2019年6月14日更新

2019朝ドラ『なつぞら』キャスト一覧&相関図も【主題歌はスピッツ】

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広瀬すず
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2019年放送朝ドラ『なつぞら』が放送中!キャストを一覧で紹介

今最も勢いがある女優・広瀬すずがヒロインを務める、2019年度前期の連続テレビ小説『なつぞら』。通算100作目となる作品で、戦災孤児の少女・なつが北海道の十勝でたくましく育ち、東京で草創期の日本アニメ界にアニメーターとして飛び込む物語。本作は2003年の朝ドラ『てるてる家族』を手がけた脚本家・大森寿美男のオリジナル作品です。 主題歌「優しいあの子」を提供したのは、草野マサムネがボーカルを務めるバンド・スピッツ。オファーを受けてから何度か十勝を訪ねた草野マサムネは、「広く美しい北海道の空の力」でこの曲を書き上げたそうです。 では本作のあらすじをはじめ、キャスト一覧や相関図などを詳しく紹介していきましょう。

2019年朝ドラ『なつぞら』のあらすじ

空、フリー画像

かつて「漫画映画」と呼ばれていた日本アニメーションの草創期。戦争で両親を失った主人公・奥原なつは、北海道・十勝の大地に傷ついた心を癒されていきます。 そして成長したなつは、十勝で育まれた想像力を活かして、アニメーションの世界に関わっていくことになるのです。

『夏空』から『なつぞら』へ。タイトル変更にはこんな理由があった。

NHKの制作統括である磯智明が明かすところによると、物語の舞台となる十勝の澄んだ美しい「空」と、主人公であるなつの名前から、タイトル『夏空』が決まったそうです。 しかし、2018年4月に行われた出演者発表会見では、タイトルが漢字表記の『夏空』からひらがな表記の『なつぞら』に変わっていました。その経緯はというと、本作ではアニメーションがテーマとなることから、アニメータの刈谷仁美にタイトルロゴの制作を依頼しており、ひらがな表記のデザインがとても良かったため、正式なタイトルが『なつぞら』になったとのことでした。

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記念すべき100作目に歴代朝ドラヒロインキャストが集結

記念すべき第100作『なつぞら』には、朝ドラ出演歴のあるキャストや歴代ヒロインが多数出演しているのも豪華なポイントです。こういったキャスティングも話題となってか、4月1日の初回視聴率が22.8%を記録し、その後も20%は下らない状況で好調をキープしています。 歴代ヒロインではまず第54作『ひまわり』のヒロインを務めた松嶋菜々子をはじめ、第31作『おしん』でおしんを演じた小林綾子とおしんの姉役だった仙道敦子、朝ドラの第1作『娘と私』のヒロインを演じた北林早苗もすでに第2話で登場しています。 第1週でなつの担任の先生として登場した第55作『ふたりっ子』の岩崎ひろみや、第41作『純ちゃんの応援歌』の山口智子、第76作『どんど晴れ』の比嘉愛未もキャスティングされており、今後も歴代ヒロインが続々と登場するかもしれませんね!

『なつぞら』メイン&北海道編のキャスト一覧を相関図で紹介!

『なつぞら』相関図
©︎ciatr All Rights Reserved

なつと兄の咲太郎と妹の千遥は空襲で母を失い、父も戦死。奥原家の3兄妹は戦災孤児となってしまいます。ナレーションを務める内村光良がなつの父役であり、なつを見守りながら語りかけます。 なつの父と戦友だった柴田剛男(たけお)が北海道・十勝の柴田家になつを引き取り、千遥(ちはる)は親戚の家、咲太郎(さいたろう)は孤児院と3兄妹は別々に暮らすことに。柴田家には3人の子どもたちと剛男の妻・富士子(ふじこ)、そして厳しい義父の泰樹(たいじゅ)が住んでいました。 柴田牧場で働くことになったなつは、厳しいながらも優しく見守る泰樹に懐いていきます。泰樹行きつけの菓子屋「雪月」では同級生の雪次郎とも打ち解け、学校で仲良くなる山田天陽(てんよう)には憧れを抱くようになります。

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ヒロイン・奥原なつ役/広瀬すず

『なつぞら』のヒロイン・奥原なつを演じているのは、若手女優の中でも抜きん出た人気を誇る広瀬すず。2017年にはニホンモニターによる「2017年上半期タレントCM起用社数ランキング」で1位を獲得するなど、好感度も抜群! 人気だけでなく、2015年に出演した映画『海街diary』の演技で数々の映画賞で新人賞を獲得するほどの実力も兼ね備えています。元々は「Seventeen」専属モデルとして芸能界入りしましたが、近年はテレビドラマや映画で主演を務めるほか、『バケモノの子』などアニメ映画で声優にも挑戦し、活動の幅も広げつつあります。 広瀬すずが演じる奥原なつは、東京で戦災孤児となっていたところを北海道の柴田家に引き取られる少女。柴田家の牧場を手伝いながら十勝で過ごし、高校を卒業した後は東京でアニメーターを目指します。 奥原なつのモデルとなっているのは、日本アニメ界の草創期に活躍した女性アニメーターの奥山玲子。同じくその草創期を支えたアニメーター・小田部羊一(こたべ よういち)の妻としても有名です。小田部羊一は本作でアニメーション時代考証を担当しています。

奥原なつ(幼少期)/子役・粟野咲莉(あわのさり)

第2週目までなつの幼少期を演じている粟野咲莉(あわのさり)は、実は第95作『べっぴんさん』にも出演していた名子役。戦災孤児として過酷な経験をしてきたなつを健気に演じています。

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奥原咲太郎役/岡田将生

181cmという高身長とクールな顔で人気の俳優、岡田将生が主人公なつの兄、咲太郎(さいたろう)を演じます。 2006年に俳優としてデビューを果たして以降、着々と経験を積んだ岡田は、2009年に映画賞の新人賞を総なめ。整った顔立ちを活かした2枚目の人物だけでなく、熱血系や下品な役も演じ、第34回日本アカデミー賞では、『告白』と『悪人』で優秀助演男優賞W受賞の快挙を果たしています。 最近ではコメディタッチな役柄でもキャスティングされることが多く、非常に幅の広い俳優と言える岡田ですが、本作では妹想いで情熱的な兄を見事に演じきっています。

柴田泰樹役/草刈正雄

主人公なつの育ての父である柴田泰樹(たいじゅ)を演じるのは、近年再び脚光を浴びている草刈正雄です。 ハーフで高身長、と見た目だけでも魅力的な草刈は、1970年から1980年代には『華麗なる刑事』や『真田太平記』などで主役を演じ人気を集めます。1990年から2000年代には、父親役や味のある脇役などでその演技の幅を集めましたが、2016年、大河ドラマ『真田丸』でその人気が再び爆発しました。 泰樹は一見厳しいように見えますが、家族や周囲の人、特になつには目一杯の愛情を捧げる人物。雪月で泰樹となつが、アイスクリームを食べるシーンが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。

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柴田富士子役/松嶋菜々子

1990年初め頃にモデルとして芸能界入りした松嶋。女優としては1996年のNHK連続テレビ小説『ひまわり』で開花し始めます。 『リング』や『GTO』、『救命救急病棟24時』などでさまざまな役柄をこなした松嶋は、2000年の『やまとなでしこ』で平均視聴率30%、2011年の『家政婦のミタ』では、最高視聴率40.0%と、ヒット作に関わってきました。 そんな松嶋が演じる富士子は、開拓者の娘とだけあって芯のしっかりした母親。泰樹に対しても臆することなく意見を述べます。

柴田剛男役/藤木直人

なつの育ての父であり、富士子の夫である剛男(たけお)を演じるのは藤木直人です。 歌手としてデビューしながら、直後に俳優としても活動を開始、と多彩な才能をもつ藤木。『ナースのお仕事』でコミカルな一面を見せたかと思えば、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』では寡黙なパティシエを演じるなど、活動当初から俳優としての幅もある程度持っていました。 剛男は両親を亡くしたなつを柴田家に連れて帰った人物。優しく、穏やかな性格のためいつも泰樹に遠慮がちなところがあります。

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柴田照男役/清原翔

「MEN'S NON-NO」のモデルであり、俳優としても活動する清原。2017年から活動を開始したばかりで、これからの成長に期待が集まる俳優で、目がパッチリで顔立ちが整ったジャニーズ系とは違い、綾野剛を思わせるような顔立ちであり、独特な存在感を持っています。 TVドラマでは、『警視庁いきもの係』や、『レンタルの恋』。映画では、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKY』などに出演しており、『なつぞら』では柴田家の長男である照男(てるお)を演じます。 照男は真面目で不器用な性格。幼い頃には酪農において、なつに先を越されてしまった過去があります。また、泰樹からなつと結婚しろと言われ、天陽(吉沢亮)と恋敵になったことも。

柴田夕見子役/福地桃子

1997年生まれで2016年に女優デビューしたばかりの福地。実はあの哀川翔の娘なのです。当初は哀川の娘であることを公表していませんでしたが、2017年、TV番組での共演をきっかけに公表。丸い目が魅力的な顔立ちですが、親子並んでみると、似たパーツがいくつもあり、微笑ましい気持ちになります。 女優としての経験は浅いですが、2018年公開予定の映画、『あまのがわ』では映画初出演にして初主演を務めており、今回の朝ドラ出演でその演技にはさらに磨きがかかっていくことでしょう。演じるのは、柴田家の長女、夕見子(ゆみこ)です。 夕見子は自由に生きたいという思いから、大学を受験。その件で富士子と揉めることもありましたが、見事合格することができました。

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柴田明美役/平尾菜々花

柴田家の次女である明美(あけみ)を演じるのは平尾菜々花。大阪出身の子役で、テレビドラマやCM、映画や舞台などで活躍中です。2018年の映画『ごっこ』で共演した千原ジュニアに絶賛されるなど、演技力には定評があります。 7つ違いの姉・夕見子とは対照的に家族を思って家事も手伝うしっかり者の明美。なつが柴田家に来た時はまだ幼く、物心がついた頃からなつを本当の姉のように慕っています。

戸村悠吉役/小林隆

とにかく優しそうな顔が特徴の小林。「古畑任三郎」シリーズの向島音吉役や、『新選組!』の井上源三郎役など、三谷幸喜作品へ多く出演しています。 印象に残りにくい役を演じることが多いですが、その実力は確かなもので、2014年、市村正親が病気療養のため降板したドラマ『おやじの背中』では、その代役を見事に演じきりました。 『なつぞら』では泰樹の右腕的な存在である戸村悠吉(ゆうきち)を演じる小林。脇役として、いつものいい仕事が期待できそうです。

戸村菊介役/音尾琢真

大泉洋らが所属する演劇ユニット、TEAM NACSに所属する音尾。大泉程の人気はありませんが、「相棒」シリーズや、大河ドラマ『花燃ゆ』、『ブラックペアン』など様々な作品に出演しています。 自身のソロ舞台公演では、日系のミュージシャンに扮して自作の楽曲でツアーを行うなど、個性的な人物であり、これからの活動に目が離せません。 本作で演じるのは戸村悠吉の息子である、菊介(きくすけ)。菊介は悠吉と同じく、なつたちを見守る親戚のおじさんのような人物。明るい性格の持ち主でもあります。

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小畑雪之助役/安田顕

通称「ヤスケン」と呼ばれる安田は、音尾琢真と同じく演劇ユニットTEAM NACSに所属しています。大泉洋がレギュラーで出演していたバラエティー番組『水曜どうでしょう』で大泉とともにじわじわと人気を獲得していき、俳優活動も増えていきました。 バラエティ番組での印象とは打ってかわって、『必殺仕事人2016』や『小さな巨人』では真面目でワイルドな人物を演じており、この二面性が安田の魅力のひとつと言えます。 『なつぞら』では、「帯広のお菓子発明王」と呼ばれる小畑雪之介(おばたゆきのすけ)を演じます。新しいお菓子を次々と開発し、雪月(雪之介が営むお菓子屋)を大発展させます。

小畑とよ役/高畑淳子

女優として数々の作品に出演してきた高畑淳子。近年では『真田丸』で演じた真田昌幸の妻・薫のような、ちょっと変わった面白い役を演じることが多いようです。 高畑の性格もあるのでしょうが、その演技は独特で、他の女優では演じることができない独特のポジションを確立しています。一時期息子の不祥事で活動を自粛していましたが、徐々に活動を再開しているようです。物語をほぼ確実に面白くしてくれる女優が復帰してくれる、という意味で視聴者としては嬉しい限りですね。 高畑が演じるのは、小畑雪之助の母・とよ。おしゃべり好きで、毒舌。泰樹に対しても容赦なく発言します。

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小畑雪次郎役/山田裕貴

俳優集団D-BOYSに所属する山田は、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルー役で俳優デビューを果たしました。着実な俳優活動を続けていましたが、2017年には大河ドラマ『おんな城主直虎』で大河初出演のほか映画に14本出演するなど、2019年注目の俳優のひとりです。 切れ長の目と低めの声で、クールな役柄の似合う俳優ですが、現在様々な役柄に挑戦しており、『なつぞら』で演じる主人公なつの幼馴染、雪次郎(ゆきじろう)は彼のターニングポイントになり得る役柄と言えるでしょう。 そんな雪次郎は、お菓子と同じくらい演劇が好きな青年。高校ではなつを演劇に誘い、一緒に舞台を披露しました。またお菓子の修行のため、なつと一緒に東京に出ます。

山田天陽役/吉沢亮

2011年に俳優としてデビューした吉沢亮。福士蒼汰が主演を務めた『仮面ライダーフォーゼ』で、仮面ライダーメテオ役を務めていた吉沢ですが、2017年以降さらに注目が集まっています。 ぱっちりとした目に甘い顔立ちで2枚目役がぴったりな吉沢。その顔立ちを活かした映画『ママレード・ボーイ』の松浦遊役から、暗めの役柄、コミカルな3枚目などを演じ、演技の幅を広げている真っ最中です。 本作で演じる山田天陽(てんよう)は、主人公なつに絵を教える画家であり非常に重要なポジションです。涙を流しながら、なつの絵を上から消していくシーンでは「切なすぎる」という声が続出しました。

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山田陽平役/犬飼貴丈

なつの同級生である山田天陽の兄・陽平(ようへい)を演じているのは、『仮面ライダービルド』で主演を務めた犬飼貴丈です。ビルド役で一躍その名を知らしめました。 天陽と同じく絵の才能に恵まれており、上京して奨学金で芸術大学に通う陽平。同じく上京してきたなつを、アニメーションの世界に誘うことになります。

佐々岡信哉役/工藤阿須加

なつの幼馴染みで、同じく戦災孤児だった佐々岡信哉(ささおかのぶや)を演じるのは工藤阿須加。ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』で社会人野球部の投手役で注目されて以来、テレビや映画でタレント・俳優として活躍しています。 信哉は東京ではなつたちとともに行動していましたが、生き別れてしまいます。その後苦労して大学生となっても、なつたちの消息を探しており、十勝でなつと再会します。そして、なつが上京してからは一緒に咲太郎を探すなど、なつを手助けしてしてくれる人物です。

山田タミ役/小林綾子

NHK連続テレビ小説『おしん』で主人公おしんの少女時代を演じたことで有名な小林が、山田天陽の母、タミを演じます。女優経験は長く、実力も申し分ない小林ですが、小堺一機に「師匠」と呼ばれるほど天然な一面も。 東京出身のタミは同じく東京出身のなつを気に入っており、いつも楽しそうに話をしています。

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山田正治役/戸次重幸

音尾や安田と同じ演劇ユニット、TEAM NACSに所属する戸次。主役に選ばれるような華々しい演技ではなく、きっちりと脇を固める着実な演技で、2000年初め頃から2018年現在に至るまで、俳優としてコンスタントにテレビなどに出演しています。 戸次が演じる山田天陽の父、正治(せいじ)は一家で東京から北海道に移住を決めた人物。しかし、開拓が上手くいかず、初めは郵便配達員として働いていました。苦しい生活に悩んでいましたが、なつや泰樹の助けで開拓に成功します。

阿川弥市郎役/中原丈雄

十勝の深い森に住む阿川弥市郎(あがわよいちろう)を演じるのは中原丈雄。舞台俳優として出発し、80年代からはテレビ・映画にも進出して多数の作品に出演しています。 弥市郎は木彫りの熊などの民芸品を作って生計を立てている北海道移住者で、娘の砂良と二人暮らし。吹雪の中で倒れていたなつを救い、それ以後柴田家の人々とも交流を深めていきます。

阿川砂良役/北乃きい

弥市郎の娘・砂良(さら)を演じるのは北乃きい。モデルやグラビアアイドルを経て女優に転身し、2010年にはCDデビューも飾っている多彩な才能の持ち主です。 砂良は父とともに二人で十勝に移り住み、狩りや漁をして家庭を支えている働き者。森の中でひっそりと暮らしていましたが、なつやその家族と交流するうち、外の世界にも出て行くことになります。

居村良子役/富田望生

なつの高校のクラスメイト・居村良子(いむら よしこ)は、『ソロモンの偽証』で映画初出演を飾った女優の富田望生が演じます。なつ役の広瀬すずとは映画『チア☆ダン』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』でも同級生役で共演しています。 十勝農業高校で同級生となり、なつの親友となっていく良子。なつとは対照的にのんびり屋で、一緒に演劇部に入部することになります。

倉田隆一/柄本佑

倉田隆一(くらたりゅういち)は十勝農業高校の演劇部顧問の先生。演じるのは、個性派俳優で演技派として知られ、柄本明の息子・安藤サクラの夫としても有名な柄本佑です。 倉田は演劇部顧問として自ら脚本も書き、演劇に熱い情熱を捧げている人物。なつを演劇部に導き、指導していくことになります。

『なつぞら』東京・新宿編のキャスト一覧を相関図付きで紹介!

なつぞら相関図
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前島光子役/比嘉愛未

前島光子は、新宿で有名なベーカリー/カフェ「川村屋」のオーナーで、「マダム」と呼ばれています。なつが咲太郎を探しに来た際にマダムと出会い、交流が始まります。 そんな前島光子を演じているのは、比嘉愛未。第76作『どんど晴れ』のヒロインでもあります。デビューして以来様々な作品に出演している比嘉ですが、近年で印象的なのは「コードブルー」シリーズの冴島はるかではないでしょうか。 そして「なつぞら」では冴島とはまた違ったキャラクターを熱演。気品ある女性を演じています。

野上健也役/近藤芳正

野上健也は、川村屋に長く勤めるギャルソン。光子の後見人として経営を取り仕切っています。少し曲者で、皮肉っぽい発言も。 野上を演じているのは近藤芳正。役者としての活動だけでなく、自身で「劇団ダンダンブエノ」や「バンダ・ラ・コンチャン」といったプロジェクトの立ち上げも行っています。

茂木一貞役/リリー・フランキー

茂木一貞は、新宿にある大型書店「角筈屋(つのはずや)」の社長。女性とお酒、面白いことを好んでいます。「川村屋」は常連で、なつとは咲太郎を探している時に出会います。 茂木を演じているのはリリー・フランキー。俳優だけでなく、イラストレーターやライターなどとしても活動し、作詞作曲演奏も行うマルチな才能の持ち主。近年では映画『万引き家族』で主演を務め、第42回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞などの賞を受賞しました。

三橋佐知子役/水谷果穂

三橋佐和子は「川村屋」のウエイトレス。なつとともに「川村屋」で住み込みで働き、なつとはルームメイトでもあります。また、咲太郎に恋心を抱いています。 そんな佐和子を演じているのは水谷果穂。水谷はドラマ『ブラックペアン』や『義母と娘のブルース』などに出演し、現在も成長中の若手女優です。さらに第94作目の朝ドラ『とと姉ちゃん』の最終回に出演していました。

杉本平助役/陰山泰

杉本平助は「川村屋」の料理長で、修行をしに来た雪次郎に厳しくも優しく指導する人物です。 杉本を演じているのは陰山泰。陰山は第96作目の朝ドラ『ひよっこ』にも出演しており、なんとその時の役柄も料理人でした。さらに、『ひよっこ』、『なつぞら』と両作で作っている料理が“カレー”。この面白い繋がりが、朝ドラファンの間では話題になったようです。

煙カスミ役/戸田恵子

煙カスミは、劇場「ムーランルージュ新宿座」の人気歌手。ムーランルージュが無くなってからはクラブ「メランコリー」で活動しています。 カスミを演じているのは戸田恵子。女優として活動しながら、「アンパンマン」などの声優としても活躍を見せています。戸田は『ちゅらさん』や『純情きらり』といった朝ドラに出演しており、『まれ』ではナレーターを務めていました。 また、カスミの付き人で、咲太郎に好意を寄せている土間レミ子を藤本沙紀が演じています。

岸川亜矢美役/山口智子

岸川亜矢美は「ムーランルージュ」で一世を風靡した元人気ダンサーで、咲太郎の母親のような存在。また、東洋映画に入社したなつに部屋や洋服を提供してくれる人物でもあります。引退後はおでん屋さん「風車」を営み、いつも常連客で賑わっています。 亜矢美を演じているのは山口智子。山口は第41作目の朝ドラ『純ちゃんの応援歌』でヒロインを演じていました。また、山口は2019年7月8日から始まる新ドラマ『監察医 朝顔』への出演が決定しており、約23年ぶりの月9出演を果たすこととなりました。

亀山蘭子役/鈴木杏樹

亀山蘭子は劇団「赤い星座」の女優。演技力も美貌も兼ね備えているものの、人気になかなか火がつきませんでした。しかし、漫画映画「白蛇姫」のナレーションを務めたことがきっかけで運命が変わっていきます。 蘭子を演じているのは鈴木杏樹。鈴木は1991年に女優デビューして以来数々の作品に出演。また、『ミュージックフェア』や『ZIP!』などではMCとしても活躍していました。 また、蘭子が「白蛇姫」のアテレコをするシーンでは、同じくアテレコを担当する豊富遊声役として声優の山寺宏一が出演しました。

仲努役/井浦新

仲努は東洋動画スタジオのアニメーションリーダーで、動物などの可愛らしい絵を得意としています。なつとは、彼女がスタジオの見学に来た際に出会い、そこでなつの才能を見出しました。その後、なつが入社試験に落ちてしまった際も、手助けを行うなつの恩師でもあります。 仲を演じているのは井浦新。俳優だけでなく、モデルやファッションデザイナーとしての一面も兼ね備えています。井浦はドラマ『アンナチュラル』の中堂役でみせた尖ったキャラクターからは一変し、温厚で優しい性格の仲を見事に演じきっています。

大沢麻子役/貫地谷しほり

大沢麻子、通称マコは美大出身のアニメーターで、仲をサポートする立場です。クールに見える一方で、アニメーションに対する情熱は人一倍強く、なつに対して厳しい言葉を浴びせることも。 マコを演じているのは貫地谷しほり。貫地谷は、第77作『ちりとてちん』にてヒロインを演じました。『ちりとてちん』ではネガティブでヘタレな主人公を演じていましたが、本作で演じたのはスパルタなキャラクター。意外にもこのキャラクターは好評なようで、『なつぞら』の公式インスタグラムには「もっと演技を見たい」といった声が寄せられていました。

井戸原昇役/小手伸也

井戸原昇は東洋動画のアニメーター兼作画監督。仲とともにチームを引っ張っていく存在ですが、絵に対する向き合い方は正反対の実務タイプ。繊細な性格の持ち主でもあります。 井戸原を演じたのは小手伸也。小手はフジテレビドラマ『コンフィデンスマンJP』の五十嵐役大ブレーク。その後も月9ドラマ『SUITS』で織田裕二演じる主人公のライバル役に大抜擢されました。今回の朝ドラ出演でさらなる活躍が期待されます。

三村茜役/渡辺麻友

三村茜はなつとともに東洋動画のアニメーター試験を受け、合格した女の子。おっとりした性格で、絵のタッチは繊細。漫画映画には詳しくありませんが、のちにその面白さに惹かれていきます。 茜を演じているのは元AKB48の渡辺麻友。渡辺はAKB48を卒業後、『アメリ』などのミュージカルに出演。2018年にはドラマ『いつかこの雨がやむ日まで』に出演していましたが、連続テレビ小説への出演は今回が初めてです。

森田桃代役/伊原六花

森田桃代、通称「モモッチ」は東洋動画でセル画の彩色を担当している女の子。なつとは、なつが彩色担当になった際に出会い、一緒にお昼ご飯を食べるなどその仲を深めていきます。 モモッチを演じているのは、伊原六花。大阪府登美丘高等学校・ダンス部の元キャプテンで動画サイトにアップロードした“バブリーダンス”が話題に。そこから世間の注目を集め、歌手、女優としてデビュー。ドラマ『チア☆ダン』(2018)で、ドラマ初出演を果たしました。

大杉満役/角野卓造

大杉満は、東洋動画を傘下に持つ親会社・東洋映画の社長。アニメーションの可能性を信じ、事業を展開させています。なつは北海道の映画館で見た作品の最後に流れた大杉社長のメッセージに感動し、東洋動画を受験することに。 大杉社長を演じているのは、角野卓造。『渡る世間は鬼ばかり』などTBSホームドラマへの出演のイメージが強い角野ですが、連続テレビ小説への出演は『心はいつもラムネ色』(1984) 、『はね駒』(1986)に続き3作目となっています。

露木重彦役/木下ほうか

露木重彦は東洋映画に所属する映画監督で、アニメーション映画への監督を任されます。しかし、経験がないため戸惑うことも。また、仲と井戸原がなつの絵の才能を訴えた際に、再入社試験を提案する人物でもあります。 露木を演じているのは木下ほうか。連続テレビ小説への出演は、『てるてる家族』(2003)、『ゲゲゲの女房』(2010)に続き3作目となっています。

脚本はテレビ界の大御所・大森寿美男!

『なつぞら』の脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説『てるてる家族』、大河ドラマ『風林火山』、大河ファンタジー『精霊の守り人 最終章』などで知られる大森寿美男。 先述の作品以外にも、映画『64(ロクヨン)』『クライマーズ・ハイ』などのNHK作品を多数手掛けているベテランですから、作品のクオリティには期待が持てます。

豪華キャスト集結の朝ドラ『なつぞら』は2019年4月から9月まで放送!

朝の連続テレビ小説第100作となる『なつぞら』は2019年4月1日から、北海道・十勝編が放送され、2019年6月現在は、東京・新宿編とアニメーション編が放送中。 東京・新宿編では昭和30年代の新宿を舞台に、上京したなつが行方不明の兄妹を探しながらアニメ業界に飛び込もうとする様子が描かれます。そしてそれに続くアニメーション編で、なつは「東洋動画」のアニメーターとして日本初の長編アニメーション制作に携わっていきます。 東京・新宿編の山口智子や比嘉愛未、アニメーション編の井浦新や貫地谷しほりなどが演じる登場人物たちは個性的な面々ばかり。彼らがどのようになつに関わっていき、どんな物語が展開されるのか、本当に楽しみですね!