2018年6月20日更新

ドクター・ストレンジについて知っておきたい事実16

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『ドクターストレンジ』

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1.ドクター・ストレンジは過去にも映画化されていた

ドクター・ストレンジはアメリカの老舗コミックレーベル、マーベルコミックの漫画に登場するヒーローです。 2016年に ベネディクト・カンバーバッチ主演で実写映画化が決定していますが(日本公開は2017年1月を予定)、実は過去にも映画化されています。 1978年にパイロット版として、ピーター・フーテン主演で93分の実写映画が制作され、劇場ではなくCBSテレビ局で放送されました。残念ながら評判が良くなかったため、それ以降の展開はなかったようです。

2.ドクター・ストレンジの最大の敵はモルド男爵

ドクター・ストレンジがエンシェント・ワンに弟子入りし、スーパーヒーローになったきっかけは、エンシェント・ワンを同じく師の弟子だったモルド男爵の暗殺計画から救ったことでした。 その時から、モルド男爵とドクター・ストレンジは数々の死闘を繰り広げています。二人の力量は同じくらいですが、モルド男爵は黒魔術を使って悪魔を召喚したりと、ストレンジが敬遠するようなことも平気で行います。

3.恋人は元暗殺者

ドクター・ストレンジにはクレアという恋人がいます。 クレアは、敵であるドゥーマムゥという頭が燃え盛る炎ので出来た異次元のロボットの姪にあたります。最初はドクター・ストレンジを殺すために異次元からやってきましたが、彼の勇気に魅せられてしまうのです。 寝返った罰としてクレアは個別空間に閉じ込められてしまいます。エンシェント・ワンにより救出され、ドクター・ストレンジと共に道を歩むことになりました。

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4.元ネタになったのはラジオドラマ

コミック版『ドクター・ストレンジ』を生み出したのは、クリエーターのスタン・リーとスティーヴ・デッコです。 リーは、本作の制作にあたり、『魔術師チャンドゥ(原題)』から大きな影響を受けたと語っています。『魔術師チャンドゥ』は、1930年に制作されたラジオドラマで、1932年に映画にもなっています。ドクター・ストレンジに登場する魔法の世界観は、同作から受けた影響が大きいそうです。

5.貴重な初回登場号

アメコミファンにとって、そのキャラクターが初めて登場した回の本はとても高い価値をもっています。 ドクター・ストレンジが初めて紙面に登場したのは、1963年7月発売の『ストレンジ・テイルズ』110号ですが、この本はコピー品でもページがそろっていて、ちゃんと読めれば150ドル(約1.5万円)はくだらない値段で取引されています。 同号の新品同様のものがオークションに登場した時は、なんと61,000ドル(約623万)で落札されたそうです。

6.アベンジャーズには参加していない

アベンジャーズは、マーベル・コミックのヒーローたちの多くが所属しているチームです。キャプテン・アメリカやアイアンマンなどがコアメンバーですが、ドクター・ストレンジは今までアベンジャーズに加入したことはありません。2008年にニューアベンジャーズに加入したことがありますが、メインチームには参加せずに活動しています。 一方で、ハルクなどが所属するディフェンダーズというチームを結成したり、頭脳派ヒーローだけで構成されるイルミナティに所属していたりとチームでの活動は行っています。

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7.音楽業界に与えた影響

音楽業界にも多大なる影響を与えました。 イギリスのグラムロックバンド、T・レックスの1971年のアルバムに収録されている『Manbo Sun』という曲には、“僕は君のドクター・ストレンジ”という歌詞が出てきます。 また、イギリスのロックバンド、ピンク・フロイドが1968年に発表したアルバム『神秘』のジャケットは、初期のコミックからインスピレーションを受けたと思われるデザインになっています。

8.ドラッグ使用者に人気?

大麻やマリファナ使用者に人気があるそうです。 その理由として、ドクターストレンジのカラフルなページ構成や、魔法の世界観が60年代を髣髴とさせることがが考えられます。大麻やマリファナ使用者が、使用中にドクター・ストレンジのコミックを読むのが楽しいとコメントしているそうです。

9.様々な魔具を所持している

ドクター・ストレンジは様々な魔具を駆使して闘います。その中のいくつかを紹介しましょう。

アガモットの眼

力、真実、予知の三つをつかさどる眼を持っている魔術師アガモットの眼です。これを使うと、邪悪な魔術を無効にすることが出来ます。

空飛ぶマント

アガモットの球

普段はドクター・ストレンジの基地に安置されている地球のような姿かたちをした球です。この球を使うと、戦局を占ったり、魔術師アガモットの個人的な空間に人を転送したりすることが出来ます。

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10.実写映画『ドクター・ストレンジ』のキャスティング裏話

2016年公開の実写映画版『ドクター・ストレンジ』の主演は、ベネディクト・カンバーバッチで決定しています。配役が決定する前には、ジョニー・デップやコリン・ファレルなど名立たる俳優たちが、ストレンジ候補として噂されていました。 中でも、熱心だったのは『グラディエーター(2000)』のコモドゥス帝役でアカデミー助演男優賞を受賞した俳優、ホアキン・フェニックスでした。彼は、3か月以上もマーベルスジオとドクター・ストレンジ役に選ばれるよう交渉していたそうですが、残念な結果となってしまいました。

11.魔術であればなんでもできる

ドクター・ストレンジが使用可能な魔術には、制限がありません。 飛行術や、瞬間移動、テレキネシスをはじめとし、錬金術や交霊術などもお手の物です。さらには次空間も移動してしまいます。魔術とつくものなら何でもできる、まさに“最強の魔術師”なのです。

12.初登場時は謎だらけだったドクター・ストレンジ

他のマーベルコミックのキャラクターと同じように、ドクター・ストレンジも今後人気がでるかは分からなかったので、初登場時の扱いはとても小さなものでした。 『ストレンジ・テイルズ』の110号に初登場した時は、ストレンジの出自は謎に包まれていたままで、115号になってようやく8ページにわたった出生の秘密が明かされたそうです。

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13.映画のヴィラン、カエシリウスは原作コミックではザコキャラだった

映画『ドクター・ストレンジ』は原作コミックからの改変が多く行われていますが、ファンを驚かせたのはカエシリウスがヴィランとなったことです。 原作コミックではモルドがストレンジの最大の敵ですが、カエシリウスは彼の弟子として登場します。初登場からしばらくは名前もなく、モルドの部下として地味な役割を担っていました。 マッツ・ミケルセンが映画版でヴィランを演じることが決定してから、どのキャラクターになるのか多くのファンが予想していましたが、正式に発表されるまでカエシリウスの名前をあげた人はいなかったようです。 ちなみにカエシリウスは、マッツ・ミケルセンと同じデンマーク出身です。

14.あのMCU作品でドクター・ストレンジの名前はすでに登場していた

実は、ドクター・ストレンジの名前が最初に登場したのはMCUシリーズ9作目『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』でした。 ヒドラのメンバーだったエージェント・シットウェルが「インサイト計画」について追求されたとき、暗殺対象リストにはハルクであるブルース・バナーとともに、スティーヴン・ストレンジの名前もありました。 時系列から考えて、「ウィンター・ソルジャー」の時点ではまだ医師だったはずのストレンジですが、ヒドラの暗殺対象になるほど名の知れた、そして危険視される人物だったようです。

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15.「アガモットの目」にはインフィニティ・ストーンが収められている

映画での「アガモットの目」は、12で紹介した原作コミックでの設定と違い、時間を操る力を持つレリック(魔術が封じ込められた道具)です。 しかし「アガモットの目」に収められているのは、実は魔術ではなく時間を司るインフィニティ・ストーンだそう。 インフィニティ・ストーンは全部で6つあり、それぞれ精神、現実、力、空間、時間、魂を司っています。これらを全て手に入れた者は、宇宙を支配することができるとか。 MCUシリーズでは、最強の敵サノスがインフィニティ・ストーンを集めようと暗躍しており、『ドクター・ストレンジ』までに、すでに5つのストーンが登場しました。

16.ドクター・ストレンジは『マイティ・ソー バトルロイヤル』『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にも登場!

『ドクター・ストレンジ』のエンドロール後のシーンで、ソーはストレンジが守るニューヨークの「サンクタム・サンクトラム」を訪れ、父オーディンを探すのを手伝ってほしいと頼みました。 これを了承したストレンジは、2017年11月3日に公開される『マイティ・ソー バトルロイヤル』に登場します。 どのくらい出番があるかは不明ですが、日本版の予告編ではストレンジがソーに「残酷な運命が待っている」と予言しています。 またドクター・ストレンジは、2018年4月27日に公開が予定されている『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にも登場することが決定しています。 カマー・タージに保管されている「アガモットの目」には、サノスが狙っているインフィニティ・ストーンが入っているので、この作品でのストレンジの活躍も気になりますね。