2019年10月19日更新

ダース・シディアスことパルパティーンを徹底解説 ナチスとの奇妙な共通点がある?【スター・ウォーズ】

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』皇帝パルパティーン/イアン・マクダーミド
© LUCASFILM/zetaimage

ジェダイナイトたちと相反する存在であるダークサイドのフォースを操るシス卿ことパルパティーン議長。ダース・シディアスとの名前でも知られる彼を徹底解剖!

目次

ダース・シディアス/パルパティーンを徹底解説 表と裏の顔を持つ「スター・ウォーズ」最悪の黒幕に迫る!

「スター・ウォーズ」シリーズの中でも最強の悪役といえば、シスの暗黒卿ダース・シディアス。ダース・モールやダース・ベイダーを弟子とし、表の顔パルパティーン議長として銀河共和国の内政も操った、まさに最悪の黒幕です。 シリーズを通してダース・シディアス/パルパティーンを演じてきたのは、スコットランド出身の俳優・演出家のイアン・マクダーミド。シェークスピアなどの古典劇で著名な舞台俳優としても活躍しています。 2019年12月に日米同時公開となるエピソード9「スカイウォーカーの夜明け」にも、満を持して再登場を果たすダース・シディアス。ここでは「スカイウォーカー・サーガ」終幕の鍵を握るシディアス卿を解説し、シリーズの理解を深めていきたいと思います。 ※本記事には、「スター・ウォーズ」に関するネタバレを含んでいます。未鑑賞の方はご注意ください!

表向きの顔パルパティーンと裏の顔ダース・シディアス

元老院最高議長パルパティーン

パルパティーン、スターウォーズ クローンの攻撃
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本名はシーヴ・パルパティーンといい、パドメ・アミダラと同じ惑星ナブー出身です。出生や家族などの詳細は明らかになっていません。ナブーで政治家の道を歩みつつも、ダース・プレイガスを師としてシスの道へも踏み込んでいます。 銀河元老院議員となってからは、政治腐敗が進む共和国内部で議長の座を虎視眈々と狙っており、アミダラ女王の側近として働きながらも裏ではシディアスとして暗躍。通商連合を利用してナブーを侵略させ、「ナブーの戦い」を引き起こしました。 ついに元老院最高議長の座を手にすると、今度は分離主義勢力と共和国を対立させて「クローン戦争」を勃発させます。表ではパルパティーン議長として共和国の民の支持を集め、アナキン・スカイウォーカーの敬慕も勝ち得ており、マスター・ヨーダすら裏の顔には気付きませんでした。

銀河帝国の皇帝ダース・シディアス

パルパティーンがシスの教えに触れたのは、シス・マスターのプレイガスの弟子となってから。彼の元であらゆる武器に長けた戦闘能力や人心を操る力、さらに暗黒面のフォースを会得。しかし、その後パルパティーン は師であるプレイガスを殺害し、シス・マスターとなります。 表では元老院議員として着実に地位を固め、裏ではシディアス卿として暗躍し、着々と銀河帝国の基礎を築いていきました。アナキンに目をつけたシディアスは、巧妙な駆け引きで彼をダークサイドに引き込むことに成功。オビ=ワン・ケノービに敗れたアナキンをダース・ベイダーとして復活させます。 最高議長の権限を最大限に行使してクローン戦争をも利用し、「オーダー66」を発令。最大の敵となるジェダイたちを殲滅させます。そして元老院ではジェダイに襲われたと主張し、ジェダイ抹殺を正当化。さらに元老院の行政機関をすべて掌握して、ついに共和国が滅んで銀河帝国が樹立し、シディアスはパルパティーン皇帝として君臨することになるのです。

ダース・シディアスの強さを考察

銀河唯一のグランド・マスターといわれたヨーダでさえも、一対一の戦いで撤退を余儀なくされたことを考慮すれば、実質的にダース・シディアスは銀河最強のシス・マスターといえるでしょう。 シスの暗黒卿としてのこだわりから、ライトセーバーをジェダイの武器としてあまり使用せず、もっぱら暗黒面のフォースで戦います。その中でも特に強力な技が「フォース・ライトニング」。メイス・ウィンドゥをこの電撃で圧倒しています。 ライトセーバー戦でもジェダイ・マスター3人を一瞬にして切り捨てたり、ヨーダと互角に渡り合うなどその技量を発揮しています。さらにメイス・ウィンドゥとの戦いではアナキンの心を操り、ジェダイに襲われたと自らを正当化するため弱々しく見せるなど、巧妙な嘘も駆使。その人心掌握術も、シディアスの強さの秘密の一つではあります。

パルパティーンの師ダース・プレイガスとは?

パルパティーンの師であり、彼にダークサイドの知識を伝授した人物がダース・プレイガスです。パルパティーン以外は彼のことを知る人物が登場しないため謎に包まれていますが、プレイガスはシスの暗黒卿の中でも最強の部類で、フォースの力で生命を創造したり、人を死から遠ざけることもできたそう。 しかし彼はパルパティーンを信頼し、多くのことを教えすぎました。これ以上師から教わることはないと判断したパルパティーンにより、寝込みを襲われ殺害されてしまったのです。 他人を死から救うことはできたのに自分の死は予想できなかったため、皮肉な最期を遂げました。

パルパティーンの弟子たち

ダースモール

ダース・モール スター・ウォーズ ファントム・メナス
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パルパティーンがダース・プレイガス殺害後に最初に弟子にした人物。惑星ダソミアの酋長の息子として生まれましたが、幼少期に彼の素質に目をつけたパルパティーンに拉致され、シスの暗殺者として育て上げられました。 当初パルパティーンは、彼の母であるナイトシスター・タルジンの魔術に目をつけ弟子にする予定でしたが、その約束を反故にし彼女の息子を連れ去ったのです。

ドゥークー伯爵

『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』ドゥークー伯爵/クリストファー・リー
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ダースモールがオビ=ワン・ケノービに倒された後にパルパティーンが目をつけたのが、ジェダイマスターであるドゥークー伯爵。 クワイ=ガン・ジンの師でありヨーダの弟子でもある彼は、かつては有能な騎士として活躍していましたが、不正が蔓延する共和国の現状に不満を抱いていました。そこに目をつけたパルパティーンは彼をダークサイドに転向させ、ダース・ティラナスの名を与えます。

アナキン・スカイウォーカー

スター・ウォーズ シスの復讐 , アナキン
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そして最後にパルパティーンの弟子となるのが、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーです。 アナキンは共和国最高議長のパルパティーンを敬愛していました。ドゥークーとの対決に勝利した彼は、パルパティーンからその首をはねるよう命じられます。ジェダイ・コードに反して丸腰の相手を殺害したアナキン。 その後パルパティーンはフォースの暗黒面の力を説き、アナキンはダークサイドに転向。パルパティーンの弟子となり、ダース・ベイダーの名を授けられます。

パルパティーンの側近を紹介

シャンパーラ出身のマス・アメダは、196cmという高身長、髪の毛はなく、目の色と皮膚の色は青色をしているシャグリアンとよばれる種族です。 彼は銀河元老院でパルパティーンとフィニーズ・ヴァローラムが最高議長のときに、副議長を務めていました。 その後、クローン・ウォー中も副議長、パルパティーンが銀河帝国を建設したときも皇帝になったパルパティーンを助けて帝国評議会のメンバーとして仕えます。 マスアメダを演じている俳優は、ジェローム・ブレイク(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)とデビッド・ボワーズ(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)のふたりです。 ふたりとも『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でマス・アメダを演じています。

パルパティーンに関する噂 レイは孫?

レイは孫?

スター・ウォーズ 最後のジェダイ レイ
©︎LMK

ダース・シディアスがルークに倒されてから30年後を描いた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)。シリーズの新三部作としてスタートした本作の主人公レイの正体に関する意外な予想をご存知でしょうか?実はレイはパルパティーンの血をひく者ではないかとする説が、ファンの間で議論されているのです。 その根拠としては、レイとパルパティーンのライトセイバーの使い方が酷似していること、カイロ・レンがレイと対決した時に彼女のことを知っているように見えたこと、レイが初めてライトセイバーに触れた際にパルパティーンの声が聞こえたことなどが挙げられています。 確かにこれらは、ふたりの間に何らかの関係があるとすれば説明がつきますが、あくまでも仮説の域を出ていません。 2019年8月に公開された「スカイウォーカーの夜明け」特別映像では、最後に赤いライトセーバーを持つダークサイドに堕ちたようなレイの姿が登場。これがさらにレイ=パルパティーンの血筋説を盛り上がらせました。

スノークとの関係が気になる

スター・ウォーズ 最後のジェダイ スノーク
©︎LMK

新三部作で登場し、カイロ・レンを暗黒面に引き込んだファースト・オーダーの最高指導者スノーク。強力なダークサイドの使い手とされますが、その正体は謎に包まれています。しかし、カイロ・レンに裏切られてレイのライトセーバーで一刀両断されてしまいました。 カイロ・レンを操るほどの黒幕なのに、なぜこんなにあっさりと退場したのか?ファンの間ではスノークの正体はダース・プレイガスであるとする説と、奈落に落ちて死んだはずのシディアス卿が魂を移した肉体だったという説があるようです。 プレイガス説はルーカス・フィルム脚本チームのパブロ・ヒダルゴが否定しており、さらにはスノークは“シスではない”と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー』に明記されていました。となると、俄然シディアスの魂の器である説が有力に思えてきます。

パルパティーンの側近人物について紹介

シャンパーラ出身のマス・アメダは、196cmという高身長、髪の毛はなく、目の色と皮膚の色は青色をしているシャグリアンとよばれる種族です。 彼は銀河元老院でパルパティーンとフィニーズ・ヴァローラムが最高議長のときに、副議長を務めていました。 その後、クローン・ウォー中も副議長、パルパティーンが銀河帝国を建設したときも皇帝になったパルパティーンを助けて帝国評議会のメンバーとして仕えます。 マスアメダを演じている俳優は、ジェローム・ブレイク(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)とデビッド・ボワーズ(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)の二人です。 二人とも『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でマス・アメダを演じています。

演説から解くナチスとの共通点

パルパティーンが銀河帝国を建設する際に行った演説/銀河帝国成立宣言(ニュー・オーダー設立の宣言)のパルパティーンの言葉「lasting 10,000 years”10,000年この新帝国が続くように)」というセリフは、ヒトラーがナチ党の台頭時の演説で言った「Thousand-year Reich.(千年繁栄するのライチ/第三帝国)」を、参考にしたそうです。

パルパティーンの顔がしわしわになったわけとは?

2005年に公開された『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の中で、メイス・ウィンドウとパルパティーンが対決するシーンがあり、そこで、パルパティーン議長がメイスを追い詰めるために放った電撃を、メイスがライトセーバでうけて跳ね返したため、パルパティーンは電撃を体にあびることになり、あのようにシワシワになってしまったと言われています。 しかし、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』で、ルークがパルパティーンの電撃をうけても何も変化がないことから電撃のせいでないかもしれないと噂されてもいます。

スコットランド出身の俳優イアン・マクダーミドが演じる

イアン・マクダーミド、スターウォーズ ファントム・メナス
©Lucasfilm Ltd/zetaimage

イアン・マクダーミドは、1944年8月11日スコットランド出身の演出家兼俳優です。1976年から47本の映画に出演、その中で最も世界的に有名な役が「スター・ウォーズ」のパルパティーンだといえます。彼は、グラスゴーの王立アカデミーで演劇を学び、シェークスピアなどの古典劇を演じて高い評価を得ていた舞台俳優です。 「スター・ウォーズ」以外の彼の出演作品は、テレビドラマ『モース警部』、『MI-5 英国機密諜報部』、『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』、映画『ゴーリキー・パーク』、『スリーピー・ホロウ』などがあります。

パルパティーン/ダースシディアス 光と闇の最後の戦いを見届けるために

1977年から始まった「スター・ウォーズ」シリーズが、「スカイウォーカー・サーガ」として40年を超えてようやく終幕を迎えます。主人公をルーク、アナキン、レイと引き継ぎつつ、パルパティーン/ダース・シディアスを最大の敵として常に光と闇の戦いを繰り広げてきました。 ついにその決着の時が迫っています。ライトサイドのジェダイか、あるいはダークサイドのシスか。その最後の戦いを見届けるためにも、最大の敵シディアスについての理解も深めておきたいところ。シディアスの復活やスノークやレイの正体などにも注目して、ぜひ最終章を楽しみましょう!