タップできる目次
- 1.厳しい寒さでラッキーだった!?
- 2. ハプニングはプラス!?
- 3.重要なコンセプトを生み出した人物とは!?
- 4.早着替えシーン!?
- 5.脚本家を焦らせた作品とは!?
- 6.ラクーナ社の採用されなかった意外な設定!?
- 7.50年後の未来から始まる設定だった!?
- 8.クレメンタインの髪はウィッグだった!?
- 9.ニコラス・ケイジが出演する可能性があった!?
- 10.ジョエルの元彼女が登場していた!?
- 11.製作中に監督がフラれていた!?
- 12.今作のサウンドトラックをきっかけにコラボレーション!?
- 13.演出を俳優によって使い分けていた!?
- 14.ビーチハウスは実際に浸水していた!?
- 15.『エターナル・サンシャイン』の世界が実現する!?
- 16.テレビシリーズ化される?
1.厳しい寒さでラッキーだった!?
脚本に雪と氷が必要なシーンが含まれていたため、監督ミシェル・コンドリーは、天候によってはそういったディテールを省くことを考えていたそうです。
幸運にも、その年の冬のニューヨークは厳しい寒さとなり、湖一面に氷が張っていました。ジョエルとクレメンタインが氷の上で寝そべる場面は今作の象徴的な場面です。
2. ハプニングはプラス!?
中には映画制作過程全てをコントロールしたがる監督もいますが、ミシェル・コンドリーは違います。撮影中の様々なハプニングを楽しんでいたそうです。
“ハプニングを楽しんだ方がより仕事が速くなるし、よりエネルギッシュになるんです。”
3.重要なコンセプトを生み出した人物とは!?
知りあいの記憶を消すというコンセプトはミシェル・コンドリーの友人のフランス人アーティスト、ピエール・ビスマスが生み出したものです。
ピエールは原案のひとりとして作品にクレジットされています。
4.早着替えシーン!?
劇中57分頃に、記憶の中でジョエルがハワード博士と出逢う場面があります。この場面には昔のジョエルと現在のジョエルが登場しますが、カットを切らずに撮影されていたそうです。
ジム・キャリーは昔のジョエルを演じた後、すぐにコートとニット帽をかぶり、カメラの後ろを回って、現在のジョエルを演じていました。
5.脚本家を焦らせた作品とは!?
『エターナル・サンシャイン』は1998年頃から始まったプロジェクトです。
脚本を担当したチャーリー・カウフマンはクリストファー・ノーラン監督、記憶が数分しかもたない男を主人公とした映画『メメント』(2000)が公開になった時、焦りを感じていたそうです。
6.ラクーナ社の採用されなかった意外な設定!?
元々、記憶を消す手術を行うラクーナ社のオフィスは『マルコヴィッチの穴』(チャーリー・カウフマンが脚本を担当)に登場したビルと同じ場所の設定だったそうです。
7.50年後の未来から始まる設定だった!?
オリジナルの脚本では、今作の設定はジョエルの記憶を消してから50年後。キルステイン・ダンストが演じたメアリーが、ラクーナ社についての本を出版しようとする場面から始まっていたそうです。
8.クレメンタインの髪はウィッグだった!?
ケイト・ウィンスレット(クレメンタイン)は髪を染めることに乗り気だったものの、同じ日に、違う髪色で撮影に臨む必要があったため、ブルーやレッドのウィッグをつけて撮影に臨んでいました。
9.ニコラス・ケイジが出演する可能性があった!?
コンドリーによると、ニコラス・ケイジ(『ザ・ロック』)がジョエル役を演じる可能性があったそうです。
10.ジョエルの元彼女が登場していた!?
作中、ジョエルは昔付き合っていた女性、ナオミについて言及していましたが、実際に登場することはありませんでした。カットされたシーンに、ナオミの声が電話から聞こえてくるシーンがあったそうです。
11.製作中に監督がフラれていた!?
今作の製作中、コンドリーは彼女にフラれていたそうです。
それまで、コンドリーは、ジョエルがクレメンタインの物を全て捨てる場面は“ステレオタイプ”な描写だと思っていたそうです。しかし、実際に彼女が彼の元を去ると、コンドリーはジョエルの気持ちに共感し、どれだけこの映画がリアルなのかを思い知ったと言います。
12.今作のサウンドトラックをきっかけにコラボレーション!?
今作のサウンドトラックに感銘を受けたカニエ・ウェストは音楽を担当した、ジョン・ブライオンにコラボレーションを依頼しました。
13.演出を俳優によって使い分けていた!?
コンドリーは、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットに対して異なる演出をしていました。
ケイトに対しては“好きなようにやってくれ、これはコメディだ”。一方、ジム・キャリーに対しては、“これはドラマだ。コメディではない”と言っていたそうです。
ジム・キャリーにはアドリブが認められていなかったため、撮影中かなりフラストレーションが溜まっていたそうです。
14.ビーチハウスは実際に浸水していた!?
ビーチハウスに波が押し寄せる場面はCGではありません。実際に波打ち際にハウスを建て、水が入ってくるようにしていました。
15.『エターナル・サンシャイン』の世界が実現する!?
『エターナル・サンシャイン』の世界が現実となる日は近いのかもしれません。2014年、科学者がマウスの記憶や感情を操作することに成功したというリポートが発表されました。
16.テレビシリーズ化される?
スティーブ・ゴリン率いるアニマス・コンテントがテレビリメイク版が制作されることが企画されています。最近、「トゥルー・ディテクティブ 二人の刑事」などの高評価を受けているアノニマス・コンテントなので、期待は膨らみます。
この企画はまだ初期の段階であるため、まだゴンドリーとカウフマンがテレビシリーズにも関与するのかはまだ分かっていません。