『ハムナプトラ3』でエブリン役が代わってるのはなぜ?
『ハムナプトラ3』でエブリン役が代わっている?
全世界で8億3000万ドルも稼いだブレンダン・フレイザー主演のアクションアドベンチャー大ヒットシリーズ『ハムナプトラ』。 その第3弾の『ハムナプトラ3』は、中国を舞台にブレンダン・フレイザーが演じるリックとその妻エブリンと息子アレックスが生き返った皇帝ミイラと戦うストーリーとなっています。 さて、主役は変わらないのに、その奥さん役のエブリンがなんだか印象が違うと思った人も多いのではないでしょうか。 そうなんです。『ハムナプトラ』『ハムナプトラ2』でヒロインを演じていたレイチェル・ワイズが降板して、主人公の妻エブリンには新ヒロインが起用されたのです。
『ハムナプトラ』初代エブリン役を演じたレイチェル・ワイズ
第1作・2作と出演しシリーズの顔ともなって、ヒロインのエブリンを魅力的に演じてきたレイチェル・ワイズ。この『ハムナプトラ』シリーズで、国際的にも名前が知れ渡るようになりました。 この作品に出演後は、『スターリングラード』『アバウト・ア・ボーイ』『コンスタンティン』などコメディからシリアスまで多くの作品に出演しました。 2005年公開の『ナイロビの蜂』では、アカデミー賞助演女優賞を受賞し、女優として幅広い活躍をしています。
『ハムナプトラ3』でエブリン役を演じたマリア・ベロ
レイチェル・ワイズの降板が決まった後『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で、ゴールデングローブ賞候補になった女優マリア・ベロが、新たなヒロインとして決定しました。
エブリン役が代わった理由
実はレイチェル・ワイズは2001年に公開した前作『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』の公開後には、続編には出演しないと公表していました。 『ハムナプトラ3』の製作が本格化したころには、出演に前向きな姿勢もとっていましたが、菊地凛子が出演予定のライアン・ジョンソン監督『The Brothers Bloom』や、フィリップ・ノイズ監督の『Dirt Music』への出演が決定していました。 レイチェル・ワイズ側の正式発表では、スケジュールが合わなかったからといわれていますが、それがたった一つの理由というわけでもではなく、脚本を読んだうえでこの役に対する関心が薄れたからといった理由や、中国撮影になるのに子供を置いておけないなどの理由もあるようです。
『ハムナプトラ』シリーズの吹き替え声優がごちゃごちゃしている
『ハムナプトラ』シリーズはソフト版とテレビ放映版で吹き替え声優が違います。 レイチェル・ワイズ時代の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』はソフト版を石塚理恵が、テレビ放映版を田中敦子が担当、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』ではソフト版とテレビ朝日放映版を石塚理恵が、フジテレビ版を玉川紗己子が担当しています。 マリア・ベロの『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』ではソフト版を田中敦子が、テレビ放映版を玉川砂記子が担当しています。 レイチェル・ワイズのテレビ放映版声優の田中敦子がマリア・ベロのソフト版声優を担当するというよくわからないことになっているのです。
『ハムナプトラ4』のエブリン役はどうなるの?
長い間制作の噂が絶えない「ハムナプトラ4」は、ストーリーやキャラクターを一新したリブート版になる予定です。 ただし、2024年11月現在ではレイチェル・ワイズの可能性は低いようです。