として活躍している金井勇太。映画『ニライカナイからの手紙』(2005年)や朝ドラ『花子とアン』(2014年)などへの出演でも知られています。

勝俣奏太役/前田旺志郎

前田旺志郎
    

勝俣奏太は私立バシリカ高等学校の3年生で、西武蔵野市内で10件近く発生した強制わいせつ事件の犯人です。最後の犯行の後、伊吹の追跡から逃げていましたが、恋人の真木が犯罪に巻き込まれそうになったことを知り、自首しました。 勝俣を演じたのは、兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」のボケ担当として知られる前田旺志郎です。5歳ごろから子役として活躍しており、その後数多くの映画やドラマに出演しています。

田島雄介役/永岡卓也

田島雄介は捜査一課の刑事で、機捜を「小間使い」と見下している刈谷とコンビを組んでいます。 演じる永岡卓也は、『ミュージカル黒執事 -The Most Beautiful DEATH in The World- 千の魂と堕ちた死神』(2010年)をはじめ、数々の舞台やテレビドラマ、映画などに出演。2023年9月をもって俳優業を引退しており、本作が最後の映画出演となるかもしれません。

AD

監督:塚原あゆ子×脚本:野木亜紀子の最強タッグ!

『重版出来!』や『逃げるは恥だが役に立つ』(ともに2016年)などのドラマをはじめ、映画でも「図書館戦争」シリーズや『アイアムアヒーロー』(2016年)など、名作を世に送り出し、人気を集める脚本家の野木亜紀子。一方、監督を務める塚原あゆ子は『Nのために』(2014年)や『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(2016年)などで、その手腕を発揮してきました。 2人が最初にタッグを組んだ『アンナチュラル』は大ヒットし、つづく『MIU404』も高い人気を獲得。そんな最強タッグが映画『ラストマイル』を完成させました! 「どんな映画がいいか塚原監督に訊ねたら『宅配荷物が爆発する話は?物流が止まると大変』とのこと。そのワンアイデアで一本書きました。」と語る野木。「無謀な台本を見事に顕現させる剛腕、それでいて情感豊かに紡ぎだす塚原監督の新たな世界を、スクリーンで堪能してください!」と塚原の手腕を絶賛しています。 塚原は本作について「ビールとポップコーンにあう映画にしようと始まった作品です。ワクワクドキドキしながら楽しんで貰えたら嬉しいです。」とコメントしています。

『ラストマイル』あらすじ・キャスト紹介!「アンナチュラル」「MIU404」ファンは必見

大人気を博したドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』のシェアードユニバース作品として注目を集める『ラストマイル』。ドラマから多数のゲストが出演する本作は、メインのストーリーとともに、見どころ満載の作品になっていそうです。 映画『ラストマイル』は、2024年夏公開です!