2017年12月26日更新

キャットウーマンがレズビアン!意外と多かったLGBTアメコミキャラ13人

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キャットウーマン

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1.ノーススター

1979年にマーベル・コミック『アンキャニーX-MEN』でカナダ政府後援のスーパーヒーローチーム、アルファ・フライトのメンバーとして初登場。高速飛行・移動を能力にもつ元プロスキー選手のミュータントです。 元々クリエイターは彼の性的指向をゲイにする予定でしたが、当時の編集長の許可は出ず。それとなくほのめかされていましたが、1992年にカミングアウトしました。 メディアの大きな注目を集めた彼は『X-MEN』史上、いやマーベル・コミック史上初のゲイということをオープンにしたヒーローです。 ノーススターはマーベル・ユニバースの平等のシンボルになり、スーパーヒーローの任務の時間を割いて「ボーン・ノーマル(普通に生まれて)」という小説も執筆。 2009年から交際していたボーイフレンドのカイル・ジナドゥと、2012年の『アストニッシングX-MEN』ではプロポーズ・同性婚を果たしてます。

2.アイスマン

映画版『X-MEN』旧3部作・『X-MEN:フューチャー&パスト』にも登場した周囲や自分自身を氷に変えられるミュータント。 2015年の『アンキャニーX-MEN』では、10代版X-MEN初期メンバー達が時間変位により現代で本当の自分を探す中、ジーン・グレイ(こちらも映画に登場)がうっかりアイスマンの心を読んでしまい彼が実はゲイと知ります。 自覚したことで若い彼は、この時点までストレートとして生きてきた未来の自分と向き合います。 この出来事は未来のアイスマンにミュータントのゲイとして生きるのを恐れ今まで隠していたことに気づかせます。何とか自分の性的指向を受け入れた若いアイスマンは、自分の同期のミュータントのエンジェルがホットか尋ねてます。

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3.ミスティーク

青い肌と変身能力で映画『X-MEN』シリーズでもおなじみの悪役キャラクター。敵になったり味方になったりコロコロ変わりますが政治家よりも忠義深く、魅力的なキャラクターの1人と言えます。 ミスティークも元々は、予知能力を持つ女性ミュータントのデスティニーとの交際が描かれる予定でしたが、当時のコミックス倫理規定委員会の方針でゲイやバイセクシャルを描く事が禁止されていたため、後年になってデスティニーと交際した事がミスティークの回想という形で描かれました。 彼女の他にも原作では色んな男性キャラクターと恋に落ちているため、彼女はバイセクシャルですね。

4.デッドプール

下ネタ大好きな異色のヒーロー、デットプールの性的指向はファンの間で議論の的になっていましたが、2013年にライターのゲリー・デュカンがデッドプールはパンセクシャルとTwitter上で明らかにしました。 パンセクシャル(全性愛者)とは、バイセクシャルが「男性も女性も対象」なのに対し、男や女といった性の2分化に囚われず、それらの性に当てはまらない人達も含めてあらゆる人に恋愛感情や性的欲望を抱ける人達のことを指します。 デッドプールは自分の性癖もよくジョークにするので、「ゲイいじめ」と批判する声もありますがLGBTコミュニティへのアピールを意識しているのは明らか。それを受けてか、映画で彼を演じたライアン・レイノルズもVariety誌にこう語っています。

「デッドプールが自分がパンセクシャルって気づいてるのが好きだ。女性との関係もほのめかしながら、ある時点で彼にボーイフレンドが出来たら最高だね。」

出典: variety.com

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5.ダケン

日本で修行中だったウルヴァリンと日本人女性イツとの間に出来た息子のミュータントで名前は日本語の「駄犬」です。ウルヴァリンはダケンが息子とは知りません。 謎のキャラクターのロミュラスの命令を受けた映画『キャプテン・アメリカ』シリーズでもおなじみのウィンター・ソルジャーに母を殺されますが、ダケンはウルヴァリンが母を殺し、自分を捨てたと思い復讐を誓います。 彼はロミュラスに引き取られて殺し屋になるよう鍛えられ、ダーク・アベンジャーズとダークX-MENのそれぞれのチームに加入。 父親から回復能力を受け継ぎ、かぎ爪が手の甲に2本・手の平に1本あります。また他人の感情を操れるフェロモンを作る能力を使って、男性も女性も誘惑して関係を持つバイセクシャルです。

6.ローハイド・キッド

革新的な大成功を収めた2005年のゲイのカウボーイを描いた映画『ブロークバック・マウンテン』。マーベルも自社の50年代の西部劇コミック『ザ・ローハイド・キッド』を使ってあやかろうとしましたが大失敗に終わりました。アイディア自体は悪くなかったものの、典型的な男らしいキャラクターをゲイにしたのに読者はなじめなかったようです。 不幸にもマーベルはさらにローハイド・キッドをひどいステレオタイプに変えてしまいました。ありふれた沢山の相手と関係を持つといったものや、ファッションのアドバイスも受け入れず、単に男と寝ることしか考えない軽い奴というゲイへのひどい固定観念です。

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7.キャットウーマン

かつては自分の敵になる者を弄んできたDCコミックの人気キャラクターのキャットウーマンことセリーナ・カイル。彼女もまた、その性的指向について長年ファンの憶測を集めていましたが2015年にDCコミックがついに彼女はバイセクシャルと発表しました。 明かされたストーリーではキャットウーマンは犯罪組織のボスになるため引退を決めており、彼女の役を引き継いでもらうために開かれたドアから、対立するヤクザの組長の娘エイコが現れます。この時エイコはキャットウーマンのマントを羽織っていて、彼女が次のキャットウーマンだと明かされます。

8.グリーン・ランタン(アラン・スコット)

こちらもライアン・レイノルズが演じたスーパーヒーローですが、今回取り上げるのはアラン・スコットが扮する初代のグリーン・ランタンです。 1940年に初登場したスーパーヒーローチームのジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカの古株メンバー。近年若返りしてゲイとなって再登場。 DCコミックの代表的ヒーローの一人なので、「ワン・ミリオン・マムズ」というキリスト教系団体は「社会が堕落する」と当然この発表に激怒しました。 新バージョンのグリーン・ランタンの新しいところは、彼の性的指向が決して大衆が彼をヒーローと見ることに全く影響がないところです。 女々しいステレオタイプの描写でもなく、グリーン・ランタンことアラン・スコットは勇敢で強い男であり性的指向は完全におまけ扱いです。

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9.ロード・ファニー

グラント・モリソンが生み出した、はみ出し者達のチームがエイリアンと闘う『ジ・インヴィジブルズ』に出てくるトランスジェンダーの魔術師です。 男性として生まれましたが、ブラジル人の祖母は一族に伝わる魔力を受け継がせるためロード・ファニーを女性として育てました。 修行を終えると堕落と色欲の女神をパトロンに迎え、生活のために売春に手を染めますがレイプの被害を受けて自殺寸前のところからチームに加入した過去を持っています。

10.ポイズン・アイビー

植物・フェロモン・毒を操る自称環境保護家で人間を植物の世界を脅かす敵とみなしている。キスしたり触れるだけで相手を死に至らしめる悪役。1997年の映画『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』ではユマ・サーマンが演じました。 ポイズン・アイビーの性的指向は分類しづらい複雑なものなのですが、彼女は2016年の映画『スーサイド・スクワッド』で人気のキャタクター、ハーレイ・クインと軽い友人関係でしたが肉体関係を持つようになります。これはバイセクシャル?それともレズビアンでしょうか?

11.ジョン・コンスタンティン

皮肉屋でチェーンスモーカーのオカルト探偵、ジョン・コンスタンティンはアンチヒーローそのものですが実写化にあたってあまり運のないスーパーヒーローでしょう。 キアヌ・リーヴス主演の映画『コンスタンティン』では人物像を大幅に書き換えられ、その後原作に忠実な同名TVシリーズがマット・ライアン主演で作られるも1シーズンで打ち切りに。 コンスタンティンの性的指向は彼が主役のシリーズ『ヘルブレイザー』で何度も言及されてますが、彼がバイセクシャルという事実は、他のLGBTキャラクターと違ってあまりはっきりとは描かれていません。ライター達は彼の性的指向をあくまでも複雑な人物像の1つとして描いてます。

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12.アポロ&ミッドナイター

太陽のエネルギーを吸収して超人的な力・スピード・飛行能力に変え、目からビームを出すアポロ。マスク姿で得意の接近戦で悪人を懲らしめるミッドナイター。この設定に聞き覚えがありますよね?実はこの2人、元々はスーパーマンとバットマンをゲイに改作した試みから生まれたんです。 オリジナル組に比べアポロとミッドナイターは暴力や処罰もリベラル寄りになり、ゲイのステレオタイプを上手く避け現実味を帯びたキャラクターで彼等も元ネタを超える人気を得るまでに。紆余曲折を経て結婚し養子を迎えています。

13.バットウーマン

1956年にバットウーマンが登場したのは、世間のバットマンはゲイと勘ぐる噂を抑えるためでしたがいつの間にか退場してしまいました。 しかし、バットウーマンは50年後の2006年に初代バットウーマンの子孫ケイト・ケインとして再登場します。彼女は士官学校に入りますが女生徒との関係を噂され退学しゴッサムに戻りました。バットマンに影響され軍での経験と家の資産を活かしてバットウーマンとして活躍。

ゴッサム市警の女性警官マギー・ソイヤーと結婚しましたが別れ、元警官のスーパーヒーローのレネー・モントヤと交際。レズビアンのバットウーマンは飽和状態だったDCコミックのキャラクターに多様性をもたらしたと多くの団体やメディアから絶賛を受けています。 まだまだLGBTのアメコミキャラはいますが、あなたのお気に入りはどれですか?