2019年12月17日更新

【ネタバレ】『羊たちの沈黙』徹底解説 タイトルの意味や蛾に込められた秘話とは?

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス
© ORION PICTURES/zetaimge

アンソニー・ホプキンスが殺人鬼ハンニバル・レクター博士を演じた『羊たちの沈黙』。名作スリラーとして知られる本作のあらすじからラストの解説、レクター博士のモデルなど、知られざるトリビアまで紹介します。

目次

名作スリラー映画『羊たちの沈黙』の謎の解説からトリビアまで!

アメリカの人気作家トマス・ハリスの原作をジョナサン・デミが映画化した『羊たちの沈黙』(1991年)。主演のジョディ・フォスターやアンソニー・ホプキンスの演技が高く評価され、アカデミー賞では作品賞、監督賞をはじめとする5部門独占の快挙を成し遂げました。 今回はそんな本作のメッセージ性をネタバレありで解説。さらに、登場したキャラクターのモデルやキャスト、トリビアなどもまとめて紹介します。 ※この記事には『羊たちの沈黙』のネタバレが含まれます。本編を未鑑賞の方や、詳細を知りたくない方はご注意ください!

『羊たちの沈黙』のあらすじ

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスター
© ORION PICTURES/zetaimge

若い女性ばかりを殺害し、その皮を剥ぐという連続猟奇殺人事件が発生。捜査に行き詰まったFBIは、訓練生のクラリス・スターリングに、元精神科医の連続殺人鬼ハンニバル・レクターから助言を受ける任務を与えます。 レクターは、クラリスが自分の過去を話すという条件付きで捜査に協力すると申し出ますが……。

『羊たちの沈黙』解説 レクターはなぜクラリスに固執したのか?

タイトル「羊たちの沈黙」の意味とは

主人公のクラリスは、最愛の父を亡くした後に農場を営む伯父に引き取られた過去を持っています。そこで彼女は夜明けに解体される仔羊たちの悲鳴を聞き、その現場を目撃したことがトラウマになっていました。 彼女は、連続殺人事件の被害者とその仔羊たちを重ね合わせ、事件を解決することでトラウマを克服しようとしていました。タイトルの「羊たちの沈黙(原題:The Silence of the Lambs)」は、羊たちの悲鳴が止み、沈黙が訪れることを意味しています。 そのため、クラリスのトラウマと事件の共通点を見抜いていたレクター博士は、事件解決後「仔羊たちの悲鳴はまだ聞こえるのか?」と問いかけたのです。

レクターがクラリスに固執した理由

気難しいレクター博士は、なぜまだFBI訓練生であるクラリスにあれほどまでに執着したのでしょうか。彼は残忍に人を殺し、その肉を食べるような人物ですが、純粋で思慮深く、誠実な人物には敬意を払っていました。その証拠に看護師のバーニーもレクター博士のお気に入りで、彼に対しては礼儀正しくふるまっています。 初めて出会ったとき、クラリスはレクター博士に促されるまま、周囲の忠告を無視して彼の独房に近寄りました。クラリスは誠実で純粋な女性です。男性ばかりの職場で努力し、犯罪者にも勇敢に立ち向かう彼女に好意的な印象を持ちました。また、彼女が過去にトラウマを抱えていたことも、彼の興味をひいた理由の1つでした。 元精神科医として、彼女の心の闇に興味を持ったのです。

蛾の秘密

バッファロー・ビルの被害者の喉には、蛾の繭が詰め込まれていました。それは、「歯の頭」と呼ばれるドクロの模様のある珍しい蛾の繭だということがわかります。クラリスがレクターにこの意味を尋ねると、彼はその意味は「変化」だと言います。犯人には強い変身願望があり、それを象徴していました。 しかし、本作のポスターに映っているこの蛾のドクロ模様は、本当の蛾の模様ではありません。実はこれは、シュールレアリスムの芸術家として有名なサルバドール・ダリの作品で、女性の裸体を用いた人体トリックアートを蛾の背中にコラージュしたものです。 人体を組み合わせてドクロのように見せたこの作品をコラージュすることで、連続殺人事件を暗示していたのですね。

映画のメッセージ性

『羊たちの沈黙』は、サイコサスペンスとしてわかりやすい物語ですが、映画の本質は違います。 実は本作のメッセージは、オープニングでクラリスが走っていたFBIの訓練用トレーニングコースにすでにはっきりと書かれています。それは、「苦しみ、もがき、痛み、痛みを愛せ(HURT, AGONY, PAIN, LOVE IT)」。 クラリスもバッファロー・ビルもトラウマを抱えていましたが、“痛みを愛して、乗り越え”ようとしたかどうかが、2人の運命を分けました。痛みを愛することができなかったバッファロー・ビルは、猟奇殺人犯になり、一方のクラリスは痛みに向き合い、乗り越えようとFBI捜査官になったのです。

ラストシーンの意味は?

上院議員の娘が誘拐された事件で、精神病院長であるチルトンはレクターを捜査に協力させ、自分の出世を目論んでいました。議員はレクターにも、警備のゆるい刑務所へ移送を申し出ます。しかし、彼は移送のすきを突いて病院の職員や警察官を殺害し、脱獄に成功しました。 単身バッファロー・ビルの隠れ家に踏み込んだクラリスは、暗闇のなか間一髪で犯人を射殺し、人質を無事に救出。事件は解決し、正式にFBI捜査官となった彼女のもとへ、1本の電話がかかってきます。電話の主はレクター博士でした。彼は事件の解決と彼女が捜査官に就任したことを祝い、「これから古い友人を食事に……」と言って電話を切ります。 レクターの視線の先にはチルトンがいました。彼はレクターからの報復を恐れて南米に逃亡しましたが、レクターは先回りして彼を待ち伏せていたのです。2人は街並みのなかに消えていき、そこで映画は幕を閉じました。 レクターはこの後、チルトンを殺害しその死体を食べたのでしょう。獄中でのチルトンの彼に対する無礼の報復です。続編の『ハンニバル』(2001年)で、チルトンは「南米で行方不明」とされています。

レクター博士のモデルになった人物とは?

ハンニバル・レクター博士とは

アメリカの人気作家トマス・ハリスによって生み出された連続殺人鬼ハンニバル・レクター。殺害した人の臓器や肉を食べることから「人食いハンニバル」とも呼ばれています。 『羊たちの沈黙』では、アンソニー・ホプキンスがレクター博士役を怪演。2003年には『アメリカ映画の悪役ベスト50』の1位に輝き、劇中の「昔、国勢調査員が来た時、そいつの肝臓を食ってやった。ワインのつまみだ」というレクター博士のセリフは『アメリカ映画の名セリフベスト100』で21位になっています。

ハンニバル・レクターのモデルになったジェフリー・ダーマー

ハンニバル・レクターのモデルは、アメリカに実在した連続殺人鬼ジェフリー・ダーマーがモデルになっています。 「ミルウォーキーの怪物」という異名をもつジェフリー・ダーマーは、1960年5月21日に生まれました。父親は、科学者として博士号を得ており、母は専業主婦。静かな森がある場所で育ち、子供が育つ環境としては、申し分ないように思われます。 ダーマーの父、ライオネルの著書『息子ジェフリー・ダーマーとの日々』によると、ジェフリーはいかなる肉体的、性的虐待も受けていないそうです。 一方で、家庭を顧みない父親と妊娠中の薬物投与により依存症となった母親の間で、ネグレクト状態で育ったともいわれています。 彼は10歳の頃には屍骸をコレクションし、死んだ犬を見つけたときは、その首を棒に刺して家の近くに飾っていました。また、ダーマーは15歳のとき家の前をジョギングする少年に恋をしました。受け入れてもらえないと考えた彼は、相手を殴って森へ連れ込みレイプする計画をたてるも、勇気が出ず、実行はされなかったそうです。

狂気的な犯行手口

1978年7月、ダーマーは大学へ進学する前、コンサートの帰りに彼好みの青年を連れて帰ります。2人でビールを1ダース空け、日が変わる前に帰ると言った彼の後頭部をダーマーはバーベルで殴りました。死体を犯し、腹部をナイフで切り裂くと、床に広がったまだ温かい内臓の上を転がったというダーマー。その後、死体を解体し、頭蓋骨だけは自室に保管しました。 彼はその後も次々と殺人を犯していきます。逮捕されたとき、彼の家の冷蔵庫の中には、4つの頭部、肉片の数々が保存されていました。人肉のほかに食料らしいものがなかったことから、被害者を食料にして暮らしていたことを示唆しています。 ダーマーは、8人目の犠牲者の心臓と上腕二頭筋を揚げて、ステーキソースで食べたそうです。彼は被害者を食べ終わると、自分の一部になったと大きく安堵し、その次の犠牲者も同じ道をたどることに。1991年2月、犠牲者を食べたあと、頭蓋骨と両手と性器だけを残し、死体を塩酸の樽に放りこみました。 逮捕時、塩酸の入った樽を運び出す捜査官の写真が残されています。 ダーマーは逮捕までに、17人の20代男性を殺害しました。

逮捕、そしてその後……。

ダーマーは1991年に逮捕されました。しかし、裁判が行われた1992年当時、ウィスコンシン州では死刑が廃止されていたため、彼は16回の終身刑、合計で懲役1070年の判決を受けることになります。 1994年、ダーマーは同州ポーテージにあるコロンビア刑務所で、クリストファー・スカーバーという囚人に鉄パイプで頭部を殴られ死亡。 刑期を全うすることもなく、猟奇的犯行の要因、彼の鬱屈した行動の全てを吐露することもないままに最期を迎えました。

レクター博士との共通点

ジェフリー・ダーマーと、レクター博士の共通点は、人を「食材」として捉えているところです。 しかしダーマーは、食べることで被害者が自分の一部になると考え、快感や安心を得ていたようなので、単純な快楽殺人ではない可能性があります。 彼の猟奇行動の原因について真実は計り知れませんが、精神医学博士のロバート・サイモンは、ダーマーはネクロフィリア(死体性愛者)ではなく、生きた相手を切望していたが、そばにいてくれなかったため、代わりに死体をそばに置くことにしたに過ぎない、と分析しているそうです。 一方で、ハンニバル・レクターは被害者を「下等な生き物」とみなし、豚などのほかの家畜と同等に考えていると描かれいています。

『羊たちの沈黙』のトリビアを紹介

レクター博士役アンソニー・ホプキンスのトリビア

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス
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ハンニバル・レクターというキャラクターを語るうえで、本作でのアンソニー・ホプキンスの怪演を無視することはできません。 アンソニー・ホプキンスが役作りのためにまず行ったのは実際に起きた猟奇殺人事件の研究。また、それだけではなく実際に刑務所を訪れて有罪判決を受けた殺人鬼の分析をしたり、ぞっとするような殺人事件・猟奇殺人事件の裁判の傍聴もしていたそうです。 レクター博士とクラリスが初めて会うシーンでは、アンソニー・ホプキンスはジョディ・フォスターを震え上がらせました。というのも彼女の南部訛りを馬鹿にする即興の演技があまりにリアルだったため。あのときのクラリスの表情は演技ではなくリアルだったのでしょうね。

また、本作でレクター博士はシーンによっては白い服を着ています。これは万人に恐れられる存在である歯医者からインスピレーションを得たのだとか。元々刑務所内の制服であるオレンジ色を着る予定でしたが、アンソニー・ホプキンスがジョナサン・デミを説得して白い服になりました。 元精神科医のサイコパス、ハンニバル・レクターという難しい役柄を演じることとなったアンソニー・ホプキンス。彼がレクターを演じる際に参考にした人物がいるそうです。 それはロンドンにいる友人。その友人は周囲の人を怖がらせるほど瞬きをしない人物だったそうです。このまばたきの少なさは、レクターの目力を表現するのに非常に効果的だったといえます。

クラリス役ジョディ・フォスターのトリビア

本作でクラリス役のジョディ・フォスターはアカデミー署主演女優賞を受賞しましたが、もともとジョナサン・デミ監督は彼女の起用を渋っていました。当初、クラリス役の名前に挙がっていたのはミシェル・ファイファー。しかし彼女がオファーを断ったため、監督のジョナサン・デミはメグ・ライアンやジーナ・デイビスを候補に考えていたといいます。監督は最後までジョディ・フォスターの起用に後ろ向きでしたが、配給会社からの要請もあり彼女をクラリス役に決定したのです。

撮影が始まるときもジョディ・フォスターのクラリスに不安を持っていたジョナサン・デミ監督。南部訛りを持つはずのクラリスの台詞を標準語で演じたジョディをとがめます。 しかし彼女は「クラリスの訛りはレクターにわかるくらいのわずかなものがいいと思いました。でももっと訛りが必要ならそうしますけど」と言い放ち、次には完璧な南部訛りを再現したのだとか。 その後、クラリスがレクターに叔父の農場で見た羊の解体処理について話すシーンがあります。当初、監督は再現映像を入れる予定でした。しかし最終的に「ジョディ・フォスターの表情がすべてを物語っている」と感じ、再現映像はなしになったのだとか。

連続殺人鬼バッファロー・ビルのトリビア

猟奇的殺人事件の犯人、バッファロー・ビル。彼は実在の犯罪者3人を組み合わせて作られました。 30人以上の女性を殺害したテッド・バンディ、監禁と殺害を繰り返したゲイリー・ハイドニック、そして人間の死体でベルトや衣類を作ったエド・ゲイン。この3人を組み合わせたのだということはある意味、バッファロー・ビルは最恐の犯罪者かもしれません。 本作には、バッファロー・ビルを演じたテッド・レヴィンがカツラをかぶって半裸で踊り狂うシーンがあります。より一層狂気を感じる気味の悪いシーンですが、このシーンはテッド・レヴィン自らのアイデア。 しかしこのシーンは公開後ゲイやレズビアンの差別を助長すると批判が噴出。デミ監督は後にこのシーンについて後悔しているとまで話しています。

『羊たちの沈黙』のキャスト

アンソニー・ホプキンス/ハンニバル・レクター

アンソニー・ホプキンス
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イギリスを代表する名優アンソニー・ホプキンスは、ウェールズ地方出身。陸軍に入隊し、除隊後から本格的に演技の道へと進みました。 本作でのホプキンスの演技は世間だけでなく批評家からも高い評価を得て、アカデミー主演男優賞を受賞。 本作出演後の代表作には1993年の映画『日の名残り』でのジェイムス・スティーヴンス役や、1995年のオリバー・ストーン監督作『ニクソン』のリチャード・ニクソン役、サーシャ・ガヴァシがメガホンをとった『ヒッチコック』(2013年)のアルフレッド・ヒッチコック役などがあります。 また、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「マイティ・ソー」シリーズではソーの父オーディンを演じ、若い世代にも親しまれています。

ジョディ・フォスター/クラリス・スターリング

ジョディ・フォスター
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幼い頃から子役として活躍していたジョディ・フォスターは、4人兄妹の末っ子としてカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。子役で活躍していた忙しい子ども時代にも、勉学を怠ることはなくアメリカの名門イェール大学に入学し卒業するという才女でもあります。 1976年公開、マーティン・スコセッシがメガホンをとり、ロバート・デ・ニーロが主演を務めた映画『タクシードライバー』のアイリス役で、若干13歳にしてアカデミー助演女優賞にノミネートされるなど、その演技力を開花させていきました。 1988年の映画『告発の行方』、そして『羊たちの沈黙』でアカデミー主演女優賞受賞をしています。 その後もデヴィッド・フィンチャーがメガホンをとったサスペンス映画『パニック・ルーム』(2002年)のメグ役、ロマン・ポランスキーがメガホンをとったコメディ『おとなのけんか』(2012)ペネロピ役など、話題作にコンスタントに出演してきました。

スコット・グレン/ジャック・クロフォード主任捜査官

スコット・グレン
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本作でクラリスの指導官であるクロフォード主任捜査官役を演じたスコット・グレン。ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の彼は、数多くの映画やテレビドラマで個性派俳優として様々な役を演じています。 グレンは1970年に映画デビューを果たしますが、その後はなかなか役や仕事に恵まれませんでした。『羊たちの沈黙』に出演する前後から仕事の量も増え、本格的にハリウッド俳優として活動し始めた彼は、本作出演後、2001年のデンゼル・ワシントン主演映画『トレーニング デイ』(2001年)にロジャー役で出演。 2015年から2017年にかけては、Netflixの『Marvel デアデビル』で主人公の師匠・スティックを演じました。

アンソニー・ヒールド/フレデリック・チルトン医師

フレデリック・チルトン医師役を演じたのはニューヨーク州ニューロシェル出身のアンソニー・ヒールド。 1983年に映画『シルクウッド』の医師役で映画デビューした後、1994年の映画『依頼人』にトゥルーマン役で出演しています。映画だけでなくテレビドラマにも多く出演している彼は、2000年から2004年にかけて放送されたテレビドラマ『ボストン・パブリック』でスコット・グーバー役を演じ、同役でスピンオフの『ボストン・リーガル』(2005年〜2008年)にも出演しました。

ブルック・スミス/キャサリン・マーティン

1967年にニューヨーク州ニューヨークに生まれたブルック・スミス。『羊たちの沈黙』ではバッファロー・ビルに誘拐される上院議員の娘キャサリン・マーティン役を演じました。 本作出演後は、2005年のキャメロン・ディアス主演映画『イン・ハー・シューズ』にエイミー役で出演しているほか、2006年から2008年までテレビドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で心臓外科医エリカ・ハーン役を演じました。また、2017年にはテレビシリーズ『ベイツ・モーテル』シーズン5にも出演しています。

ダイアン・ベイカー/ルース・マーティン議員

1938年にカリフォルニア州ハリウッドに生まれたダイアン・ベイカーが、娘をバッファロー・ビルに誘拐されたルース・マーティン議員役を演じています。 18歳の時にニューヨークへ移住し、1959年に映画『アンネの日記』で主人公アンネの姉マルゴット・フランク役で女優としてデビューを果たしたベイカー。以降、数多くの映画に出演している彼女の代表作には1996年のデンゼル・ワシントン、メグ・ライアン共演映画『戦火の勇気』などがあります。 2005年から2012年にかけては、テレビシリーズ『Dr. HOUSE』に出演しました。

テッド・レヴィン/バッファロー・ビル

バッファロー・ビルを演じたのは、1957年オハイオ州クリーブランドに生まれたテッド・レヴィンです。 舞台などで活躍していましたが、その後テレビや映画にも出演するようになりました。 特に『羊たちの沈黙』で演じたバッファロー・ビル役が当たり役となり、ハリウッド俳優の仲間入りを果たすことに。その後も映画やテレビではなくてはならない個性派俳優として活躍しています。 2002年から2009年にかけて放送されたテレビドラマ『名探偵モンク』では、主人公モンクの親友でもあるリーランド・ストットルマイヤー警部役を演じ125話に出演しました。

深いメッセージが隠された『羊たちの沈黙』

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス
© ORION PICTURES/zetaimge

単純なサイコサスペンスとしてだけでなく、深い哲学的なテーマを持った『羊たちの沈黙』。アンソニー・ホプキンスのレクター博士は、映画史上に残る悪人として語り継がれています。トリビアやメッセージ性を知った上で、この名作をもう1度噛みしめて観るのもいいかもしれません。