2026年7月21日更新

映画『本当にあった話(の話)』あらすじ・キャスト解説!水上恒司が“役に呑まれた男”を怪演するディストピア作

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映画 本当にあった話(の話)
Ⓒ鴻池留衣/文藝春秋 /2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

たったひとりが信じた「本当のこと」が、世界を狂わせていく——。水上恒司が主演を務めるディストピア映画『本当にあった話(の話)』が、2026年10月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開されます。 このたび、主演俳優の"顔面崩壊"とも評される強烈な笑顔を捉えたポスタービジュアルと予告編が解禁されました。 この記事では、『本当にあった話(の話)』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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映画『本当にあった話(の話)』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

作品名本当にあった話(の話)
公開日2026年10月2日(金)テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本・編集武井佑吏
原作鴻池留衣『本当にあった話(の話)』(文藝春秋)
音楽Maika Loubté(マイカ・ルブテ)
出演夛田 役/水上恒司 , 米良 役/黒木華 , 山下美月 , 垣内 役/小池栄子 , 加藤 役/佐々木蔵之介 , 大東駿介 , 山本浩司
予告編使用楽曲「鋼の馬」Maika Loubté(マイカ・ルブテ)
配給東京テアトル , murmur

本作は、鴻池留衣の同名小説(文藝春秋)を原作に、武井佑吏が監督・脚本・編集を務めたディストピア映画です。 描かれるのは、世間を震撼させた事件を元にした"禁断の舞台"の主演の座を射止めた男が、役と一体化していく過程。「本当のこと」を盲信して暴走しはじめた彼の執着と執念が、相手役や脚本家、演出家らを次々と掌握していきます。 水上恒司を中心に、黒木華、山下美月、小池栄子、佐々木蔵之介という豪華な面々が競演。"実際に起きた殺人事件"というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく戦慄と興奮を、毒気混じりのユーモアで描き出します。

映画『本当にあった話(の話)』あらすじ

1999年。厳格な家庭に縛られてきた近田貴子は、恋人との結婚を否定され、ある計画に踏み出します。それは、立派な経歴を持つ男と結婚して殺害し、その人生を恋人に引き継がせて“夫婦”として生きるというものでした。 しかし貴子の歪んだ欲望は止まらず、殺人は繰り返されていきます——。世間を震撼させたこの〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉から数十年。 事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、演技経験のなかった会社員・夛田が主演を射止めます。だが、そこからがこの舞台の悪夢の始まりだったのでした。この男は一体何をしでかすのか——。

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映画『本当にあった話(の話)』キャスト解説!水上恒司×黒木華×小池栄子×佐々木蔵之介ら実力派が集結

夛田(ただ) 役/水上恒司

映画 本当にあった話(の話)
Ⓒ鴻池留衣/文藝春秋 /2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

主人公の夛田を演じるのは水上恒司です。演技経験のない会社員が禁断の舞台の主演に抜擢され、やがて役に呑み込まれていくという難役。 ポスタービジュアルに使われたのは、顔面崩壊レベルとも評される強烈な笑顔がインパクトを残す1枚。役と一体化し、"本当のこと"を盲信して暴走する男の恐怖が滲み出る一枚で、『シャイニング』のジャック・ニコルソンを彷彿とさせるという声もあがっています。

米良 役/黒木華、垣内 役/小池栄子、加藤 役/佐々木蔵之介

映画 本当にあった話(の話)
Ⓒ鴻池留衣/文藝春秋 /2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

夛田の周囲を固めるのは、舞台の相手役・米良を演じる黒木華、脚本家・垣内役の小池栄子、演出家・加藤役の佐々木蔵之介という実力派揃い。さらに山下美月、大東駿介、山本浩司も名を連ねます。 ポスタービジュアルに収められた3人の姿は、夛田を恐れるわけでも受け入れるわけでもない真顔。どこか不穏で、おかしみすら漂うという佇まいが印象に残ります。予告編では謎のダンスを踊る米良の姿も切り取られており、"正常な側"がどこにも見当たらないというのが本作の不安な魅力です。

監督は武井佑吏——原作は鴻池留衣の同名小説

監督を務めるのは『学び舎にて 友よ』の武井佑吏。本作では脚本と編集も兼任しています。原作は、文藝春秋から刊行された鴻池留衣の同名小説。実在の事件を取り込む「本当の話」のレイヤーが入れ子になった構造が特徴の作家です。 タイトルの『本当にあった話(の話)』というカッコ書き自体が、何が事実で何が創作なのかを意図的にあいまいにする仕掛けになっています。 音楽を手掛けるのはMaika Loubté(マイカ・ルブテ)。予告編にも彼女のエレクトロミュージック「鋼の馬」が使われ、映像の不穏なトーンを一層強めています。

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映画『本当にあった話(の話)』見どころ解説

役に呑まれていく男——ポスターが先に見せる到達点

本作の核にあるのは、一人の人間が役に飲み込まれていく過程です。演技経験のない会社員が、禁断の舞台の主演の座を手にしたとたん、役という以上の何かになっていってしまいます。 ポスターに切り取られた笑顔は、その到達点を先に見せてしまうような一枚。そこに至るまでに何があったのかを逆算しながら見る楽しみも、本作には用意されています。

全員が“狂っている”——正常な視点が見当たらない不安

もうひとつの見どころは、作品全体を覆う"狂気の均質さ"です。普通この手の物語では、壊れていく主人公を見つめる"まともな側"の人物が配置されるものです。 ところが予告編を見る限り、夛田以外の登場人物も謎のダンスを踊り、どこかタガが外れています。ポスターに並ぶ米良・垣内・加藤の真顔もまた、恐怖でも受容でもない不気味さをたたえたもの。化けの皮を剥がされるのは夛田だけではない——そうした作りが、本作をディストピア映画たらしめています。

事実と虚構の入れ子——タイトルの括弧書きが意味するもの

入れ子構造も、本作を楽しむうえで見逃せないポイントです。1999年の〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉という“本当にあった話”があり、それを元にした舞台があり、その舞台を巡る映画がある。 事実と虚構の層が何重にも重なった結果、観客は「どこまでが本当なのか」を問い続けることになります。タイトルの括弧書きが単なる言葉遊びではないことは、本編を見ればはっきりするはずです。

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映画『本当にあった話(の話)』は2026年10月2日(金)公開!夛田の暴走の行方を見届けよう

役を手にした男が、役に呑み込まれていく——事実と虚構の境が崩れていくディストピア映画です。映画『本当にあった話(の話)』は2026年10月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開されます。