
『恋におちたシェイクスピア』とは
若かりし劇作家シェイクスピアと、彼を慕う貴族の娘ヴァイオラとの恋模様を描いた、ラブロマンス。現代でも広く知られる舞台、『ロミオとジュリエット』が初めて披露されるまでの期間を描いた物語である。作中には、シェイクスピア本人は勿論のこと、エリザベス1世や詩人・クリストファー・マーロウなど同時代の歴史上の人物が登場する。シェイクスピアが題材となっていることから、イギリスの名優が多数出演している。1998年度のアカデミー賞では、作品賞・脚本賞をはじめ、主要7部門を受賞した。
『恋におちたシェイクスピア』のあらすじ
皆が芝居に熱狂する、16世紀末のロンドン。ローズ座の作家シェイクスピアはスランプに陥っていた。それでも何とか書き上げたコメディのオーディションに、トマスと名乗る青年が参加する。ある日、トマスの後をつけたシェイクスピアは、とある屋敷にたどり着く。そこは、かつて彼が見初めた美しい女性・ヴァイオラが住む家だったのである。実は、トマスこそヴァイオラが男装した姿なのであった。創作意欲を刺激され、次々と戯曲を書き上げていくシェイクスピア。トマスを主役とした芝居の稽古も順調に進んでいた。だがトマスの正体が、一座の面々や、舞台を管轄する王室の祝典局長にバレてしまうのであった。
『恋におちたシェイクスピア』のスタッフ・キャスト
『恋におちたシェイクスピア』の感想・評価・ネタバレ
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言葉の魔法が凄い! 「歌」じゃなくて「詩」のミュージカルとでも言うべき、古風で華麗で情熱的な言葉の世界に思わずどっぷり。アカデミー賞作品賞の暗いイメージを払拭してくれた素敵な映画。
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まずストーリーは一般的である。一般人が姫に恋をする。抑えきれない愛が2人を狂わせる。言葉の言い回しが良かったです。脚本がいいと思います。衣装もよく作り込んでいる。 一番印象的なのは場所を移してからの起死回生。姫が全ての台詞を覚えており、実際に出る所が良かった。
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世界観が好き。ぐでんぐでんに恋してる主人公の姿を、現代に通じる普遍性を持って表現しているのが何とも魅力的。
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