ブルーバレンタイン

ブルーバレンタイン

作品情報

原題 BLUE VALENTINE
日本劇場公開日 2011年4月23日
製作国 アメリカ

新着感想・ネタバレ

Masaki_Yoshikawaの感想・評価
引っ越し
2jthd6upの感想・評価
単純に、あるカップルの始まりから終わりまでを描いてるのかと思ったけど、それだけじゃない複雑なカップルだった。

素直になればいいのにな~とか、甘えればいいのにな~とか、外から見てると言いたくなるけど当事者になってるうちはそんな冷静なアドバイスなんて耳に入らないよね。
何か決定的な事件があったわけではないのに段々修復できなレベルの亀裂が入ってるとこがリアル。
女の方はすぐ新しい相手見つかりそう。っていうか勝手に好意寄せられてその愛に女はそれに流されそう。で、またダメになる。
モテるけど幸せになれない人っぽい。
____RiN____の感想・評価
『恋愛って全然いいもんじゃない』

ああ、さて、何から書きましょうか。

少し前に、素敵にエモーショナルなレビューを書かれる方からお勧めいただき、やっと観たわけなんですが…思った以上に、こう、心にブッ刺さってしまって。

書いてしまえばたった一行の、シンディとディーンの恋愛映画であり、どちらかと言わずとも恋愛の苦しみに重点を置いたシリアスな物語。なんですが、この映画の肝は、その、過剰なまでの丁寧さ。
出会いから、たとえばシンディのその、おそらく高圧的な父親に由来する自己評価の低い性格の描写から、とにかく丁寧なのです。見えない場所に彫った小さなタトゥーや、避妊失敗するエピソードとかね、ゴムつけてって言えない女の子の「嫌われたらどうしよう」って不安でさえ汲み取れない男は子宮からやり直せよ、余談です。
ディーンにしてもそう。ボロボロのシンディを抱きしめて一緒に泣いてしまうシーンや、後半の、あの病院のシーンで、彼の、情は深いが思慮の足りない性格を見事なまでに描写してみせます。

恋のころは親密に香った彼の煙草が悪臭になり、ワイルドだと思っていた服装が惨めに見え、飾らない風に聞こえていた言葉が下品に響く。そういう日々の小さな絶望を支えるのは、諦めとも少し違う、「愛」なのかもしれないと思った。それは恋とは違う感情で、多分、わたしはまだ知らない。

登場人物が生々しければ生々しいほど、その結末は説得力を増してしまう。どこから間違ったのか、どう進めばよかったのか、何が悪かったのか、分からなくなる。分からないままだ。

ああ、わたしまで愛を失った気分だ。
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