映画『みらいのうた』あらすじ・作品概要!吉井和哉、3年の記録ドキュメンタリー。「音楽は、未来を照らす」――
THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉に3年間密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』が、2025年12月5日(金)より全国公開されます。 監督は、音楽と人間の関係を独自の視点で描き続ける映像作家・エリザベス宮地です。『ALL YOU NEED is PUNK and LOVE』『WHO KiLLED IDOL?』『WILL』など、カルチャーの“生”を鋭く掘り下げてきた宮地監督が、吉井の人生と音楽、その“再生”の物語を映し出します。 この記事では本作の作品概要や公開情報を紹介していきます。
映画『みらいのうた』あらすじ・作品概要!吉井和哉、その“原点”と“再生”を追う3年の旅
撮影は、吉井の故郷・静岡から始まりました。幼少期の記憶、亡き父への思い、母や旧友との交流など、アーティスト・吉井和哉を形づくった人と土地の記録が丁寧に収められています。 やがて、吉井は病を告知され、声を奪われかけながらも創作を続けました。本作は、2024年の東京ドームで行われた復活ライブ「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」に至るまでの軌跡を克明に記録し、アーティストとしての葛藤と、音楽によって再び立ち上がる姿を描き出しています。
音楽の裏側――友情・創作・別れ

『みらいのうた』は、単なるライブドキュメンタリーではありません。吉井が10代の頃に所属していたバンド「URGH POLICE」のボーカル・EROとの再会、そして約40年ぶりに果たされるセッションの様子が描かれています。病に倒れたEROのため、「もう一度、一緒に音を鳴らそう」と約束し、吉井は静岡へ帰郷します。その瞬間を追うカメラには、音楽が友情と人生をつなぐ“奇跡”が記録されています。

また、BiSHのラストシングル「Bye-Bye Show」制作の裏側にも迫り、THE YELLOW MONKEYのメンバーと共に音楽を紡ぐ吉井の姿を収録しています。さらに、早すぎる死で日本のロックファンを悲しませたチバユウスケへの想いも語られ、吉井が歩んできた音楽人生の深層が映し出されています。
監督はエリザベス宮地

1985年高知県生まれ。音楽ドキュメンタリーやMVを多数手がける映像作家・映画監督です。代表作には『ALL YOU NEED is PUNK and LOVE』(2017)、『WHO KiLLED IDOL?: SiS消滅の詩』(2017)、東出昌大の狩猟生活を追った『WILL』(2024)などがあります。 被写体との距離感を大切にし、リアルで誠実なまなざしで人と音を記録する作風に定評があります。本作では、吉井の“沈黙”と“再生”を3年間にわたり取材し、その内面を繊細かつ真摯に描き出しました。
映画『みらいのうた』は2025年12月5日

病を乗り越え、再び音楽へ――。エリザベス宮地が3年にわたり密着したドキュメンタリー映画『みらいのうた』は、吉井和哉の“歌うこと”への原点と“生きること”への再生を描いた、魂の記録です。 静岡の海、友情、家族、そして音楽。過去と現在が重なり、未来へと続く“うた”が静かに響きます。映画『みらいのうた』は2025年12月5日(金)より全国公開。