
『人生はビギナーズ』とは
『サムサッカー』で知られるマイク・ミルズ監督が父親とのプライベートな体験と関係を基に生み出した人間ドラマ。父の突然のカミングアウトを契機に、その息子が生き方を見つめなおし、新たな人生を歩みだそうとする姿を感動的に描く。ユアン・マクレガーとクリストファー・プラマーが共に新たな人生の一歩を踏み出そうとする父子を熱演している。
『人生はビギナーズ』のスタッフ・キャスト
『人生はビギナーズ』の感想・評価・ネタバレ
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誰もが自分の人生は初心者。 失敗もするし、不器用だってしかたない。 でも恐れてばかりじゃ何も変わらないよ?って映画。 今まで一番表情豊かなのは柴犬だと思ってたけどジャックラッセルテリアもなかなかやりおる! 他人との距離をとってしまう主人公。 少し重い映画かな?と途中思ったが、最後はほっこりした。 「僕たちどうなる?」 「わからない」 「試してみよう」 最後のこのやりとりが好き。 何事もそう。
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イッヌ
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セリフにはないオリヴァ―とアナの気持を想像してしまうけど、つかめそうでつかめない感じが物語の深さを演出してるなあと思った。 父はゲイだとカミングアウトしてから息子の前でもすごくイキイキした人生を送る。息子であるオリヴァ―はそれを見て複雑な気分。母のことは愛してなかったの?自分はなぜ生まれたの?っていう、本人しか味わえないもやもやを心の隅で感じていたんだろうけど、それをオリヴァ―はうまく隠す(あまり言葉とかで表現しない)。だからこそ作品(最初に間違って結婚した二人っていうイラスト好きだった)に気持ちが反映してた。私はオリヴァーのイラスト全部すき! アナが突然悲しくなって泣いてしまうのも、今ではわかる気がするし、4つローラーのついた靴でホテルの廊下を走るシーンは可愛かったし、なによりも犬のアーサーが犬界のアカデミー賞を取れるくらいの演技をしてて(沈黙の時間にアーサーにセリフを付ける設定がすごく好き!)、自分の愛犬が愛おしくなった。