2026年1月9日更新

映画『グランメゾンパリ』圧巻のラストをネタバレ考察!ソースの酷評の理由は味覚障害?

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映画『グランメゾン・パリ』
©2024 映画『グランメゾン・パリ』製作委員会

大人気ドラマ『グランメゾン東京』の続編となる2024年公開の劇場版『グランメゾンパリ』。 東京からパリへと舞台を移し、世界最高峰のフランスミシュラン三ツ星を狙う”チームグラメ”を描きます。映画は大ヒットを記録し、2025年上半期に興行収入は40億円を超えました。 この記事では、本作のあらすじをネタバレありで解説し、ラストの料理の意味とテーマを考察します。

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映画『グランメゾンパリ』作品概要・あらすじ!舞台は東京からパリへ【ネタバレなし】

タイトル 『グランメゾン・パリ』
公開日 2024年12月30日
上映時間 117分
キャスト 木村拓哉 , 鈴木京香 , 及川光博 , 沢村一樹 , オク・テギョン
監督 塚原あゆ子
脚本 黒岩勉
チアリングソング 山下達郎「Santé」

2019年にTBS系列「日曜劇場」で放送されたドラマ『グランメゾン東京』の続編となる劇場版。映画公開前日の12月29日には映画の前日譚となる『グランメゾン東京』のスペシャルドラマも放送されました。 映画『グランメゾン・パリ』では、「グランメゾン東京」で三ツ星を獲得したシェフ・尾花夏樹と早見倫子が今度はフランス料理の本場パリで三ツ星に挑みます。メインキャストの木村拓哉と鈴木京香が続投する他、映画の新キャストも登場しました。

映画『グランメゾンパリ』を結末までネタバレ解説!

【起】パリでの困難と倫子の離脱

「グランメゾン東京」で三ツ星を獲得し、今度はパリで新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、三ツ星を目指して奮闘していた尾花(木村拓哉)。しかしアジア人の新参者であることが障壁となり、仕入れ先との信頼関係が築けず、料理の命ともいえる仕入れがなかなかうまくいきません。 フランス料理界の重鎮たちが集まる「ガラディナー」での失態が決定打となり、尾花のワンマンぶりを指摘した倫子(鈴木京香)が店を去ってしまいました。その上、師であり店舗オーナーであるブランカンにも店を明け渡すよう迫られ、次のミシュラン発表で三ツ星を取れなければフランスから出ていくと宣言します。

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【承】パティシエ・ユアンとの衝突

三ツ星を取るにはこれまでの和仏折衷では勝てないと考えた尾花は、スタッフにこれからは正当なフレンチで勝負すると伝えました。しかし多国籍なスタッフからは不満の声も。さらに職場がなくなる不安から何人かのスタッフが辞めてしまいます。 パティシエのユアン(オク・テギョン)が借金取りに追われていることを知った尾花は、彼が10年前に自分の料理に“腹が立つほど”感動したという話を聞きます。しかしユアンは自国の味を料理に取り入れることを主張して、尾花と対立することに。 そんな中、スタッフの補充のため京野(沢村一樹)が倫子がホールスタッフとして呼び戻し、店も以前の活気を取り戻します。それでも依然として食材の仕入れには苦労し、さらに店にまでユアンの借金取りがやってきて警察沙汰になってしまいます。

【転】グランメゾンパリの結束

借金取りはユアンの自宅までやってきて襲い、彼を拘束したまま放火。間一髪のところで尾花が駆けつけユアンを救いますが、ユアンが間借りしていた部屋はチーズ工房の奥にあり、火事のせいで大量のチーズを買い取ることに。加えてブランカンからは三ツ星など諦めろと最後通告されてしまいます。 倫子が仕入れ先で働いて信頼を得たことを相沢(及川光博)から聞き、裏で店のために尽力していたことを知った尾花。「自分に足りないものは何か」と倫子に意見を、回復したユアンにも「この店にはお前が必要だ」と改めて協力を求めました。尾花は全スタッフにも頭を下げて頼み、相沢は自国や異国の文化を取り入れるべきだと進言します。

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【結末】最高のコース料理

スタッフからのアイデアを取り入れ、各国の食材を仕入れ、多国籍で革新的かつフランス料理の伝統も包括したフルコースを完成させた尾花たち。コロナの後遺症によって絶対味覚を失っていた倫子も味覚を取り戻しつつあり、相沢も斬新なサラダを作り上げます。ユアンは倫子のアイデアで白みそを使ったデザートを完成させました。 ついに店舗の明け渡し期限が迫り、フルコースを振舞う運命の晩がやってきます。ブランカン親子とフードインフルエンサーのリンダが来店。スタッフが総力を挙げて最高のディナーを振舞い、彼らを感嘆の渦に巻き込みます。ブランカンから賛辞を受けた尾花は、その後のミシュラン発表でアジア人初の三ツ星を獲得したのでした。

ソースが酷評された理由は味覚障害?疑問点を解説

物語序盤に尾花たち「グランメゾン・パリ」のスタッフが料理を担当していた「ガラディナー」。招待客たちに特に不評だったのは、メインディッシュのソースの味付けでした。このソースを作ったのは倫子であり、実はここで倫子が味覚障害を患っていることが伏線として敷かれていたのです。 物語の後半で尾花が倫子の味覚障害を知っていたこと、そのため倫子が辞めるのを引き留めなかったことが明かされました。

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ラストの料理の意味を考察!尾花が作り出した”真のフレンチ”とは?

【考察①】多国籍のスタッフが作る多様性

「グランメゾン・パリ」のスタッフたちが総力を挙げて作り上げたフルコースは、多様な人種が集まっている彼らだからこそ出来た多国籍な料理でした。尾花と倫子が考え抜いたメインディッシュの「ピティヴィエ」は様々な肉をすべて違った調理法で料理して包んだ伝統的なフレンチパイであり、特にこの多様性を表現した一品となっています。 エンドロールでは様々な国のスタッフが一緒に食事をするシーンが映し出され、作品のテーマとして多様性の尊重と文化の融合が描かれていたことを印象付けています。

【考察②】伝統を破壊する新しさ

ガラディナーの後、フレンチの師であるブランカンに「お前に何を教えたのだろう」と言われ落胆されてしまった尾花。この時の彼は初心を忘れて王道フレンチのみで勝負しようとしていました。 しかし倫子とメインディッシュを作り上げている最中、ふとその初心を思い出します。フランス料理に最初に興味を持ったのは、フランス料理が常に多様な文化を取り入れて新しい料理を生み出しているという面白さだったのです。 多国籍フルコースで、尾花は伝統的なフレンチの概念を破壊して独創的な料理を生み出しました。三ツ星にばかり固執していた彼が、フランス料理の素晴らしさを再認識することも本作の大きなテーマでした。

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登場人物・キャストを一覧で紹介!チームグラメのメンバーが集結

尾花夏樹役 木村拓哉
早見倫子役 鈴木京香
リック・ユアン役 オク・テギョン(2PM)
相沢瓶人役 及川光博
京野陸太郎役 沢村一樹
小暮佑役 正門良規(Aぇ! group)
リンダ・真知子・リシャール役 冨永愛
平古祥平役 玉森裕太(Kis-My-Ft2)
芹田公一役 寛一郎
松井萌絵役 吉谷彩子
久住栞奈役 中村アン
湯浅利久役 窪田正孝

映画『グランメゾン・パリ』にはドラマ『グランメゾン東京』からのメインキャストが続投し、新キャストも登場!尾花役の木村拓哉と倫子役の鈴木京香はもちろん、人事とホールを担当する京野役の沢村一樹、尾花からの信頼も厚い相沢シェフ役の及川光博がグランメゾン・パリのメンバーに入っています。 映画の新キャストは、韓国のアイドルグループ「2PM」のオク・テギョンがパティシエのユアン役で出演。ムードメーカーのコミ・小暮役には日本からもアイドルグループ「Aぇ! group」の正門良規がキャスティングされました。 また平古を演じる玉森裕太をはじめ『グランメゾン東京』のスタッフや、SPドラマから出演した窪田正孝も映画に登場しています。

ドラマ版に引き続き山下達郎が主題歌を担当

映画『グランメゾン・パリ』のチアリングソング「Santé(サンテ)」を手がけたのは、ドラマ『グランメゾン東京』でも主題歌「RECIPE」を提供した山下達郎。サンテとは「健康」という意味で、乾杯する際に使われる言葉です。

登場する料理は実際の三ツ星シェフが監修!

映画で使用された料理の監修を担当したのは、「Restaurant KEI」オーナーシェフの小林圭。実際に2020年にアジア人で初めてフランス版「ミシュランガイド」の三ツ星を獲得した小林シェフが監修しているため、物語にも劇中の料理にもよりリアリティが生まれています。

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映画『グランメゾンパリ』は興行収入40億円を超える大ヒット

グランメゾン・パリ

フランス料理を題材に、多様性や仲間との絆を描き、大ヒットを記録した映画『グランメゾン・パリ』。 ドラマ版から引き続く登場人物たちの成長と活躍に加え、実際に三ツ星シェフが監修した美しい料理の数々も見どころになっています。 2026年1月11日には地上波で初放送!ドラマ『グランメゾン東京』も2026年1月10日から一挙放送されます。この機会にぜひ極上のフレンチを体験してみてください。