全てラストが違う!どの『僕だけがいない街』が一番面白いのか?【ネタバレ注意】

2018年1月15日更新

2017年12月からドラマ『僕だけがいない街』が配信開始となりました。これで、原作漫画に加え、アニメ・映画・ドラマが出揃う形に。実際どのメディアミックスが一番面白いのか、どれを観るべきか。各作品についてネタバレありで解説します!

メディアミックスが熱い!様々な『僕だけがいない街』の違いを徹底解説

三部けいによる漫画『僕だけがいない街』は、「再上映(リバイバル)」というタイムリープ能力を持つ主人公・藤沼悟が、現代と過去を行き来しながら、過去の誘拐殺人事件の阻止に奔走するミステリー・サスペンスです。 「リバイバル」は、彼の前で「悪いこと」が起こると勝手に発動する能力です。過去に戻り、その「悪いこと」の原因を排除し、それが起こらないようになるまでタイムリープが繰り返されます。 ある日、彼の母親が殺害されます。母の死を回避するため、彼が「リバイバル」で飛んだ先は小学生時代でした。そこで起こる誘拐殺人事件と、母の殺害が関係していると確信した藤沼は、その真犯人を追いかけ始めます。 この設定をベースに、それぞれのメディアミックス作品で独自の展開をしていきます。本記事ではネタバレを含みながら、それぞれの作品の作品情報、見どころ、ラストについて徹底解説。どれから見るか悩んでる人はぜひ参考に!

張り巡らされた伏線が魅力!原作漫画『僕だけがいない街』

原作漫画『僕だけがいない街』は2017年現在すでに完結しており、外伝を含めた全9巻が発売されています。 緻密に張り巡らされた伏線が見事で、読み進めていると、あのシーンのセリフはここに繋がるのかとはっとさせられることが多く飽きない内容です。 物語のクライマックスとなるのは、連続誘拐殺人事件の真犯人に気づいた藤沼悟が、真犯人によって意識不明にさせられて以降の展開です。漫画では16年の植物状態から目覚めた悟が、小学生時代の仲間らとともに真犯人を追い詰めます。 悟の機転と、仲間たちの助力により真犯人は逮捕され、日常に戻った悟が自分のいなかった「僕だけがいない街」とその時間に思いを馳せて物語は終わります。

基本的には原作通り、アニメ『僕だけがいない街』

アニメ『僕だけがいない街』は2016年にノイタミナで放送されました。主人公の青年時代を満島真之介、子供時代を土屋太鳳が演じています。全12話に収めた関係で、原作からは削られている部分はあるものの、基本的には原作を忠実にアニメ化しています。 原作と大きく違うのは、植物状態から覚醒した悟と真犯人との対決シーンです。アニメでの真犯人は、悟への執着心が強く描かれています。真犯人の過去の描写も削られている部分があるため、真犯人へ抱く印象が原作とは少し違うかもしれません。 ラストには、原作と同様に真犯人が逮捕され、ハッピーエンドを迎えます。

映画『僕だけがいない街』では衝撃のラストが!

映画『僕だけがいない街』は、藤原竜也主演で2016年に公開されました。現代でのヒロインにあたる片桐愛梨役は有村架純が演じています。 映画はラストを大きく変えており、主人公・悟が死ぬというバッドエンドを迎えます。他にも原作とは異なる設定が多数あります。原作の結末とは別に、「リバイバル」の先にもしかしたらこういった未来があったのかもしれないと考えると、原作ファンでも受け入れて楽しむことができるのではないでしょうか。 映画においてタイトル『僕だけがいない街』が指し示す意味は、実際に悟が死んでしまって「僕だけがいない街」となった世界です。仲間や真犯人の記憶のなかに悟は生き続けますが、彼の葬式やお墓参りのシーンは、原作がハッピーエンドだけに悲しいものがあります。

原作ファンからの支持が厚い!netflixオリジナルドラマ版

ドラマ『僕だけがいない街』は2017年12月15日からNetflixで配信されています。主演は国内外で活躍する人気俳優の古川雄輝。重要な小学生時代を演じている悟役の内川蓮生と、同級生の雛月加代役の柿原りんかの演技が好評です。 ドラマ版の結末は、原作完結後に制作されていることもあり、漫画に忠実です。アニメや映画でカットされていたシーンも丁寧に描いており、原作ファンからの支持を集めています。 原作と同じ土地でロケを敢行するなど、監督のこだわりが随所にみられる内容で、作品の持つ空気感を、映像として味わうことができます。原作を踏襲したドラマならではのラストの表現は、映像美も相まって必見です!

『僕だけがいない街』初心者にはこの順番がおすすめ!

これだけメディアミックスがあると、どれをどの順番で観たらいいのか難しいところです。『僕だけがいない街』初心者は、まず最初にアニメを観ると、作品の大筋が把握できるのでおすすめです。原作未読なら、カットされたシーンも気にならないのでアニメ自体を楽しめます。 それから、原作漫画を読破し、そのうえで空気感を実写化したドラマを観るといいのではないでしょうか。映画版はラストの展開が許せそうなら、藤原竜也や子役たちの熱演を楽しみに観てみるといいかもしれません。 どの『僕だけがいない街』にも、作品ごとに込められた異なる「僕だけがいない街」への意味付けがあります。その違いを楽しみながら、それぞれの「街」での「僕」の生き様を追ってみてください!