【2023年最新】おすすめファンタジー映画ランキング40!洋画・邦画・アニメ映画の名作はどれ?
心躍る冒険に、見たことのない魔法の世界など、空想の世界へ踏み入れられるファンタジー映画。そんなファンタジー映画のなかでも、この記事では、非現実的な世界観を楽しめるおすすめの作品を洋画を中心に40本を紹介! 「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」などの王道の冒険譚から、「シェイプ・オブ・ウォーター」などのちょっと大人なファンタジーまで、名作から新作まで網羅しています。 もしも「次の旅先」に迷った時は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
- 世界観映像を見るだけでワクワクするような幻想的な世界観があるか。
- ストーリー性主人公と一緒にハラハラドキドキするような物語があるか。
タップできる目次
- おすすめファンタジー映画ランキング
- 1位『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)
- 2位『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)
- 3位『シザーハンズ』(1990年)
- 4位『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)
- 5位『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』(2005年)
- 6位『美女と野獣』(2017年)
- 7位『ビッグ・フィッシュ』(2003年)
- 8位『シンデレラ』(2015年)
- 9位『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)
- 10位『オズの魔法使』(1939年)
- 【洋画編】おすすめファンタジー映画11位~24位
- 【大人向け・切ない】おすすめファンタジー映画
- 【邦画・アニメ映画編】おすすめファンタジー映画
- 王道からダークまで!おすすめファンタジー映画を観よう
おすすめファンタジー映画ランキング
- ハリー・ポッターと賢者の石 2001年
- 主演:ダニエル・ラドクリフ , ルパート・グリント , エマ・ワトソン
- ジャンル:ファンタジー
- 上映時間:152分
- ロード・オブ・ザ・リング 2001年
- 主演:イライジャ・ウッド , イアン・マッケラン , リヴ・タイラー
- ジャンル:アクション , ファンタジー
- 上映時間:178分
- シザーハンズ 1990年
- 主演:ジョニー・デップ , ウィノナ・ライダー
- ジャンル:ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛
- 上映時間:105分
- チャーリーとチョコレート工場 2005年
- 主演:ジョニー・デップ , フレディ・ハイモア
- ジャンル:コメディ , ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:115分
- ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女 2005年
- 主演:ウィリアム・モーズリー , アナ・ポップルウェル , ティルダ・スウィントン
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:150分
- 美女と野獣 2017年
- 主演:エマ・ワトソン , ダン・スティーヴンス , ルーク・エヴァンス
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー , 恋愛
- 上映時間:139分
- ビッグ・フィッシュ 2003年
- 主演:ユアン・マクレガー , アルバート・フィニー
- ジャンル:ファンタジー , ヒューマンドラマ
- 上映時間:125分
- シンデレラ 2015年
- 主演:リリー・ジェームズ , ケイト・ブランシェット , リチャード・マッデン
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛
- 上映時間:112分
- ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 2016年
- 主演:エディ・レッドメイン , キャサリン・ウォーターストーン , ダン・フォグラー
- ジャンル:ファンタジー
- 上映時間:133分
- オズの魔法使 1939年
- 主演:ジュディ・ガーランド , フランク・モーガン , レイ・ボルジャー
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:112分
- アラジン 2019年
- 主演:メナ・マスード , ナオミ・スコット , ウィル・スミス
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー , 恋愛
- 上映時間:128分
- 塔の上のラプンツェル 2010年
- 主演:マンディ・ムーア , ザッカリー・リーヴァイ , ロン・パールマン
- ジャンル:ネイサン・グレノ , バイロン・ハワード
- 上映時間:100分
- ホビット 思いがけない冒険 2012年
- 主演:イアン・マッケラン , マーティン・フリーマン , ケイト・ブランシェット
- ジャンル:アクション , ファンタジー
- 上映時間:169分
- ミラベルと魔法だらけの家 2021年
- 声優:ステファニー・ベアトリス , マリア・セシリア・ボテーロ , ジョン・レグイザモ
- ジャンル:コメディ , ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:109分
- 魔法にかけられて 2007年
- 主演:エイミー・アダムス , パトリック・デンプシー , スーザン・サランドン
- ジャンル:コメディ , ファミリー , ファンタジー , 恋愛
- 上映時間:107分
- ナイトミュージアム 2006年
- 主演:ベン・スティラー , カーラ・グギーノ , ディック・ヴァン・ダイク
- ジャンル:アクション , コメディ , ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:108分
- ジュマンジ 1995年
- 主演:ロビン・ウィリアムズ , ジョナサン・ハイド , キルスティン・ダンスト
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:104分
- キャスパー 1995年
- 主演:クリスティナ・リッチ , マラキ・ピアソン , ビル・プルマン
- ジャンル:コメディ , ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:100分
- アナと雪の女王 2013年
- 声優:クリステン・ベル , イディナ・メンゼル , ジョナサン・グロフ
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー
- 上映時間:108分
- ネバーエンディング・ストーリー 1984年
- 主演:ノア・ハサウェイ , バレット・オリヴァー , タミー・ストロナッハ
- ジャンル:ファミリー , ファンタジー , ヒューマンドラマ
- 上映時間:102分
1位『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)
大人気シリーズの記念すべき第1作目!いざ魔法の世界へ
ジャンル | ファンタジー |
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監督 | クリス・コロンバス |
キャスト | ダニエル・ラドクリフ , ルパート・グリント , エマ・ワトソン |
J.K.ローリングが精魂込めて生み出した「ハリー・ポッター」シリーズは、本作「賢者の石」で幕を開け、のちに第8作目まで公開されています。
孤独な日々を送っていた少年ハリーが魔法使いになるという目標を見つけ、仲間と出会い困難に立ち向かう冒険談は、多くの人々の記憶に残る作品となりました。物語の中心地となるホグワーツ魔法学校をはじめ、細部まで凝った舞台がまさに夢のような世界観を生み出しています。
主人公のハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフ、親友ロン役のルパート・グリントとハーマイオニー役のエマ・ワトソンは、本作ではまだあどけないまま。元気な子役たちを脇から支えるリチャード・ハリスやマギー・スミス、アラン・リックマンといった名優たちの演技にも注目してください。
ここがおすすめ!
なんといっても本作の見どころは、ワクワクする要素が盛りだくさんの魔法界!駅に隠された9と3/4番線、ホグワーツ魔法学校の喋る帽子、空を飛び回るホウキなど作り込まれた世界観には何度観ても心をくすぐられます。
「ハリー・ポッター」シリーズは何度も観ているけど、やっぱり「賢者の石」は誰が観ても面白い作品だと思う。まだ物語が壮大になる前の段階だから、純粋に魔法学校でのドタバタ劇として楽しめるのが良い。幼いころは自分も魔法使いになれる!って信じていたな〜。
(20代女性)
2位『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)
『指輪物語』の壮大な世界観に圧倒される
ジャンル | アクション , ファンタジー |
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監督 | ピーター・ジャクソン |
キャスト | イライジャ・ウッド , イアン・マッケラン , リヴ・タイラー |
作家J.R.R.トールキンによる1950年代半ばの伝説的ファンタジー文学『指輪物語』を原作とした、実写映画第1作目。本シリーズは第3作目まで公開されています。
物語の舞台となるのは、「中つ国」と呼ばれる架空の世界です。その一角にある平和な村で暮らしていたホビット族の青年フロドが手にした魔法の指輪を巡って、魔神に従う凶悪なオークたちと人と妖精、そしてドワーフとの世界の運命を賭けた戦いが繰り広げられます。
ここがおすすめ!
中つ国にはローハンやアイゼンガルド、ゴンドールやモルドールといった国家が点在しています。それぞれの都市は中世ヨーロッパを思わせる構造になっていますが、そのスケール感はまさにけた違い。舞台芸術のような壮大な世界観も、本シリーズの醍醐味です。
「ロード・オブ・ザ・リング」を人に勧めると、めちゃくちゃ長いんでしょ?って敬遠されるんだけど……そんなの忘れてしまうくらいの没入感がある!こんなにも壮大な世界観が作り込まれていることに感心しっぱなし。
(20代男性)
3位『シザーハンズ』(1990年)
ハサミをもって生まれてしまった心優しい青年
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛 |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | ジョニー・デップ , ウィノナ・ライダー |
「雪はどうして降るの?」そんな孫娘の素朴な疑問に、祖母がとあるおとぎ話を語ります。『シザーハンズ』は両手が鋭利なハサミになっているため触れるすべての物を傷つけてしまう人造人間の青年と、彼の純粋さに惹かれた美しい少女との悲恋を描いた物語です。
主人公エドワードを演じるのは、俳優のジョニー・デップ。触れるものをなんでも傷つけてしまう切なさをひたむきに演じきっています。監督のティム・バートンとは、本作以降たくさんの作品でタッグを組むことになりました。
ここがおすすめ!
エドワードと心を通わせる少女キム役を演じたのは、女優のウィノナ・ライダー。撮影当時はまだ10代です。あふれんばかりに輝く若さと生命力に、エドワードが魅了されるのも納得でしょう。さらにポップな街並みや衣装が、ティム・バートンらしい世界観を作り上げています。
こんなにも悲しくて美しい物語があっていいのだろうか……。心優しいエドワードを観ていると、自分の心まで洗われていくような気分。それからキムが可愛らしすぎる!ティム・バートンの描くヒロインってどうしてこんなにも魅力的なんだろう。エドワードが削った氷が舞うなか、キムが踊るシーンは必見。
(20代女性)
4位『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)
不思議で奇妙なチョコレート工場にようこそ!
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | ジョニー・デップ , フレディ・ハイモア |
アミューズメントパークのように奇妙な趣向がこらされたチョコレート工場を舞台に、1人の少年が不思議な出来事を体験し、やがて幸せを手にする物語。ティム・バートンが児童向け小説をもとに、コミカルなミュージカルファンタジーに仕上げました。
主人公はお菓子作りで財をなした大金持ちウィリー・ウォンカ。実業家でありながら子どもっぽさを残した変人ぶりは、ジョニー・デップの真骨頂ともいえる名演技です。フレディ・ハイモアが演じる少年チャーリーは、ウォンカの抱えたトラウマを純粋無垢な力で解消してくれます。
ここがおすすめ!
チョコレート工場を見学する親子は、ひと癖もふた癖もある面々ばかり。しかし共通しているのは、親が子どもを大切に思っていること。そこに本作のメッセージが込められています。ウンパ・ルンパと呼ばれる小人の部族が披露する、奇妙な踊りも必見です。
何度観てもワクワクするし、歌って踊りたくなるし、最後には泣ける!主人公以外の子どもたちも、生意気なところはあるけどなぜか愛おしくて仕方ない。味が変わり続けるガムとかいつまでもなくならない飴とか、本当にあったらいいのに!
(20代女性)
5位『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』(2005年)
タンスの向こう側にあるファンタジーな世界
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | アンドリュー・アダムソン |
キャスト | ウィリアム・モーズリー , アナ・ポップルウェル , ティルダ・スウィントン |
原作は1950年代にC.S.ルイスによって執筆された『ナルニア国ものがたり』。古典ファンタジーの名作として、世界中の人々に愛されてきました。その映画化第1作目となる『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』では、魔女によって支配された異世界の王国ナルニアを4人の王と女王が救い、新たに統治するまでの顛末を描いています。
主人公は、第二次大戦下のイギリスから不思議な洋服ダンスを通ってやってきた異邦人の4人兄弟。冷静な長男ピーターや慈愛深い長女スーザンとともに、一途な次男エドマンドと無邪気なルーシィが王国を牛耳る白い魔女に挑みます。
ここがおすすめ!
巨大なライオンの姿をしたアスランをはじめ、さまざまな動物が人間の言葉を話す世界は、それだけでとてもワクワクするような舞台設定です。神話の生物も数多く登場し、なかでも山羊との半獣人タムナスのキャラクターが際立っています。
洋服ダンスをくぐったら異世界が広がっているという設定は、やっぱりワクワクするもの。この後もシリーズが続くけど、特にこの第1作目はわかりやすいし面白い。作中に出てくるターキッシュデライトという白いマシュマロみたいなお菓子、食べてみた〜い!
(20代女性)
6位『美女と野獣』(2017年)
永遠に愛されるラブストーリーを実写化して大成功!
ジャンル | ファミリー , ファンタジー , 恋愛 |
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監督 | ビル・コンドン |
キャスト | エマ・ワトソン , ダン・スティーヴンス , ルーク・エヴァンス |
1991年公開のディズニーアニメ映画『美女と野獣』を、20年の時を経てついにディズニーが実写化。オリジナルの雰囲気を重視した演出やストーリー展開にこだわりを感じます。
本作の特徴は、アニメ版の再現率が非常に高いこと。例えば「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみのエマ・ワトソンは、聡明でキュートな村娘ベルを見事に体現しました。
また「ホビット」シリーズで弓の達人を演じたルーク・エヴァンス演じるガストンも、アニメ版そっくりだと話題に。ルミエールやコグスワース、ポット夫人など道具にされてしまった屋敷の使用人たちも違和感なく実写化されています。
ここがおすすめ!
「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」をはじめとする劇中歌がしっかり再現されていることも、ファンにとって嬉しいポイント。ベルと野獣がお城で踊るシーンは感動必至です。ちなみに実写版では、オリジナル楽曲も追加されています。
エマ・ワトソンが演じたベルが、飛び出してきたのかと思うくらいアニメ版そのものでびっくりした……。お城にある家具やら装飾やらも細部に至るまで凝って作られていて、観ていてうっとりする。野獣は大きくてちょっと怖い。笑
(20代女性)
7位『ビッグ・フィッシュ』(2003年)
奇想天外に語るぐらいが人生も話も面白い
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | ユアン・マクレガー , アルバート・フィニー |
『ビッグ・フィッシュ』というタイトル通り巨大魚を釣ったり巨人と旅をしたり、まるでファンタジーのような人生を語り続けてきた父。その奇想天外な物語を信じられず父に反発する息子を主人公に、“本当に素敵な人生の送り方とはなにか”を問いかける物語です。
ティム・バートン監督としては珍しく、現実世界を舞台にしている本作。現実でありながら嘘のような物語を、監督らしいファンタジーな世界観で映像化しました。
ここがおすすめ!
父の死が近づいたとき、彼が語っていた夢のような人生の素晴らしさに、息子ははじめて気づきます。荒唐無稽なむかし話でも、それこそが父が歩んできた人生。そのなかで生まれた大切な「つながり」が、ラストシーンで深く胸を打ちます。
自分が親になったら、部屋を暗くしてたっぷりのポップコーンを盛って、スクリーンで子どもに観せてあげたいと思った映画です。全編通してファンタジックな映像が綺麗なんだけど、ジャケットにもなっている黄色のお花のシーンは1度観たら忘れられない!
(20代女性)
8位『シンデレラ』(2015年)
現代的な女性に生まれ変わったシンデレラ
ジャンル | ファミリー , ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛 |
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監督 | ケネス・ブラナー |
キャスト | リリー・ジェームズ , ケイト・ブランシェット , リチャード・マッデン |
父親が再婚し、継母とその連れ子である姉妹たちと暮らすことになったエラ。しかし父親が不慮の事故で亡くなると、エラは継母と義理の姉妹から召使いのようにこき使われる日々を送ることになりました。
ひどい仕打ちに耐えかねて家を飛び出したエラは、城で働いているという青年キットと出会い、心惹かれていくのですが……。
ここがおすすめ!
2015年に公開された本作は、従来の「シンデレラ像」を残しつつ、彼女の人間性を深く掘り下げ、現代的なヒロインを作り出しました。エラが身にまとうブルーの舞踏会用ドレスやウエディングドレスなど、きらびやかな衣装にも息を呑みます。
シンデレラっていつの時代も憧れの存在!王道の「シンデレラストーリー」もきらびやかな衣装も透き通るガラスの靴も、いくつになってもときめく。どんなものかは実際に観て確かめてほしいけど、ラストシーンで着ているドレスはため息が出るほど美しい。
(30代女性)
9位『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)
「ハリー・ポッター」シリーズの過去にさかのぼる
ジャンル | ファンタジー |
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監督 | デヴィッド・イェーツ |
キャスト | エディ・レッドメイン , キャサリン・ウォーターストーン , ダン・フォグラー |
J.K.ローリングによる新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、1920年代半ばのアメリカ・ニューヨークが舞台。
闇の魔法使いの策略によって、魔法使いと人間との関係が悪化している時代です。そんな時期にイギリスからやってきた魔法生物学者が、誤って危険な魔法生物を逃がしてしまい、大騒動が巻き起こります。
主人公ニュート・スキャマンダーを演じるのは、オスカー俳優エディ・レッドメイン。本作では魔法生物たちを愛してやまない変人ぶりが見事にハマっています。
ここがおすすめ!
人間なのに事件に巻き込まれるコワルスキー(画像右)という存在が、本作における重要なポイント。魔法生物に怯えながらも、魔法鞄のなかの世界に魅了される「人間らしい感情」に共感を覚えます。美人魔法使いクイニー(画像左)との恋にも注目です。
個人的には「ハリポタ」より「ファンタビ」派!大人たちの話だから全体的に落ち着いているし、やたら出てくる魔法動物は皆かわいいし。でももちろん「ハリポタ」を知っているからこそ、気付ける小ネタもある。
(20代男性)
10位『オズの魔法使』(1939年)
色あざやかな映像とジュディ・ガーランドの歌声に魅了される
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ヴィクター・フレミング |
キャスト | ジュディ・ガーランド , フランク・モーガン , レイ・ボルジャー |
巨大竜巻に巻き込まれ、魔法の国オズに迷い込んでしまった少女ドロシー。彼女に対して、北の良い魔女グリンダは「エメラルド・シティにいるオズの魔法使いに頼めば故郷に帰してもらえる」と教えてくれます。
勇気のないライオン、脳みそのないカカシ、心のないブリキの木こりともに、ドロシーはエメラルドシティを目指すのでした。
ここがおすすめ!
セピア調のモノクロ映像で映し出される現実の世界と、色鮮やかなテクニカラーの魔法の国のコントラストが衝撃的です。ドロシー役を演じるジュディ・ガーランドが歌う劇中歌『虹の彼方に』は、全米レコード協会が選ぶ「20世紀の名曲」で堂々の1位に輝いています。
魔法の国にたどり着いた瞬間、パッと色付く世界が好きで何度も観た映画。むかし観たときはなんにも知らなかったけど、本作の背景では幼いジュディ・ガーランドが働かされっぱなしで薬物に溺れていたそうで、今観るからこその衝撃もある。
(30代女性)
【洋画編】おすすめファンタジー映画11位~24位
11位『アラジン』(2019年)
一緒に歌って踊りたくなるミュージカルファンタジー
ジャンル | ファミリー , ファンタジー , 恋愛 |
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監督 | ガイ・リッチー |
キャスト | メナ・マスード , ナオミ・スコット , ウィル・スミス |
砂漠の都アグラバーに住むアラジンは、コソ泥として生活していました。ある日アラジンは、身分を隠して都にいた王女ジャスミンと出会い、互いに惹かれあうように。
しかし「ジャスミンの結婚相手は王子でなくてはならない」という現実が、2人の行く手を阻みます。王宮の大臣ジャファーの命令で魔法のランプを手に入れたアラジンが、最後に望んだ願い事とは?
ここがおすすめ!
オリジナルのアニメ版と同じく、実写版でも随所にミュージカル演出が散りばめられています。サウンドトラックはどれも素晴らしく、特にエンディングで流れるヒップホップ調にアレンジされた「フレンド・ライク・ミー」は必聴です!
アニメ版の名曲の数々をまた聴けるというだけでも嬉しい。「フレンド・ライク・ミー」はついノッちゃうし、「ホール・ニュー・ワールド」はロマンチックすぎてドキドキしちゃう。実写でジーニーを登場させるという荒技をやってのけたのも感動した。
(20代女性)
12位『塔の上のラプンツェル』(2010年)
18歳の誕生日、空に浮かび上がるランタンの光
ジャンル | ファミリー |
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監督 | ネイサン・グレノ , バイロン・ハワード |
声優 | マンディ・ムーア , ザッカリー・リーヴァイ , ロン・パールマン |
金色の長髪を持つ少女ラプンツェルは、生まれてから森のなかの塔を出たことがありません。ある日18歳を目前にした彼女のもとに、王国の城で盗みを働いたフリンが逃げてきます。
魔法の髪の毛を使ってフリンを捕まえたラプンツェル。彼女はフリンとともに、誕生日に現れる光の正体を探る不思議な冒険に出るのでした。
ここがおすすめ!
本作の魅力は、立体アニメーションならではのリアルな動きや幻想的な映像の美しさ。それまでの3D技術では表現するのが難しかった髪の毛など、細部に至るまでアニメーションが美しく仕上げられています。
ラプンツェルのなにが良いかって、自分の力で道を切り開いていくという無邪気さと強さがあるところ。塔のなかにいたからこそ、偏見や悪意がなくて安心する。誰もが知っている名シーンだけど、ランタンが夜空に上がるシーンは何度観ても美しい。
(20代女性)
13位『ホビット 思いがけない冒険』(2012年)
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前日譚
ジャンル | アクション , ファンタジー |
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監督 | ピーター・ジャクソン |
キャスト | イアン・マッケラン , マーティン・フリーマン , ケイト・ブランシェット |
『ロード・オブ・ザ・リング』の物語から遡ること60年。故郷をこよなく愛する妖精ホビットの物語を描いた第1作目が、『ホビット思いがけない冒険』です。「思いがけない」という邦題どおり、主人公のビルボが望まないトラブルに突然巻き込まれてしまうところから壮大な物語がはじまります。
彼を無理やり旅に引っ張り出す魔法使いや頑固で尊大なドワーフなど、旅の仲間たちはクセ者揃い。しかしさまざまな危機をくぐり抜けるなかで、ビルボは少しずつ使命感に目覚め冒険する楽しさを知ります。
ここがおすすめ!
まさに“一難去ってまた一難”の連続で、3時間近い長丁場もあっという間。ドワーフの王国を滅ぼした邪悪なドラゴンとの直接対決を迎える第2作目に向けて、ジェットコースターのような冒険が繰り広げられます。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ同様に長いけど、あっという間。あんまりシリアスになりすぎず、敵もユーモアがあるし主人公も前向きだしハッピーな気分で観ていられる。登場人物の名前を覚えるのがちょっと大変。笑
(20代男性)
14位『ミラベルと魔法だらけの家』(2021年)
不思議な魔法の力を持つマドリガル家の物語
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー |
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監督 | バイロン・ハワード , ジャリッド・ブッシュ |
声優 | ステファニー・ベアトリス , マリア・セシリア・ボテーロ , ジョン・レグイザモ |
南米のコロンビアを舞台に、魔法にあふれた家に住む少女ミラベルを主人公にしたディズニーの長編アニメ。第94回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞しました。
コロンビアの奥地にある、魔法にあふれた不思議なマドリガル家。子どもたちはみな個性的な魔法の才能(ギフト)を家から贈られてきましたが、なぜかミラベルだけは何の力も与えられませんでした。そんなある日、ミラベルは家に危険が迫っていることに気付きます。
ここがおすすめ!
『イン・ザ・ハイツ』で知られるリン=マニュエル・ミランダが担当したミュージカル楽曲は、思わず踊り出したくなるようなラテンのリズム満載!マドリガル家の子どもたちが持つ魔法の力もそれぞれ独特で、色彩豊かな映像に目を奪われます。
キラキラもワクワクもある、これぞディズニー!といえる1作。家族愛がメインテーマで、ミラベルのがんばりに勇気をもらえます。個性的な魔法ばかりで、見ていて飽きが来ない!南米らしいラテンのリズムとカラフルな色使いも素敵。
(20代女性)
15位『魔法にかけられて』(2007年)
おとぎ話のお姫さまが「現実世界」に迷い込む!
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー , 恋愛 |
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監督 | ケヴィン・リマ |
キャスト | エイミー・アダムス , パトリック・デンプシー , スーザン・サランドン |
ディズニーがセルフパロディ満載で送る実写映画『魔法にかけられて』。おとぎ話の国で暮らしていたお姫さまジゼルは、あることがきっかけで現代のニューヨークに迷い込んでしまいます。彼女にとってそこは目にするものすべてが珍しく、人々も奇妙な行動ばかりとる「ファンタジー」の世界でした。
ジゼルと出会った離婚弁護士のロバートと彼の娘モーガンは彼女の行動に困惑しながらも、その真っ直ぐな人柄に惹かれ、次第に打ち解けていきます。一方でジゼルの婚約者であるエドワード王子は、いなくなってしまった彼女を追って、勇敢なリスのピップとともにニューヨークへやってきます。
ここがおすすめ!
実写とアニメーションを織り交ぜて描かれる、現実とファンタジーの世界の対比が楽しい本作。ままならない現実のなかでも、ジゼルのように信念を持って行動することの大切さを感じさせられます。
この1本でアニメのファンタジックな世界から、実写で起こるドタバタ劇も楽しめちゃうお得感。観ていて不安になることがなく純粋にハッピーになれるから、疲れているときについ再生しちゃう。
(30代女性)
16位『ナイトミュージアム』(2006年)
この博物館では夜になると、展示品が動きだす!
ジャンル | アクション , コメディ , ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ショーン・レヴィ |
キャスト | ベン・スティラー , カーラ・グギーノ , ディック・ヴァン・ダイク |
失業中の中年男性ラリーは、離婚した妻のもとで暮らす息子ニッキーに励まされ、自然史博物館の夜間警備員に再就職しました。
しかしこの博物館では夜になると展示品たちが勝手に動き出し、大騒ぎを繰り広げていたのです!展示品たちを落ち着かせようと奔走するラリーは、やがて息子とともにある事件に巻き込まれていきます。
ここがおすすめ!
博物館の展示品が動く様子をリアルに表現した視覚効果に、大人も子どもも魅了されました。ロビン・ウィリアムズやオーウェン・ウィルソンなど名キャストたちの演技も素晴らしい作品です。
博物館の展示物が動くって、それだけでワクワクする設定!みんな好き勝手していて主人公はかなり大変そうだけど、歴史について学んだ結果を自分自身の人生にも生かしていたのがよかった。親子愛にもほっこり。
(30代男性)
17位『ジュマンジ』(1995年)
子どもから大人までハラハラドキドキする冒険ファンタジー
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ジョー・ジョンストン |
キャスト | ロビン・ウィリアムズ , ジョナサン・ハイド , キルスティン・ダンスト |
謎のボードゲーム「ジュマンジ」を見つけた少年は、片思いしている少女とゲームをしているうちに、ゲームのなかのジャングルに閉じ込められてしまいました。
それから26年後、「ジュマンジ」を偶然見つけた姉弟がサイコロを振ると、ゲームに閉じ込められていた少年がおじさんになって現れます。3人は閉じ込められている少女を呼び戻して、ゲームを終わらせようと奔走しますが、巨大な虫や動物たちも召喚されてパニックに……。
ここがおすすめ!
動物やハンターなど怖そうなキャラクターも、可愛い視覚効果で描かれているため観ていてほっとします。アドベンチャーやファミリーの要素も詰まっており、家族そろって観たい作品です。
ものすごく幼いころに観て「ゲームから色々飛び出してきて、なかなかゴールできなくて、大変なことになる映画」という印象だったけど……改めて観たらその通りだった。ありえないと分かっているけど、自分がゲームのなかに入ってしまったら……と想像しちゃうよね。
(20代男性)
18位『キャスパー』(1995年)
生き返るか、それとも大切な人の願いを叶えるか
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ブラッド・シルバーリング |
キャスト | クリスティナ・リッチ , マラキ・ピアソン , ビル・プルマン |
キュートで心優しいお化けの少年キャスパーが、人間の少女に恋をして次第に仲良くなっていきます。やがてキャスパーは生き返る方法を見つけますが、それを横取りしようとするゴーストが出現。大切な人の幸せを守るため、キャスパーは自らの夢を諦めようとするのでした。
本作が公開されたのは1995年。現代ほどCG製作の環境はハイスペックではありませんでしたが、2年間という時間をかけて膨大なデータを処理しゴーストの登場シーンを製作したのだそうです。その結果、ブラッド・シルバーリング監督の出世作となりました。
ここがおすすめ!
キャスパーと仲良くなる少女キャットを演じたのは、当時15歳で名子役といわれていたクリスティーナ・リッチ。彼女の「CG」相手とは思えないとても自然かつ魅力的に演技があったからこそ、余計にキャスパーの切ない思いが心に響くのかもしれません。
怖いはずのお化けと仲良くなれたら面白いのにな〜と思いながら、小さい頃に何度も観た映画。お茶目なキャスパーが愛おしい。1度観たら忘れられない、インパクトのあるラストシーンは必見!
(20代女性)
19位『アナと雪の女王』(2013年)
姉を追って雪山に飛び出していく妹の冒険
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | クリス・バック , ジェニファー・リー |
声優 | クリステン・ベル , イディナ・メンゼル , ジョナサン・グロフ |
アレンデール王国の王女エルサは、生まれつき触れたものを凍らせる魔法の力をひた隠しにして成長しました。しかしなにも知らない妹のアナは、エルサの戴冠式のパーティで意図せずエルサの魔法の力を暴露してしまいます。
城を飛び出したエルサは山奥に氷の宮殿を作って引きこもり、夏のアレンデールを冬にしてしまいました。姉と仲直りしようとアナは、素朴な山男クリストフやトナカイのスヴェンとともに、エルサの宮殿を目指します。
ここがおすすめ!
随所で登場人物の心情を歌うシーンが挿入され、ミュージカルとしても素晴らしい本作。特に主題歌「レット・イット・ゴー」はさまざまな歌手によって歌われ、大ヒット曲となりました。
姉妹愛とか音楽とか素晴らしいところは沢山あるんだけど、私はアレンデールの街並みがめちゃくちゃ好き!夏のアレンデールも冬のアレンデールも美しい。街の人びともみんな優しくて、エルサとアナを心から慕ってくれていてホッとする。アレンデールに住みたいです。
(20代女性)
20位『ネバーエンディング・ストーリー』(1984年)
本から空想の国へ飛び込んで、冒険の旅に出る
ジャンル | ファミリー , ファンタジー , ヒューマンドラマ |
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監督 | ウォルフガング・ペーターゼン |
キャスト | ノア・ハサウェイ , バレット・オリヴァー , タミー・ストロナッハ |
いじめられっ子のバスチアンは、ある日いじめっ子から逃げるために飛び込んだ本屋で『ネバーエンディング・ストーリー』という本を見つけます。それは絶滅の危機に瀕したファンタージエンという世界を、少年アトレイユが救うというストーリーでした。
物語に夢中になったバスチアンは学校をサボって本を読み続け、アトレイユと一体となって冒険に繰り出すのでした。
ここがおすすめ!
ファンタージエンに住む個性的なキャラクターたちの造形に味があり、観ているだけで楽しい気分になれる作品です。「主人公と一緒に犬の顔のドラゴンに乗って空を飛びたい!」と思った人も多いでしょう。
小説で読んだ『ネバーエンディング・ストーリー』の世界がリアルな映像に!と衝撃を受けた。「無」という概念のようなものが、想像の世界を蝕んでいってしまうというのが恐ろしかった。ファルコンが可愛らしい。
(20代男性)
21位『ダンボ』(2019年)
『ダンボ』が鬼才ティム・バートンのオリジナル脚本で生まれ変わる
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | コリン・ファレル , マイケル・キートン , ダニー・デヴィート |
かつてサーカスで活躍していたホルトは、ダンボという象の赤ちゃんの世話係として小さなサーカス団に雇われました。
大きな耳のせいで一座の笑いものになっていたダンボには、実は空を飛べるという特技があります。そのことを嗅ぎつけたニューヨークの大サーカスの支配人と空中ブランコ乗りが、ダンボを利用しようとするのですが……。
ここがおすすめ!
『チャーリーとチョコレート工場』などファンタジー映画の名作を送り出してきた鬼才ティム・バートン監督作。CGで作り出された実物かと思うほどリアルな象や、監督らしい鮮やかな色彩で描かれる幻想的なシーンに目を奪われます。
「象が空を飛ぶ」というめちゃくちゃ非現実的な映像を、ここまで成功させてしまうとは。動物たちの一挙一動がかわいくて、やはりリアリティがあるぶん躍動感もすごい。ネズミのティモシーがいなかったのだけ、ちょっと残念……!
(20代男性)
23位『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)
奇妙奇天烈な世界、それでもそこに彼女の居場所がある
ジャンル | ファミリー , ファンタジー |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | ジョニー・デップ , ミア・ワシコウスカ , ヘレナ・ボナム=カーター |
世界的に有名なおとぎ話『不思議の国のアリス』の後日談というユニークな設定で、美しく成長したアリスが不思議の国で再び冒険を繰り広げる『アリス・イン・ワンダーランド』。チョッキを着たホワイトラビットやチェシャ猫など、奇妙なキャラクターたちももちろん勢ぞろいします。
もっともキャラクターたちの個性は、原作をはるかに凌ぐインパクト。その筆頭がジョニー・デップの帽子屋です。メイクや衣装の奇抜さもさることながら、重要なキーマンとして活躍しています。赤の女王を演じたヘレナ・ボナム=カーターも、不気味ながら可愛らしく魅力的です。
ここがおすすめ!
ティム・バートン監督はこの作品でも、非常に凝った演出によって想像を超えた不思議の国を作り出しました。実写映像とモーションキャプチャーを組み合わせることで、その映像美はかつてない華やかさを感じさせています。
ジョニー・デップ演じるマッドハッターのインパクトったらすごい。癖のある性格もド派手な衣装も、どんどん惹きこまれていく。ストーリー展開はオリジナルのアニメ版とはちょっと違うけど、実写版には実写版の良さがあると思います。
(30代女性)
24位『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』(2019年)
中国アニメの本領発揮!口コミで広がった名作冒険ファンタジー
ジャンル | アクション , ファンタジー |
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監督 | MTJJ |
声優 | 花澤香菜 , 宮野真守 , 櫻井孝宏 |
猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)を主人公に、妖精界と人間界の対立と共存を描いた中国製ウェブアニメの劇場版。日本でも口コミで評判が広がり、2020年に日本語吹き替え版も公開されました。
森を棲み処にしていた羅小黒は、人間による森林開発で居場所を失います。放浪する小黒は、人間のムゲンや妖精のフーシーと出会い、妖精と人間の共存について考え始めますが……。
ここがおすすめ!
羅小黒を取り巻く妖精や人間たちの個性豊かなキャラクターが大きな魅力!優しいタッチの絵柄と鮮やかな色彩、それに反するほど切れ味良いアクションシーンなど緩急がすばらしい作品です。小黒とムゲンの師弟関係にもグッときます。
とにかく小黒が可愛い!アクションがすごいのに、時たまコミカルなシーンもあって和む。作画のクオリティが半端ないし、主題歌もテーマに沿っていて良かった。世界観もキャラクターもすごく良いので続編希望!
(30代女性)
【大人向け・切ない】おすすめファンタジー映画
『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)
流動的に変わる水のように、愛に決められた形はない
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛 |
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監督 | ギレルモ・デル・トロ |
キャスト | サリー・ホーキンス , マイケル・シャノン |
『シェイプ・オブ・ウォーター』は、第90回アカデミー賞で作品賞など4部門で受賞したロマンスファンタジー。
舞台は米ソ冷戦下。発話障害を持ち、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザは、孤独な生活を送っていました。そんなある日、同僚のゼルダとともに極秘実験を目撃してしまいます。
そこにいたのは、半魚人のような不思議な生命体。独特の美しさを持つその姿に心を揺さぶられたイライザは、彼に手話を教えるなどして交流を図り、親密な関係になって行きます。しかし彼が運ばれてきた理由が明らかになり……。
ここがおすすめ!
独特のクリーチャー造形で熱狂的ファンを持つギレルモ・デル・トロが、原案・監督・共同脚本を手がけました。美しく幻想的な愛を描いた作品ですが、性描写や暴力描写なども含まれており、ちょっぴり大人向けです。
今までにこんなラブストーリー観たことない!発話障害をもっていて言葉ではうまく伝えられないイライザだけど、不思議な生命体はそんな彼女の気持ちを理解してくれる。ダークな世界観だけど、めちゃくちゃ優しい物語だなと思った。水の描写にうっとり。
(20代女性)
『パンズ・ラビリンス』(2006年)
ギレルモ・デル・トロによる傑作ダークファンタジー
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ , 戦争 |
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監督 | ギレルモ・デル・トロ |
キャスト | イバナ・バケロ , セルジ・ロペス , マリベル・ベルドゥ |
『クロノス』や『ミミック』、『ヘルボーイ』など個性的なホラー映画を得意とするメキシコ出身の監督ギレルモ・デル・トロが手がけたホラーファンタジー。
舞台は、激しい内戦が繰り広げられ荒廃した20世紀半ばのスペイン。現実の不幸に苦しみながら生きる童話好きの少女オフェリアが、実は自分が妖精や神が生きる夢の王国の王女であると知ったことから迎える運命を描きます。
ここがおすすめ!
全編が暗くグロテスクな雰囲気に包まれた演出で、気軽に観ると後悔するかも。厳しい現実世界はもちろん、ヒロインが現実を逃れて自ら作り出した冒険世界すらも恐ろしく痛ましく、胸が締め付けられるようなシーンの連続です。
お洒落映画かな?と思って観たらものすごい作品だった。全体的に画は暗いし、出てくるモンスターは不気味だし、ギルレモ監督のダークファンタジーの境地といった感じです。ただのファンタジーではなく重いテーマもしっかり描いており確かな名作なので、元気なときに観てほしい1本。
(20代男性)
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(2016年)
不思議な力を持つ子どもたちは、同じ1日を繰り返す
ジャンル | ファミリー , ファンタジー , ヒューマンドラマ |
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監督 | ティム・バートン |
キャスト | エヴァ・グリーン , エイサ・バターフィールド , サミュエル・L・ジャクソン |
大好きだった祖父の悲惨な死の謎を解くために、少年が不思議な孤児院を訪れることからはじまる『ミスペレグリングと奇妙なこどもたち』。そこでは奇妙な能力を持った子どもたちが彼を待っていました。
ハヤブサに変身できて同じ日を毎日リセットし続けているミス・ペレグリンは、たたずまいからして怪しい雰囲気がぷんぷん漂っています。同じ1日をずっと繰り返しながら生き続けている彼らとともに、少年はやがて邪悪な存在との戦いに巻き込まれていくことになるのです。
ここがおすすめ!
空に浮かぶ美少女や大人でも平気で持ち上げる怪力幼女、無機物に生命を与えることができる少年に透明人間など、奇妙なキャラクターのオンパレード。ダークな雰囲気やグロテスクな表現など、ティム・バートン監督らしいブラックな演出もふんだんに盛り込まれています。
一見不思議な子どもたちが出てくるだけの映画かと思いきや、結構しっかりとした脚本で後半は畳みかけるように子どもたちの活躍も描かれていて面白かった。ティム・バートンはもはや安定だけど、衣装も屋敷もとっても可愛くて魅力的。
(20代女性)
『アダムス・ファミリー』(1991年)
「不幸」を愛する不思議な一家が繰り広げるブラックコメディ
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー , ホラー |
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監督 | バリー・ソネンフェルド |
キャスト | アンジェリカ・ヒューストン , ラウル・ジュリア , クリストファー・ロイド |
不気味な物や不幸が大好きなお化け一家アダムス・ファミリーが繰り広げる、痛快なホラーコメディ。
アダムス家の当主ゴメズは、25年前に失踪した兄のフェスターを気にかけていました。一方でアダムス家の顧問弁護士アルフォードは、アダムス家の莫大な資産を横取りしようと狙っています。彼は高利貸しの息子ゴードンがフェスターに瓜二つであることを悪用しようとしますが……。
ここがおすすめ!
本作の魅力はなんといっても、不気味で強烈なキャラたち。拷問具が好きでクールな母、無表情で変死体マニアの長女といった個性的な一家に、いつの間にか夢中になっているはずです。
不謹慎だけど笑っちゃう、不気味だけど可愛く思えちゃう。観ているといつの間にかアダムスファミリーの虜になっています。そして長女のウェンズデーが可愛すぎる!おさげに暗〜いリップ、真っ黒なワンピースがあんなにも似合うのは彼女だけ。
(20代女性)
『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)
芸術の都パリの黄金時代にタイムトラベル!
ジャンル | コメディ , ファンタジー , 恋愛 |
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監督 | ウディ・アレン |
キャスト | オーウェン・ウィルソン , レイチェル・マクアダムス , カート・フラー |
ハリウッドの映画脚本家ギルは、婚約者イネズや彼女の両親とパリに遊びにきています。脚本家から作家に転身したいギルは、インスピレーションにあふれるパリに移住したいのですが、イネズは耳を貸しません。
ある夜中、パリの路上を散策していたギルは、クラシックカーで1920年代のパリの世界に連れていかれます。そこで過去の有名な作家、芸術家、音楽家と語り合ううちに、ギルはイネズとの関係に疑問を抱くようになり……。
ここがおすすめ!
『アニー・ホール』や『それでも恋するバルセロナ』で知られる、ウディ・アレン監督・脚本によるファンタジー。アカデミーとゴールデングローブでは脚本賞を受賞しています。夢のある映像が美しく、パリに行きたいと思わせてくれるシーンでいっぱいです。
黄金期のパリにタイムスリップして、芸術家や作家と出会うなんて素敵すぎる。パリの街は昼も夜も晴れでも雨でも魅力的で、なるほどこれは時空を超えるような不思議な魅力がある街だな、とどこか納得してしまう。
(20代男性)
『マレフィセント』(2014年)
ヴィランの視点から描かれた『眠れる森の美女』の物語
ジャンル | アクション , ファミリー , ファンタジー , 恋愛 |
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監督 | ロバート・ストロンバーグ |
キャスト | アンジェリーナ・ジョリー , エル・ファニング |
アニメ映画『眠れる森の美女』を実写化した本作は、オリジナルではヴィランとして登場したマレフィセントに焦点をおいた物語です。
妖精の国を守るマレフィセントは、ステファン王に裏切られ翼を奪われてしまいました。彼女は復讐として、王の愛娘オーロラ姫を永遠の眠りにつかせる呪いをかけます。オーロラ姫を永遠の眠りから覚ますキスをする人物は、誰なのでしょうか?
ここがおすすめ!
本作の監督を務めたのは、『アバター』や『アリス・イン・ワンダーランド』のプロダクションデザインを手掛けたロバート・ストロンバーグ。ダークで幻想的ながら、ダイナミックで美しい映像世界を作り上げています。
最近ヴィランに焦点をあてる映画が増えている気がする。むかしはまったく感情移入できなかった存在だけど、ヴィラン側の事情がわかると一気に人間味を感じて好きになる。マレフィセントを演じたアンジェリーナ・ジョリー、最強ビジュアル……!
(20代女性)
『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)
モノクロ映画のヒロインが目の前に!
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ , 恋愛 |
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監督 | 武内英樹 |
キャスト | 綾瀬はるか , 坂口健太郎 , 本田翼 |
映画『今夜、ロマンス劇場で』は、綾瀬はるか&坂口健太郎主演によるラブファンタジー。
映画監督を夢見る青年の健司は、通い詰めている映画館「ロマンス劇場」の映写室で見つけた古いモノクロ映画のヒロイン美雪に夢中。そんなある日、美雪がモノクロの姿のまま現実世界に現れるという奇跡が起きます!
2人は次第に惹かれあっていきますが、美雪には「人のぬくもりに触れると消えてしまう」という秘密がありました。
ここがおすすめ!
好きだから触れたいのに、触れられない……そんな切なくロマンチックな愛に胸キュン間違いなし。またレトロで美しい世界観や、カラフルな衣装も見どころです。
モノクロ映画との対比として、随所で出てくるカラフルな色彩がとっても綺麗。映画を愛する人がたくさん出てきて、映画好きが観るとほっこりした気持ちになれるはずです。微笑ましい映画と思って観ていたら、後半では不覚にもボロボロ泣いてしまいました。
(30代女性)
『テラビシアにかける橋』(2007年)
2人が作った夢の国はきっとずっと永遠に
ジャンル | ファミリー , ヒューマンドラマ |
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監督 | ガボア・クスポ |
キャスト | ジョシュ・ハッチャーソン , アナソフィア・ロブ , ズーイー・デシャネル |
5人兄弟のなかで1人だけ男の子として生まれ、学校でも家でもいじめられる内気で想像好きな少年ジェス。彼が魅力的な少女との出会いを通して、成長していく姿を描いています。
ジェスの日常を変えたのは、元気な転校生レスリー。活発な性格の彼女とやがて意気投合し、ともに川の向こうの森に想像の国を作ります。2人のイマジネーションが生み出す王国「テラビシア」は、ナルニア国物語に登場する島の名前からつけられたものです。
ここがおすすめ!
夢の世界、そこに生きる生き物たちを映像化したのは、ニュージーランドのWETAデジタルです。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや『ナルニア国物語』、『アバター』などを手がけた実力あるVFX製作会社だけに、本作でも壮大な想像世界を描き出しています。
しっかり世界観の作り込まれたファンタジー映画というよりは、子どもたちが想像力を膨らませて考えついた世界という感じ。まだ幼いからこそ何にでもなれるという無邪気さが愛おしい。ラストはめちゃくちゃ泣けます。
(20代男性)
【邦画・アニメ映画編】おすすめファンタジー映画
『君の名は。』(2016年)
星空や自然のアニメーションが息を呑むほど美しい
ジャンル | ヒューマンドラマ , 恋愛 |
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監督 | 新海誠 |
声優 | 神木隆之介 , 上白石萌音 |
田舎に住む女子高校生の宮水三葉は、都会での暮らしに憧れていました。ある日、三葉は東京でまったく知らない男子高校生になって生活している夢を見ます。
同じころ東京に住む男子高校生の立花瀧も、田舎で見ず知らずの女子高生になった夢を見ていました。
夢の中で入れ替わっていた2人。真相を探るためおぼろげな記憶を頼りにたどり着いた田舎町で、瀧は衝撃の真実を知ることになります。
ここがおすすめ!
背景美術に強いこだわりをもつ新海誠監督が作り出したのは、ため息が出るほどの映像美。冒頭数分を観るだけで、普通のアニメーションではないことを実感する美しさです。ロックバンドRADWIMPSが劇中の伴奏音楽をすべて担当しており、映像と音楽のシンクロ性も見事です。
普段アニメ映画はあんまり観ないけど、「めちゃくちゃ人気だし……」と思って再生したら度肝を抜かれた。こんなにも映像が綺麗だなんて。光や水の描写はまるで本物みたい。ストーリーは壮大だけど、あんまり難しくなくて素直に感動する。絶対に観るべき1本。
(20代女性)
『ハウルの動く城』(2004年)
独特な世界観と豪華な声優で彩られたジブリの傑作ファンタジー
ジャンル | ファンタジー |
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監督 | 宮崎駿 |
声優 | 倍賞千恵子 , 木村拓哉 , 美輪明宏 |
帽子屋の跡取り娘ソフィーは、ある日兵士たちにナンパされて困っていたところをハウルという魔法使いに救われます。しかしハウルをつけ狙う荒地の魔女に呪いをかけられ、18歳の少女ソフィーは90歳の老婆の姿に変えられてしまいました。
カカシのカブの助けで、ハウルの動く城に乗り込んだソフィー。彼女は自らの呪いを解くためハウルの城で働くことにしますが、やがて魔女の手や戦争の影響が迫ってくるのでした。
ここがおすすめ!
倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏といった超豪華な声優陣で大きな注目を集めた本作は、196億円超のメガヒットを記録。羽ばたき式飛行機械「フライングカヤック」といった細かいギミックなど、作り込まれた世界観も見どころです。
ジブリ映画のなかでも、ハウルの部屋や魔法の描写などファンタジー色の強い映画だと思う。カルシファーが卵の殻を食べるシーンとか、ソフィーがお城を掃除するシーンとかも可愛らしい。そして観た人はみんな、黒髪ハウルにハートを撃ち抜かれること間違いなし。
(20代女性)
『ペンギン・ハイウェイ』(2018年)
幼いころ世界は広く、あらゆることが謎に包まれていた
ジャンル | コメディ , ファミリー , ファンタジー |
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監督 | 石田祐康 |
声優 | 北香那 , 蒼井優 , 釘宮理恵 |
小学4年生のアオヤマが住む街に、ある日どこからともなくペンギンの大群が出現します。ペンギンたちの研究をはじめたアオヤマは、自分が通う歯医者のお姉さんがペンギンを出現させる現場を目撃しました。
しかしお姉さんは、自分がどうしてペンギンを出せるのかわからない、と言います。ペンギンとお姉さんの関係を探るアオヤマとクラスメートは、やがて森の奥にある「海」の謎に迫ることになります。
ここがおすすめ!
本作の魅力は、幼いころに感じた好奇心や冒険心がアオヤマを通して鮮やかに蘇ってくる点。夏休みのワクワクする高揚感、無限の可能性に満ちた世界の鮮烈な美しさが、幻想的に描き出されます。
小学生のころに戻って、無邪気で馬鹿で素直だった自分になれた気分。「怒りそうになったらおっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心が大変平和になるんだ。」という台詞に、良さがすべて詰まってます。
(20代男性)
『竜とそばかすの姫』(2021年)
舞台となるのは、壮大で精密なインターネット仮想空間<U>
ジャンル | ヒューマンドラマ , SF |
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監督 | 細田守 |
声優 | 中村佳穂 , 成田凌 , 染谷将太 |
『竜とそばかすの姫』は、『サマーウォーズ』や『バケモノの子』などで知られる細田守監督のアニメ映画です。
田舎町に住む女子高生すずは、母を亡くして以来、大好きだった歌うことができずにいました。そんなある日、彼女は50億人以上が集うインターネットの仮想空間<U>に、「ベル」と名乗ってアバターで参加することに。
Uの中でならすずは歌うことができ、そこで歌姫として注目されはじめます。ついにUでコンサートを開くことになったベル。しかし「竜」という謎の存在が現れて……。
ここがおすすめ!
超巨大なインターネットの仮想空間を舞台にしたファンタジーな世界と、歌姫ベルの圧倒的な歌唱シーンが見どころ。すず/ベルの声はシンガーソングライターの中村佳穂が担当しています。
細田守は『サマーウォーズ』でもインターネットの世界を描いていたけど、Uの世界はあれから格段にもレベルアップしている。ベルはまさにインターネットの海で、人びとを惹きつける歌姫。『美女と野獣』のような物語が描きたかったらしく、随所でオマージュを思わせるシーンにもドキドキ。
(20代男性)
『西の魔女が死んだ』(2008年)
祖母が孫に伝える、なんでも自分で決められる人間になるための教え
ジャンル | ヒューマンドラマ |
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監督 | 長崎俊一 |
キャスト | サチ・パーカー , 高橋真悠 |
周囲に合わせることが苦手な中学生のまいは登校拒否になってしまい、田舎で暮らすイギリス人の祖母のもとで暮らすことになりました。
自ら「西の魔女」と名乗る祖母は、自然とのふれあいを通じてまいにたくさんのことを教えてくれます。祖母の愛に包まれた日々を送るうちにまいは、「なんでも自分で決める」という教えを胸に刻んでいくのでした。
ここがおすすめ!
梨木香歩によるロングセラー小説を映画化した長崎俊一監督作。魔女修行のなかで祖母が語る、厳しくもあり優しくて暖かい言葉の数々が、観る人の心を癒やしてくれます。
朗らかに歳を重ねているおばあちゃんから、愛情や優しさがたっぷり感じられる映画だった。生活もとても丁寧で、料理や洗濯のシーンにはついつい引き込まれる。こんなおばあちゃんになりたいな、と心から思った。
(20代女性)
『DESTINY 鎌倉ものがたり』(2017年)
新妻が嫁いだ鎌倉は、幽霊や魔物が暮らす不思議な町だった!
ジャンル | ファンタジー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス |
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監督 | 山崎貴 |
キャスト | 堺雅人 , 高畑充希 , 堤真一 |
西岸良平のコミック『鎌倉ものがたり』を、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が実写映画化。堺雅人と高畑充希が夫婦役でW主演を務めました。
鎌倉に住むミステリー作家の一色正和のもとへ嫁いだ亜紀子。しかしこの町には幽霊や魔物、妖怪、死神などの「人ならざるもの」が人間と共存していたのです。亜紀子は次第に慣れて楽しく生活しはじめますが、正和は亜紀子にある秘密を隠しており……。
ここがおすすめ!
異界と人間界が混ざり合った「鎌倉」を、VFXの技術で見事に表現。登場人物たちの関係をほっこりと丁寧に描いたハートウォーミングな和製ファンタジーです。堤真一や安藤サクラ、市川実日子など豪華キャストが脇を固めているのにも注目!
前半は鎌倉でのほのぼのとした生活を描いているけど、後半では一転して黄泉の世界へ!妖怪や魔物の迫力がものすごいし、ごちゃごちゃしている黄泉の世界が楽しそう。なにも考えずに観ていれば、ジェットコースターのような展開が楽しめる。
(20代女性)
『パコと魔法の絵本』(2008年)
偏屈な老人が記憶障害の少女のために奮闘!
ジャンル | ヒューマンドラマ , ファンタジー , ファミリー |
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監督 | 中島哲也 |
キャスト | 役所広司 , アヤカ・ウィルソン , 妻夫木聡 |
奇妙な人物ばかりが集まる病院。そこの入院患者の大貫は、大富豪ですが偏屈な性格で周囲からは「クソジジイ」と呼ばれていました。そんな彼は、あるときパコという少女と出会います。彼女は交通事故で両親を失い、自身もその後遺症で記憶が1日しか保たない記憶障害を持っていました。
大貫はパコと接するうちに、彼女がほんの断片的なことは覚えていることを知ります。「パコの記憶に“なにか”を残すことができるかもしれない」と考えた彼は、パコの大好きな絵本を演劇にしたいと病院の患者やスタッフに頭を下げて回ります。
ここがおすすめ!
豪華キャストのテンションの高い演技に大笑いさせながら、最後には泣かされる感動的な作品です。まさに絵本のなかのような世界観も魅力的。『嫌われ松子の一生』や『告白』の中島哲也がメガホンを取りました。
ファンタジー映画だけど、実はみんな精神病というギャップがすごい。細部までこだわりが感じられて、監督が映画にかける情熱に感動した。コメディ要素も程よく差し込まれるので、飽きることなく観ていられます。
(20代男性)
『約束のネバーランド』(2020年)
子供たちが幸せに暮らす孤児院の正体は……
ジャンル | アクション , ファンタジー , ホラー , ヒューマンドラマ , ミステリー・サスペンス |
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監督 | 平川雄一朗 |
キャスト | 浜辺美波 , 城桧吏 , 板垣李光人 |
全世界での累計発行部数が2,500万部を超えた、原作・白井カイウと作画・出水ぽすかによる人気同名コミックを実写化。主人公エマ役を浜辺美波が務め、孤児院のママ役を北川景子が演じています。
楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」。ここで暮らす孤児たちは、里親に引き取られて外の世界へ旅立つのを楽しみにしていました。
里親が見つかったコニーを見送る日、エマとノーマンは忘れ物を届けようとして、近づいてはいけないと言われていた「門」へ向かってしまいます。そこで目にしたのは、コニーが殺され食料として出荷される光景でした……。
ここがおすすめ!
楽園だと思っていた孤児院が、実は鬼に献上する食用児を飼育する場所だった……そんな残酷な真実に気づいた子どもたちの「脱獄劇」を描くダークファンタジーです。子どもたちの年齢など原作コミックからいくつか改変された点はありますが、違和感なく仕上がっています。
原作からの改変があるということでドキドキしていたけど、結果的にかなり面白く仕上がっていた!特にグレイス=フィールドハウスを取り巻く広い森と、そこから脱しなければいけないという絶望感がリアリティあって良かった。みんなめっちゃ賢い。
(20代女性)
『本能寺ホテル』(2017年)
不思議なホテルで出会ったのは、「本能寺の変」直前の織田信長!
ジャンル | コメディ , ミステリー・サスペンス |
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監督 | 鈴木雅之 |
キャスト | 綾瀬はるか , 堤真一 |
映画『本能寺ホテル』は、2011年の映画『プリンセス トヨトミ』の鈴木雅之監督と、メインキャストの綾瀬はるか・堤真一が再タッグを組んで製作された歴史ファンタジーです。
京都を訪れた主人公の繭子は、手違いでホテルに泊まれず途方に暮れていたところ、レトロな「本能寺ホテル」にたどり着きます。そのエレベーターに乗ると、なんと戦国時代の京にタイムスリップしてしまいました。
しかも目の前には、天下統一を目前にした織田信長の姿が!信長たちと交流を深めていく繭子は、その日が「本能寺の変」の前日であることに気がつき……。
ここがおすすめ!
実在の武将と歴史的事件を登場させた、日本ならではのファンタジーです。本能寺の変を前にして、ヒロインは歴史を変えてしまうのでしょうか?コメディタッチなかけ合いも魅力的です。
本能寺の変をなんとか回避して、信長を助けるぞ!という任務がありつつ、主人公の成長物語としても楽しめる。綾瀬はるかの、のほほんとした雰囲気が観ていて心地よい。観たらきっと京都に行きたくなるはず。
(20代男性)
王道からダークまで!おすすめファンタジー映画を観よう
この記事では、名作から新作まで網羅したおすすめのファンタジー映画40本を紹介しました。 世界観はもちろん、登場するキャラクターからストーリー展開に至るまで、ファンタジーには無限の可能性が秘められています。 想像する力がある限り、現実の制約を受けることなく自由に世界を作り出すことができるのが、このジャンルの面白さなのです。ぜひ非現実的な映画の世界に、飛び込んでみてください。