2017年7月6日更新

映画『セッション』の製作秘話。ドラムレッスンの狂気の世界!【ネタバレあり】

セッション [Blu-ray]

ジャズの世界を描いた、マイルズ・テラー主演映画『セッション』。低予算ながら第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、J・K・シモンズが助演男優賞を授賞したのを始め、3部門での授賞を果たしました。超人気映画の仲間入りを果たした『セッション』ですが、インターネットサイトIMDbでその制作秘話が公開されています。

目次

「スポ根」の枠を超えた狂気の映画『セッション』

偉大なドラマーを目指し、最高峰の音楽学校であるシェイファー音楽院に入学したニーマン(マイルズ・テラー)が、最高で最悪な名指揮者フレッチャー(J・K・シモンズ)との出会いから、何かにとり憑かれたようにドラムにのめり込んでいく狂気の様を描いた傑作音楽映画。「完璧」のみを求める2人の出会いが生みだすのは果たして最高の音楽なのか、それとも…。

アカデミー賞でも大きな話題となり、ハリウッドを中心とした各界から絶賛の嵐を受けた話題作『セッション』についての製作秘話をimdbよりご紹介します。

主役だからこそ努力も人一倍だった

才能あふれる若きドラマー、アンドリュー・ネイマンを演じたマイルズ・テラー。主演を果たしたというだけあって、その努力は並大抵のものではなかったようです。

彼はそもそも10年以上ドラムの演奏経験があるにも関わらず、この映画のために特別レッスンを受けたそう。週3回、4時間の特訓のかいあってか、劇中のドラムはほぼテラー本人が演奏しており、サントラでも彼の演奏が4割ほど使われています。

また、この映画の胆とも言えるドラム演奏のシーンでは監督はストップをかけなかったそうで、テラーは常に限界になるまでひたすらドラムを叩き続けていたとか。そのような過酷な撮影もあってか、彼の指には水ぶくれができてしまいました。それでも演奏し続けたため、最後には水ぶくれがつぶれ、ドラムセットに血が付着したそうです。

映画のラストシーンは議論の上で決められた

クライマックスのシーンについては、とりわけフレッチャー役のJ・K・シモンズとチャゼル監督で話し合われたと言います。どこまでやったらやりすぎなのか、それは価値あるものなのか、こういう虐待は軍隊ならともかく音楽の世界では必要なのか、そういったことを熟慮による熟慮の上、ラストシーンは作られたそうです。

撮影は意外と短期間だった

アカデミー賞にノミネートされるような秀逸な仕上がりとなった『セッション』ですが、全シーンの撮影にかけられたのはたったの24日間。

そもそもこの映画を作ろうとした段階で、チャゼル監督は映画撮影の資金を集められなかったそうです。そのため、まず短編として制作しサンダンス映画祭に出品にしました。その短編が賞を受賞し、資金を得たため今度は長編を制作できたのだそうです。さらにサンダンス映画祭の出品には、撮影から編集まで全てを含めたった10週間で仕上げられたそうです。

この映画は実体験だった

暴力沙汰も含めこんなこと本当にあるわけがないと思ってしまいそうですが、実はこの映画はチャゼル監督が高校時代にバンドに所属していた頃の経験がベースになっているそうです。非常に恐ろしく、過酷なレッスンだったのでしょうね。

また、この映画の原題『Whiplash』の発音に近いのがタイ語の『whip pa laad』。これは不機嫌な、狂気的なという意味で、まさにこの映画にぴったりの意味ともなっています。

「Whiplash」「Caravan」等、楽曲についても注目されている本作。映画を鑑賞した後も、サウンドトラックを購入すればいつでもあの狂気を体感することが出来るでしょう。

『セッション』の人気グッズをチェック

『セッション』サウンドトラック[国内盤HQCD仕様] amazon.co.jpをチェック

『セッション』パンフレット amazon.co.jpをチェック