2025年7月11日更新

【ドラマ・小説】『能面検事』あらすじ・原作ネタバレ!上川隆也が無表情?痛快司法ミステリーのキャスト・見どころは?

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ドラマ『能面検事』は、中山七里の大ヒット小説を映像化した期待の作品です。 本記事ではドラマ『能面検事』のあらすじやキャスト、そして原作小説のネタバレあらすじについて詳しく紹介します。

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ドラマ『能面検事』作品概要・あらすじ

タイトル 『能面検事』
公開日 2025年7月11日
監督 村上牧人 , 七髙剛 , 室井岳人
脚本 荒井修子 , 鹿目けい子 , 三浦駿斗
キャスト 上川隆也 , 吉谷彩子 , 大西流星
原作 中山七里『能面検事』 , 『能面検事の奮迅』 , 『能面検事の死闘』

『能面検事』のあらすじ

新人検察事務官の惣領美晴(吉谷彩子)は、大阪地検のエース検事・不破俊太郎(上川隆也)の副官として働くことになります。しかし総務課の課長・仁科睦美(観月ありさ)や事務官の前田拓海(大西流星)たちいわく、不破は表情を全く変えずに淡々と職務をこなすため「能面検事」と呼ばれているとのこと。一方、正義感にあふれ、考えていることがすぐ表情に出てしまう惣領。 そんな不破と惣領が最初に担当するのは、高校生殺人事件。被疑者である八木沢の犯行を示す証拠が複数出る中、本人は犯行を認めません。すると不破はあることを八木沢に問いかけ……!

中山七里の原作小説「能面検事」をネタバレ紹介!

小説『能面検事』

ドラマ『能面検事』は、中山七里の小説「能面検事」シリーズが原作となっています。「能面検事」シリーズは、大阪地検のエース検事・不破と、検察事務官・惣領がさまざまな事件の捜査に踏み出す検察ミステリー小説です。個性的すぎる主人公と、気持ちのいい伏線回収で読者を魅了しています。 本記事ではそんな「能面検事」シリーズ3作品のネタバレあらすじを、読むべき順番で紹介。ぜひドラマを視聴する前に、原作のストーリーについてもチェックしてください!

原作小説『能面検事』ネタバレあらすじ

大阪地検のエース検事・不破俊太郎につくことになった、新人検察事務官の惣領美晴。すぐ感情が出てしまう惣領は、さっそく「この仕事に向かない」と指摘されてしまいます。 そんな2人は、捜査していたストーカー殺人事件の資料が紛失していることに気付きました。しかも被疑者とされるストーカーには、アリバイがあったのです。 不破は何物にも忖度することなく、淡々と捜査を進め、決定的な証拠を突き止めます。しかし事件の核心に迫った不破は、何者かに撃たれてしまい……! 重傷を負ったものの、無事だった不破は、復活して真犯人のもとへ向かいました。実は殺人を犯した真犯人は、大阪府警の刑事部長・大矢だったのです。大矢は事件の証拠を隠すため、自ら資料を破棄し、「職員のずさんな管理による紛失」を装っていたのでした。

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原作小説『能面検事の奮迅』ネタバレあらすじ

本作では、能面検事・不破と、特捜部のホープ・高峰との対決がメインとなります。 国有地払い下げに関して近畿財務局職員・安田の収賄疑惑が浮上。大阪地検特捜部が捜査を始めますが、なんとその特捜部内の担当検事・高峰に文書改ざんの疑惑がかけられたのです。調査チームとして派遣された不破は、事務官の惣領と共に調査を開始します。 払い下げ予定の国有地は、問題になった工場跡地の他に個人病院跡地も含まれていました。なぜ工場跡地を選んだのか不審に思った不破は、病院跡地で白骨化した遺体を発見します。 実は同窓で親しかった安田と高峰。2人は小春という女性に恋をしていました。しかしある日、2人は病院跡地でストーカーに胸を刺されてしまった小春と、殴られて死んでいるストーカーを発見。 「警察に言わないで」と言い残して亡くなった小春とストーカーの遺体を埋めた安田と高峰は、骨が見つかることを恐れて収賄と改ざんを行っていたのでした。

原作小説『能面検事の死闘』ネタバレあらすじ

ある日、7人の命が犠牲となる無差別殺人事件が発生。逮捕されたのは、自身を「就職氷河期の犠牲者」や「無敵の人」と称する男・笹清でした。 するとその後まもなく、大阪地検で郵便物が爆発する事件が発生します。多数の重軽傷者を出した爆発物の送り主は「ロスト・ルサンチマン」と名乗り、笹清の釈放を求めたのです。 不破と惣領は捜査に乗り出しますが、護送中だった笹清が何者かに拉致され、後日遺体で発見される事態に……。 実は爆破テロを起こした真犯人「ロスト・ルサンチマン」の正体は、笹清が起こした無差別殺人事件で殺された女性の恋人でした。復讐という目的を隠すために爆破テロを起こし、さらには混乱を装って笹清を殺害していたのです。

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ドラマ『能面検事』キャスト・登場人物解説

不破俊太郎役 上川隆也
惣領美晴役 吉谷彩子
前田拓海役 大西流星
岬恭平役 宇梶剛士
高峰仁誠役 竹財輝之助
仁科睦美役 観月ありさ
榊宗春役 寺脇康文

不破俊太郎役/上川隆也

上川隆也

不破俊太郎(ふわ・しゅんたろう)は、大阪地検刑事部のエース検事です。無表情で冷静沈着に職務を全うしするため、周囲からは「能面検事」と呼ばれています。忖度というものが全く無く、真っ直ぐに事件と向き合い、捜査を進めていく人物です。 そんな不破を演じるのは、ベテラン俳優の上川隆也。能面のように表情を変えないという難しい役どころに挑戦します。

惣領美晴役/吉谷彩子

惣領美晴(そうりょう・みはる)は大阪地検の新米事務官です。副官として不破と組むことになりますが、初対面で「君のような事務官はいらん」と言われてしまいます。正義感にあふれた熱い人物で、不破に食い下がり、3か月の試用期間を得ますが……。 惣領を演じるのは、木村拓哉主演の「グランメゾン」シリーズや、「ビズリーチ」のCMで知られる吉谷彩子。喜怒哀楽がすぐ顔に出てしまう、不破と真反対のキャラクターをどう演じるのか期待です。

前田拓海役/大西流星

大阪地検総務課・事務官である前田拓海(まえだ・たくみ)。先輩の背中を見ながら学ぶ姿勢を忘れない、前向きな人物です。不破に対しては絶対的な信頼を置きつつも、常に自分のことを見透かされているのでは、という不安を抱いています。 そんな前田役には、なにわ男子の大西流星が抜擢されました。スーツを爽やかに着こなす彼に注目です。

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岬恭平役/宇梶剛士

宇梶剛士

東京地検次席検事の岬恭平(みさき・きょうへい)。鬼の岬と言われていますが、法曹界では有名な凄腕の人物です。不破に対しては、その能力を高く評価しながらも、要注意人物として警戒しています。 なお岬は、中山七里の小説「岬洋平シリーズ」でおなじみの天才ピアニスト・岬洋介の父親でもあり、ファンにはおなじみのキャラクター。そんな岬を、存在感抜群の俳優・宇梶剛士が演じます。

高峰仁誠役/竹財輝之助

竹財輝之助

大阪地検特捜部の検事で、特捜のエースでもある高峰仁誠(たかみね・じんせい)。不破とは時に協力し、時に激しくぶつかり合う関係です。常に不破をどう動かし、どう封じるかを考えています。 そんな高峰を演じるのは、モデルとしても活躍する俳優・竹財輝之助です。

仁科睦美役/観月ありさ

観月ありさ

仁科睦美(にしな・むつみ)は、大阪地検総務課の課長を務める人物です。部下たちの教育係であり、惣領美晴の元研修トレーナーでもあります。フランクで情報通の彼女は、同僚たちにとって姉のような存在です。 そんな仁科を、シリアスからコメディーまで幅広く演じられる観月ありさが演じます。

榊宗春役/寺脇康文

寺脇康文

大阪地検の次席検事である榊宗春(さかき・むねはる)。東の「鬼の岬」に対し、「仏の榊」と呼ばれています。常に大阪地検の立場を守ることを考えている人物です。 そんな榊役には、ドラマだけでなく舞台や映画など多方面で活躍する寺脇康文がキャスティングされています。

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ドラマ『能面検事』見どころを解説

ドラマ『能面検事』は、権力や組織に屈しない不破が事件の真相を暴く、どんでん返しが爽快な司法ミステリーです。 ベストセラー作家・中山七里の小説「能面検事」シリーズをドラマ化した本作。中山七里は「どんでん返しの帝王」という異名を持ち、「能面検事」シリーズも緻密なプロットと伏線回収が見事だと評価されています。 そんな大人気小説がついにドラマ化となりましたが、原作者の中山は、全く表情を動かさない主人公という設定から、映像化は絶対無理だと思っていたそうです。 しかし今回主人公・不破役を演じる上川隆也は、中山七里原作のドラマ『テミスの剣』(2017年)や『夜がどれほど暗くても』(2020年)でも主演を務めています。そのため上川隆也なら、能面のように無表情な検事を好演してくれるだろうと期待できますね!

原作小説の感想・評価

能面検事シリーズ』の総合評価
4.5 / 2人のレビュー
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30代女性

主人公の感情が読み取れないというユニークな設定のミステリー小説!でもシリーズを通して少しずつ不破の過去が明らかになり、彼の苦悩や葛藤を知って胸を打たれました。エンタメ性もありつつ、社会の闇を描いた深みのあるストーリーが魅力です。

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40代男性

伏線回収が素晴らしく、最後のどんでん返しには毎回びっくり。不破と美晴のコンビネーションも最高で、2人の掛け合いには思わずくすっと笑ってしまう。一方で法廷シーンの緊迫感はすさまじく、読んでいるだけで手に汗が……!

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ドラマ『能面検事』は2025年7月11日放送開始!

上川隆也主演のドラマ『能面検事』は、テレビ東京系列にて2025年7月11日から放送がスタート。権力や組織に屈さない主人公や、驚きのどんでん返しが魅力のミステリーです。 上川隆也をはじめ、脇を固める豪華なキャスト陣にもぜひ注目してください!