月に囚われた男

月に囚われた男

作品情報

原題 MOON
日本劇場公開日 2008年11月30日
製作国 イギリス

新着感想・ネタバレ

shortpeacehorseの感想・評価
大好きなダンカン・ジョーンズ、今のところ彼の監督作品は全部観ているし全部高評価をつけさせていただいとります。もし今活動中の映画監督で誰が一番好きかと問われたら彼の名前を挙げるかもしれない。
ウォークラフトに関しては幸運なことに僕が原作のファンだったから楽しめたと言うしかないけれど、遡る形でレビューさせて貰ったミッション・8ミニッツやこの月に囚われた男は文句無しに面白いと思う。

さて、本題。この作品の魅力について。まず何よりも緻密に練られたキャラクター性と生々しいストーリー展開。登場人物はほぼ三名だけと言っても良い、男二人と機械一体。温もりに乏しい舞台で進む物語はある事件から徐々に不安定な狂気を孕み始める。若い頃の主人公と瓜二つの外見をした男の登場、また彼と一緒にいる時は何故か主人公を存在しない者かの様に振る舞うロボット、そして主人公自身も急激な衰弱が始まっていく。

ともすればただの退屈なソリッドシチュエーションスリラーにもなりかねない設定のはずが、最後まで見事に釘付けにさせてくれる。特に種明かしからクライマックスまでの怒涛の展開における俳優たちの名演、さらに生まれるアンチテーゼの濃厚さはマジで激アツである、言葉遣いがアレになるほど。

この映画の個人的なMVP、ロボットのガーティについても少し。詳しく言うとネタバレになるので言えないが、本作が人間味のある重厚な物語になり得たのは間違いなく機械である彼のおかげだと思う。

どうしようもない寂寥感と虚無感に包まれた、ほんの少しだけ明るい名作。
theskinheadsの感想・評価
監督がデヴィッド・ボウイの息子ということで、親の七光りを期待して舐めていたものの、まさかこんなに面白いとは。宇宙という設定がまたデヴィッド・ボウイっぽくて劇中ではスペース・オディッティでも流れるんじゃないかとかくらい小馬鹿にしていた自分がバカだった。
エネルギー事業の大手ルナ産業は月の裏側にある資源ヘリウム3をエネルギー化して成功した。
サムはそこで3年間の任務を終えようとしていたが、採掘をしている途中に事故にあったことをキッカケに企業が仕掛けた陰謀に近づいていく。
登場人物はごくわずかで、宇宙空間での孤独と虚無を終始感じさせる。共に生活する人工知能は2001年宇宙の旅に出てくるHALを彷彿とさせるが融通の利く優しい奴。
個人的に宇宙のような広大な空間はそれだけでも恐怖なのだが、そこで一人きり生活するということを想像しただけでゾッとする。行くなら大勢で行きたいかな。宇宙。
Sayuの感想・評価
かつてこれを観てダンカン・ジョーンズにハマりました。改めて視聴し、やはり好き。この世界観本当に好きです。

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