2025年10月22日更新

Netflix『第10客室の女』結末までネタバレ!原作はある?女性警備員がローに協力した真相も考察

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『第10客室の女』(2025年)
© 2025 Netflix, Inc.

ルース・ウェアの同名小説を原作に、キーラ・ナイトレイが主演を務めたNetflixオリジナル映画『第10客室の女』。周囲に自分が目撃した事件を信じてもらえないジャーナリストが、真相解明に動きます。 この記事では、Netflixオリジナル映画『第10客室の女』のネタバレあらすじや、感想、解説を紹介します。

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映画『第10客室の女』のあらすじ【ネタバレなし】

公開年 2025年
メインキャスト キーラ・ナイトレイ , ガイ・ピアース
監督 サイモン・ストーン

ジャーナリストのロー(キーラ・ナイトレイ)は、ある大富豪の招待を受けて、豪華客船のクルーズを取材することになります。 しかし最初の夜、ローは隣の部屋から人が海に落ちたような物音を聞きます。彼女は慌てて主催者や警備員に連絡しますが、招待客や乗組員は全員無事とのこと。さらに彼女の隣の部屋「第10客室」には、そもそも誰も泊まっていないというのです。 ほかの招待客たちが彼女を奇異の目で見るなか、ローは事件の真相を追う決意をします。

【ネタバレ】映画『第10客室の女』の結末までのあらすじ

【起】豪華ヨットで起こった事件

『第10客室の女』(2025年)
© 2025 Netflix, Inc.

ジャーナリストのロー(キーラ・ナイトレイ)は、あるとき豪華ヨットクルーズに招待されます。主催者のリチャード・ブルマー(ガイ・ピアース)は、がんで余命幾ばくもない妻アンネ(リサ・ローヴェン・コングスリ)のためにチャリティ財団を立ち上げており、その取材のために呼ばれたのです。 場違いな雰囲気を感じながらも、ローはそこで元カレのベン(デビット・アジャラ)と再会。その後、病床のアンネに会ったローは、彼女から遺言の変更を打ち明けられます。 廊下でベンに鉢合わせそうになったローは、気まずさからそばにあった部屋に隠れます。そこは第10客室で、金髪の女性がいました。慌てて外に出るロー。 その夜、彼女は隣の部屋から聞こえる物音で目を覚まします。ローは誰かが海に落ちたと確信しますが、警備に連絡すると招待客も乗務員も無事で、しかもローの隣の第10客室はもともと誰も泊まっていないというのです。

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【承】孤立していくロー

『第10客室の女』(2025年)
© 2025 Netflix, Inc.

ありもしない事件を騒ぎ立てたと、ほかの招待客たちは、ローを変人扱いし始めます。それでも自分が見聞きしたことを信じる彼女は、独自に乗組員たちに話を聞くなど、調査を進めます。 ベンに協力を仰ぐと、ローは彼がブルマーのパーティで撮った写真のなかに、例の金髪の女性が映っているのを見つけます。彼女がブルマーの知り合いであると確信したローでしたが、ブルマーにははぐらかされてしまいました。 そんななか、デッキにいたローは何者かにプールに突き落とされてしまいます。プールの蓋をされ、危うく溺れかけたローでしたが、なんとか助け出されました。

【転】金髪の女性の正体

『第10客室の女』(2025年)
© 2025 Netflix, Inc.

ローはますます孤立を深めるなか、調査をつづけていきます。そしてついに例の金髪の女性を発見し、その後を追います。すると彼女に機関室に閉じ込められてしまいました。 しばらくすると金髪の女性が戻ってきて、事情を説明します。彼女はキャリー(ギッテ・ウィット)というシングルマザーで、ブルマーに雇われてアンネの代わりをすることになったとか。しかしそのことがアンネに知られてしまい、彼らは衝突。ローが聞いたのは、アンネが海に落ちる音だったのです。 アンネは全財産を財団に寄付し、ブルマーが運営にかかわらないようにと遺言を残していました。彼はそれを知っており、アンネ殺害を企てたのです。

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【結末】ローの運命は?衝撃のラスト

『第10客室の女』(2025年)
© 2025 Netflix, Inc.

すべてを知られたと知ったブルマーは、アンネの主治医ロバートにローを殺すよう命じます。豪華ヨットは目的の場所にたどり着き、招待客とブルマーはボートで陸へ。ロバートは体調不良で寝ているローの世話をすると言って船に残りますが、ベンも土壇場でヨットに残ることに。 ローを殺そうと注射器を手に襲いかかるマリック。そこへベンが止めに入り、彼に注射器が刺さり命を落としてしまいました。 アンネのふりをしたキャシーは、財団のパーティに出席します。そこへローが現れ、隠し持っていたアンネの本当の遺言を読み上げました。逆上したブルマーはキャシーを人質にりますが、ヨットの警備責任者のシクリッド(アマンダ・コリン)がブルマーを撃ち、逃亡を阻止しました。 ローは今回の事件を記事にし、好評を得ます。そこへキャシーから連絡が入り、「遊びに来て」と誘われるのでした。

映画『第10客室の女』の感想・評価

第10客室の女
第10客室の女』の総合評価
3 / 2人のレビュー
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40代女性

自分が目撃した事故を周囲の人に信じてもらえない主人公。こういう系統の作品は観客にも「本当に主人公の勘違いなのでは?」と思わせるものだけど、主人公のトラウマもほんのちょっと匂わされる程度なので、彼女を疑う余地が全然なくて、あんまり緊迫感がない。軽い気持ちで観るのにちょうどいいサスペンス。

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30代女性

豪華客船、密室というワードだけで、なんかわくわく。なんかあっさり終わったなって気もするけど、逆に言えば王道ミステリーサスペンスってことで良き!主演のキーラ・ナイトレイも美しかったけど、赤毛メガネの警備?秘書?の女性もかっこよすぎた。

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【考察】女性警備員がローに協力したのはなぜ?

ラストでキャシーを人質にとったブルマーでしたが、警備責任者であるシクリッドに撃たれます。彼女はブルマーの部下であり、アンネの件もすべて知ったうえで彼に協力していました。しかし最終的に彼を裏切ったのはなぜなのでしょうか。 これは推測でしかありませんが、彼女はブルマーに雇われているとはいえ、彼の行動を苦々しく思っていたのではないでしょうか。豪華ヨットのクルーは全員ブルマーに雇われていたため、彼女も例外ではないはずですが、彼の行動は腹に据えかねていたのかもしれません。 ブルマーは病気の妻アンネを薬漬けにして、彼女が遺言の内容を変えたと知ると、替え玉を立てて殺害しようとしました。金目当てで人の命をなんとも思わないブルマーに、彼女は一撃を打ち込んだのではないでしょうか。

【原作】小説のラストは?続編の情報も

原作はローの一人称で進んでいき、彼女は「信頼できない語り手」として描かれています。映画は三人称視点になっており、ローのPTSDなどの描写もほとんどないことから、彼女の“信頼できなさ”はほとんどなくなっていました。 また原作のラストはドラマとは全く違っており、キャシーがブルマーを殺害するという衝撃的な展開となっています。 小説の『第10客室の女』には『The Woman in Suite 11(原題)』という続編があり、母となり新たな道を歩み始めたローの活躍が描かれています。こちらも映像化されるのか、注目したいですね!

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ネトフリ配信映画『第10客室の女』をネタバレ解説・考察でおさらい

誰にも信じてもらえない主人公が、事件解決のため語群奮闘する『第10客室の女』。キーラ・ナイトレイの熱演が大きな魅力の1つである本作は、王道ミステリーサスペンスとなっています。 『第10客室の女』は、Netflixで配信中です。