『セッション』の実力派俳優J・K・シモンズの歴代出演映画・ドラマ

2017年8月1日更新

『セッション』での鬼気迫る演技が評判だったJ.Kシモンズ。2015年11月公開の『リライフ』ではまた一味違った彼の一面を見ることができます。幅広い役柄をこなす演技力で今後も大活躍間違いなしな彼の、これまでの出演作を振り返ってましょう。

J・K・シモンズのプロフィール

J・Kシモンズは1955年1月9日生まれ、アメリカ、デトロイト出身の俳優です。音楽教師であった父親の影響を受け、モンタナ大学で作曲を学びましたが、俳優業に転身しました。

映画やテレビだけではなく、演技力を生かし幅広いジャンルで活躍しており、ブロードウェイで『ピーターパン』や『ガイズ&ドールズ』などのミュージカルをこなしたほか、チョコレートのM&Mやアメリカ大手保険会社ファーマーズのCMにも出演していました。

プライベートでは、前述のミュージカル『ピーターパン』で出会った女性と96年に結婚し、2人の子供がいます。

J・K・シモンズの主な出演映画

『スパイダーマン』シリーズ(2002−2004)

長年愛され続けているアメコミを実写映画化した、全三部作の大ヒット作品。

内気な高校生のピーターが、蜘蛛に噛まれたことによって突然超人的なパワーとスピードを獲得し、その能力を使い悪と戦うスパイダーマンとして活躍するというストーリーです。

J・Kシモンズは3部作全てに、新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムソン役で出演しました。

『JUNO/ジュノ』(2007年)

16歳で妊娠をした主人公ジュノが子供を産むまでの9ヶ月間を描いた作品で、第80回アカデミー賞脚本賞受賞、作品賞、監督賞、主演女優賞、 部門の主要4 部門にノミネートされた名作です。

ジュノを優しく支え、理解のあるお父さん役として出演しています。

『マイレージ、マイライフ』(2009年)

リストラ対象者に次々とクビを言い渡す日々を送る解雇宣告人ライアン(ジョージ・クルーニー)が、仕事を通して自らの人生を見つめなおしていく様子を描いたヒューマンドラマ。

J・Kシモンズは、ライアンから解雇宣告される、病気の子供を抱えたおじさん社員役で出演しています。短い出演シーンながら印象に残る演技で、人々の胸を打ちました。

『スティーブ・ジョブズ』(2013)

1971−2011年までのジョブズの生き様を描いた作品。

「ベンチャー・キャピタル」という手法を生み出し、ジョブズをアップルから追い出したアーサーロック役で出演しました。

『とらわれて夏』(2013)

逃亡中の脱獄犯と、突然彼を匿うことになった母子家庭の親子が、お互い心の傷を癒しながら過ごした5日間。大人の恋模様を描いた名作です。

ケイト・ウィンスレット演じる、主人公アデルの隣人ジャーヴィス役として出演しました。

『セッション』(2014)

30歳の新鋭、デミアン・チャゼル監督が手がけた名作。

天才ドラマー(マイルズ・テラー)を指導する、厳格で完璧主義な音楽教師フレッチャーを演じ、第87回アカデミー賞助演男優部門に初ノミネートされ、受賞を果たしました。

またそのほかにもニューヨーク、ボストン、ロサンゼルス映画批評家協会賞の助演男優賞を総なめし、ゴールデングローブ賞助演男優賞にもノミネートされました。

「2014年公開の映画の中で、最も記憶に残った演技」と絶賛された彼の演技は必見です。

『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)

大ヒット映画『ターミネーター』シリーズの新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。

この作品は『ターミネーター4』(2009)の続編ではなく、シリーズ全体を再構築したリブート作品です。ターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガー以外のキャストを一新し、且つシリーズ1、2作をベースにして作られました。

J・Kシモンズは、サラ・コナーを手助けしようとするサンフランシスコ警察の刑事・オブライエン役で出演しています。

ちなみに『ターミネーター2』は、彼が結婚前、奥様との最初のデートで観に行った思い出の作品とのこと。それだけに、思い入れのあるこの作品への出演は大変嬉しかったようです。

J・K・シモンズのおすすめ出演ドラマ

『クローザー』 (2005〜2012)

いかなる難事件も“クローズ”させる(終わらせる)ことから「クローザー」のあだ名を持つ女性刑事ブレンダの活躍を描いた犯罪サスペンスドラマ。

女性を主人公とした刑事ドラマで歴代最長寿記録を打ち出した人気ドラマでした。

舞台はLA警察殺人課。J・Kシモンズは運用担当副本部長で、主人公ブレンダの上司で元不倫相手だったウィル・ポープ役を7年間務めました。

『OZ/オズ』 (1997〜2003)

1997年から2003年にかけて放送された、刑務所を舞台にしたドラマです。

ドラマのタイトルにもなっている『OZ/オズ』は重罪犯用のオズワルド刑務所の通称。

アーリア系グループを率いるリーダーで、新入りの囚人をレイプしさらに鍵十字の焼印を入れる、非常に冷酷なヴァーン・シリンガー役として出演しています。

『リライフ』出演決定

ヒューグランド演じる脚本家のキースは、ハリウッドのトップから転落し妻子にも逃げられ、仕方なく大学の脚本コースの講師になることに。

J・Kシモンズはその大学の学科長ラーナー役として出演。家族の話をすると感激して30秒で泣いてしまうハートフルな人物です。

脚本家を目指す生徒たちとの交流を通して、主人公が人生をやり直そうと奮闘する姿を描いた感動的な作品です。

2015年11月20日より公開予定です。

感無量のスピーチで家族への愛を伝える

『セッション』(2014)での演技で第87回アカデミー助演男優賞を受賞したJ・Kシモンズ。

彼の受賞スピーチは、例年のアカデミー賞受賞者スピーチとは一味違いました。

映画スタッフや家族への感謝でスピーチを締めると思いきや、その後「もしあなたの両親、あるいはどちらかの親がこの地球上に生きているのなら、電話をしてほしい。メールではなく電話を」と、アカデミー賞を見ている全ての人に家族愛の大切さを伝えるべく熱いメッセージを披露し、感動を呼びました。

JKシモンズの今後

『ラ・ラ・ランド』

『セッション』で監督を務めたデミアン・チャゼルの長編映画3作品目となる『ラ・ラ・ランド』にJ・K・シモンズが出演します。本作はジャズピアニストを演じるライアン・ゴスリングと新人女優のエマ・ストーンの恋愛模様を描いた作品になるようで、J・K・シモンズが『セッション』のように再びボス役を演じることが分かっています。日本での公開も決まっている『ラ・ラ・ランド』の全米公開は2016年の7月となっています。

『Patriots' day』(原題)

J・K・シモンズは2016年にアメリカで公開される『Patriots' day(原題)』に出演します。この映画は2013年に起こった、ボストンマラソンでのテロを映画化したもので、隠れた犯人を見つけるまでを描いた作品です。警察官を演じるのは『テッド』などで知られるマーク・ウォールバーグで、J・K・シモンズの役柄などはまだ発表されていません。

また、怪獣映画の古典『キング・コング(1933)』の前日譚となる、話題の3D映画『コング:スカル・アイランド(Kong: Skull Island)』に出演予定でしたが、残念ながら降板した模様。

しかし、そのほかにも出演作品が目白押しで、ベン・アフレックが、昼は会計士夜は暗殺者と2つの顔を持つ男を演じる『The Accountant』に出演。2015年1月より撮影が始まっており、2016年1月に全米公開されています。

同じく2016年1月に全米公開されたリュックベッソン脚本のアクションスリラー『THE LAKE』に重要な役どころで出演しています。

2016年もJ・Kシモンズの活躍から目が離せません!