【ドラマ・小説】『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』あらすじネタバレ！今野敏の原作を結末まで解説！犯人は⋯⋯

今野敏による警察小説を、反町隆史主演でSPドラマ化した『TOKAGE(トカゲ) 警視庁特殊犯捜査係』。超豪華キャストが集結する本作について、あらすじやキャストを解説します。 本記事には原作小説のネタバレが含まれるため、未読の人は注意してください。

ひので銀行法人融資課の東田勝(森山祥伍)が誘拐される事件が発生。犯人からは「15時までに、身代金5億円と交渉用の専用回線を用意しろ」と要求がありました。 捜査一課管理官・相馬徹郎は手練れの犯行と考え、捜査一課長・田端守雄(椎名桔平)によって渋谷東署少年係の上野数馬(反町隆史)が招集されます。上野は数々の誘拐を解決した元「トカゲ」で、特殊捜査交渉係・中原明日香(栗山千明)の指揮下に入りますが、対照的な彼らは衝突を繰り返すことに……。

ドラマ『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』の原作は、今野敏による小説「TOKAGE」シリーズの第1弾『TOKAGE 特殊遊撃捜査隊』です。 ストーリーは各巻完結になっており、2025年7月現在、第3弾まで刊行されています。 SFやアクション、伝奇といったジャンルを得意とし、本格警察小説の名手とも呼ばれる今野。過去には「ST 警視庁科学特捜班」シリーズや「安積班」シリーズ、『任侠学園』などが映像化されました。

大手都市銀行にて、行員の篠田和弘29歳と西条順一35歳、東田勝41歳が何者かに誘拐されます。 警視庁捜査一課特殊犯係の新人・上野数馬は、覆面捜査を行うバイク部隊「トカゲ」として、年下上司の白石良子らと共に東京・大阪間を飛び回ることに。銀行側は警察の介入を嫌がっている節もあり、犯人との交渉や捜査が思うように進みません。 犯人が銀行の内部事情に詳しい様子から、白石や高部係長は行員たちの自作自演を疑います。 あえて身代金を支払うことにし、拐われていた3人も無事解放。10日後、東田らは銀行から奪った金を持って海外逃亡をしようと計画していました。それを見抜いた「トカゲ」はバイクで追跡を行い、上野たちが犯人を逮捕したのでした。

上野数馬(うえの かずま)は渋谷東署生活安全課少年係の警部補で、元・特殊捜査班主任。警視庁時代、バイク事件を追う覆面捜査チーム「トカゲ」として活躍していました。 その当時の功績を買われて、東田勝誘拐事件の捜査本部への参加を打診されます。 主人公を演じる反町隆史は、「リーガル・ハート」(2019年)以来6年ぶりのテレ東ドラマ出演！2024年には代表作『GTO』(1998年)の続編が放送され、鬼塚英吉役を続投しました。

中原明日香(なかはら あすか)は犯人との交渉を担う特殊捜査交渉係。FBIで交渉術とプロファイリングを学んでおり、日本には帰国したばかりです。 仏頂面の頭脳派タイプで、直感派の上野だけでなく、指揮を執る相馬管理官とも衝突することに……。 明日香を演じるのは、テレ東の人気ドラマ「晩酌の流儀」シリーズで主演を務める栗山千明です。

本作の見どころは何と言っても、“バイクで事件を追う”というトカゲの設定。『GTO』でもカワサキのバイクを乗りこなしていた反町ですが、今回はアクションも満載です。 相馬徹郎役の吹越満曰く、「スタントマンの方だなと思ったら反町さんだった」とのこと。 埠頭や街中を颯爽と駆け抜けるバイクシーンはもちろん、豪華キャストたちの共演も魅力！反町とは初共演となるヒロイン役の栗山千明をはじめ、実力派の面々が勢ぞろいしています。

ドラマ『TOKAGE 警視庁特殊犯捜査係』は、テレビ東京系列で2025年6月30日に放送されました。 反町隆史を主演に迎え、架空のバイク部隊「トカゲ」の活躍を描く警察ミステリー。キャラクター設定に改変があるので、ぜひ原作との違いにも注目してみてください！