BB-8について知っておくべき9つのこと【『スターウォーズ』新ドロイドの仕組みまで徹底解説!】

2017年7月6日更新

スターウォーズに登場する雪だるまのようなロボット。CGでのキャラクターかとおもいきや、イベントに実際に動くロボットとして登場し、会場からは驚きの声が上がり大盛り上がり!『スター・ウォーズ』の新ドロイドBB-8の正体に迫りました。

2015年12月に公開される新作に登場するBB-8

『スターウォーズ』フォースの覚醒

2015年12月18日公開『スター・ウォーズ フォースの覚醒』。予告編第1弾で新ドロイドの存在が明らかになってからというもの、この新たなドロイドの話題で世界中が持ち切りです。

雪だるまのような形をして高速回転をして移動するこちらのロボット、『BB-8』という名前だそうです。てっきり完全CGのみかとおもいきや...。

なんとイベントで実際に動いて登場!そのキュートさに会場は拍手喝采!

アメリカで開催中の「スターウォーズ・セレブレーション」という公式イベントでBB-8の実物が披露されました。R2-D2と仲良さそうに並んでいます。実際に回転する球体型ボディーの上に頭部分を載せたまま回転して移動する姿に、会場からは驚きの声が。

また、11月6日には来日を果たし、ディズニーファンイベント「D23 Expo Japan 2015」にて日本初お披露目となりました。

どういう仕組みで動いているかなど疑問は尽きないかと思いますが、今回はBB-8について判明しているすべてのことを一挙ご紹介いたします。

1.R2-D2のデザインコンセプトがオリジン!?

『スターウォーズ』 R2D2

どうやらBB-8のオリジンはスター・ウォーズ第1作『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』にあったようです。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のコンセプトアーティスト、ラルフ・マッカリーが描いた初期のR2-D2デザインとBB-8がどこか似ています。

ラルフ・マッカリーによると、R2-D2のデザインはかなり改良が加えられていたそうです。

“記憶によると、R2-D2はただの小さなロボットとして描かれていました。確か車輪のような巨大なボールの上で動くロボットだった。彼はジャイロが搭載されていて、どの方向にも進むことが出来た。”

実際の所、R2-D2のコンセプトデザインがBB-8のオリジンだという確固たる証言はありませんが、可能性は否定できません。明らかになっている事実としては、J・J・エイブラムスがナプキンに描いた大小ふたつの円とドットというシンプルなスケッチが好評を博し、BB-8が生まれた瞬間であるということです。

2.BB-8の名前の由来とは?性格はどんな感じ?

It's okay, #BB8. Physics makes a lot of people's heads spin. @gosphero #StarWars #TheForceAwakens #movie #movies

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元々BB-8は“ボール・ボット”と呼ばれていたそうです。なぜBB-8になったのかJ・J・エイブラムス本人がインタビューでこう答えています。

「大小の円がふたつ重なっている姿が、“8”や“B”から出来ているように見えたから、BB-8という名前を思いついたんだよ」
引用:http://eiga.com

また、BB-8の性格については「R2-D2と違って文句も言わず、任務に熱心で役に立ちたいという気持ちが強い純粋なキャラクター」であると明かしています。

3.BB-8のデザインが完成するまで!

『スターウォーズ』 BB-8

ルーカスフィルムのコンセプトデザイナー、クリスティアン・アルツマン(『AI』『メン・イン・ブラック2』『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)がJ・J・エイブラムスのコンセプトをデザインへと落とし込む作業をしていた人物です。

”J・JからBB-8の形の方向性について指示をもらい、それがBB-8のパーソナリティとなりました。もちろん、丸い形をしたオリジナルスケッチはとても愉快でした。あの姿から、BB-8がシリアスなキャラクターでも、気難しいキャラクターではないことがお分かり頂けると思います。デザインに改変を加える度にJ・Jからフィードバックをもらい、BB-8をクリエイトする作業は試行錯誤の連続でした。”

もしもBB-8がどこかサッカーボールに似ていると思っていたなら、それは偶然ではありません。クリスティアン・アルツマンは多くのサッカーボールのデザインを参考にしていたそうです。

“偶然サッカーボールを見かけて、これは完璧だと思ったんですよ。”

4.BB-8を具現化するために関わった多くの人物たち!

ハリーポッター

BB-8をCGではなく、実際にパペットなどで再現するために大勢の人たちが関わっていました。

クリーチャー・ショップのコンセプトデザイナー、ジェイク・ラントがBB-8のデザインの具現化を進めた人物です。

“とても控えめな特徴で、彼のパーソナリティを表現するため、多くの頭や体のパーツを試していました。”

実用面のデザインでJ・J・エイブラムスを納得させるために奮闘した人物がクリーチャーショップのチーフであるニール・スキャンランです。、初期のBB-8は既存のテクノロジーと近い姿をしていたため、“スター・ウォーズに使うには未来的要素が足りない”とダメ出しを受けていたそうです。

『ハリーポッター』シリーズでも活躍したアニマトロニクスデザイナーのチーフ、ジョシュア・リーが小さなポリエチレン製の人形を制作しました。BB-8には伸びる首など余分なパーツがいらないことを証明した人物です。ジョシュア・リーがいないと首の伸びるBB-8になっていたかも…?

人形使いのデイヴ・チャップマンとブライアン・へリングはBB-8がどう動くか再現するために2週間与えられたそうです。

“BB-8は首をかしげたり、視線をそらしたり、はっと見直したり、怯えたり、怒ったりすることも出来るんです。私たちはBB-8の動きのボキャブラリーを探っていました。もしも、電源が切れたら彼の頭はどうなるのか?階段は下れるか?階段を上がるか?など。”

5.ドロイド制作者の苦労が報われた日!?

『スターウォーズ』 BB-8 2

J・J・エイブラムスは撮影再開1週間前まで、実際に作られたBB-8のパペットが撮影で使えるか不安を抱えていたそうです。

ニール・スキャンランが当時の状況を語っています。

“彼にBB-8を見せた日を覚えています。彼はキャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルムの社長)を見て言いました。”安心したよ。“その時全ての重圧から解放されました。今までやってきたことが報われた瞬間でした。それから、デジタルに頼らなくて済むとも思いました。もしも、使い物にならないBB-8を制作していたら、残された選択はデジタルしかない、おそらくこの時までみんなそう思っていたはずです。”

6. J.J.エイブラハムが語る撮影秘話とこだわり

『スターウォーズ』 BB-8 3

エイブラムス監督は「BB-8をほぼ100%、物理的にひとつのキャラクターとして撮影したんだ」と振り返り、その理由を「単に見た目が良いからではなく、彼という存在を与えられることで、演技する時に(キャストが)そこに誰かがいる振りをしなくてすむからなんだよ」と説明。CGではなく、現実に存在するBB-8を作り上げたからこそ、「デイジー(・リドリー)やジョン(・ボイエガ)は、BB-8をリアルな人格がある共演者だと思ってくれた。僕自身も、本当に生きていると信じてしまいそうになるよ」と自信をのぞかせた。
引用:eiga.com

無機質なロボットに見えるB-8に命を吹き込むためには、かなりの努力がともなったそう。作中に登場しないシーンについても、日常でBB-8がどのように行動しうるかを考え、あらゆるリアリティのある動きをプログラムに組み込んだことにより、まるで生きているかのように感情豊かで存在感のあるものになっているようです。

また、出演者もBB-8に対して好意的な意見を持っているよう。

「BB-8はR2-D2よりも小さくてかわいいし、本当に生きていると思えたの」
引用:eiga.com

ヒロイン役のデイジー・リドリーもこう語っており、撮影の雰囲気の良さが伺えますね。

7.BB-8は数パターン存在する!?

『スターウォーズ』 BB-83

撮影用途に分けて、BB-8はいくつかのバージョンが制作されていました。

ウィグラーバージョン:クロースアップ用で移動することは出来ないが、頭を動かしたり、ライトがつく仕様。

3輪バージョン:スタビライザー付きの車輪があり、人形師なしでリモコンで遠隔操作する仕様。

ボーリングの球バージョン:投げ込まれても決して転倒することがない仕様。

操り人形バージョン:人形師のチャップマンとへリングが手動操作する仕様。

8.BB-8はどうやって動くの?その仕組みを徹底解説!

BB-8の不思議な点は、頭は固定されていて、下のボールだけ回転しているということです。一体どうなっているのでしょう?

Sphero

BB-8の仕組みを解説するために、オモチャ「Sphero」について簡単に書かせていただきます。上の動画では、スマートフォンやタブレットを使用して「Sphero」で遊ぶ方法が紹介されています。

BB-8のラジコントイがSpheroから発売されることから、下の球体は「Sphero」を巨大化したものと考えてほぼ間違いないでしょう。

「Sphero」と「BB-8」の最大の違いは、頭のパーツがあるかないかですが、頭のパーツは動かず、下のボール部だけなぜ動くかといういうと、「磁石」の力を使っているとのことです。リニアモーターカーと同様、浮いた状態を保つように設計されているようです。

9.最新予告編にもBB-8の姿が

2015年10月に公開された最新予告編にもBB-8の姿が見られました。デイジー・リドリー演じるレイと行動をともにするようで、レイア姫とR2-D2の関係性を思わせます。

予告編を観る限り、レイ(デイジー・リドリー)は、フィン(ジョン・ボイエガ)、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)と合流しており、3人の後を追うBB-8の姿も確認できます。

BB-8がX-Wingに!?

丸いフォルムに愛嬌のあるデザイン、新たに登場するドロイドBB-8がR2-D2のような役割を果たすことはもはや疑いようがありません。

最新予告編にBB-8がX-Wingのパイロットと共に戦闘しているシーンが一瞬だけありました。おそらくパイロットはポー・ダメロンでしょう。

BB-8にはR2のように隠された機能がたくさん搭載され、シリーズを通して徐々に明らかにされるはずです。

BB-8が待ちきれないあなたへ

こちらはイギリスの携帯電話会社O2が製作したテレビCMですが、その中でBB-8がR2-D2、C-3POと会話しています。映画本編でも三体の掛け合いが楽しみですが、そもそもこのCMのように2/3が電子音なのに観客に会話が伝わるのでしょうか。少し心配ですが、優秀な(?)翻訳ロボットに期待しましょう。

BB-8のラジコントイも発売中!

『スターウォーズ』 BB-8 ラジコン

2015年9月4日、BB-8のラジコントイがSpheroより発売されました。iOS/アンドロイドアプリで操作するものとのことです。なんとR2-D2のようにアプリ内でホログラムを表示させることもできるのだとか。2015年10月27日現在、アマゾンでは26,680円で販売されています。