映画『海を感じる時』体当たりの演技、監督が思わず止めに入った?!

2017年7月6日更新

2014年9月13日から映画『海を感じる時』が公開されます。愛を知らない女子高生が異性との性体験や母親との衝突によって成長していく姿を描いた問題作として話題を呼んでいます。今回は本作の内容、予告編、見どころなどを紹介します。

2014年9月13日から映画『海を感じる時』が公開されます。愛を知らない女子高生が異性との性体験や母親との衝突によって成長していく姿を描いた問題作として話題を呼んでいます。今回は本作の内容、予告編、見どころなどを紹介します。

愛を知らない少女が一人の女に

[ストーリー] 当時18歳だった作家の中沢けいが1978年に発表し第21回群像新人賞を受賞した文壇デビュー作「海を感じる時」を、市川由依の主演で映画化しました。ひとりの男と出会い、愛を知らない少女から女へと目覚めていく姿がつづられ、原作は発表当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな作品として話題を呼びました。

ある日、授業をさぼり新聞部の部室で暇つぶしをしていた女子高生の恵美子は、3年生の先輩・洋から突然キスを迫られ当惑。その後、洋は「ただ女の人の体に興味があっただけ」と言い放ち、相手は誰でもよかったというが、父親を亡くし、厳格な母に育てられて愛を知らずにいた恵美子は、それでも洋を求め続け何度も体を重ねる。やがて洋は進学のため上京し、恵美子もその後を追って東京の花屋に就職するが……。

安藤尋監督が思わず止めたケンカシーン

市川由衣演じる恵美子が、先輩の洋(池松壮亮)とささいな事で口論となり、今までため込んでいたさまざまな思いを爆発させる場面をメガホンを取った藤尋監督が思わず止めたという。恵美子が洋の背中に向かって手当たり次第に本や空き缶を投げつけるさまや、それに耐えかねた洋が恵美子を押さえつける様子を生々しく捉えた。

髪の毛をつかまれ床に投げ倒されたり、平手打ちを受けたりと激しいシーンにも挑んだ市川は、「池松さんが本当に怖かった。当たり前なんですけど、いつもの優しい池松さんとは違って“洋”そのものになっているので、こちらも“激しい恵美子”として本気でぶつかっていきました」と、当時の心境を語った。

映画館での放送を拒否された体当たりの予告映像

すでに公開されている予告映像とは別に、新たに超過激シーンが追加された予告編が公開されています。当初は劇場での上映を試みましたが、大胆なラブシーンが目立ち、上映NGとなった予告編です。

本映像では、これまで公開されてきた映像に加えて、市川さん演じる恵美子が学生時代から憧れていた先輩、洋に無理やり制服を脱がされ、次第に体を差し出していくという生々しいシーンや、行きずりの男からSMらしいプレイを受ける衝撃のシーンなどが追加されています。

市川本人は、本作でこの恵美子役を演じるにあたり、「台本を初めて読んだ時は、この女ウザい!!としか思えなかった」と発言をするほど、強烈なインパクトと強い意志を持つ恵美子役だったそうですが、女優生命をかけて挑み、見事に演じ切り、完成した作品をみて、当時の想いをこらえきれずに涙を流したほどだとのことです。