【ドラマ・小説】『再会~Silent Truth~』あらすじ・原作ネタバレ!23年後しに再会した初恋相手が容疑者?本格ミステリーの結末とは
江戸川乱歩賞を受賞したミステリー小説が原作の新ドラマ『再会~Silent Truth~』が、テレビ朝日系にて2026年1月より毎週火曜よる9時スタート!主演は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(2025年)での好演も記憶に新しい竹内涼真、ヒロインには同局ドラマ16年ぶりの出演となる井上真央を迎えます。 この記事では、『再会~Silent Truth~』のあらすじやキャスト、さらに原作小説のネタバレなど徹底的に紹介します!
ドラマ『再会~Silent Truth~』作品概要・あらすじ
| タイトル | 『再会~Silent Truth~』 |
|---|---|
| 公開日 | 2026年1月スタート(テレビ朝日系、毎週火曜午後9時) |
| 監督 | 深川栄洋 |
| 脚本 | 橋部敦子 |
| キャスト | 竹内涼真 , 井上真央 , 瀬戸康史 , 渡辺大知 |
| 原作 | 横関大『再会』(第56回江戸川乱歩賞受賞作) |
『再会~Silent Truth~』のあらすじ
23年前、小学6年生の飛奈淳一(竹内涼真)と3人の同級生は、"ある事件"で使われた拳銃を木の下に埋め、仲間だけの秘密にしました。 時は流れ、刑事となって故郷に戻った淳一。ある日、拳銃の秘密を共有した初恋の相手・岩本万季子(井上真央)が、事件の容疑者として現れます。さらに、捜査中の事件で、あの拳銃が使われたことが判明し……。 誰が拳銃を持ち出したのか、真犯人は誰なのか。過去の「罪」が時を超えて彼らの人生を狂わせていく、予測不能なヒューマンミステリーです。
ドラマ『再会~Silent Truth~』キャスト・登場人物解説
飛奈淳一役/竹内涼真

本作の主人公・飛奈淳一(とびなじゅんいち)は、神奈川県三ツ葉警察署の刑事です。故郷に帰ってきて早々、少年時代に恋心を寄せていた万季子が容疑者として現れ……。 演じるのは、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(2025年)の憎めない化石男が話題の竹内涼真。出演時のコメントでも「どうしようもない勝男(笑)とはまるで違う役柄。新モードの竹内涼真をお見せしたい」と意気込みを語っています。
岩本万季子役/井上真央

岩本万季子(いわもとまきこ)は、淳一の前に現れるかつての幼馴染で地元の美容室を経営しています。タイムカプセルを一緒に埋めた男子・清原圭介と結婚し息子が生まれるも、まもなく離婚しました。 演じるのは、テレビ朝日系ドラマに16年ぶりの出演となる井上真央。2025年には、映画『サンセット・サンライズ』で約3年ぶりの映画出演も果たし、再びその活躍に注目が集まっています。 本作への出演に際し「封印したはずの過去と向き合うことになったとき、人はなにを大切に思うのか。4人の生き方を通して考えるきっかけになったらうれしいです」とコメントしました。
脚本は『僕の生きる道』『フリーター、家を買う。』など橋部敦子
脚本は、『僕の生きる道』(2003年)をはじめとする「僕シリーズ3部作」を手掛けた橋部敦子が担当します。これまでにも「救命病棟24時」シリーズや『フリーター、家を買う。』(2010年)、『僕のいた時間』(2014年)など、数々の大ヒットドラマを世に送り出してきました。 時間軸と人間関係が複雑に交差する本作において、重厚で繊細な人間描写を得意とする橋部氏の起用は、ぴったりではないでしょうか。
監督は『神様のカルテ』『星降る夜に』など深川栄洋
本作の監督を務めるのは、深川栄洋です。映画「神様のカルテ」シリーズや『にじいろカルテ』(2021年)、『星降る夜に』(2023年)を手掛けてきました。また、過去と現代をまたがるミステリーという点では本作と近い、映画『白夜行』(2011年)も監督しています。 主演の竹内涼真とは、2025年6月に放送されたスペシャルドラマ『看守の流儀』以来の再タッグ。当時のインタビューで竹内は、「深川監督の演出が面白く、『こんな角度のアイデアもあったんだ!』と毎日驚かされました」と語り、充実した撮影であったことを明かしています。
ドラマ『再会~Silent Truth~』の見どころ
まずは豪華なメインキャスト、竹内涼真と井上真央の共演に注目です!さらに脇を固める俳優陣も瀬戸康史や渡辺大知など、間違いない実力派が揃っています。 また、本作は江戸川乱歩賞受賞作のドラマ化作品です。原作は、核心部分の心理描写を意図的に伏せる構成が特徴。 選考委員の東野圭吾氏も「現在進行形の事件に翻弄されつつ、実は23年前の謎が解かれていく流れに快感を覚えた」と称賛しており、この緻密な“伏線回収”がどう描かれるのか、ドラマでの再現度に注目です。
【原作小説】横関大『再会』あらすじ・結末までネタバレ
原作『再会』を手掛けたのは、小説家の横関大です。2006年から3年連続で江戸川乱歩賞候補に入り、本作でついに江戸川乱歩賞(2010年)を受賞しました。また、ドラマ化もされた「ルパンの娘」シリーズの作者としても広く知られています。 ここからは、『再会』のあらすじを起承転結で紹介します。
【起】23年前の拳銃
物語は、岩本万季子がスーパーの店長・佐久間秀之から息子の万引きをネタに脅迫されるところから始まります。 元夫の清原圭介に助けを求め、解決金を手に秀之のもとへ向かった2人でしたが、そこで発見したのは射殺された秀之の遺体。刑事となった幼馴染みの飛奈淳一は捜査を開始しますが、凶器が「23年前に淳一と圭介、万季子、そして佐久間直人の友達4人で埋めたはずの拳銃」であることに驚愕します。 かつて、主婦を殺害した強盗犯の大島と、警察官だった圭介の父が撃ち合い死亡した事件がありました。その現場にいた、少年時代の淳一らが拳銃をタイムカプセルの中に隠したはずだったのですが……。
【承】淳一の秘密
淳一は神奈川県警の刑事・南良とバディを組み捜査を進めますが、淳一には誰にも言えない秘密がありました。それは23年前、死闘の末に倒れていた強盗犯・大島に向け、復讐心から最後の銃弾を放ってしまったということです。 しかし、南良はその鋭い洞察力で、淳一が過去の罪を隠蔽するために拳銃を隠したと見抜きます。同時に、南良は「大島を殺害した真犯人は、淳一ではない」という意外な推理を告げました。
【転】拳銃を掘り出した人物
現代の事件、秀之殺害の真犯人は万季子でした。万引きの代償として体を求められ、揉み合いになった際に、突発的に秀之が持つ拳銃を撃ってしまったのです。 そもそも、なぜ秀之がその銃を所持していたのか。それは、4人の仲間の1人であり、秀之の弟・直人が掘り起こしていたからでした。かねてより万季子が兄から襲われていた事実を知った直人は、兄の殺害を決意しタイムカプセルを開けましたが、犯行に失敗し逆に銃を奪われていたのです。 一方、南良は23年前の事件にもメスを入れます。残弾数の矛盾から導き出された真犯人は……。
【結末】23年前の真犯人は?
23年前の真犯人は、驚くべきことに淳一の上司・小杉署長でした。当時、大島と共犯だった小杉は、口封じのために圭介の父を殺害。さらに、淳一が発砲した瞬間に合わせて大島を射殺し、罪を少年に擦り付けつつ、強奪した大金で出世街道を歩んでいたのです。 小杉署長の悪事は暴かれ、23年前の事件は解決。その後、淳一は南良に関する衝撃の事実を知ります。南良は、23年前の強盗事件で犠牲になった主婦・栗原理恵の息子だったのです。彼もまた、長い時を経て母の無念を晴らすため、真実を追い続けていた「被害者遺族」の一人でした。
原作小説の感想・評価
お父さんを殺された圭介とともに、秘密を共有した3人もまた23年間ずっと苦しんでいた、そう感じさせる展開に胸が締め付けられます。この心理描写と構成の妙には、ただただ唸らされました。
二転三転する展開には引き込まれ、途中までは非常に面白かったです。ただ、結末は少しご都合主義的な部分を感じてしまい、腑に落ちない部分も。伏線回収はあるものの少し強引な幕引きに感じられたのが惜しかったです。
火9ドラマ『再会~Silent Truth~』2026年1月放送開始!
竹内涼真 × 井上真央の豪華共演でおくる『再会~Silent Truth~』は、2026年1月よりテレビ朝日系にて毎週火曜よる9時放送スタート! 江戸川乱歩賞に輝いた傑作を原作に、過去と現在が交錯する本格ミステリーがいよいよ幕を開けます。2026年冬ドラマの注目作をぜひお見逃しなく。




