波止場

波止場

On the Waterfront
1954年製作 アメリカ 108分 1954年7月28日上映
rating 4 4
12 2

『波止場』とは

1949年にピューリッツァー賞(ローカル報道部門)を受賞したマルコム・ジョンソン著『ウォーターフロントの犯罪』(ザ・サン紙掲載)を基に、アクターズ・スタジオの創設などハリウッド映画界に数々の功績を残した名匠エリア・カザンが監督を務めた不朽の名作。ニューヨークのマフィアに立ち向かう港湾労働者の姿を描いて、第27回アカデミー賞8部門を制覇した。出演はマーロン・ブランド、『北北西に進路を取れ(1959年)』のエヴァ・マリー・セイントなど。20世紀後半のクラシック界をリードした指揮者でありピアニストのレナード・バーンスタインが音楽を担当している。

『波止場』のあらすじ

マフィアの兄チャーリー(ロッド・スタイガー)からの言いつけで八百長試合をやってしまいボクサーをやめたテリー(マーロン・ブランド)は、ニューヨークの波止場で荷役の日雇いをしていた。ある日、テリーはマフィアのボス、ジョニー(リー・J・コッブ)の命令で友人を呼び出し、チャーリーが彼を殺害、結果的にその殺人に関与することになってしまったが、港を牛耳る冷酷無比なジョニーに誰もが怯え、逆らえないでいた。そんな中、バリイ神父(カール・マルデン)や亡くなった友人の妹イディ(エヴァ・マリー・セイント)が犯人を見つけ出そうとしていた時、それを疎ましく思ったジョニーらが教会を襲撃、その場に居合わせたイディはテリーに助けられる。危険を顧みず兄の死の真相を追い続ける彼女の姿に感銘を受けるテリーだったが……。

『波止場』のスタッフ・キャスト

『波止場』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2018年11月10日

    ある一人の労働者が殺された。波止場を牛耳る男たちによる反抗なのは間違い無いのだが、労働者は全てを知っていながら口を開かない。一人の青年が殺された男の妹に恋をして…。 古典映画に厳しい目を向ける僕ですが、これは完全に楽しかった。マーロン・ブランド演じる青年はなんとなく流されるまま生きてきた男。恋がきっかけにしろ、状況がそうさせたにしろ、彼は巨悪に立ち向かうことになります。クライマックスでたった一人で立ち向かい、ボッコボコにされてようやく周りの労働者も仲間になる。素晴らしいシーンなのですが、同時に労働者はそこまでしないと立ち上がらなかったことにもどかしさを感じます。群集心理というか、我が身可愛さというか。もう複数人の勇気があれば何人かの死は防げたのではないか。最近サラリーマンになったばかりで労働組合の存在を知り、さらにその形骸化を知った今、改めてその存在意義を知りました。労働者の権利、守ろう。クライマックスのマーロン・ブランドは、定時後に居室から実験室へ向かう僕みたいでした。 マーロン・ブランド、エバ・マリー・セイントなど素晴らしい演技。

  • hitomi

    この映画もまた素晴らしい 脇を固める演者さん達も渋くこの映画の重厚さを出している 現代の映画と比べると派手さはないが本当に重みが違い引き込まれる 正義は必ず勝つ

  • 佐々木洋平
    佐々木洋平 3 2014年5月8日

    そう言えば、波止場を見ていない、と思ってレンタルしました。 マーロン・ブランドがかっこ良かった! 白黒映画も良いもんです(^-^)/

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