2026年7月8日更新

映画『雌鶏』あらすじ・見どころを解説!世界初の“ニワトリ主演”ヒューマンドラマ??

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雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

2026年9月25日(金)、映画『雌鶏』がシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開されます。 本作は、なんと主演がニワトリという世界初の異色ヒューマンドラマです。養鶏場から逃げ出した1羽の雌鶏の旅を通して、人間社会の欲望や理不尽さをユーモラスに描き出します。 監督・脚本を務めるのは、『タクシデルミア ある剝製師の遺言』で知られるハンガリーの鬼才パールフィ・ジョルジ。 この記事では、映画『雌鶏』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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映画『雌鶏』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル雌鶏
公開日2026年9月25日(金) シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督パールフィ・ジョルジ
脚本パールフィ・ジョルジ , ルットカイ・ジョーフィア
出演雌鶏(エスティ、サンディ、フェリ、エンチ、エティ、エニクー、ノーラ、アネット) , ヤニス・コキアスメノス , マリア・ディアコパナヨトゥ , アルギリス・パンダザラス
製作年・製作国2025年 , ギリシャ・ドイツ・ハンガリー
上映時間96分
受賞・出品歴第50回トロント国際映画祭 審査員特別賞(特別表彰) , 第38回東京国際映画祭 , 第73回サン・セバスティアン国際映画祭
配給ハーク(配給協力:フリック)
製作©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

本作は、養鶏場から搬送中に逃走した1羽の雌鶏の旅を、人間の尽きない欲望や社会の理不尽さとともにユーモラスに描いた寓話です。 驚くべきは、CGIや特殊効果にほぼ頼らず、実際の鶏たちの実演で撮影されている点。 「鶏は三歩歩くと忘れる」という俗説を鮮やかに覆す名シーンの数々を、世界的な動物トレーナー、アルパード・ハラシュの指導のもと、8羽の雌鶏が役割を分担して熱演しました。 まさに「生きた」鶏たちの映画であり、雌鶏の目を通して移民問題や貧困、格差といった現代ヨーロッパ社会を鋭く、そしてユーモラスに映し出します。 2025年の第50回トロント国際映画祭では審査員特別賞(特別表彰)を受賞するなど、その独創性が世界で高く評価された一作です。

映画『雌鶏』あらすじ

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

養鶏場で生まれ育った1羽の雌鶏が、出荷用トラックからの脱走に成功します。 人生で初めての自由を手にした彼女は、刺激と危険に満ちた世界を走り抜け、ワケあり一家が暮らす家へと辿り着きます。 庭のニワトリ小屋で新たな生活を送るなか、雌鶏は初恋を知り、初めて産んだ卵を温めて育てようと決意します。 ところが、大切な卵は毎日人間に回収されてしまう——そんな過酷な現実が待ち受けていました。 我が子がヒヨコになる日を夢見る雌鶏の一方で、飼い主一家はとある事件に巻き込まれていきます。 人生とは何か、生きるとは何か。 両者にとって思いがけない運命が交わるその結末に注目です。

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映画『雌鶏』キャスト解説!主演は8羽の雌鶏+ギリシャの実力派俳優

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

主演は8羽の“新人俳優”——エスティ、サンディら雌鶏たち

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

本作の主演は、演技未経験の“新人俳優”である8羽の雌鶏たちです。 エスティ、サンディ、フェリ、エンチ、エティ、エニクー、ノーラ、アネットが役割を分担し、1羽の主人公を作り上げました。 指導にあたったのは、世界的に著名な動物トレーナーのアルパード・ハラシュ。 CGに頼らない“生きた”芝居が、まっすぐ人間を見据える雌鶏の豊かな表情を生み出しています。

共演の人間キャスト——ヤニス・コキアスメノスら

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

雌鶏が辿り着く「ワケあり一家」を演じるのは、ギリシャの実力派俳優たちです。 ヤニス・コキアスメノス、マリア・ディアコパナヨトゥ、アルギリス・パンダザラスが名を連ねます。 雌鶏の視点と交差する人間たちの物語が、寓話に確かな厚みを与えています。

監督・脚本はパールフィ・ジョルジ——『タクシデルミア』の鬼才

監督・脚本を務めたのは、ハンガリーの鬼才パールフィ・ジョルジです。 『ハックル』や『タクシデルミア ある剝製師の遺言』がアカデミー賞国際長編映画賞のハンガリー代表作品に選出されるなど、国内外の映画祭で数々の賞を受賞してきました。 脚本はルットカイ・ジョーフィアとの共同で、プロデューサーはタナシス・カラタノスが担当。 本作では、雌鶏の目を通して現代ヨーロッパ社会の矛盾を鋭くえぐり出し、スリルと愛に満ちた物語を完成させました。

映画『雌鶏』の見どころ

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

CGなし実演で魅せる「生きた」鶏たちの芝居

最大の見どころは、CGIや特殊効果にほぼ頼らず、本物の鶏たちの実演で撮り上げた映像です。 「鶏は三歩歩くと忘れる」という俗説を覆すかのような繊細な芝居を、8羽の雌鶏が見せてくれます。 動物トレーナーの緻密な演出が生む“生きた”表情は、本作でしか味わえません。

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雌鶏の目が映す現代社会——移民・貧困・格差を寓話に

奇想天外な設定の裏側で、本作は移民問題や人身売買、貧困、格差といった現代社会の課題を寓話として描いています。 人間社会を見つめ続ける雌鶏の視点は、私たち自身の姿を映す鏡でもあります。 「びっくり、人間って放し飼い!?」というキャッチフレーズが示すとおり、笑いの奥に鋭い批評性が潜みます。

世界が認めた独創性——トロント審査員特別賞ほか高評価

本作の芸術性と作家性は、世界の映画祭で高く評価されています。 第50回トロント国際映画祭では「大胆さ、知性、創造性にあふれ、他に類を見ない驚くべき独創性」と称され、審査員特別賞(特別表彰)を受賞しました。 第38回東京国際映画祭や第73回サン・セバスティアン国際映画祭でも上映され、世界中の観客を魅了しています。

映画『雌鶏』は2026年9月25日(金)全国公開!ニワトリの目で世界を見つめる異色作

雌鶏
©2025 Pallas Film-Twenty Twenty Vision-View Master Films-ZDF

養鶏場を飛び出した1羽の雌鶏が、人間社会の理不尽と愛を見つめていく——世界初の“ニワトリ主演”ヒューマンドラマです。 主演を務めるのは8羽の雌鶏、監督・脚本は『タクシデルミア』のパールフィ・ジョルジ。 CGに頼らない実演と、社会派寓話としての鋭さが同居する一作です。 雌鶏が見つめた人間たちの物語の結末を、ぜひ劇場で見届けてください。