シェルブールの雨傘
シェルブールの雨傘
Les parapluies de Cherbourg
1964年製作 フランス 91分 1964年10月4日上映
rating 3.6 3.6
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『シェルブールの雨傘』のエミデブの感想・評価・ネタバレ

エミデブ
エミデブ 4 2019年8月4日

ゲイに生まれてよかった!って思うことが実は結構ある。その理由のうちの一つに、離れた世代の人と共通の話題を持って繋がりやすいことがある。同じ秋田出身で二丁目では有名なDJがいて、彼は50歳を目前にして長年付き合っていた人と別れ、「人生最大の賭けに出る」と言い、ずっと片思いを続けてる彼氏持ちの男性にアタックするつもりだ。そんな熱い彼がオススメしてくれた映画、シェルブールの雨傘。なるほど、今の彼の状況にもかなりマッチしてるじゃないか。 フランスの港町、シェルブールにて、徴兵を受ける車の修理工場の男と傘屋の娘との儚いラブロマンスを描いたミュージカル。 なんといっても特筆するべき点はその美しさだ。今では世界一汚い観光地とも言われるような国が、なるほどこの美しさに憧れる人がたくさんいたのも頷ける。派手な色彩、水色のボタンダウンのシャツにベージュのジャケットを合わせるセンス。素晴らしい。きっとこの街では道端に落ちているコンドームでさえ芸術だな。 ラストシーン、お互いに未練がありつつも「今は幸せだよ」というこういう大人のラブロマンスがドストライク。そんでガソリンスタンドのEssoさえも美しくするこの魔力は一体なんなのだ!