カメレオンマン
カメレオンマン
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『カメレオンマン』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 5 2014年12月18日

    いくつかモキュメンタリー作品(ドキュメンタリー調)を観てきましたが暫定一位です。実際の映像とわざと古くした映像の中にそれぞれ監督であるウディ・アレン自身が主役:カメレオンマンとして登場し、現在の人が過去を思い出すインタビューシーンと交互させることで、歴史番組のような面構えをしています。周りの人間に順応する特殊能力を持ったカメレオンマンが、あたかも本当にいたかのように錯覚します。明らかにフィクションの世界の現象を野暮ったい歴史番組風にすることで非常にシュールな笑いがありますね。ゲラゲラ笑うコメディではないですがめちゃくちゃ面白い。ヒトラーだけは大笑いしました。 アイデンティティの喪失という現代社会の闇とも言える題材も扱っている点も秀逸だと言えます。

  • しぐれ
    しぐれ 3 2014年7月5日

    中学生の頃に観て衝撃を受けて、ウディアレンに興味を持つきっかけになった作品です。今でも監督の作品で一度好きかも。 アイデンティティが確立がされる前の、まだ何者でもない、自分に自信がない年頃の子に見て貰って何か感じ取って欲しいなぁ。 最後の最後に流れるモノローグ(白鯨の小説のくだり)にはニヤッとなったし幸せな気持ちになりました。ハッピーエンド!

  • polo1026
    polo1026 0 2013年11月7日

    ウディ・アレンのコメディ映画のはずなんだけれど、 いつもより風刺がききすぎてる印象。 周囲に同化する風潮が強い日本人の私としてはチクチク刺さるものがあって素直に楽しめなかったかなあ・・・

  • nieve822
    nieve822 4 2013年1月5日

    2013年1本目。架空の人物レナード・ゼリクを描いたフェイクドキュメンタリー。古いニュース映像の中にアレンが上手くはめ込まれて面白い。でも全部嘘!みんな大真面目に証言してるから笑える。私達現代人は皆、人に嫌われないように他人に合わせ、同化している。そう、ゼリクは私のことなのかもしれない。

  • suzukisatomi
    suzukisatomi 0 2012年4月27日

    大学 2005年

  • SOHE0910
    SOHE0910 0 2012年2月16日

    原題『Zelig』。Zeligという架空の人物をWoody Allenがドキュメンタリータッチに描いた作品。仲間外れが嫌だから、大衆と同化したいからという理由から無意識に周囲の人を模倣してしまう“人間カメレオン”Zeligの一生。軽いようで奥の深い映画です、、スーザン・ソンタグやソール・ベローが真面目にコメントしてるのも面白いっ◎