クリストファー・アボットのプロフィール
1985年、アメリカ生まれの俳優クリストファー・アボット。現在30歳。誰もがときめいてしまうような甘いマスクで、ここ最近勢いのある若手俳優です。
学生時代にはコネチカット州にあるノーウォーク・コミュニティー・カレッジに通い、その経験は演技にも生かされています。プライベートを重視するクリストファー・アボットの私生活はあまり明かされていません。
身長は高く見えるクリストファーですが、実際どれぐらいなのかは公表されていません。また、一部ではゲイだという話もありますが、それに関しては一切口を開くことはなく明らかではありません。現在のところ結婚もしておらず、子供もいないようです。
俳優になって最初の2年ほどは舞台で演じていたクリストファー・アボット。その後、2012年、2013年に放送されたアメリカHBOのテレビシリーズ『Girls/ガールズ』、『Girls/ガールズ2』にイケメンのチャーリー役で出演して人気俳優に。現在もテレビシリーズや映画で活躍しています。
クリストファー・アボットの主な出演映画
『Hello I Must Be Going(原題)』2012年(日本未公開)
離婚をし、コネチカットの親元に出戻ってきた30代の主人公が10代の青年と恋に落ちるというストーリー。当時27歳になるところだったクリストファー・アボットは、メラニー・リンスキー演じる主人公エイミーと恋に落ちる19歳の俳優ジェレミーを演じています。
19歳という役どころに最初は戸惑ったようですが、オーディションを受け、監督ともウマが合い暖かく迎えいれられたようです。撮影に入るまでにあまり面識がなかった2人ですが、撮影に入る前にシーンについて語り合い、作品では激しく愛し合う2人を演じています。
『マーサー、あるいはマーサー・メイシー』2011年(2013年日本公開)
カルト集団から逃げ出し社会性を取り戻そうとするものの、マインドコントロールの呪縛から逃れられずに苦悩を深めていくヒロインの姿をスリリングに描いたサスペンス・ドラマ。
サンダンス映画祭を始め、各国の映画祭で賞賛を受けた作品にマックス役で出演しています。監督はこれが長編ハリウッドデビューとなるショーン・ダーキン。ヒロインを演じるのはこれがスクリーンデビューとなったエリザベス・オルセンです。
『The Sleepwalker(原題)』2014年(日本未公開)
アメリカ、マサチューセッツ州で家をリフォーム中のカップルのカイアとアンドリューのもとへ、カイアの姉妹クリスティンとその婚約者が突然やってきたことで2人の生活が次第に混乱していき、事態は狂気じみていくというサスペンス。
本作品では、Girlsシリーズのチャーリーとはまったく違う役どころである、カイアの恋人アンドリューを演じています。
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』2015年公開
1981年のニューヨークのオイル業界で成功を目前にしたアベルに危機が訪れ、やがて夫婦の間にも亀裂が生じていくというストーリー。数々の賞を受賞した本作品で、ルイス役として出演しています。
クリストファー・アボットの2016年の活躍が凄い!
テレビシリーズですでに多くのファンを魅了し、波に乗るクリストファー・アボット。2014年にはファッションブランド・Coachが旬な役者やアーティストのポートレートを撮りおろした「Coach Dreamers」キャンペーンの1人に選ばれています。
2015年の第31回のインディペンデント・スピリット賞では、2015年11月にアメリカで公開されたばかりの『James White(原題)』で、主演男優賞にノミネートされました。2014年の第30回には、日本の菊地凛子も『Kumiko, The Treasure Hunter(原題)』で主演女優賞にノミネートされたことがあり、アカデミー賞の前哨戦とも言えます。
このもっとも最高のインディペンデント映画を決める本映画賞授賞式は、毎年アカデミー賞の前日に行なわれており、今回の受賞発表は2016年2月27日。さらに本作品はシカゴ映画批評家協会賞、デトロイト批評家協会賞など、様々な映画賞に主演男優賞でノミネートされ、話題を呼んでいます。
また、第69回トニー賞でミュージカル演出賞を受賞した『ファン・ホーム』を手がけたサム・ゴールドのオフ・ブロードウェイ舞台『John』に出演する他、2016年全米公開が決定した、女性ジャーナリストのエッセイ『The Taliban Shuffle: Strange Days in Afghanistan and Pakistan』(映画タイトル未定)をブラック・コメディーで映画化する作品に出演しています。
2016年1月12日に日本で公開されるクライム映画『クリミナル・ミッション』では、『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタとも共演していて、またひと味違ったクリストファーが見られるはず。ますます活躍の幅を広げるクリストファー・アボットに、今後の活躍から目が離せません。