2020年2月5日更新

映画「マッドマックス」シリーズの観るべき順番とは 世界観は共通だがストーリーに繋がりは?

マックス・ロカタンスキー『マッドマックス』
© Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.

オーストラリアの大人気アクションシリーズ「マッドマックス」。2015年に第4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が前作から20年ぶりに公開され、世界的大ヒットとなりました。この記事では、そんな人気シリーズのおすすめの観る順を紹介します。

目次

世代を超えて愛される「マッドマックス」シリーズの観るべき順番を紹介!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc.

2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、その世界観と迫力のアクション、女性キャラクターの活躍、そして火を吹くギターで高い支持を集めました。 1979年に公開された第1作目『マッドマックス』は、低予算作品だったものの世界中で注目を集め、2015年には1作目から40年以上の時を経て第4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開されました。 今回はそんな伝説的アクションシリーズの観るべき順番や、各作品のあらすじを紹介します。

「マッドマックス」シリーズの世界観とおすすめ鑑賞順

「マッドマックス」の世界観を解説

V8インターセプター『マッドマックス』
© Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.

「マッドマックス」シリーズの舞台は、荒廃し治安が悪化した近未来のオーストラリア。凶悪な暴走族が暴れまわり、文明は崩壊、石油が枯渇した世界は、日本の漫画『北斗の拳』をはじめ、のちのSF作品に多大な影響を与えました。 また、本シリーズの特徴のひとつに多くの改造車が登場していることもあげられます。主人公マックスが乗る特殊なパトカー、V8インターセプターは、1973年製フォード・ファルコンXB GT351モデルを改造したもので、劇中に登場するそのほかの車やバイクにも、さまざまな改造が施されています。

世界観をつかむなら公開順に観るのがおすすめ

「マッドマックス」シリーズは、基本的に公開順に観賞するのがおすすめです。シリーズを通して世界観やキャラクターの設定は共通していますが、ストーリーに繋がりはあまりないので、とりあえず1作目で世界観をつかみましょう。 1作目『マッドマックス』は公開から40年以上が経っていますが、世界中にフォロワーを生み出した本作の世界観や特殊撮影技術、低予算を逆手に取った演出などは、時代を感じさせません。 また、前述のとおり改造車や改造バイクが多数登場するので、70年代前後の車が好きな人も楽しめるのではないでしょうか。

1. 『マッドマックス』(1979年)

すべてはここから始まった!荒廃した近未来での復讐劇

暴走族による凶悪事件が多発する近未来のオーストラリア。暴走族専門の特殊警察M.F.P.(Main Force Patrol)に所属するマックス・ロカタンスキーは、彼らの専用車両・インターセプターを奪って逃走した凶悪犯ナイトライダーを追い詰めますが、彼は運転を誤り事故死します。 そのことを逆恨みしたトーカッター率いる暴走族は、復讐を決意しM.F.P.班を襲撃。危険を感じたマックスは、休暇を取り家族とともに数週間の旅行に出発します。しかし、彼の後を追ってきたトラッカー一味に襲われ、息子は命を落とし、妻は重体となってしまいました。 マックスは報復のため、M.F.P.の特殊車両V8インターセプターを無断で持ち出し、トラッカー一味と激突します。 本作は、シリーズのほかの作品と比べてシリアスなストーリー展開が特徴。少ない製作予算のほとんどを車の改造に使ってしまったため、すでにある建物で撮影しセット設営費を削減したり、お金をかけずにインパクトのある映像を生み出す工夫が、随所に散りばめられています。

2. 『マッドマックス2』(1981年)

荒れ果てた砂漠での戦いで英雄が誕生する

前作の直後、中東戦争の勃発で石油が貴重品となり、人々は各地で壮絶な奪い合いをくり広げる世界。家族を失ったマックスは、愛車V8インターセプターを駆りガソリンを求めてさまよっていました。 その後、彼は石油精製所を守る人々と暴走族の抗争に遭遇します。ガソリンを渡すことを条件に、石油精製所の人々を別の場所へ避難させるよう頼まれたマックス。こうして彼は、再び暴走族との孤独で熾烈な戦いへと身を投じていきます。 前作のヒットを受けて、約10倍の予算をかけて製作された2作目。本作は、『北斗の拳』をはじめとする1980年代のSF作品の多くに影響を与えました。 また本作からはマックスと旅をともにする犬や、鉄仮面をかぶった暴走族のリーダー・ヒューマンガスなど、大人気キャラクターが誕生しています。

3. 『マッドマックス/サンダードーム』(1985年)

すべての問題を決闘で解決!?ティナ・ターナーも出演

人気シリーズも3作目となり、ソウル歌手のティナ・ターナーが出演するなどハリウッドとも大きな関わりを持った作品です。 核戦争を経験した世界で、ひとりさまようマックス。謎の親子連れに乗り物や装備を奪われた彼は、徒歩で“バータータウン”にたどり着きます。物々交換で成り立つその町で、支配者のアウンティに腕前を買われた彼は、自分の持ち物を取り返すため“サンダードーム”と呼ばれる金網に覆われたリングで、街の裏の支配者マスター・ブラスターと戦うことになります。 しかし、マスター・ブラスターの正体を知ったマックスはとどめを刺すことができず、身一つで砂漠に放り出されてしまい……。 本作は、これまでの作品とは打って変わって、タイトルにもなっている“サンダードーム”での格闘が見どころとなっています。

4. 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)

前作から30年を経て復活!トム・ハーディが新たなマックスに

核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境は汚染され、生存者たちは物資や資源を武力で奪い合う荒廃した世界となっていました。愛する者も生きる希望も失った元警官のマックスは、あてもなく荒野をさまよっていたところ、砂漠を牛耳るイモータン・ジョーの一団に捕らえられてしまいます。 そんな彼の前に現れたのは、ジョーの部下であるフュリオサ大隊長。彼女にはある計画があり、マックスとジョーの手下のひとり、ニュークスは彼女の計画に巻き込まれていきます。 マックス役にトム・ハーディを迎え、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサたちとの共闘を描いた本作は、豪快なアクションや女性キャラクターたちの扱いなど、さまざまな点で高い評価を得ました。 本作は2015年、第88回アカデミー賞で10部門にノミネート。編集賞、衣装デザイン賞など6部門受賞を果たしました。

続編製作の噂も!?傑作アクションシリーズ「マッドマックス」を楽しもう!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
© 2015 Warner Bros. Entertainment Inc.

当時画期的だった「荒廃した近未来」という設定で、低予算でも傑作を生み出した『マッドマックス』。その後シリーズ化され、第4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で新たな世代のファンも獲得しました。 そんな本シリーズには続編製作予定があるともいわれています。監督のジョージ・ミラーと主演のトム・ハーディが続投するという続編「Mad Max: The Wasteland(原題)」の内容については2020年1月現在、詳細は不明ですが、続報を楽しみに待ちたいですね!