2019年9月9日更新

ルーク・スカイウォーカーを徹底解説!「スター・ウォーズ」旧三部作の主人公、誕生から最新情報まで

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ルーク・スカイウォーカー、「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラを徹底解剖

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』キャリー・フィッシャー、マーク・は見る
© Supplied by LMK/zetaimage

世界中で大人気を誇るスペースオペラ「スター・ウォーズ」シリーズ。その最初の三部作の主人公、ルーク・スカイウォーカーについて、みなさんはどのくらい知っているのでしょうか。 その後、2015年からスタートした続三部作(シークエル・トリロジー)2作目『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)で衝撃の再登場を果たし、再びファンの注目を集めました。 1977年のシリーズ第1作目『スター・ウォーズ/新たなる希望』での初登場から高い人気を保ちつづけるルーク・スカイウォーカーについて、徹底解剖していきましょう!

ルーク・スカイウォーカーの基本プロフィール

■名前:ルーク・スカイウォーカー ■出身:タトゥイーン ■家族構成:アナキン・スカイウォーカー(父)、パドメ・アミダラ(母)、レイア・オーガナ(双子の妹)、ハン・ソロ(義弟)、ベン・ソロ(甥) ■師匠:オビ=ワン・ケノービ、ヨーダ ■弟子:レイア・オーガナ、ベン・ソロ、レイ

ルークと彼の双子の妹レイアが誕生したのは、クローン戦争終結直後の19 BBY(Before Battle of Yavin)。「エピソード4」で描かれた“ヤヴィンの戦い(Battle of Yavin)”より19年前です。 母パドメは出産後帰らぬ人となり、ルークはタトゥイーンのラーズ夫妻に、レイアは惑星オルデランの王族であるオーガナ夫妻に預けられました。オビ=ワンとヨーダは、ジェダイ絶滅を狙う帝国軍から双子を守るため、彼らを別々に育てることにしたのです。 ルークが育ったタトゥイーンは、砂漠に覆われた田舎の星であり、彼はのびのびと素朴な青年に育ちました。彼の育ての親であるオーウェン・ラーズは、ルークが父親と同じ道をたどるのを危惧して彼を自分と同じ農民にしようとしていました。しかし、ある日ジャンク市でC-3POとR2-D2を買ったルークは妹レイアの存在を知り、オビ=ワン・ケノービと知り合います。

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ルーク・スカイウォーカー、旧三部作での活躍をまとめて紹介!

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)

宇宙の辺境の星、タトゥイーンで育った青年ルーク・スカイウォーカー。農民として暮らしていた彼は、ある日ジャンク市で中古のドロイド2体を買ったことがきっかけで、オビワン・ケノービに出会います。 彼から自分の父がジェダイの騎士だったと聞いたルークは、生き別れた双子の妹レイアに会うため、密輸商人のハン・ソロとチューバッカを雇い、彼らの宇宙船ミレニアム・ファルコン号で彼女の故郷オルデランへ向かいます。しかし星は破壊され、レイアはデス・スターで処刑を待っていることがわかりました。 なんとかレイアを救ったルーク、ソロ、チューバッカの3人は、反乱軍の基地であるヤヴィン第4衛生へ。一方、デス・スターのトラクタービームの電源を切りに行ったオビ=ワンは、帝国軍のダース・ベイダーと再会し、死亡してしまいました。 反乱軍はデス・スターの欠陥を突き止め、ルークは戦闘機Xウィングに乗ってデス・スターの破壊に成功。ソロやチューバッカとともに称賛を受け、反乱軍に迎え入れられました。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)

前作から3年後、オビ=ワンの霊体からの助言にしたがって、ルークは惑星ダゴバを訪れます。自らの暗黒面と対峙するとともに、伝説のジェダイ・マスター、ヨーダのもとで修行をしていたルーク。 思うように成果が上がらないなか、ルークはレイアやソロたちの危機を察知します。ヨーダの制止も聞かず彼らを救出に向かったルークは、そこでダース・ベイダーに対面しました。ベイダーとの格闘中にルークは右手を切り落とされ、彼が自分の父親であるという衝撃的な事実を告げられます。 ルークはベイダーから暗黒面に誘われますが、それを拒否して奈落に身を投げ脱出。その後、ソロの旧友ランド・カルリジアンに救われ、九死に一生を得ました。

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『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)

その後、義手を与えられライトセイバーを自作したルークは、ダース・ベイダーに敗北したことから己の未熟さを痛感し、修行に励んでいました。ジェダイの騎士として大きく成長した彼は、ランドやレイアとともに、犯罪王ジャバ・ザ・ハットの根城にハン・ソロを救いに向かいます。ルークの機転で彼らはソロの救出に成功し、ジャバのギャングを壊滅させました。 再び指導を乞おうとしたヨーダを看取ったあと、オビ=ワンの霊体からレイアが自分の妹だと告げられたルークは、第2のデス・スターのなかで再び父であるダース・ベイダーと対決します。フォースの暗黒面に抵抗しながらベイダーと戦うルークは父の説得に成功。ベイダーは帝国軍皇帝パルパティーン(ダース・シディアス)を倒しますが、自らも致命傷を負ってしまいます。 その後、ルークは帝国壊滅に大きく貢献した英雄として語り継がれるようになりました。

「最後のジェダイ」で再登場!最新作への登場は?

スター・ウォーズ 最後のジェダイ ルーク
© Walt Disney Studios Motion Pictures

「最後のジェダイ」で満を持して再登場したルーク。彼は甥であるベン・ソロ(カイロ・レン)をジェダイにするために指導していましたが、彼の暗黒の力に恐れをなし暗殺を企てます。そのことがきっかけで、ベンは暗黒面に落ちてしまったのです。 ルークは、同作でレジスタンスを救うため自身のエネルギーを使い尽くしたあとフォースと一体となり(肉体が消滅し)ます。その姿で、カイロ・レンの前に姿を現し、新共和国軍が逃げる時間をかせぎました。 ストーリー上ルークはすでに死亡していますが、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクターと同様に、霊体として最新作「スカイウォーカーの夜明け」(2019年12月公開予定)に登場することが予想されます。

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ルークにまつわるトリビア

帝国軍のアカデミーに憧れたことも

ルークは育ての親であるオーウェンとベルー・ラーズ夫妻のもと、砂漠の惑星タトゥイーンで育ちました。若きルークは宇宙戦闘機のパイロットに憧れ、帝国士官学校(アカデミー)への入学を希望していたのですが、叔父オーウェンの水分農場を手伝うためこの夢を実現できないでいました。 ルークは「エピソード4」の中で、帝国軍に参加するためにアカデミーへの入学を望んだのではなく、戦いの技術を学んで反乱軍に加わりたいのだ、とオビ=ワンに打ち明けています。

アナキン・スターキラーという名前だったかも?

今ではルーク・スカイウォーカーという名前以外に考えられませんが、原案でのこの若い主人公の名前は「アナキン・スターキラー」でした。撮影前の段階でアナキンからルークへと変更されましたが、制作直前までは「ルーク・スターキラー」だったそう。しかし「キラー」という響きが、主人公の名前にしては暴力的で荒っぽいイメージであることから、スカイウォーカーへと書き換えられました。 「アナキン」も「スターキラー」も、ルークには使われなかった名前でしたが、アナキンはご存知のとおりルークの父親アナキン・スカイウォーカーとして、スターキラーという名前は「エピソード7」の中で、スターキラー基地として登場しています。

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父、アナキン・スカイウォーカーとの共通点

アナキンとルークには、多くの共通点が見られます。どちらもタトゥイーンで育った腕の良いパイロットであること、ジェダイ・トレーニングを始めるのが遅かったこと、二人ともライトセイバーを使った戦いで右手を失い、義手を付けていること、などです。 一方、ダークサイドに堕ちたアナキンとルークの違いは何だったのでしょうか?ルークにはレイアやハン=ソロといった仲間や反乱軍の同志たち、尊敬できる師であるオビ=ワンやヨーダがいました。かたや、アナキンには心から信じられる仲間や友人がおらず、師匠のオビ=ワンのことさえも時に疎ましく思っていたほど。愛するパドメという存在は、後にダークサイドへの引き金となってしまうのです。

ダゴバでのフォースの修行期間はどのくらい?

ジェダイマスター、ヨーダに師事しフォースの特訓を受けたルーク。惑星ダゴバでは、どのくらいの期間修行をしていたのでしょうか? ルークと同時に氷の惑星ホスを出発したミレニアム・ファルコン号。ルークは修行のため惑星ダゴバへ、ハン=ソロとレイア姫は惑星ベスピンのクラウド・シティへ向かい、帝国軍に捕らわれます。仲間の危機を察知したルークは、修行を中断してダゴバを後にするのですが、修行期間は長くても1年未満、短ければ数週間と見積もられており、どちらにしてもそう長い期間ではないようです。

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ジェダイのトレーニングボールが再登場するシーン

「エピソード4」の中で、フォースの訓練を受けるルークがライトセイバーの練習をしていたシーンを覚えていますか?ルークたち一行が、ミレニアム・ファルコン号に乗って移動をしている場面です。この訓練に使われたボールが、ジェダイのトレーニングに使われる、「シーカー・ドロイド」または「トレーニング・リモート」と呼ばれるもの。 「エピソード7」ではミレニアム・ファルコン号の中でこのボールを見つけたフィンが拾い上げ、すぐに投げ捨てる場面が出てきます。短いシーンなのでお見逃しなく!

惑星タトゥイーンがジャングルから砂漠に変更された理由

ルークの故郷タトゥイーンは、砂漠ではなくジャングルという設定でした。フィリピンにまでロケハンに向かい、ぴったりのロケ地を探していたのですが、何か月もの間ジャングルで撮影することを想像しただけで、ルーカスは皮膚がムズムズと痒くなったそう。皮膚トラブルの解決策として、タトウィーンは砂漠の惑星という設定に変更され、チュニジアがロケ地に選ばれました。 ただ、チュニジアでの撮影も過酷だったことに変わりはなく、撮影初日には50年に1度の嵐に見舞われ、破壊されたセットの修復に2日かかったのだそうです。

ルークの衣装に隠された秘密

「エピソード4」では白い衣装で登場していたルーク。エピソードが進むにつれ衣装の色が暗くなり、「エピソード6」では黒い衣装だったことから、ダークサイドに近づいている暗示だと言われていました。しかし結果は違い、「エピソード6」では父であるダースベイダーを暗黒面から救うことにも成功するのです。 「エピソード6」の最後にダースベイダーと対峙する場面では、ルークの衣装が少しめくれて白い裏地が見えています。このシーンから、ルークの心の中はダークサイドに堕ちてはいなかった、ということが暗示されています。

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ルークはシリーズ完結編「スカイウォーカーの夜明け」でも活躍する?

スター・ウォーズ 最後のジェダイ ルーク
©︎LMK

旧三部作の主人公として登場し、素朴な青年からジェダイ・マスターへと成長したルーク・スカイウォーカー。「スター・ウォーズ」シリーズは最新作の副題が示すとおり“スカイウォーカー家”の物語であり、その始めから終わりまで、ルークは大きな役割を果たしています。 前述の通り、ルークはストーリー上すでに死亡していますが「スター・ウォーズ」シリーズでは、亡くなったジェダイが霊体として再登場するのは定番であり、誰もが期待するところです。 2019年12月20日に公開される最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に、ルークはどんなふうに登場し、レイやカイロ・レンにどのような助言を与えるのでしょうか。公開が待ちきれませんね!