2026年5月21日更新

「ガザからの声」プロジェクト第3弾—映画『9月のアル・ラシード通り』あらすじ解説!停戦合意前後のガザを現地撮影チームが捉えた67分のドキュメンタリー

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9月のアル・ラシード通り
©UPLINK Co. ALEF MULTIMEDIA

ガザの映像制作プロダクション・アレフ・マルチメディアと東京の映画配給会社アップリンクが共同で進めている「ガザからの声」プロジェクトの第3弾、ドキュメンタリー映画『9月のアル・ラシード通り』が、2026年7月31日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都ならびにオンラインで同時公開されることが決定しました。 本作は2025年10月10日にガザ・イスラエル間で発表された停戦合意の直前と直後にあたる9月〜11月のガザ市を、現地の撮影チームが記録した67分のドキュメンタリー。 退避命令を受けて海沿いの幹線道路アル・ラシード通りを南へと歩く人々の姿、そして停戦合意後にかつての我が家へと戻り、瓦礫のなかで日常を取り戻そうとする人々の暮らしを、ガザ現地の視点から記録した一作です。

映画『9月のアル・ラシード通り』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル9月のアル・ラシード通り
公開日2026年7月31日(金) アップリンク吉祥寺・京都/オンライン同時公開
監督ムハンマド・サウワーフ
プロデューサー浅井隆 , ムハンマド・サウワーフ
製作アップリンク , アレフ・マルチメディア
製作年/製作国2026年/パレスチナ・日本
上映時間67分
仕様1:1.65 / 5.1ch
言語アラビア語
プロジェクト「ガザからの声」プロジェクト 第3弾

『9月のアル・ラシード通り』は、ガザの映像制作プロダクションアレフ・マルチメディアと東京の映画配給会社アップリンクが共同で進めている「ガザからの声」プロジェクトの第3弾となるドキュメンタリー映画。これまで本プロジェクトでは、Episode1『アハマドの物語』、Episode2『ミュージシャン・アハマドのメッセージ』を劇場公開・配信してきました。 本作の舞台となるのは、2025年10月10日の停戦合意発表を挟んだ9月から11月のガザ市。同年9月9日にイスラエル軍がガザ市北部の住民へSNSや上空からのビラを通じて南部アル・マワシへの避難を指示したことを受け、海沿いの幹線道路アル・ラシード通りを南へと歩く人々の姿が、現地の撮影チームのカメラによって記録されています。 監督・プロデューサーはムハンマド・サウワーフ、プロデューサーには浅井隆も名を連ね、ニュースでは報じきれない、ガザに生きる人々のひとりひとりの物語を世界へと届ける67分の映像。

映画『9月のアル・ラシード通り』あらすじ

9月のアル・ラシード通り
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2025年9月9日、イスラエル軍はSNSや上空から投下したビラを通じて、ガザ市北部の住民に対し、海沿いの幹線道路アル・ラシード通りを経由して南部のアル・マワシへ避難するよう指示しました。 ガザの撮影チームはカメラを携えて、アル・ラシード通りへと向かいます。いつもは地中海で子どもたちが遊んでいた場所が、いまや避難の列に変わっていました。生き残るためにある家族は車で、ある家族は馬車で、ある人々は着の身着のままで歩き、南へと向かっていきます。 それから約1か月後の2025年10月10日に、ガザ・イスラエル間の停戦合意が発表されました。かつて我が家があった場所に戻ってきた人々は、瓦礫のなかで少しずつ日常を取り戻そうとしています。本作はその9月から11月までのガザ市の現実を、現地の視点から静かに記録したドキュメンタリーです。

監督はムハンマド・サウワーフ——アレフ・マルチメディアの現地クルーが捉えるガザの現在

9月のアル・ラシード通り
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監督・撮影を担うのは、ガザの映像制作プロダクションアレフ・マルチメディアを拠点に活動するムハンマド・サウワーフ。 本作ではプロデューサーも兼任し、現地の状況を直接知るクルーならではの視点から、避難中の人々の表情や、停戦後の街並みを丁寧にカメラへと収めています。 日本側のプロデューサーには、アップリンク代表でもある浅井隆が名を連ね、現地のリアルを日本の劇場と配信プラットフォームへ届ける役回りを担いました。アラビア語で語られる67分の映像は、5.1chサウンド設計とともに、取材対象との距離感を慎重に保ちながら現場の空気を運ぶ手触りの強い一本として仕上げられています。

映画『9月のアル・ラシード通り』見どころ解説

9月のアル・ラシード通り
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停戦合意の「直前」と「直後」——9月〜11月のガザを記録したタイミングの貴重さ

9月のアル・ラシード通り
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本作の最大の特徴は、その記録のタイミングにあります。2025年10月10日に発表されたガザ・イスラエル間の停戦合意。その約1か月前にイスラエル軍から出された退避命令を受けて避難する人々の姿と、停戦後にかつての家のあった場所へ戻っていく人々の姿が、ひとつの作品のなかで地続きの時間として描かれていく構成。 ニュースでは「停戦合意」という一語に集約されてしまう前後の数週間のあいだに、現地で何が起きていたのか——映像でしか伝えられない実情が、67分のあいだにそっと凝縮されています。

アル・ラシード通り——避難の列が刻む海沿いの幹線道路

9月のアル・ラシード通り
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本作のタイトルにもなっているアル・ラシード通りは、ガザ地区の海沿いを南北に貫く幹線道路。本来は地中海で遊ぶ子どもたちの声が響くはずの場所が、避難命令下では人々の長い列の通り道へと姿を変えていきました。 車で、馬車で、あるいは着の身着のままで南へ向かう家族たちの姿が、ガザ現地のカメラによって静かに、しかし確かに捉えられていきます。同じ通りが日常と非日常を行き来するという事実そのものが、本作の最も雄弁な見どころとなっているのではないでしょうか。

映画『9月のアル・ラシード通り』は2026年7月31日(金)公開!「ガザからの声」プロジェクト第3弾、67分のドキュメンタリー

9月のアル・ラシード通り
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『9月のアル・ラシード通り』は2026年7月31日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都とオンラインで同時公開。 監督:ムハンマド・サウワーフが2025年10月の停戦合意前後のガザ市を現地の視点で記録した67分のドキュメンタリー。ニュースの数字の向こうにあるひとりひとりの物語を、ぜひ劇場で受け取ってみてはいかがでしょうか。