2020年12月28日更新

大人気サスペンス『僕だけがいない街』声優&キャストを一挙紹介【アニメ・映画・Netflixドラマ】

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年)
©︎Netflix

三部けい原作の大人気コミック『僕だけがいない街』は、これまでアニメ・映画・Netflixオリジナルドラマとメディアミックスされてきました。この記事では、各作品の声優&キャストを一挙紹介!作品に共通する見どころについても解説していきます。

目次

アニメからドラマまで!『僕だけがいない街』声優&キャスト一覧

三部けいの漫画『僕だけがいない街』は、「マンガ大賞2014」で2位を獲得して話題になった大人気サスペンス作品。その人気の高さと面白さから、アニメ化、実写映画化、そしてNetflixで実写ドラマ化とこれまで3度の映像化が実現しています。 そして世界190か国で配信されているNetflixオリジナルシリーズの実写ドラマ版は、2021年1月7日(木)から地上波で初放送が決定! この記事ではそんな『僕だけがいない街』のアニメ、映画、ドラマそれぞれで登場人物を演じた声優&キャストを一挙紹介していきます。

『僕だけがいない街』あらすじ

主人公の藤沼悟は、“悪いことが起こる原因が取り除かれるまで”直前の時間に何度も短時間でタイムスリップする「再上映(リバイバル)」という特殊能力の持ち主です。 自分にとっては何のメリットも感じられない能力を持て余しながら、アルバイトで生計を立てていた悟は、ピザ屋で一緒にアルバイトしている愛梨と、ある交通事故をきっかけに親しくなるように。 そんななか彼の母・佐知子が、とある誘拐事件の真犯人に気づいて殺害され、悟が犯人に仕立てあげられてしまいます。ここぞと「再上映」を発動した悟は、20年近く前の小学生時代にタイムスリップ。 これはつまり、母が殺害された原因が20年前にあるということです。悟はその原因を取り除くため、2つの時代を行き来しながら事件の真相に迫っていきます。

アニメ『僕だけがいない街』の声優

まずは2016年にフジテレビ「ノイタミナ」で放送されたアニメ版の声優をまとめて紹介します。

藤沼悟(青年期)/満島真之介

満島真之介
©ciatr

主人公・藤沼悟はリバイバルという、悪いことが起こると時間が巻き戻る特殊能力の持ち主。1977年3月2日生まれ、北海道出身の29歳です。周りの人間との間に壁を作りがちで、子供の頃から人付き合いが苦手。売れない漫画家で、ピザ屋でアルバイトをして生計を立てています。 青年期の藤沼悟の声を演じているのは、実写映画『キングダム』(2019年)などに出演している俳優の満島真之介。2021年2月スタートのNHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演予定です。 映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)では、ジャスティス・スミス演じるフランクリン役の吹き替えに挑戦しています。

片桐愛梨/赤﨑千夏

悟のバイトの後輩で、快活明朗な女子高生。周囲の壁を作ろうとする悟にも遠慮なく話しかけるタイプで、ある事故をきっかけに悟と親しくなります。 そんな愛梨を演じるのは、赤﨑千夏。代表作にアニメ「中二病でも恋がしたい!」シリーズや『キルミーベイベー』(2012年)などがある人気声優です。 2020年に実写ドラマ化もされたアニメ『女子高生の無駄づかい』の主人公・田中望役や、2020年話題沸騰のアニメ『呪術廻戦』三輪霞役などでも活躍しています。

藤沼悟(少年期)/土屋太鳳

土屋太鳳
©︎ciatr

母親が殺害されたのをきっかけに1988年2月15日へ巻き戻るリバイバルが発動し、29歳の意識のまま10歳に戻ってしまう悟。2006年と1988年の悲劇を阻止しようと奔走する少年期の悟を演じたのは、女優の土屋太鳳です。 映画『春待つ僕ら』(2018年)や『七つの会議』(2019年)など、コンスタントに話題作に出演しており、Netflixオリジナルシリーズドラマ『今際の国のアリス』(2020年)では主人公の1人・宇佐木柚葉を熱演。 映画『バンブルビー』(2019年)では主人公チャーリー役で吹き替えも経験しています。

雛月加代/悠木碧

悟の小学生時代のクラスメイトで、1988年に連続誘拐殺人事件の被害者となり10歳で死亡した女の子。母子家庭で、母親とその恋人から虐待を受けています。 他人に心を閉ざした少女でしたが、リバイバルした悟が助けようとすることで次第に心を開いていきます。 雛月加代の声を演じたのは、4歳で芸能界に入り声優として活躍する悠木碧。アニメ「炎炎ノ消防隊」シリーズメインキャラの1人・環古達役や『ヒーリングっど♥プリキュア』(2020年)の主人公・花寺のどか/キュアグレース役などで知られています。

藤沼佐知子/高山みなみ

藤沼佐知子は、夫と別れ女手ひとつで悟を育てた悟の母親です。容姿が若く、1988年と2006年で見た目がほとんど変わっていません。1988年に起きた連続誘拐殺人事件の真犯人に気付き、殺されてしまいます。 佐知子の声を演じたのは、声優の高山みなみ。代表作に、『名探偵コナン』の江戸川コナン役や『忍たま乱太郎』の猪名寺乱太郎役などがある大御所声優です。 映画『危険な遊び』(1994年)などの子役時代のイライジャ・ウッドや、「バイオハザード」シリーズのミシェル・ロドリゲス(フジテレビ版)などの吹き替えも担当しています。

八代学/宮本充

1988年当時、悟の小学校のクラスの担任だった若い教師。明るく面倒見が良く、生徒からも人気の先生です。リバイバルで小学生時代に戻った悟が加代を守ろうとするのを、積極的にサポートしてくれます。 八代の声を演じたのは、俳優で声優の宮本充。映画『戦場のピアニスト』(2002年)などでエイドリアン・ブロディ、『ジョー・ブラックをよろしく』(1998年)ではブラッド・ピットの吹き替えを担当。 アニメ「文豪ストレイドッグス」シリーズでは森鴎外役を、「血界戦線」シリーズではスティーブン・A・スターフェイズを演じています。

映画『僕だけがいない街』のキャスト

続いて原作のあまりの面白さに映画化オファーが50件を超え、映像化権争奪戦の末に実現したという、2016年公開の実写映画版のキャストを紹介します。

藤沼悟(青年期)/藤原竜也

実写映画版で主人公・悟の青年期を演じたのは、俳優の藤原竜也。絶叫する役が多い彼ですが、本作でもやっぱり絶叫しています。 代表作に「カイジ」シリーズの伊藤開司役や「デスノート」シリーズの夜神月役があるほか、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年)、『Diner ダイナー』(2019年)などにも出演しています。 2021年3月には「海猿」シリーズの羽住英一郎監督による主演映画『太陽は動かない』が公開予定です。

片桐愛梨/有村架純

悟のバイトの後輩である愛梨は、原作・アニメ版と違って映画版では女子高生という描写がありませんが、明るく人見知りしない性格はそのまま表現されています。 実写映画版で愛梨を演じたのは、人気女優の有村架純です。映画『ビリギャル』(2015年)で日本アカデミー賞において優秀主演女優賞・新人俳優賞を受賞。近年もテレビドラマ『中学聖日記』や映画『ナラタージュ』(2017年)など数々の話題作で主演を務めています。

藤沼悟(少年期)/中川翼

リバイバルによって小学生時代に戻った少年期の悟を案じたのは、2005年生まれの子役・中川翼。オーディションで300人の中から選ばれ、姿は10歳ながら意識は29歳であるという難しい役を見事に演じました。 近年では映画『アイネクライネナハトムジーク』(2018年)や『浅田家! 』(2020年)などにも出演。2021年公開予定の映画『光を追いかけて』では自身初の主演を務めます。

雛月加代/鈴木梨央

悟のクラスメイトで、1988年に連続誘拐殺人事件の被害者になる雛月加代。 実写映画版で加代を演じたのは、2013年のNHK大河ドラマ『八重の桜』で主人公・八重の幼少期を演じて注目を集めた子役の鈴木梨央です。本作でも、彼女の演技力の高さが光っています。 映画『最高の人生の見つけ方』(2019年)などに出演し、映画『こどもしょくどう』(2019年)では主演を務めました。また同名洋画の日本リメイク版『最高の人生の見つけ方』(2019年)にも出演しています。

藤沼佐知子/石田ゆり子

実写映画版で悟の母親・佐知子を演じたのは、女優の石田ゆり子です。テレビドラマ『101回目のプロポーズ』(1991年)や「美味しんぼ」シリーズに出演し、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)では恋愛経験のほとんどない独身バリキャリウーマン・百合を演じ話題に。 2020年公開の映画『望み』や『サイレント・トーキョー』にも出演しています。原作の設定通り、容姿が若く可愛らしい女性でぴったりのキャスティングですね。

八代学/及川光博

悟の小学校の担任・八代学を演じたのは、ミュージシャンで俳優のミッチーこと及川光博。 テレビドラマ「相棒」シリーズや日曜劇場「半沢直樹」シリーズ、映画『七つの会議』(2019年)などに出演しているほか、2020年には話題のドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』にも出演しました。 クラスのみんなから信頼される優しい先生を演じているの及川。30歳前後の若い教師役を、当時40代後半で違和感なく演じていることに驚きです。

Netflixドラマ『僕だけがいない街』のキャスト

2017年12月15日より配信がスタートしたNetflixオリジナルシリーズのドラマ版。原作が完結したのが2017年で、アニメと映画は原作完結前の映像化だったため、「原作完結後初の映像化作品」となりました。 地上波初放送も待ち遠しい、ドラマ版のキャストを紹介しましょう!

藤沼悟(青年期)/古川雄輝

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年) 藤沼悟
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Netflixドラマ版で主人公・藤沼悟を演じるのは、若手ながら今や国際的な人気を誇る古川雄輝です。 2013年に日本・中国で同時配信された主演ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』が大ヒットを記録し、2019には中国版ツイッターWeiboのフォロワーが300万人超えを達成する人気ぶり。 映画『ライチ☆光クラブ』(2016年)や『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年)など、数々の話題作に出演しています。

片桐愛梨/優希美青

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年) 片桐愛梨
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ドラマ版で愛梨を演じたのは、2012年に「第37回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得して芸能界デビューした優希美青です。 映画『ちはやふる -結び-』(2018年)、『私がモテてどうすんだ』(2020年)などに出演し、2021年春には井上祐貴とダブル主演を務める主演映画『NO CALL NO LIFE』が公開予定です。 映画版とは異なり、ドラマ版では原作通り女子高生として描かれています。

藤沼悟(少年期)/内川蓮生

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年)
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ドラマ版で少年期の悟を演じたのは、2004年生まれの子役・内川蓮生です。 2016年のミュージカル『黒執事〜NOAH'S ARK CIRCUS〜』でシエル・ファントムハイヴ役を歴代最年少で演じ、原作ファンから高い評価を得ています。 オムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』(2017年)では「少年の詩」で主人公・石川健役を演じるなど活躍していましたが、2020年3月31日に契約満了に伴い事務所を退所し、11年間の芸能生活を終了しています。

雛月加代/柿原りんか

ドラマ版で雛月加代を演じたのは、2004年生まれの子役・柿原りんかです。映画初出演にして主要人物を演じた『彼らが本気で編むときは、』(2017年)は、第67回ベルリン国際映画祭において邦画初のテディ審査員特別賞を受賞しました。 『がっぱ先生!』(2016年)、『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』(2018年)など、テレビドラマにも出演。2018年の大河ドラマ『西郷どん』第2話で高梨臨演じるふきの幼少期を熱演し、その演技力の高さがSNSで話題となりました。

藤沼佐知子/黒谷友香

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年) 藤沼佐知子
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ドラマ版で悟の母親・佐知子を演じたのは、元ファッションモデルで女優の黒谷友香。映画『BOXER JOE』(1995年)で女優デビューを果たして以来、TVドラマ「はみだし刑事情熱系」シリーズや「ハンチョウ 神南署安積班」シリーズに出演しています。 2006年の初主演映画『TANNKA 短歌』における、大胆な濡れ場が話題になりました。実力派中堅女優としてキャリアを重ね、最近では2時間サスペンスドラマになくてはならない存在です。

八代学/戸次重幸

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年) 八代学
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ドラマ版で小学生時代の悟の担任教師・八代学を演じたのは、俳優、演出家、脚本家などとして活躍する戸次重幸。 大学在学中に演劇活動をスタートさせ、そこで知り合った大泉洋や安田顕らと演劇ユニット「TEAM NACS」を結成し、人気を博しました。 テレビドラマ「監察医 朝顔」シリーズや『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年)、『半沢直樹』(2020年)など数々の話題作に出演しています。

度重なるメディアミックスで話題!『僕だけがいない街』の見どころは?

Netflixドラマ『僕だけがいない街』(2017年)
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「3度も映像化されるなんて、そんなに面白いの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?ここからは、『僕だけがいない街』の見どころを紹介します!

計算し尽くされたタイムリープもの

『僕だけがいない街』は本格的な謎解きと緻密な伏線回収、ハラハラするサスペンス描写、さらにタイムリープ能力に関わるSF要素も興味をそそります! 主人公・藤沼悟が持つ特殊能力「再上映(リバイバル)」は、周囲で事故などの悪いことが起こるとその直前まで時間が巻き戻るタイムリープ現象。 まるでスクリーンに再上映して「違和感を探せ」とでもいうように、悪いことの原因が取り除かれるまで繰り返されます。 そのタイムリープの時間や行動による影響などに矛盾が生じないように計算し尽くされているのが、本作における最大の魅力。張り巡らされた伏線を回収しながら、謎の解明を納得して楽しむことができます。 ただし映画版は120分という尺におさめるために、「主人公の生き様」を中心に描いている印象。かなり省略されているため、原作と比べるとタイムリープにも若干の違和感を感じるという声もあります。

作品ごとに違った結末が楽しめる!

どの映像化作品も序盤は原作に忠実ながら、結末は大きく違うのが特徴です。 原作完結前に原作サイドから終わり方を聞き、方向性の近いオリジナルのラストを作ったというアニメ版は、少々クセのある結末を迎えます。 一方で同じく原作完結前に製作された映画版は、尺の関係と製作陣の意向によってラストの展開を大幅に変更。原作と真逆といっても過言ではない、衝撃のラストが描かれました。 唯一原作完結後に映像化されたドラマ版は、原作のラストを忠実に再現しているため、原作ファンから厚く支持されています。 結末が違うのは原作ファンにとっては複雑な心境かもしれませんが、マルチエンドのゲームのように色々な結末を楽しめるのも魅力なのではないでしょうか?

舞台は広大な北海道の地

主人公・藤沼悟が生まれ育った故郷は、原作者の出身地でもある北海道苫小牧です。大人になった悟は千葉県に住んでいますが、リバイバルで小学生時代に戻ったその場所は北海道。悟はそこで再びの少年時代を過ごしながら、悪夢を回避するために奔走するのです。 作中には苫小牧に実在する「苫小牧市科学センター」や「緑ヶ丘公園展望台」が登場。さらに登場人物たちが北海道弁を使っている姿にも、ほっこりしますね。 Netflixオリジナルドラマ版では、北海道のシーンを全て苫小牧で撮影することにこだわりました。「原作の完全な映像化」をすると掲げた下山天監督は、インタビューで「最初にお仕事を引き受けた時に、三部先生がどんな場所をイメージして描いたんだろうと思ってひとりで苫小牧を放浪してきたんです。(中略)やはりこれは苫小牧で撮らないと世界に出せるものにならないと思ったんです。」と語っています。 また、そんなドラマ版を見た原作者の三部けいも、「自分が実際にモデルとした場所での撮影も圧倒的に多く、頭の中をスキャンされたかのような驚きでした(笑)。これほど原作の再現性が高く、あるいは超えてくるドラマにはなかなか出合えないと思います。」と絶賛。 アニメ版も実際の風景をそのまま映したような再現度の高さで、聖地巡礼するファンが続出しました。北海道という広大な土地の雰囲気も、この作品の魅力のひとつです。

『僕だけがいない街』魅力的な声優&キャストによる世界観を楽しもう!

アニメ・映画・ドラマと3度に渡り、魅力的なキャストで映像化されてきた『僕だけがいない街』。これだけ映像化が実現していたり、アニメでも実写でも海外で認知されていたりする日本の漫画は、そう多くないのではないでしょうか。 原作の雰囲気そのままに映像化したアニメ、2時間弱のエンターテインメントとしてぎゅっと凝縮された豪華キャストによる映画、そしてこだわりの原作再現度によってファンの人気が高いドラマ。 どれから観るか迷ってしまいますが、結末や演出の違いだけでなく、キャストによって変わる世界観の違いを見比べてみるのもおすすめです!