2020年5月22日更新

映画『チア・ダン』あらすじ・キャスト【モデルとなった実話に関する知っておきたいこと】

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広瀬すず『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会

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映画「チア・ダン」、奇跡のような実話を映画化!

2009年、福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部がある快挙を成し遂げました。それは、本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝するというもの。このニュースは当時大きな話題となり世間を騒がせました。 そんな奇跡の青春ストーリーが『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』として映画化! 主演を務めるのは広瀬すず。当時、現役高校生だった彼女が等身大の役柄を演じました。 チアダンスは制限時間内でダンスの技術やチームワークを競う、アメリカで盛んなエンターテイメントなスポーツ。本場LAで大規模なロケ行なわれた「チア・ダン」は、迫力と臨場感溢れるストーリーが展開されます。 この記事では、本作のあらすじやキャストを紹介。また、モデルとなった実話に関する「知っておきたいこと」もお届けします。

映画「チア・ダン」のあらすじ

広瀬すず演じる主人公・友永ひかりは、明るく天真爛漫な女の子。福井中央高校に入学した彼女はサッカー部の憧れの男子を応援したいという理由から、軽い気持ちでチアリーダー部に入部してしまいます。 しかし予想以上に厳しい練習に心が折れそうになるひかり。しかし、チームメイトと支えあいながら毎日鍛錬に励みます。そして最終的にメンバーの中心を務める重要なポジションを担うまでになり、チームを引っ張りながら優勝を目指して進んでいくのです。 主人公となる友永ひかりは、福井工業高校チアリーダー部で実際に活躍していた卒業生たちをモデルに生み出された人物だそうです。

「チア・ダン」キャスト一覧

友永ひかり/広瀬すず

広瀬すず『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
主演の広瀬すずは、1998年生まれの静岡県出身。「ミスセブンティーン2012」を勝ち抜き、専属モデルとしてデビューしました。2015年のドラマ『学校のカイダン』で初主演を果たしています。2020年には映画『ラストレター』に出演、『一度死んでみた』では主人公・野畑七瀬役を演じ、初コメディーに挑戦しました。 ダンス経験がなかったとのことですが、主人公と同じく毎日練習に励んでいたとのこと。どんな姿を見せてくれるのか、必見です。

玉置彩乃/中条あやみ

中条あやみ『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
福井中央高校のチアリーダー部JETSの部長、玉置彩乃役は中城あやみが演じます。1997年生まれの大阪府出身で、雑誌『Seventeen』の専属モデルを卒業してからは『CanCam』の専属モデルとして活動しています。 本作の出演以降、全ての映画作品で主演を射止め、2020年には映画『水上のフライト』が公開予定です。

紀藤唯/山崎紘菜

山崎紘菜『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
JETSのメンバーを演じる役者陣からも目が離せません。1994年生まれ・千葉県出身の山崎紘菜は、第7回東宝「シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、2012年に『僕等がいた』で映画初出演を果たしました。 その後も様々な作品でその演技力をみせ、2020年9月4日公開のミラ・ジョヴォヴィッチ主演映画『モンスターハンター』では、ハリウッドデビューを果たします。

東多恵子/富田望生

(写真右) 富田望生は2000年生まれの福島県出身。2015年に公開された『ソロモンの偽証』で浅井松子を演じたことが話題を呼び、知名度を上げました。 その後もドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』や『なつぞら』など話題作に出演。『なつぞら』では、広瀬すずとの再共演や仲睦まじい様子が話題となりました。

永井あゆみ/福原遥

福原遥
子役時代に出演していた『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で注目を集め人気を呼びました。1998年生まれの埼玉県出身の福原遥は子役の際にテレビドラマ『恋の時間』で役者デビューを果たし、2012年には雑誌『ピチレモン』の第20回ピチモオーディションのグランプリに輝き専属モデルを務めました。 福原もヒット作『3年A組-今から皆さんは、人質です-』に出演。2019年の映画『羊とオオカミの恋と殺人』では杉野遥亮とW主演を務めています。

村上麗華/柳ゆり菜

グラビアアイドルとして活躍している柳ゆり葉は、1994年生まれの大阪府出身。2013年に「smart Boys&Girlfriendオーディション」特別賞を受賞しデビューしました。EXILEのバックダンサーを務めていた経歴を持つ柳は、本作にぴったりのキャストと言えるでしょう。 2020年1月期には福原遥主演のドラマ『ゆるキャン△』に出演。また、今後は由紀さおり主演映画『ブルーヘブンを君に』の公開を控えています。

絵里/南乃彩希

1999年生まれ、神奈川県出身の南乃彩希は、2011年に訪れた夏祭りで北乃きいにスカウトされ、芸能界に足を踏み入れたという経歴の持ち主。小学校からやっているチアリーディングが特技で、チアリーディング日本選手権大会では4大会連続で金賞を受賞している実力者です。

山下孝介/真剣佑

真剣佑『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
ひかりがチアリーダー部に入るきっかけを作った山下孝介の役を演じるのは1996年生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身の真剣佑(現在は新田真剣佑)です。学業を優先しながらもアメリカで子役から活躍し、2014年から日本でも活動を始めました。 今後は映画「るろうに剣心 最終章」(2020年7月3日/8月7日公開予定)や『ブレイブ 群青戦記』(2021年公開予定)の公開を控えています。

矢代浩/健太郎

健太郎『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
1997年生まれの東京都出身の健太郎(現在は伊藤健太郎)は、玉置彩乃に好意を寄せる矢代浩役を務めました。14歳から雑誌などでモデルとして活動を始め、2014年に放送された『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で役者としてデビューしました。 そんな伊藤は今や若手注目株の筆頭として活躍中。2020年は『今日から俺は!!劇場版』(7月17日公開予定)や『弱虫ペダル』(8月14日公開予定)を含む5本の映画への出演が決まっています。

早乙女薫/天海祐希

天海祐希『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
ひかり達が所属するチアダンス部の顧問であり、スパルタぶりから鬼教師と恐れられる早乙女薫子役を、天海祐希が務めました。 数々の人気ドラマや映画で大活躍の女優・天海祐希。彼女自身も、宝塚歌劇団でトップスターとして数々の舞台をこなした経験がありますが、本作では教師として、女子高生たちのパフォーマンスを厳しく指導します。 撮影を通してチア練習を懸命にこなした女子高生キャストたちについて天海は、「数か月でかなり成長した」と感心していました。

監督は青春映画を得意とする河合勇人

『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』の監督を務める河合勇人(かわいはやと)は、1969年に愛知県で生まれました。日本大学芸術学部を卒業後、相米慎二や堤幸彦、本広克行など数多くの作品で助監督を務め、経験を重ねます。 2003年に『深夜も踊る大捜査線2』で演出家としてデビューを果たしました。その後2008年に『花影』で映画監督としてデビューし、活動を続けています。 中学校教師の心情にスポットを当てた『映画 鈴木先生』や、正義感に溢れた剛田猛男を主人公とする『俺物語!!』など、学生生活を題材にした青春ストーリー作品の映画化を多く手がけています。

映画『チアダン』の元となった実話を詳しく紹介

チアダン
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
モデルとなったチアリーダー部は映画と同様「JETS」という名称で、2006年に甲子園での応援等を担当していたバトン部から変わる形で設立されました。チアリーディングの経験がない生徒たちはプロの指導を月1回受ける中「フロリダに行こう!」を合言葉に一致団結したといいます。 しかしたった月に1回のプロの指導を受けるだけで全米選手権で1位が獲れるなんて!と思うかもしれません。彼女たちを支えたのは、鬼顧問と名高い五十嵐裕子先生でした。先生の熱血な精神面のフォローと指導、月に1回の現在日本チアダンス協会代表理事を務める前田千代による技術面の指導により、彼女たちの技に磨きがかかったのです。 そして2009年に全米選手権のインターナショナル・チームパフォーマンス部門で優勝。2010年は優勝を逃すものの、再び優勝した2011年からは、4年連続優勝するなど、輝かしい成績をあげています。

モデルとなった福井県立福井商業高校って?

『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
映画『チアダン』は福井商業高校のチアリーダー部の実話をもとに作られています。 福井県立福井商業高等学校高校は福井市にあります。硬式野球部が盛んで甲子園の常連校で、中村悠平(東京ヤクルトスワローズ)等のプロ野球選手を多数輩出しています。 サッカー部も強豪として知られ、全国大会に出場したことがあります。設立は1908年という歴史ある高校で、当初は福井市立商業高校という名称でした。今の名称に変わったのは1958年です。

チアリーダー部「JETS」監督のストーリー

『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
福井商業のチアリーディング部が結成されるには困難もあったようです。前述したように当時、野球部を応援するバトン部として、歴史ある部活動として成立していたクラブでした。 当時、福井商業の体育教師をしていた五十嵐裕子先生は、全米チアダンス選手権をテレビで見たことで影響を受けます。「生徒たちに大きな夢を持ってもらいたい」と熱く思い、バトン部をチアリーディング部に変えようと試みます。 しかしそれには多くの反対の声が。部員は一時期、5分の1ほどに減ってしまったこともあるんだとか。しかし彼女の熱意もあって2006年からチアリーダー部として活動を始めることになります。

全米チアダンス選手権優勝への道のり

『チアダン』
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
福井商業のチアリーディング部が全米チアダンス選手権で初優勝を果たしたのが2009年。部の設立からわずか3年です。 部員たちは「フロリダへ行こう」を合言葉に大きな夢に向かって練習を積むことになります。しかし、監督の五十嵐先生はチアリーダー経験はゼロ。そこで技術的指導のために、日本チアダンス協会の代表理事である前田千代に依頼します。チアリーディングに関してはベテランの彼女ですが、実際に教えていたのは月に1回。ではなぜわずか3年の間に選手権で優勝を果たすまでに成長したのか。 それは、やはり監督である五十嵐先生の指導と生徒たちの力にあるようです。監督は生徒たちに「夢ノート」を書かせて、大きな夢を具体的にイメージさせました。ぼんやりしたことから、はっきりイメージし行動に移すことによって大きな成長へとつながったようです。 2009年に初優勝後、その後4連勝するまでに大成長。とても実話とは思えない、華麗なるストーリーです。

映画「チア・ダン」は今をときめくフレッシュなキャストが集結していた!

チアダン
(C)2017 映画「チア☆ダン」製作委員会
全米を目指したチアダンス部の熱い戦いを描いた青春ムービー『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』。 本作は、広瀬すず、中条あやみ、新田真剣佑など当時から人気だった俳優だけでなく、福原遥や富田望生など今注目を集めている俳優も集結した、宝石箱のような作品だったのです。