柄本佑のプロフィール
柄本佑は1986年12月16日生まれの俳優です。父親は日本を代表する個性派俳優柄本明で、母親も弟も俳優をしている芸能家族です。
役者デビューは、母親のマネージャーから薦められてオーディションを受けた2003年公開の映画『美しい夏キリシマ』。本作で主人公の康夫を演じ、第77回キネマ旬報ベストテン新人男優賞と第13回日本映画批評家大賞新人賞を受賞しました。
その後も勢いは止まらず、数多くの主演。2010年にはNHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』にもアシスタント役として出演しています。
2015年現在、映画では50作品以上、テレビドラマ40作品以上出演している人気俳優です。
2012年に若手演技派女優の
と結婚しました。
柄本佑の出演作
『美しい夏キリシマ』(2003年)
2003年に公開された、柄本佑デビュー作にして初主演となった作品。
戦争が終わった1945年、ある農村にいる一人の少年と村人たちの中に潜んでいる戦争の実態を描いた人間ドラマ。「戦争レクイエム三部作」の2作目です。
黒木和雄監督の実体験をもとに脚本を執筆したこの作品は、多くの賞を受賞しました。
『17歳の風景 少年は何を見たのか』(2005年)
2000年に岡山県で起きた17歳の少年の母親殺しを題材に作られた異色の作品です。監督は、問題作や衝撃作を世に送り続ける鬼才岩松孝二。
母親を殺した後に、ひたすら自転車を走らせる少年を描いた作品。
柄本佑は母親を殺した少年を演じました。
『子宮の記憶 ここにあなたがいる』(2007年)
2007年公開作品で、直木賞作家の藤田宜永が書いた同名小説を映画化した作品で、『ホワイトアウト』の岩松節郎監督がメガホンをとりました。
生まれてすぐに誘拐された少年が本当の母親を求めて旅に出る物語です。母親からの愛に植えた17歳の少年と、生後間もなくその少年を誘拐した女性との心の交流を繊細に描き出します。
柄本佑は複雑な心境を抱える少年を見事に演じました。
NHKの連続テレビ小説『あさが来た』出演
2015年9月28日から2016年4月2日まで放送される朝ドラ『
』に出演しています。大阪を拠点にした企業家の広岡浅子をモデルにした主人公あさの幕末から大正までを描く作品です。
柄本佑は、大阪の両替屋の長男で姉はつの夫、眉山惣兵衛役を演じます。
超そっくり!実弟柄本時生
実弟も俳優をしているのですが、そっくりな顔をしているので同一人物だと思っている人も多いのではないでしょうか。
ご本人自身も、間違えられることがしょっちゅうあるようで、出演者の名前を見るまでは区別がつかないとも言われているようです。
弟の柄本時生は、1989年10月17日生まれ。柄本佑とは3歳違いになります。
2003年のオムニバス映画『Jam Films S』の「すべり台」のオーディションに合格し、俳優デビューを果たしました。
2011年までは俳優をしながら、アルバイトを続ける下積み時代がありました。その後、徐々に出演作品を増やしていき、2015年現在は映画40作品、テレビドラマ50作品の出演作があります。
2015年には、テレビドラマで『監獄学園-プリズンスクール-』に諸葛岳人役で出演していますし、映画でも 『みんな!エスパーだよ!』のヤス役、『深夜食堂』で西田はじめ役を演じています。
安藤サクラと結婚
柄本佑の奥さんは、女優の安藤サクラですね。
安藤サクラの父親は映画監督を務める奥田瑛二、母親はタレントで活躍中の安藤和津です。
安堂サクラと柄本佑が最初に出会ったのは2008年の『あきた十文字映画祭』で、2010年公開の映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で共演したことをきっかけに交際が始まりました。
その時に、弟の柄本時生からの後押しもあったようです。
3年間の交際を経て、2012年3月に結婚へと踏み切りました。
柄本佑の今後
2015年11月11日~11月29日まで新国立劇場で行われる、チェーホフの名作で没落した貴族世界を描く『桜の園』舞台に出演します。
朝ドラに舞台に映画にと活躍している柄本佑。プライベートも充実しさらに幅のある演技を披露してほしいですね。