ジョン・ボイエガって知ってる?【『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』フィン役】
ジョン・ボイエガのプロフィール
ジョン・ボイエガ(ジョン・ボヤーガとも)は1992年3月17日生まれ、ロンドン出身の俳優です。ナイジェリア人の両親の元に生まれました。5歳のときに、初めて小学校の劇でヒョウの役を演じ、10代の間はウェストミンスター・シティ・スクールに通いました。 この学校生活の後半では、ペッカム劇場でいくつかのプロダクションに参加します。 その後、サウステムズ大学のパフォーミングアート科に通い、2010の『オセロー』を含む多くの劇場公演に積極的に参加しました。
『スター・ウォーズ』新作にフィン役で出演
無理やり帝国軍に入れられた好青年役!?
公開にむけ期待が高まっている『スター・ウォーズ7/フォースの覚醒』で、ジョン・ボイエガが演じるフィンは重要な役どころになっています! フィンが演じるのは、宇宙を強大な戦力で支配しているファースト・オーダーに幼い頃に入れられた青年です。もともとは砂漠の惑星ジャクー出身ですが、誘拐されてファースト・オーダーにFN-2187という番号で登録されています。 フィンという名前は、ファースト・オーダーによって捕らえられたポー・ダメロンがつけた名前です。フィンは、ストームトルーパーでありながらも悪役ではないようで、罪のない村人を帝国軍の襲撃から逃したりする平和主義の好青年。物語の途中では、自分の出身の星が攻撃されたこともあり、投獄されていたポー・ダメロンと脱走をはかります。
英語版予告編
ライトセーバーを使う!?
公開された予告編ではジョン・ボイエガ演じるフィンが青のライトセーバーを使っているシーンがありました。実際に本作ではアダム・ドライバー演じるカイロ・レンと戦うことになります。今作品で初登場でもあり、重要な役どころを担うことがわかっています。
ヒロイン、レイとの関係
フィンはヒロインのレイと惑星ジャクーで会うことになります。ポー・ダメロンと脱走を共に測ったフィンはポーのジャケットを羽織っており、BB-8にポーから盗んだと疑われますが、自身はレジスタンスだと嘘をつき、結局追ってきたファースト・オーダーから逃げるためにレイと共に宇宙へ出ます。 今作のヒロインであるデイジー・リドリー演じるレイとの関係がどういうものなのか、公開前には頻繁に話されていましたが、どうやら2人の間で恋に発展する様子はないようで、エピソード7ではあまり見られませんでした。
フィンの人物像は?どういった役割を担う?
本作の話の鍵を握るのは、銀河を支配しているファースト・オーダーとレイア将軍率いるレジスタンスの戦いであり、ファースト・オーダーのストーム・トルーパーとして働いていて、ファースト・オーダーの仕組みを詳しく知るフィンは重要な役割を握ります。 最初はファースト・オーダーの強大さに恐れを抱き逃げる姿も見せますが、レイが拐われた際には自ら救出に向かい勇敢さを見せつけます。今後も主要キャラクターとして描かれることは間違いないでしょう。
ベッカムとライトセーバーバトルを繰り広げる?
イギリスのBBCで放送されている大人テレビ番組The Graham Norton Showに出演したジョン・ボイエガは司会者の提案により、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したデイヴィッド・ベッカムとライトセーババトルを繰り広げる事になりました。 マンチェスター・ユナイテッドのホームカラーである赤色のライトセーバを持ったベッカムと即興でバトルし、観客を盛り上げました!
ジョン・ボイエガの出演作品
テレビシリーズ『ビカミング・ヒューマン』(2011)
映画『ホビット』3部作で知られるエイダン・ターナー主演のドラマ『ビーイング・ヒューマン』の後日談。ヴァンパイアのアダム、狼人間のクリスタ、マットが人間社会で生きていこうと奮闘する物語。ジョン・ボイエガはダニー・カーティスという役で4エピソードに出演しています。
映画『アタック・ザ・ブロック』(2011)
地球侵略に来た宇宙人とストリートギャングの戦いを描いたSF映画。この作品でジョン・ボイエガは主人公のモーゼスを演じ、英国インディベント映画賞ニューカマー賞と、ロンドン映画批評家協会賞若手俳優賞にノミネートされました。 日本ではDVDでのみリリースされています。
テレビシリーズ『Law&Order:UK』(2011)
アメリカの長寿テレビシリーズ『Law&Order』の英国版。1エピソードにゲスト出演しています。
映画『ジャンクハーツ』(2011)
アルコール漬けの元兵士フランクと、社会的な成功を収めているが、実はドラッグやパーティー、セックスに明け暮れるワーキングマザーのクリスティンが自分たちの人生を変えようとする物語。この作品は第34回モスクワ国際映画祭でゴールデン・St・ジョージ賞を受賞しました。 日本ではインターネットのストリーミングで視聴することができます。
テレビ映画『ダ・ブリック(原題)』(2011)
スパイク・リー監督、マイク・タイソンがエクスクルーシブ・プロデューサーを務めたボクシングのドラマ。アメリカで黒人の若者であることはどういうことなのか、マイク・タイソンの実体験に着想を得た作品です。
テレビ映画『マイ・マーダー(原題)』(2012)
ロンドンの青年が自分の犯罪歴を隠し、新しい恋人の助けを得て人生を変えようとする物語。ジョン・ボイエガは主人公のシャキラス・タウンセンドを演じています。
映画『ハーフ・オブ・ア・イエロー・サン(原題)』(2013)
1960年代、ナイジェリアに帰郷した姉妹、オランナとケイニンの分かれ道を描く作品です。『それでも夜は明ける』のキウィテル・イジョフォーも出演。
テレビ映画『ザ・ホエール(原題)』(2013)
メルビルの『白鯨』の元になった1820年のエセックスでの事件をモチーフにした作品。
映画『インペリアル・ドリーム(原題)』(2014)
21歳で刑務所から出所した元ギャングスタが家族に深い愛情を示し、自分の人生を変えていく物語。ジョン・ボイエガは主人公のバンビを演じています。サンダンス映画祭で観客賞を受賞しました。
テレビミニシリーズ『24:リブ・アナザー・デイ』(2014)
大人気海外ドラマ『24』のスピンオフ作品。ジョン・ボイエガは4エピソードに出演しています。
テレビシリーズ『メジャー・レイザー(原題)』(2014〜)
同名のエレクトリックミュージックプロジェクトによるアメリカのアニメーション作品。ジャマイカ人のスーパーヒーローが大統領率いる極悪軍団に立ち向かうストーリー。ジョン・ボイエガは主要キャタクターのひとり、バルカムクトの声優を務めています。
ジョン・ボイエガ関連情報
少年時代からその才能を発揮
ペッカムの劇場で演劇を始め、9歳〜14歳まで地元の劇団に在籍していました。ジョン・ボイエガは周囲に才能を認められ、学校が終わるとほぼ毎日劇場で過ごしていたそうです。
『アタック・ザ・ブロック』で5つの賞を受賞!
映画デビュー作となった『アタック・ザ・ブロック』でジョン・ボイエガは下記の5つの賞を獲得しました。 英国インディベント映画賞 もっとも有望な新人賞 ブラック・リール・アワード 最優秀俳優賞 ブラック・リール・アワード 最優秀ブレイクスルー賞 ブラック・リール・アワード 最優秀アンサンブル賞 ニューヨーク・フィルム・アカデミー・アワード 最優秀主演男優賞 コメディー部門
差別的発言も華麗にスルー
『スター・ウォーズ7/フォースの覚醒』の予告編が公開された際、ストームトルーパー姿のジョン・ボイエガが映り、一部のファンから「黒人のストームトルーパーなんてありえない」「製作陣は作品を理解していない」と差別発言があがりました。 それについて、ジョン・ボイエガは自身のツイッターでたった一言「思うところがある人たちへ…慣れてくれ:)」。 このスマートな切り返しも話題になりました。
『The Circle』でトム・ハンクス、エマ・ワトソンと共演
エマ・ワトソンの恋人役
『The circle(原題)』で、主演のエマ・ワトソンはトム・ハンクス演じるカリスマIT社長の企業に勤める女性を演じます。ジョン・ボイエガは彼女の同僚で優秀なタイを演じるとのこと。2015年9月にクランクイン予定です。