2019年12月24日更新

ファースト・オーダー徹底紹介 銀河帝国軍の思想を受け継ぐ新たな脅威【スター・ウォーズ】

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『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』 スノーク(アンディ・サーキス)
©LUCASFILM/WALT DISNEY PICTURES/zetaimge

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新たなる脅威ファースト・オーダーの成り立ちと歴史を紐解く

ファースト・オーダーとは、2015年公開の『スターウォーズ/フォースの覚醒』から続三部作に登場する暫定軍事政権です。 ファースト・オーダーは、もともとダース・ベイダーらが所属していた銀河帝国の残党が結成した組織で、帝国の崩壊から約30年後、新共和国の時代に台頭。主に秩序と法による支配を重要視した、帝国のニュー・オーダー思想に影響を受けつつ、段階的に成長しました。 “ファースト・オーダー”という言葉を辞書的に直訳すれば、ファーストは「最初」、オーダーは「注文、配列」です。しかし、オーダーには宗教関係の言葉で「騎士団、結社、同盟」という意味も。 深読みする必要はないかもしれませんが、「私たちがこの銀河を支配する最上級の組織だ」という意味でしょうか。 ※本記事には「スカイウォーカーの夜明け」に関するネタバレ情報を含みます。未鑑賞の方はご注意ください!

ファースト・オーダーの主要構成員を紹介

最高指導者 スノーク

スター・ウォーズ 最後のジェダイ スノーク
©︎LMK

ファースト・オーダーの最高指導者だったスノーク。その正体は謎に包まれていました。ルーク・スカイウォーカーのもとから、彼の甥で弟子でもあるベン・ソロを引き離し、ダークサイドへ転向させます。そして、ファースト・オーダーの指導者の地位を与えました。

カイロ・レン

『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 カイロ・レン
(C)2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

本名ベン・ソロ。ルーク・スカイウォーカーの双子の妹であるレイア・オーガナとハン・ソロの息子です。スノークは強大なフォースを持つ彼に目をつけ、ダークサイドに誘惑しました。 彼は、祖父であるダース・ベイダーがダークサイドのシス卿であったことを知り、「彼のはじめたことを終わらせる」ことを目標にしていました。

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アーミテイジ・ハックス将軍

ドーナル・グリーソン 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 ハックス
©︎Supplied by LMK

ファースト・オーダー最高司令部の将軍、アーミテイジ・ハックスは、軍の幹部のひとりであり、超兵器スターキラー基地の指揮を執る人物です。 科学とテクノロジーを信じる彼は、“フォース”という神秘的な力に理解を示していません。また、出世欲が強く、スノークに気に入られようとカイロ・レンと争っています。

キャプテン・ファズマ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』キャプテン・ファズマ/グウェンドリン・クリスティ
© DISNEY/LUCASFILM/zetaimage

ストームトルーパー部隊を率いるキャプテン・ファズマ。カイロ・レン、ハックス将軍と並んで、ファースト・オーダーのトップ3に入る人物です。 ファースト・オーダー随一の軍事指導官として知られ、ストームトルーパー訓練プログラムの監督を任されている彼女は、規律を重んじる非常に厳しい性格です。

プライド将軍

エピーソード9「スカイウォーカーの夜明け」で初登場したプライド将軍。司令官として予備軍を率いている彼は、ファースト・オーダーで総司令官を意味する“忠誠将軍”とも呼ばれる人物です。ハックス将軍の上官として登場します。

ファースト・オーダーのトルーパー部隊の特徴

ストームトルーパー『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
© DISNEY/LUCASFILM/zetaimage

ファースト・オーダーの歩兵部隊であるストームトルーパーは、帝国軍のストームトルーパーと同じアーマーを着ていますが、そこには大きな違いがあります。 帝国軍のストームトルーパーは、すべてジャンゴ・フェットという人物のクローンでしたが、ファースト・オーダーのトルーパーは、生まれてすぐに訓練を開始した人間で構成されています。ファースト・オーダーは、このトルーパー部隊を作るためにさまざまな惑星から多くの子供を誘拐し、戦闘訓練を受けさせました。 ストームトルーパー部隊の訓練を監督するキャプテン・ファズマにより、彼らは戦場での無慈悲さや即応性を叩き込まれ、旧銀河帝国のトルーパーよりも強力な部隊となっています。

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スターキラー基地とは?

ファースト・オーダーの本拠地となっているスターキラー基地。銀河系の未知領域に属する氷の惑星で、星全体が超兵器のプラットフォームとしてつくり変えられています。 太陽をはじめとする他の星から収集したエネルギーを特殊な装置でダーク・エネルギーへと変換し、惑星内部に蓄積しています。エネルギー源とされた星が死滅してしまうことから、スターキラーと呼ばれるようになりました。

ファイナル・オーダーもある!?【ネタバレ注意】

2019年12月20日に公開された「スカイウォーカー・サーガ」最終章『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』では、“ファイナル・オーダー”と呼ばれる組織が登場します。これは、ファースト・オーダーとはいったいどんな関係にあるのでしょう。

実は、ファースト・オーダーの最高指導者だったスノークは、旧銀河帝国皇帝パルパティーンの操り人形でした。パルパティーンは、来たるべき帝国復活に備えてレジスタンスやジェダイを排除するために、ファースト・オーダーを組織したのです。 シスの信奉者が集まる惑星エクセゴルで、旧帝国の技術により密かに復活していたパルパティーン。“ファイナル・オーダー”は、彼の信奉者たちで構成されたカルト組織“シス・エターナル”の神権政府です。 彼らは、単体で惑星を破壊できる火力を備えたジストン級スター・デストロイヤーからなるシス艦隊を築き上げ、行動のときを待っていました。パルパティーンは、レイを殺したあかつきにはこの艦隊の指揮権を与えるとカイロ・レンに告げていましたが、最終的には元帝国軍の軍人であったプライド将軍が指揮を任されます。

謎に包まれた組織ファースト・オーダー

最高指導者スノークは、自身は「シスではない」と言っていました。カイロ・レンやハックス将軍、キャプテン・ファズマらは、彼の言葉を信じていましたが、ファースト・オーダーの成り立ちや歴史については、最終章「スカイウォーカーの夜明け」まで明かされません。 幹部たちでさえ詳細を知らないファースト・オーダー。その秘密は、「スカイウォーカーの夜明け」でぜひ確かめてみてください!