2019年10月10日更新

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のあらすじ・キャスト・登場人物を徹底復習

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スターウォーズ ファントム・メナス
©Lucasfilm Ltd/zetaimage

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を総復習!知れば楽しい意外な裏話も紹介

ジョージ・ルーカス監督が、シリーズ1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で監督をつとめたのが1976年。それから22年の時を経て再びルーカスがメガホンをとった『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』は、時系列ではこの壮大な抒情詩の第1章となっています。 2019年12月に公開される『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で「スカイウォーカー・サーガ」完結を迎える本作。この記事では、そのはじまりを描いた『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を総復習しましょう!

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のあらすじ

遠い昔、はるか彼方の銀河系で……。 銀河共和国では通商連合と惑星ナブーの間で貿易関税率をめぐる論争が起こっていました。この論争を解決するために、元老院最高議長はジェイ・マスターであるクワイ=ガン・ジンとその弟子のオビ=ワン・ケノービに助けを求め、彼らは特使として派遣されます。 クワイ=ガンとオビ=ワンは、通商連合から攻撃されながらも、ナブーの原住種族であるグンガンの若者、ジャー・ジャー・ビンクスの助けを得て、拘束寸前であったアミダラ女王を救います。 しかし首都惑星コルサントへ向かう途中に船が破損し、やむを得ず砂漠の惑星タトゥイーンへ立ち寄ることに。そこで出会ったのが、母と共に奴隷として働いていた少年アナキン・スカイウォーカーでした。 アナキンの才能を見抜いたクワイ=ガンは、彼を奴隷から解放し、ジェダイの騎士にすべく一行に加えます。一行はようやくコルサントに到着したものの、腐敗した議会は機能せず、焦りを感じたアミダラは一行を連れてナブーに帰還します。 アミダラは長年対立関係にあったグンガンの協力を取り付け、共同戦線が開始。そうして彼らの前にはシスの暗黒卿ダース・モールが立ちはだかるのでした。

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「エピソード1」の舞台となる惑星を紹介

ナブー

美しい自然が特徴の小さな惑星ナブーは、多彩な地形を持つ温暖な星です。古典的な美術様式を持つ都市でも有名。 ナブーには原住民である両生類種族のグンガンと、ナブーと呼ばれる平和的な人間の2つの社会が存在していました。グンガンとナブーは文化的な誤解が原因で長年対立していましたが、通商連合によるナブー侵略て共闘することになり、関係が修復されることになります。

コルサント

政治的中枢として、銀河でもっとも栄えている惑星コルサントは、スターウォーズ世界の銀河のほぼ中心に位置しています。1000m以上もの高さがある建物が並び、1兆人を超える人が住んでいます。 この惑星は、様々な人種が暮らしていますが、この惑星にもともと住んでいたのは人間だとされています。しかし、少なくともヤヴィンの戦いの10万年前には都市が築かれていたことが確認されており、真相を究明することは不可能です。

タトゥイーン

ルーク・スカイウォーカーとアナキン・スカイウォーカーが誕生した惑星タトゥイーン。荒野と砂漠で覆われたこの星には、ルークの養祖父のような水分抽出農家以外にも、先住民であるサンド・ピープルやジャワなどが住んでいます。 ちなみにタトゥイーンは当初、ジャングルという設定だったそうですが、ディレクターがロケハンのためフィリピンにを訪れた際、あまりの環境の厳しさから、設定が変更になりました。最終的にはチュニジアの砂漠で撮影されています。

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「ファントム・メナス」のメインキャストを紹介

クワイ=ガン・ジン/演:リーアム・ニーソン/吹替:津嘉山正種

ジェダイ・マスターであるクワイ=ガン・ジンは、弟子であるオビ=ワン・ケノービとともに関税の論争調停のため、銀河共和国へ派遣されます。彼は旅の途中に立ち寄ったタトゥイーンでアナキン・スカイウォーカーと出会い、彼から異常なまでのフォースが発せられていることを見抜きました。 『シンドラーのリスト』や『96時間』などへの出演で知られるリーアム・ニーソンがクワイ=ガンを演じています。吹替を担当したのは、ケビン・コスナーやロバート・デ・ニーロなどの担当声優としても知られる津嘉山正種です。

オビ=ワン・ケノービ/演:ユアン・マクレガー/吹替:森川智之

ユアン・マクレガー『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』オビ=ワン・ケノービ
© LUCASFILM/zetaimage

オビ=ワン・ケノービはクワイ=ガン・ジンの弟子であるジェダイ見習い(パダワン)です。クワイ=ガンからもその才能を評価され、彼に勝るとも劣らない力を持っています。 オビ=ワン・ケノービを演じるのは、『トレインスポッティング』や『ムーラン・ルージュ』などへの出演で知られるユアン・マクレガー。彼は、その後も「エピソード2」と「エピソード3」でオビ=ワン役を続投しました。 トム・クルーズやキアヌ・リーブス、ジュード・ロウなど、数々のハリウッドスターの担当声優として活躍している森川智之が吹替を担当しています。

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パドメ・アミダラ/演:ナタリー・ポートマン/吹替:坂本真綾

ナブーの女王であるパドメ・アミダラは女王になるための訓練を受け、14歳という若さで女王に即位しました。 「エピソード1」では、影武者と入れ替わっている間にオビ=ワンやジャー・ジャー・ビンクスとともにタトゥーインに降り立ちます。そこで若きアナキン・スカイウォーカーと出会います。勇敢で強い好奇心の持ち主であり、商工連合会との間で起きた戦争ではグンガンと協力し、クローン軍と戦います。 パドメを演じるのは、1994年に『レオン』のマチルダ役で一斉を風靡したナタリー・ポートマン。吹替を担当した坂本真綾は、本作以降も『マイ・ブルーベリー・ナイツ』や『ブラック・スワン』など、多くの作品でポートマンの吹替を担当しています。

アナキン・スカイウォーカー/演:ジェイク・ロイド/吹替:矢島晶子

スター・ウォーズ ファントム・メナス,アナキン
©Lucasfilm Ltd/zetaimage

惑星タトゥイーンで母と共に奴隷としてワトーで働いていたアナキン・スカイウォーカー。彼は、クワイ=ガン・ジンにジェダイとしての才能を見出されます。機械いじりが得意で、ガラクタからC-3POを作り上げました。 「エピソード1」では、当時10歳だったジェイク・ロイドが演じています。日本語吹替版では、『クレヨンしんちゃん』で野原しんのすけの声を担当していた矢島晶子が、若きアナキン・スカイウォーカーに声を当てています。

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ジャー・ジャー・ビンクス/演:アーメド・ベスト/吹替:田の中勇

ジャー・ジャー・ビンクス『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
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惑星ナブーの原住民であるグンガンの青年、ジャー・ジャー・ビンクス。不器用さが原因でグンガンの社会から追放された彼は、パドメ・アミダラを救出しようとしていたクワイ=ガンとオビ=ワンに手を貸し、彼らの旅に同行することになります。 ジャー・ジャー・ビンクスを演じたのは、ブロードウェイを中心に活躍するダンス・グループ「ストンプ」の中心メンバーだったアーメド・ベスト。日本語吹替は『ゲゲゲの鬼太郎』の目玉おやじ役で知られる田の中勇が担当しています。

ダース・モール/演:レイ・パーク/吹替:山路和弘

ダース・モール スター・ウォーズ ファントム・メナス
©LUCASFILM

幼少期にダース・シディアスに見いだされ弟子入りしたシス卿。シリーズ屈指の強キャラとして人気が高いです。 ダース・モールのライトセーバーはダブルブレード・ライトセーバーと言われており、この型を使うのはダース・モールと彼の弟であるサヴァージ・オプレスというキャラクターだけです。 ダース・モールを演じているのは、『G.I.ジョー』でスネーク・アイズを演じたレイ・パーク。 彼はイギリス出身のスタントマンで、当初は戦闘シーンやスタントシーンだけをとる予定でしたが、メイクした際の姿をジョージ・ルーカスが気に入り、正式に役を勝ち取ったといいます。 日本語吹替版では、『トランスポーター』シリーズなどでジェイソン・ステイサムの声を当てている山路和弘がダース・モール役を担当しています。

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のトリビア

1. スターウォーズにE.T.が出演?!

「スター・ウォーズ エピソード1」では、会議場の場面で議席に座っているE.T.の一団を確認することができます。これは、「エピソード4」公開以前に「スター・ウォーズ」作品を唯一褒めたスピルバーグに対する、感謝と友好の印としてカメオ出演が実現したものだとか。 また逆に、『E.T.』にもヨーダなどのキャラクターが出演しています。

2. ダースベイダーの声が映画の最後に流れる?

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ダース・ベイダー
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本作のエンドロールが終わった後に、ダースベイダーの呼吸音が流れることにみなさんは気づきましたか? これはこの先の展開を予兆させるメタファーとなっており、最後の音楽が終わり、少しの間が空いた後にあの独特な呼吸音が流れます。

3. ナタリー・ポートマンがニューヨーク・プレミアに出演しなかった理由とは?

ナタリー・ポートマンは、ニューヨークで行われた本作のプレミアパーティーを欠席しました。その理由は、帰って高校の期末テストの勉強をするためだったといいます。

4. 自らライトセイバーの効果音を出しつづけたユアン・マクレガー

スターウォーズ ファントム・メナス
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「エピソード1」の撮影中、ユアン・マクレガーはライトセイバーでの戦闘シーンで、効果音を自分の声で出しながら演技していたそうです。ジョージ・ルーカスは、彼に何度も後で効果音をつけることを説明したそうですが、マクレガーはそれでも「そのままつづけた」と語っています。

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5. ダース・モールを演じる予定だった俳優は……?

ベニチオ・デル・トロ
©Hahn Lionel/Sipa USA USA/Newscom/Zeta Image

本作で初登場し、高い人気を獲得したダース・モール。最終的にはレイ・パークが演じたこの役は、実はもともとベニシオ・デル・トロが演じる予定だったのだとか。 しかし、監督のジョージ・ルーカスがダース・モールのセリフを大幅に削ってしまったために、デル・トロは役を降板していまいました。その後、彼は2017年の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』まで、「スター・ウォーズ」シリーズに出演することはありませんでした。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で描いたのは「スカイウォーカー・サーガ」の序章

「スカイウォーカー・サーガ」の幕開けとなった『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』では、奴隷だったアナキン・スカイウォーカーの人生が開けていくきっかけが描かれます。その後の悲劇、そして息子や孫へと受け継がれていく物語の発端となった出来事が描かれる本作。 最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開前に復習しておきたいですね!