2025年8月23日更新

ドラマ「DOPE」ネタバレ考察&全話あらすじ!原作の結末・ジウや白鴉(はくあ)の正体は?

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2025年7月期にTBS系列「金曜ドラマ」枠で放送されるドラマ『DOPE(ドープ) 麻薬取締部特捜課』。近未来の日本を舞台に、新型ドラッグに挑む麻薬取締官たちの物語です。 この記事では、『DOPE 麻薬取締部特捜課』のあらすじ・ネタバレ紹介、気になる考察ポイントを詳しく解説していきます。 本記事には原作小説のネタバレが含まれるため、未読の人は注意してください。

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ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル 『DOPE 麻薬取締部特捜課』
放送日 2025年7月4日(金)~
監督 よる10時スタート
脚本 田中眞一
キャスト 髙橋海人 , 中村倫也
原作 木崎ちあき「DOPE 麻薬取締部特捜課」シリーズ(KADOKAWA)

『DOPE 麻薬取締部特捜課』のあらすじ【ネタバレなし】

謎の新型ドラッグ「DOPE」が蔓延する近未来の日本。新人麻薬取締官・才木優人(髙橋海人)は、ある日突然、「麻薬取締部特殊捜査課(特捜課)」への異動を命じられました。第一印象最悪な教育係・陣内鉄平(中村倫也)とバディを組み、任務に当たることに……。 不審事件の解決に挑むうちに、彼らが抱える“ある秘密”も明らかになるのでした。

「DOPE」1話あらすじ・ネタバレ 初回から重要人物が死亡⋯⋯

あらすじ

新型ドラッグ「DOPE」が蔓延している近未来の日本。新人麻薬取締官の才木(髙橋海人)は、密売人検挙のために立ち入った現場で勝手な行動を取ってしまいます。見かねた厚生労働審議官・山口(伊藤淳史)は解雇を言い渡したのですが、実は麻薬取締部特殊捜査課、通称「特捜課」へとスカウトするための作戦でした。 そんな時、DOPE服用者、通称「ドーパー」による人質立てこもり事件が発生。説得中に危機に立たされた才木の前に現れたのは、特捜課メンバー・陣内(中村倫也)でした。この陣内は、神出鬼没であらゆる姿で登場する謎の男・ジウ(井浦新)と接触している様子で……。

ネタバレ

山口は特殊な能力を持つ人物を麻薬取締官にスカウトしており、才木には“未来予知”という特殊能力がありました。しかし予知できるだけで、未来を変えられるわけではありません。 そんな時発生した「ドーパー」による人質立てこもり事件で、才木を守った山口が亡くなってしまいます。そこに現れた陣内は、躊躇なく犯人を射殺しました。陣内は超視力という能力を持っています。 才木は大きなショックを受けるも、陣内はこれからもドーパーを害虫駆除のように撃ち殺すと宣言。才木は陣内のことが気になって調べてみると、幼い頃に自分を助けてくれた警察官が陣内ではないかと気づき……。 再びドーパーによる事件が発生し、陣内と才木は犯人と対峙します。才木は陣内が犯人を殺害する予知夢を見たのですが、先に犯人の足に発砲し無事犯人を捕まえました。 才木は「この能力は誰かを救うために使う」と改めて決意したのでした。

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「DOPE」2話あらすじ・ネタバレ 瞬間移動にどう立ち向かう?

あらすじ

陣内はジウと接触し、錠剤のようなものを受け取り、才木について話していました。 そんな中、警察官の拳銃がドーパーに奪われ射殺される事件が発生。犯人は人質をとり、商業施設へ立てこもります。 陣内のやり方に納得がいかない才木は説得係を志願しますが、説得も虚しく、犯人は才木たちに銃を向けます。その後、綿貫・柴原とともに犯人を追い詰めたかと思いきや、なんと犯人は瞬間移動と思われる異能力を持っており⋯⋯

ネタバレ

犯人・吉岡は瞬間移動と思われる異能力で逃げ回り、陣内の登場でようやく確保できました。陣内はいつも通り犯人を殺そうとしましたが、「殺して!」と頼まれたため逆に殺さなかったのでした。 逮捕後陣内は、吉岡にDOPEの入手経路を尋問。警察官に変装したジウが陣内にあるメモを手渡し、密売人をすぐに逮捕することができました。しかし吉岡はただの医大を目指す浪人生で、なぜ浪人生に売ったのかと警察は疑問を抱きます。 その後陣内はジウに、吉岡にDOPEを売ったのはジウではないかと問い詰めます。陣内は「今度は俺の役に立ってくれよ」と警告したのでした。 その後陣内は才木に、妊娠中だった妻・香織(入山法子)が強盗目的のホームレスに殺されたこと、遺体近くにDOPEが落ちていたことを告白。しかしホームレスはすぐに死亡し、犯人は別にいると考えていました。 陣内は「才木の未来予知を使って協力してほしい。必ず真犯人を突きとめて殺す」と告げ……。

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「DOPE」3話あらすじ・ネタバレ 陣内はドーパーか?

あらすじ

才木(髙橋海人)は陣内(中村倫也)の妻・香織(入山法子)が殺された事件を調べることに。すると陣内に“DOPE服用の疑惑”があるようで、捜査一課の管理官・椿(忍成修吾)は才木に陣内を見張るように頼んだのでした。 その後才木は母・DOPE依存者更生施設にいた美和子(真飛聖)の退所が決まり安心します。しかし施設内で突然死亡した入所者の所持品からDOPEが発見され、そこにはジウ(井浦新)と泉(久間田琳加)の姿が。 特捜課はDOPEの密売人・ジャヒド(植野行雄)との接触に成功するも、ジャヒドは隙を見てDOPEを服用し……。

ネタバレ

特捜課はジャヒドとの格闘の末、無事に逮捕。ジャヒドの情報を得るためタカノフィードと会社の寮を調べるも、陣内はタカノフィードの社長(久保田悠来)が妙に落ち着いていることが気になります。 会社は外国人労働者に覚せい剤を密輸させていた疑いがあり、取引日に突入する才木たち。才木は未来予知で陣内と綿貫(新木優子)を社長の発砲から救います。DOPEを服用した社長を何とか食い止め、才木たちは社長を確保しました。 その後ジャヒドが留置所で心筋梗塞で死亡。ジウと泉は、「白鴉もそろそろ潮時なのかも」と話していて……。 椿は陣内を失脚させるため、才木に監視をさせている様子。それを知った戸倉(小池徹平)は5億円盗難事件と香織の事件を結び付けるなと陣内に忠告します。才木もその頃、5億円盗難事件を調べていたのでした。

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「DOPE」4話あらすじ・ネタバレ 黒幕は椿(忍成修吾)か?

あらすじ

椿(忍成修吾)の指示で陣内(中村倫也)を尾行していた才木(髙橋海人)ですが、早々に撒かれてしまいました。陣内はジウ(井浦新)から香織(入山法子)殺害の新たな情報を入手します。 そんな時、大学生・宮崎ら3人が薬物中毒死する事件が発生。1人はDOPEを使用しており、なんと葛城(三浦誠己)の娘・莉子(平澤宏々路)と同じ大学の生徒だと判明し……。 莉子には覚醒剤を作っていたのではという疑惑、さらにDOPE所持の疑惑も発生してしまったのでした。

ネタバレ

その頃才木の母・美和子(真飛聖)は、才木の妹・結衣(蒼戸虹子)の余命が3年と宣告されショックを受けます。そんな美和子に近づいたジウ(井浦新)は、DOPEを美和子に手渡しました。 莉子が覚せい剤を作っていると告発したのは、同じ大学の生徒・木下。葛城が木下に話を聞きに行くと、突然葛城は才木に襲われたのです。実は木下は他人になりすます異能力を持っており、木下は莉子になりすまして覚醒剤を作っていたのでした。 理由は復讐のため。木下の妹・玲奈は手をかざして怪我が治せる異能力者だったのですが、それを宮崎たちに利用され半年後に自殺。莉子は親友でしたが玲奈を助けられず、木下は莉子のことも恨んでいました。 葛城は木下に土下座をします。才木は莉子も宮崎からドープを手に入れて、宮崎たちの薬物使用を告発しようとしていたことを明かしました。そして陣内は、宮崎が白髪の男からDOPEを受け取っていたという情報を木下から入手します。 その頃ジウと泉(久間田琳加)は、白鴉の幹部を全員殺害。一方陣内は同期の戸倉(小池徹平)の家に遊びに行っていた時、椿が亡くなったと連絡が入り……。

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「DOPE」5話あらすじ・ネタバレ 才木の妹に異能力が開花

あらすじ

椿(忍成修吾)の死因は自殺とのことですが、才木(髙橋海人)と陣内(中村倫也)は「五億円盗難事件」に関わっているのではないかと疑います。 特捜課はナイトクラブに潜入し、DOPEの売人を確保。しかし仕入れ先までは分からず、葛城(三浦誠己)は再び犯人グループに潜るようニコラス(フェルナンデス直行)に命じたのですが……。

ネタバレ

椿を殺害したのは本郷(佐野和真)で、金を脅し取られていたため殺害したと戸倉(小池徹平)に自供します。その戸倉も陣内に「椿のPCに5億円盗難事件を単独で実行したと遺書があった」と嘘をついたのでした。 才木が椿の指示で陣内を尾行していたことを告げると、陣内は服用していたのはDOPEではなく”向精神薬”と告白。その頃綿貫(新木優子)は元部下の泉(久間田琳加)に会い、泉は綿貫のパワハラで退職したことが分かります。その泉には、人の心を読む異能力があり……。 潜入捜査をしていたニコラスは誰かに拷問を受け、意識不明の重体に。夜、ニコラスを殺そうとやってきた殺し屋の男は陣内に取り押さえられ、香織(入山法子)を殺したことをほのめかします。その時ジウ(井浦新)が、殺し屋を射殺。 この殺し屋・嘉賀は刑務所で臼井を殺した仁龍会の回し者で、香織を殺したというのは嘘だとジウは発言します。 その頃才木の妹・結衣(蒼戸虹子)は、車にひかれそうになった男の子を助けたいと願うと、時間を止める能力が発動。異能力者ハンターの寒江(松角洋平)と藤川(小倉史也)は早速 結衣を狙い、「バイオエイル遺伝子研究所」の異能力研究者・田所(清水伸)も結衣の前に現れ……。

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「DOPE」6話あらすじ・ネタバレ 5億円盗難事件の犯人は⋯⋯

あらすじ

ニコラス(フェルナンデス直行)が潜入捜査官だとバレたのは、ハッキングが原因だと判明。陣内(中村倫也)は香織(入山法子)の死に関係する人物が明らかになったとジウ(井浦新)から連絡を受け、その場に向かいます。 美和子(真飛聖)は結衣(蒼戸虹子)の病気を治すためにDOPEに手を出しそうだったことを、才木(髙橋海人)に打ち明けます。美和子の持つDOPEに才木が触れてみると、ある映像が頭の中で流れ始めて……。

ネタバレ

才木はDOPEに触れ、未来だけでなく過去も見える異能力を手に入れます。 ニコラスの証言から、本郷(佐野和真)が仁龍会の頭・窪(阿部亮平)にDOPEを横流ししていたことが判明。陣内はジウとともに窪を拷問しながら尋問するも、口を割りません。 そこで特捜課は本郷をはめて捕まえようとしますが、本郷はDOPEを大量摂取し乱闘騒ぎに。何とか才木たちが本郷を抑え、確保しました。その後ジウは「本郷が仁龍会の窪に頼み、窪が嘉賀に命令して香織を殺させた」と陣内に伝えます。 怒りがこみ上げた陣内は、単独で本郷の尋問を開始。すると本郷は椿(忍成修吾)を殺したのは自分で、「5億円盗難事件」は自分と戸倉(小池徹平)が行ったものだと供述します。 本郷と戸倉は窪にそそのかされて5億円を横領。それを知った椿は本郷を脅して金を巻き上げていました。そして本郷はついに、「香織を殺したのは戸倉だ」と衝撃の事実を告げ……。 陣内は戸倉の元に向かい、銃を突きつけたのでした。

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「DOPE」7話あらすじ・ネタバレ 陣内が戸倉を射殺!?

あらすじ

陣内(中村倫也)が戸倉を殺害しようとする未来が見えた才木(髙橋海人)は、葛城(三浦誠己)の協力を得て陣内を追いかけます。 戸倉に銃を向ける陣内を、必死に止めようとする才木。すると戸倉は、香織(入山法子)殺害の真相を語り始め……。

ネタバレ

戸倉は娘の移植手術のため、仁流会の窪(阿部亮平)を頼って違法な臓器移植を行いました。その窪に5億円の強奪を頼まれて実行し、香織にバレて記事を出されそうになります。戸倉は以前香織に好意を持っていましたが、陣内が好きと分かり嫉妬心も感じていたとのこと。 戸倉はジウ(井浦新)からDOPEを渡されて服用。そのまま香織を殺したことを語りました。陣内は戸倉に銃口を向けますが、才木の説得もあり銃を置きます。しかしその時、陣内は何者かに操られたようにいきなり戸倉を撃ち殺し……。ジウが陣内を操り、戸倉を殺害したのです。 ジウは才木に宣戦布告し、陣内は逮捕されてしまいます。しかし数週間後、ジウは陣内の元に現れて陣内を拘置所から脱走させました。陣内はジウが自分を操って戸倉を殺害したことに気づいていて……。 その頃クレープ屋に扮している特殊機関主任工作員・千葉(奥貫薫)は、部下の寒江(松角洋平)と藤川(小倉史也)に能力者狩りを命じていたのでした。

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「DOPE」8話あらすじ・ネタバレ 才木の父はまさかの⋯⋯

あらすじ

陣内(中村倫也)が拘置所から脱走し、特捜課のメンバーは自宅待機を言い渡されます。しかし才木(髙橋海人)は陣内がジウ(井浦新)に操られて戸倉(小池徹平)を殺害させられたと訴え、早く陣内を見つけたいと焦りを感じていました。 そんな中、綿貫(新木優子)の祖母・絹代(銀粉蝶)が行方不明になり、綿貫は絹代の傍にいた寒江(松角洋平)と藤川(小倉史也)を発見。戦いが始まるも、綿貫は異能力を封じられてしまい……。

ネタバレ

藤川は相手にタッチすると異能力を封印するという力を持っています。才木の助け、そしてパトカーのサイレンが聞こえたため、寒江と藤川は退散しました。 一方ジウは、テレポーテーション能力を使って凶悪犯30人を脱獄させます。そして「DOPEを飲まないと殺す」と脅し、1人だけがドーパーとして動き出したのでした。 才木は妹・結衣が倒れたためバイオエイル研究所へ。田所(清水伸)の手術が無事に成功し、美和子(真飛聖)に連れられて過去のビジョンを見ます。才木の父は、バイオエイルの主席研究員。田所は助手で、美和子が被験者となったことで2人は結婚しました。 才木の父が作っていたのは、誰でも異能力を開花できる薬。しかしそれが元でDOPEが生まれてしまいます。その後研究を辞め、結衣が生まれた後父は亡くなってしまいました。 そしてジウは、当時から美和子や才木をずっと監視。田所からDOPEのデータを受け取り、日本に広めたのもジウでした。才木はジウにこの事実を突きつけられます。 その後陣内は、街中を歩く才木に声をかけ……。

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「DOPE」9話あらすじ・ネタバレ

あらすじ

ついにジウ(井浦新)によるゲームがスタート。渋谷駅前で爆発が起こり、さらに3か所で何かが起きるとジウは才木(髙橋海人)に忠告します。 一方陣内(中村倫也)は、渋谷駅で爆破テロを起こした犯人の所持品を才木に託します。サイコメトリーで2か所の犯行予定場所を読み取ったものの、あと1か所は不明。 特捜課でもあと1か所の特定を急ぎますが、その時特捜課に侵入者を知らせるアラートが鳴り響き……。

ネタバレ

放送後に更新します!

【考察①】白鴉(はくあ)のメンバー・目的は?ジウと陣内に接点

正体が謎だったジウ(井浦新)と泉ルカ(久間田琳加)は、犯罪シンジケート・白鴉(はくあ)のメンバーです。ジウは変装が得意なので変装が異能力かと思えますが、第7話でジウに「相手を操る能力」があることが分かりました。 泉の能力は、人の心を読む能力と第5話で判明。ですが泉の元々の異能力は”脚力”で、現在は異能力を2つ備えていることが分かっています。泉は元々特捜課のメンバーで、綿貫の直属の後輩でしたが綿貫のパワハラによって特捜課を離れていたことも明らかとなりました。 またジウは度々陣内と接触し、2人は協力関係であるように見えます。陣内は香織の事件をジウに情報を調べてもらっていて、代わりに警察の情報を流している?ようにも思えます。DOPEに恨みがある陣内自身も、ジウのことを探っているのではないでしょうか。 ジウと泉は第4話で白鴉の幹部を全員殺害。2人は白鴉に入り込んで何を企んでいたのか目的を探っていたのでしょう。また警視庁の中にも、恐らくジウと繋がっている人物がいると考えられます。

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ジウの持つ能力と目的は?

ついに始まったジウのゲームですが、そもそもジウは異能力を持ちすぎです。相手を移動させるテレポーテーション、相手を操るサイコキネシス、炎を出す能力、人の頭脳に入り込む能力や、手が銃になる能力など……。人から能力を奪うという能力も持っているのではないでしょうか。 そして才木を幼少期からずっと監視していたジウ。ジウは明確が目的があるのではなく、能力を複数手に入れたことで世界征服などの大きな目的を持つようになり、無敵状態で現状を楽しんでいるのではないでしょうか。 それか過去に辛い経験があり、DOPEに恨みを持っていて自分が操ることで復讐を成し遂げようとしているのかもしれません。

ジウが仕掛けるゲーム 千葉(奥貫薫)との関係は?

第7話で、ジウは才木にゲームを仕掛けると宣戦布告しました。今後才木とジウの戦いが始まるのでしょう。 一方特殊機関工作員の主任・千葉(奥貫薫)は、異能力者の力を海外流出しようとするバイオエイル遺伝子研究所の動きをけん制しています。異能力者の軍事利用を防ぐために、異能力者の殺害を部下に命じていました。千葉も常に変装していることから、実はジウなのではないか?と疑えます。 それか千葉は初回ですぐに亡くなった山口(伊藤淳史)なのではないかとも考えられます。今後ジウ、千葉、山口がどういう関係性なのか注目です。

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なぜジウは警察にも変装できるのか?

ジウの見事な変装術にも目を奪われます。デリバリーの配達員、ぼさぼさの髪と髭、そして声色までも変えてホームレスに変装していました。最初ジウだと気づかなかった視聴者も続出したほど。 また第2話では、陣内が取り調べをしている部屋にも警察のように入り込んでいました。さすがに変装がうまいだけで警察に入り込むのは難しいはずなので、陣内のほかに警察内にジウと繋がりのある人物がいる可能性が高いと思います。もしかしたら特捜課メンバーに、内通者がいるのかもしれません!

【考察②】陣内香織・五億円盗難事件まとめ

このドラマは、陣内の妻・香織の死と香りが追っていた五億円盗難事件がキーポイントとなりそうです。徐々に真相が明らかになってきているので、考察をまとめて紹介していきます!

五億円盗難事件とは?

五億円盗難事件とは、ジャーナリストで7年前に亡くなった陣内の妻・香織が追っていた事件。警察署から押収した現金5億円が盗まれた事件で、香織は盗難事件の真犯人が警察内部にいるのではないかと生前記事を発表していました。この5億円の行方は分かっていません。 五億円盗難事件の犯人はずっと捕まっていませんでしたが、第6話で本郷と戸倉であると判明。仁龍会の窪にそそのかされ、5億円を横領。それを椿に知られ、椿は本郷を脅して金を取っていたのです。その椿を、本郷が殺害したのでした。

香織殺害の犯人は?

7年前、妊娠中の香織は自宅で殺害されました。逮捕されたのは臼井という人物で、臼井はドーパー。香織の遺体のそばにはDOPEが落ちており、その臼井は拘置所で仁龍会の人間に殺されました。 第5話でニコラスを襲ってジウに射殺された殺し屋・嘉賀は、香織殺害をほのめかしました。そして第6話で、五億円盗難事件の主犯を名乗った本郷が、香織を殺したのは戸倉だと証言したのです。 戸倉は娘の移植手術のため、仁龍会の窪に臓器売買を依頼する代わりに5億円強奪を引き受けました。しかも戸倉は以前から香織に好意を持っており、その香織が陣内と交際していると分かり嫉妬心も感じていて……。 その香織に5億円強奪の真相を暴かれてしまい、記事を公表しようとした香織を殺害。その直前、ジウからDOPEをもらい、DOPEを服用して犯行に及んだのでした。

戸倉・椿・本郷は事件に関与している?

当初香織殺害の犯人候補だった椿は、第4話で亡くなりました。椿を殺したのは本郷。金を騙し取られていたため殺したと自供しましたが、本郷の裏には誰かが潜んでいると思います。 その本郷は戸倉とともに五億円盗難事件の主犯であることも分かりました。戸倉・椿・本郷の3人とも最初から“陣内の動きをけん制”しており、五億円盗難事件、香織殺害以外にも何らかの形でジウと繋がっている可能性も考えられます。

【考察③】才木の過去・12年前の事件とは?

陣内のプロフィールを見ていた才木は、12年前の事件のことを思い出しました。12年前、無差別テロ事件に巻き込まれた才木。幼かった才木を助けてくれたのが、陣内だったのです。才木はこの時助けてくれた陣内に憧れて、警察官になりました。 その事件現場には、銃を持つ犯人組織に指示を出す人物(市川刺身)の姿も。この人物の正体が誰なのか、また陣内はこの事件で才木親子を救ったことが、妻(入山法子)が殺された原因になったのではないかと推測されています!

【最終回予想】原作とドラマの違いから結末を考察!

このドラマは原作小説があるのですが、異なる点が多く存在します。よってドラマオリジナルのストーリーの部分が多く、結末もオリジナルのものになると予想します!

登場人物:才木の家族・山口の存在

まず原作小説には、泉ルカ(久間田琳加)や山口(伊藤淳史)は登場しません。また才木の家族である母・美和子(真飛聖)は麻薬依存者ですが異能力はなく、妹・結衣は登場していません。 さらに特捜課にいるニコラス(フェルナンデス直行)は、原作では元犯罪者でスパイ。特捜課とは裏で繋がっている存在ですが、ドラマでは特捜課のメンバーとして活躍しています。 このように原作とドラマでは、登場人物の設定が一部異なっています。

組織:ドラマオリジナルの2つの組織

ドラマではバイオエイル遺伝子研究所、特殊機関の2つの組織が登場しますが、これもドラマオリジナルです。 バイオエイル遺伝子研究所は田所(清水伸)率いる研究所で、”国民全員に異能力を授けて差別をなくす”目的を持っています。しかしそれは表向きで、実際は軍事利用目的で海外流出を目論んでおり、結衣の能力を狙っています。 また某国の特殊機関に所属するのは、千葉(奥貫薫)とその部下・寒江(松角洋平)と藤川(小倉史也)。異能力者の存在を危惧しており、異能力ハンターとして活動しています。 どちらも原作では登場しないため、ドラマの結末に大きな影響を与える存在となるでしょう。

結末:異能力の全面対決か⋯⋯?

原作では、ジウが陣内を外に出すところ(ドラマ第7話)までが小説化されています。ドラマでは最終回までまだ話数が残っているため、ここからオリジナル展開となるでしょう。 恐らく今後は、特捜課、白鴉、特殊機関、バイオエイル遺伝子研究所による全面対決が繰り広げられると予想します!そしてここからキーパーソンとなるのは、恐らく才木の妹・結衣。結衣の瞬間移動の能力が悪用されてしまうのではないでしょうか。 また1話で亡くなった山口がこのまま出てこないとは思えません。恐らく山口は生きていて、最後に特捜課を助ける存在になってほしいと願います。

特捜課メンバーたちの家族・過去をネタバレ解説!陣内の妻は?【8話更新】

この特捜課メンバーは、それぞれ特殊な能力を持つ人物が集められています。その能力を活かして、ドーパーが関連する事件を解決していくことが求められています。 山口は能力を見極めて1人1人をスカウトしました。しかしその能力があるがゆえ、メンバーは日常生活に苦労を抱えながら過ごしています。

【未来予知】才木優人には"ドーパー"の母が⋯

本作の主人公・才木優人は、正義感にあふれる真面目な新人麻薬取締官。無差別テロ事件で助けてくれた警官に憧れたこと、またDOPE依存に陥った母・美和子の影響から、その根絶のために現在の職業に就きました。 才木は未来に起こる事象が映像として脳に流れる”未来予知”の異能力を持っています。しかしその発動条件は定かではなく、未来を予知しても予知することしかできません。第6話で、DOPEを触れることで未来だけでなく、過去を見ることができると判明しました。 また美和子の能力は手を翳すと症状を回復させる"ヒーリング"であることが判明。才木の妹・結衣は心臓の持病があり、瞬間移動の能力を持っています。 そして才木の父はバイオエイル研究所の研究員で、DOPEを作った張本人であることも判明。ですが最初からDOPEを作りたかったのではなく、誰でも異能力を開花できる薬を作っていてDOPEへと変化。DOPEを世に広めたのはジウです。 演じる高橋海人はKing&Princeのメンバーであり、今回がTBSドラマ初主演です。

【超視力】陣内鉄平には愛する妻を殺された過去が⋯⋯

もうひとりの主人公・陣内鉄平は麻薬取締官で、常識はずれでやる気も感じられない教育係。DOPEに強い憎しみを抱いており、才木とは違い服用者の更正に否定的ですぐに犯人を射殺してしまいます。ジウとも接点があり、度々接触しています。 陣内にはフリージャーナリストの妻・香織(入山法子)がいて妊娠中でしたが、7年前に殺害。遺体のそばにはDOPEが落ちていて、陣内は今もそのDOPEを持ち歩いています。陣内は今も、香織を殺害した本当の犯人を捜しているのです。 陣内を演じる中村倫也は、「石子と羽男」(2022年)以来3年ぶりのTBSドラマ主演となります。

【腕力】綿貫光は能力に苦悩

綿貫光(わたぬき・ひかる)は、特捜課の紅一点。元SAT隊員という経歴を持っています。自分にも他人にも厳しいストイックな性格で、後輩の指導が度を超え、パワハラだと受け取られてしまった過去を持つほどです。 綿貫は腕力に長けており、女性ばかりにぶつかる男性にあえて自分からぶつかり、大した力も入れずに倒しました。祖母の介護をしながら仕事をしており、祖母も腕力が強いため自宅の壁に穴が空いていたことから能力は”遺伝”の可能性が高いです。 綿貫は祖母の力を抑えられるのは自分しかいないと考えている様子。父・銈五郎(西島秀俊)と電話しており、銈五郎は政界に関係のある人物である可能性が高まっています。 そんな綿貫を演じるのは、新木優子。モデルから女優まで、幅広く活躍しています。代表作にはドラマ「コード・ブルー」シリーズなどがあります。

【聴力】葛城康介は特捜課の課長!

葛城康介(かつらぎ・こうすけ)は麻薬取締部特殊捜査課の課長で、異能力は聴力です。特捜課のメンバーをまとめる部下思いの人物で、妻と大学生の娘がいます。家族の聞きたくない会話が聞こえてくることもあり、何と気を出せば超音波も聞こえる聴力を持っているそう。 演じる三浦誠己は、「TOKYO MER」(2018年)など多くのTBSドラマに出演しています。

【嗅覚】柴原拓海には婚約者が⋯

柴原拓海(しばはら・たくみ)は特捜課のムードメーカーで、“シバ”の愛称で親しまれています。異能力は嗅覚で、なんとその力は麻薬探知犬以上。プライベートでは婚約者がいて一緒に暮らしているが、彼女にはまだ異能力のことは言えていないようで……。 演じる豊田裕大は、TBSの『御上先生』(2025年)に出演したばかりです。

【記憶力】ミステリアスな棗依央利

棗依央利(なつめ・いおり)は情報分析官で、日々膨大な情報を分析しています。異能力は記憶力で、過去の事件や出来事のデータを全て暗記しており、時折話しすぎてしまうことも。常に冷静に行動していて、課の支えとなっています。 演じる熊井啓太は、モデルとして活動中。共演の伊藤淳史とは、同じ事務所に所属しています。

【触覚】山田ニコラスは触れることで様々な成分を分析

山田ニコラスは、特捜課の潜入捜査官。当初どんな異能力を持っているか分かっていませんでしたが、第3話で「触覚」の能力、つまり触れることで様々な成分を分析できる異能力を持っていることが分かりました。 演じるフェルナンデス直行はコロンビア共和国出身で、国籍は日本とスペイン。中国映画にも多数出演しており、国内外で活躍を続けています。

ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』そのほかの登場人物

ジウ役/井浦新

ジウは、年齢も素性も分からない謎の男。変装が得意で、デリバリーの配達員や清掃員などあらゆる人物になりすまし、まさに神出鬼没です。DOPE事件の周りで不可解な行動をしており、陣内とも度々接触。ジウがどんな人物なのかが物語のポイントとなりそうです。 ジウを演じるのは、井浦新。井浦は『アンナチュラル』(2018年)や『最愛』(2021年)など、数多くのTBS名作ドラマに出演しています。

山口始役/伊藤淳史

伊藤淳史

山口始(やまぐち・はじめ)は、厚生労働省の審議官。ある熱い想いをもって特捜課を設立した影の立役者であり、才木を特捜課に連れてくるところからこの物語はスタートしています。 しかし第1話で、山口はドーパーの炎の攻撃を受けて亡くなってしまったように見えます。ですが主要キャラクターの山口が1話冒頭で離脱するとは考えにくく、再登場期待の声が挙がっています! この山口演じるのは、伊藤淳史。伊藤は2025年7月期のドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』にも出演が決定しています。

戸倉俊仁役/小池徹平

戸倉俊仁(とくら・しゅんじ)は、陣内の元同期。過去に起こった“ある事件”をきっかけに変わってしまった陣内のことを気にかけ、誰からも慕われる存在。10歳の娘がおり、溺愛しています。 そんな戸倉を演じるのは、小池徹平。小池は「離婚しない男」(2024年)で伊藤淳史と共演したばかり。悪役を演じることも増えている小池ですが、本作では子煩悩な刑事を演じます!

【解説】DOPE(ドープ)の意味・効果とは?

DOPEは謎に包まれた新型ドラッグで、異能力者の能力を覚醒する力があります。手を出す者が後を絶たなくなり、DOPEが蔓延する世界となってしまいました。DOPEとは麻薬を意味する英単語です。 ジウはDOPEを事件を起こした犯人に手渡していて、DOPEの流通や製造にも関わっている可能性があります。またDOPEを飲んで急性中毒を起こして亡くなった描写も描かれていたため、服用して異能力が覚醒すると亡くなってしまうというロジックがあるのかもしれません。

【原作小説】あらすじネタバレ!漫画やアニメはあるのか

同名原作小説の漫画・アニメ化作品はなく、初のメディアミックス化となります。 原作小説の作者は、「博多豚骨ラーメンズ」シリーズなどの木崎ちあき。本作は「異能力×麻取」の異色の組み合わせはもちろん、アクションや熱い人間ドラマが魅力です。

どんな内容?結末までネタバレ

【起】何もかも正反対な特捜課の凸凹バディ誕生!

新人麻薬取締官・才木優人は配属早々、異能力者ぞろいの特殊部署「特捜課」へ転属に……。彼は悪い未来を予感する「第六感」があり、課長の葛城がそれを評価したのです。 特捜課の主な担当は、海外から流入したドラッグ「ドープ」が原因の事件。その作用によって、異能を覚醒させた服用者あるいは中毒者を後天性ドーパー、彼らから能力が遺伝した者を先天性ドーパーと呼びます。 才木は教育係の陣内鉄平とバディを組みますが、中毒者用の更生施設にいる母を思うと、「殺される前に(犯罪者は)殺す」という彼の考えを受け入れられません。

【承】陣内が薬物中毒者を恨む理由とは……?

かつて陣内は薬物中毒の強盗に妊娠中の妻・香織を殺害され、中毒者を強く恨んでいました。 香織を殺害したのは、多国籍マフィア「白鴉」幹部の入れ墨を持つ臼井裕樹。獄中自殺したと思いきや、白鴉のリーダー・ジウの情報で“暴力団組織「関東仁龍会」の組員に殺された”と分かります。臼井の入れ墨は、罪を白鴉に擦り付けるための偽装でした。 ジウは事件の首謀者を探るため陣内に協力を持ちかけ、真相を暴くという利害関係が一致。陣内は白鴉に情報を流すべく、スパイとして特捜課に潜入しました。

【転】明らかになる暴力団組織と警察の癒着

香織殺害の犯人は、無戸籍の「嘉賀」という名前の男。特捜課のS(スパイ)・山田ニコラスの病室を襲撃し、陣内に「陣内香織を殺したのは、俺だ」と告げたところ、激昂した彼に射殺されました。 陣内とジウは嘉賀の雇い主であり、仁龍会系二次団体の若頭・窪靖彦を白鴉所有の倉庫へ誘拐します。 ニコラスの報告をもとに、新宿中央署強行犯係係長・本郷警部補と窪の繋がりが明らかに!陣内は本郷を拐って行方をくらまし、特捜課に動揺が走る中、拷問死した窪の遺体が見つかります。陣内に拷問された本郷は、協力者として陣内の警視庁時代の同期・戸倉の名を挙げました。

【結】求め続けた妻の死の真相と未来へ

本郷はギャンブルの借金、そして戸倉は娘の臓器移植のために仁龍会に弱みを握られ、窪の命令で8年前の三億円盗難事件を起こしました。 ジャーナリストだった陣内の妻・陣内香織は、その事件を追っていたために殺されたのです。 戸倉の自宅マンションの屋上で、戸倉に銃口を向ける陣内。追ってきた才木にスパイだと明かし、説得する彼を昏倒させてその場を去ります。目覚めた才木は陣内が自首したと聞き、久々に会う母に「俺も麻薬と戦うから、母さんも戦って」と声をかけました。 ドーパーを収容する東京医療刑務所の地下。陣内の面会に訪れた才木は、「葛城課長が特捜課のSとして戻れるよう動いている」と報告します。才木が去った後、刑務官に変装したジウが陣内に「あなたには、まだまだ働いてもらわないと」と告げるのでした。

ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』原作までネタバレ!特捜課メンバーを考察

髙橋海人と中村倫也がW主演を務めるドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』は、2025年7月毎週金曜よる10時から放送しています。 ciatrでは各話のあらすじ・ネタバレを放送終了後に更新していきます。 相性最悪な正反対バディはどんな絆を育むのか、彼らの成長にも注目しましょう!