2024年12月3日更新

「イクサガミ」Netflix実写ドラマ化!原作のあらすじネタバレを解説

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直木賞作家・今村翔吾のエンタメ時代小説「イクサガミ」シリーズが、ついに実写ドラマ化!岡田准一を主演に迎え、Netflixシリーズとして世界独占配信が決定しました。 この記事では、『イクサガミ』のあらすじ・原作ネタバレまで詳しく解説していきます。

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「イクサガミ」がNetflixドラマシリーズで実写化決定!

「イクサガミ」の実写ドラマ化は、Netflixのプロデューサー・高橋信一から岡田准一にプロデューサー・主演オファーが届いたことで実現しました。 監督を務めるのは、映画『最後まで行く』(2023年)でも岡田とタッグを組んだ藤井道人です。 プロデューサー初挑戦の岡田は、「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」ことを目標に、総勢600人が関わる現場に臨んでいるそう。映像表現で必要な部分は改変を加えつつも、原作の“日本人としての誇り”を大事にして、「新たな時代劇を作る」と語りました。 原作者の今村翔吾は、執筆中に主人公・嵯峨愁二郎に岡田のイメージを重ねていたと明かし、彼が魅せるアクションに強い期待を寄せています。

【ネタバレなし】「イクサガミ」の作品概要・あらすじ

監督 藤井道人 , 山口健人 , 山本透
脚本 藤井道人 , 山口健人 , 八代理沙
プロデューサー・ アクションプランナー 岡田准一
キャスト 岡田准一
原作 今村翔吾「イクサガミ」シリーズ

「イクサガミ」シリーズは、『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞した今村翔吾の時代小説です。 同シリーズは文庫書き下ろしで、2022年に1作目『イクサガミ 天』が刊行。3部作で完結予定でしたが、のちに「天・地・人・神」の4部作に変更されました。 史実を取り入れつつもエンタメ性を追求する王道の時代小説で、大迫力のバトルシーンをふんだんに描くことから、若い世代を中心に人気を博しています。敵味方入り乱れての大乱戦をどう魅せるのかも、実写化の大きなカギになるでしょう。 ファン待望の最終巻『イクサガミ 神』は、2025年内に発売予定となっています。

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「イクサガミ」あらすじ

新政府による廃刀令を経て、時は明治11年2月。かつて剣客「刻舟」として暗躍した嵯峨愁二郎も刀を置き、貧しい暮らしを送っています。 そんなある日、「武技に優れたる者に金十万円を得る機会を与う」との怪文書が出回り、深夜の京都・天龍寺に292人の侍が集められました。そして、賞金を奪い合うデスゲームの開催が告げられ、愁二郎は妻子を病から救うために参加を決意したのでした。 一方、母の病気を治そうとして、命がけの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉。愁二郎はまだ幼い彼女を守りながら、目的地の東京を目指していきますが……。

ゲーム〈こどく〉のルールを解説

命をかけたデスゲーム〈こどく〉。ゲームの参加者には〈こどく〉の開始時に1枚=1点になる札が1枚ずつ配られ、この札を奪い合うことになります。 ゲームのルールは7つ。集合場所の京都・天龍寺を出発し、1ヶ月以内に東京までたどり着くこと。東海道の7つの関所を通過する必要があり、各関所には持ち点のノルマが設定されました。その上、参加者以外への口外や途中離脱は禁止で、札を首から外した場合も失格と判断されます。 ルールを1つでも破った者に待ち受けているのは、主催者からの相応の処罰!東京の関所までに必要な点数は30点で、計算上は292人中9人まで生き残りが可能です。

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【原作ネタバレ】「イクサガミ」天編

元伊賀忍者・柘植響陣に助けられ、無事に天龍寺を出発した愁二郎と双葉。「乱切りの無骨」こと貫地谷無骨や愁二郎の義兄弟たちが、2人を執拗に付け狙ってきます。 捨て子だった愁二郎は最古の剣術「京八流」の師匠に拾われ、8人の義兄弟と共に育ちました。 一子相伝の「京八流」は継承者8人に違う奥義を伝授し、殺し合いで後継者を決定します。継承戦を拒否した裏切り者は、「京八流」から別れた「朧流」の当主・岡部幻刀斎が処刑する掟。しかし、幻刀斎は裏切り者の愁二郎だけでなく、他の義兄弟も殺そうとしていました。 3つ目の関所「池鯉鮒」を目指す中で、狭山進次郎を仲間に加えた愁二郎たち。一方で、無骨から助けてくれた菊臣右京が首を斬られ死亡します。 同じ頃、都内某所に政府関係者が集結しており、旧時代の危険因子に殺し合わせるために〈こどく〉が計画されたと明らかになりました。

【原作ネタバレ】「イクサガミ」地編

残る参加者は84人。幻刀斎を討つべく、(消息不明の甚六を除く)生き残った義兄弟4人で協力しますが、三助が命を落としてしまいます。 進次郎は「池鯉鮒」最後に通過した罰として、全参加者に狙われる「黒札」を渡されました。 愁二郎は〈こどく〉主催者側に国家レベルの大物がいると推測し、浜松郵便局の局長・前島密を通じて、内務卿の大久保利通に知らせることに。前島が入手した暗号文を響陣が解読した結果、黒幕は警視局長・川路利良と四大財閥で、大久保の命も狙っていると判明しました。 愁二郎たちや駅逓局は、浜松郵便局に乗り込んできた警視局、さらに無骨と大乱戦状態に!愁二郎は双葉を彩八に任せ、何人かずつに別れて郵便局を脱出します。 一方の大久保は、間一髪のところを四蔵に救われますが、紀尾井坂で討たれてしまいました。

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【原作ネタバレ】「イクサガミ」人編

残る参加者は23人。響陣は主催者側のアジトへ向かい、愁二郎は彩ハに双葉と進次郎を託して、札を稼ぎながら甚六を捜すことにしました。 掛川からスタートし、島田、箱根、そして横浜から東京へ。島田宿では清国の陸乾や「台湾の伝説」ことミフティらが一堂に会し、大乱闘になりました。そんな中、進次郎はルールを逆手に取って〈こどく〉を離脱し、双葉は戦うことを選びます。 愁二郎は再会した甚六と共闘し、惜しくも横浜で力尽きた彼から奥義を継承。愁二郎と双葉、響陣、彩八、四蔵は東京へとたどり着き、参加者は9人に絞られました。

「イクサガミ」登場人物一覧

名前 概要
嵯峨愁二郎 「京八流」後継者の一人で元剣客。コレラを患う妻子のため〈こどく〉に参加する。
香月双葉 旧亀山藩士を父に持つ少女。コレラを患う母のため〈こどく〉に参加する。
柘植響陣 元・伊賀忍者。声色や話し方を自在に操ることができる。
化野四蔵 愁二郎の弟。「京八流」の奥義である「破軍」を会得した。
衣笠彩八 愁二郎の妹。「京八流」の奥義である「文曲」を会得した。
カムイコチャ アイヌの民で弓の名手。故郷を守るため〈こどく〉に参加する。
貫地谷無骨 戊辰戦争で戦死したと思われていた暗殺者。
菊臣右京 大太刀を使う美丈夫。花山院家の秘伝「太刀四十二ケ条」を習得した。
狭山進次郎 元御家人の跡取り。家業の借金返済のため〈こどく〉に参加する。
岡部幻刀斎 「朧流」の継承者。「京八流」継承の見届人を務める。
名前 概要
能面のような顔の男。天龍寺で〈こどく〉の開始を告げた。
愁二郎を担当する使者。
名前 概要
志乃 愁二郎の妻で町医者。緒方洪庵の元で医学を学んだ。
赤池一貫 4年前に死没。弟の愁二郎に奥義「北辰」を伝授する。

漫画版「イクサガミ」も熱い!

講談社の青年漫画誌『モーニング』2023年2・3合併号から、コミカライズ版の連載もスタート。立沢克美が作画を担当し、単行本は4巻(2024年12月現在)まで刊行中です。 2024年6号をもって、漫画アプリ「コミックDAYS」と「Dモーニング」へ移籍が決定し、2024年夏以降に週刊連載が再開すると発表されました。警視局長・川路利良の登場と同時に休載になったので、連載再開が待ち遠しいですね。

「イクサガミ」の原作あらすじネタバレをチェックしてドラマ配信に備えよう!

Netflixで実写ドラマ化が決定した、「イクサガミ」シリーズの原作ネタバレを紹介しました。 岡田准一の初プロデュース作品とあって、注目度も高まること間違いないなしです。配信日などの詳細は未定ですが、原作をチェックして備えておきましょう!