2019年5月17日更新

ベネディクト・カンバーバッチの軌跡【『シャーロック』から『ドクター・ストレンジ』まで】

ベネディクト・カンバーバッチ
©JIM RUYMEN/UPI/Newscom/Zeta Image

シャーロック・ホームズやドクター・ストレンジ役で知られる英国俳優ベネディクト・カンバーバッチ。今回は、そんな彼の軌跡と知られざるエピソードを紹介します。

英国紳士俳優ベネディクト・カンバーバッチのこれまでの軌跡をたどる

シャーロック
© BBC/Hartswood Films

ベネディクト・カンバーバッチ(画像左、右はジョン・ヘイミッシュ・ワトソン役のマーティン・フリーマン)は1976年7月19日生まれのイギリス俳優です。2010年から放送されているドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で主人公シャーロック・ホームズを演じブレイクしました。 今回は、人気俳優ベネディクト・カンバーバッチのデビュー前から現在までの軌跡を紹介します。

ベネディクト・カンバーバッチの軌跡

カンバーバッチが女王役に?

ベネディクト・カンバーバッチは13歳の頃、シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』(A Midsummer Night's Dream)で妖精の女王、タイターニアでした。13歳の少年カンバーバッチ演じる妖精は、きっと例えようのない魅力にあふれていたことでしょうね。

将来有望な学生だった

イギリスの名門パブリックスクールである全寮制男子校ハーロー校に通っていたベネディクト・カンバーバッチ。16歳だった当時のGCSE(全国統一試験)の結果を公表はしていませんが、「オックスブリッジ(オックスフォードとケンブリッジの混語)に行けるAレベル(最も良い)を取ることにプレッシャーを感じた」と、成績が優秀であったことが伺える発言をしています。 しかし、ハーロー校の最終年で「大麻と女の子と音楽」に目覚め、勉強をなまけてしまった結果、オックスブリッジ進学の可能性はゼロに......。しかしその後マンチェスター大学で演劇を学び、卒業後もロンドン音楽芸術学院で演技の学習を続けました。

チベットの修道院で英語を教えていた

大学進学前のギャップイヤーに、インドのチベット系仏教寺院で英語を教えていました。彼はその資金作りのためにロンドンの香水店Penhaligon'sで半年間働き、その後すぐにインドのダージリンへと向かいました。 そこでの生活は簡素でしたが、思う存分満喫したそうで、このことを「とても素晴らしい経験」だったと述べています。また、「僧侶と一緒に生活していたので、働く姿や祈りを捧げる彼らの様子を見ることができました。僕は彼らに英語を教えながら関係を築きました」と語っています。

俳優になることに両親は猛反対だった

彼の代表作である『SHERLOCK(シャーロック)』をみなさんはご覧になりましたか?そのシーズン3でシャーロックとマイクロフトの両親が登場する場面があるのですが、この両親役を演じているのは、なんと、ベネディクト・カンバーバッチの実の両親なんです! 彼の両親であるティモシー・カールトンとワンダ・ヴェンサムは、舞台や映画、テレビシリーズを中心に活躍する俳優ですが、ショービズ界が不安定で、人気がいかに一過性のものであるかを十分理解していました。そのため、実の息子には名門大学に進学し、弁護士といった地に足のついた仕事に就いてほしいと思っていたのです。 しかし、彼が大学在学中に参加した『Glengarry Glen Ross』での芝居を鑑賞した父ティモシーは、「お前の演技は俺より素晴らしい。これで喰っていける」とベネディクト・カンバーバッチを後押したそうです。

初期は舞台俳優として活動

ベネディクト・カンバーバッチは、2001年からイギリスの劇場で活動を開始します。オープン・エア・シアター、アルメイダ・シアター、王朝劇場、英国立劇場といった歴史ある舞台で経験を積み、2005年には『ヘッダ・ガブラー』のテスマン役ではローレンス・オリヴィエ賞助演部門にノミネートされました。

『Hawking/ホーキング』の徹底した役作り

2004年のテレビ映画『Hawking/ホーキング』において主役のスティーヴン・ホーキング博士を演じるため、撮影の前に本人と2度会うなど、カンバーバッチは徹底した役作りを行いました。 のちに『SHERLOCK(シャーロック)』や「イミテーション・ゲーム」など、天才を演じ高い評価を受けるカンバーバッチのルーツはここにあります。

南アフリカで誘拐される

ベネディクトは、2005年、英BBCのミニ・シリーズ『To the Ends of the Earth(原題)』に出演した際に生命の危機に直面する恐ろしい体験をしたことを明かしています。 南アフリカで同作の撮影中に、友人2人と共にスキューバ・ダイビングに出かけたベネディクト・カンバーバッチは、セットに戻る帰り道で、車がパンクしてしまいハイウェイで立ち往生するはめに……。するとすぐに6人の武装グループが彼らのもとへやって来たのですが、金目のものがないと分かると、茂みへと連れていき、カンバーバッチらが履いてきた靴紐で彼らを拘束したそうです。 彼はこの経験を、「ここで僕たちは死ぬのだと思いました」と振り返っています。

ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で大ブレイク!

2010年から放送されている、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』が原作のドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で主人公シャーロック・ホームズを演じ大ブレイクしました。本作は2014年までに3シーズン放送されている人気ドラマで、2017年にシーズン4の放送されました。 『SHERLOCK(シャーロック)』は1シーズンにつき3話しか放送されないという珍しいタイプのドラマです。1話約90分でひとつの事件を扱うというスタイルで、映画のようなハイクオリティと高評価を得ています。 ガイ・リッチーによる映画版『シャーロック・ホームズ』はアクション映画として新しいシャーロック・ホームズを提示しましたが、カンバーバッチ主演のドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』もまた新しいシャーロック・ホームズを提示しています。本作はなんと現代が舞台。カンバーバッチ演じるシャーロック・ホームズが、スマートフォンを駆使して捜査をします。 第1シーズンを観たら、第2シーズンも観たくなること間違いなしです。

シャーロック役を断るつもりだった!?

ベネディクト・カンバーバッチはシャーロック・ホームズ役を断ろうとしていたのはご存知ですか? シャーロック役のオファーが来た時、シャーロック・ホームズはとても有名なキャラクターなので、自分が演じることによって安っぽくなってしまうのではないかと思い、この話に懐疑的でした。しかし、ドラマのクリエイターであるスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスの熱意に押され、台本読みに参加。すると、すぐに彼は同作を気に入り主演を演じる運びとなりました。 同作で不動の人気を掴み、今では映画やドラマにひっぱりだこのベネディクト。このオファーを蹴っていたら、後悔していたかもしれません。

実際にいた!?「シャーロック・ホームズ」のハドソン夫人

ベネディクト・カンバーバッチの演じるシャーロック・ホームズは、ハドソン夫人ととてもあたたかい関係を築いていますが、これは彼自身の実生活におけるユナ・スタッブス(ハドソン夫人役)との関係そのものと言ってもよいでしょう。 実は彼女はカンバーバッチの母親(女優のワンダ・ヴェンサム)と仲が良く、幼い頃から彼の成長を見守ってきたのです。

19世紀のオールドスタイルのホームズを披露

『SHERLOCK(シャーロック)』の特別篇『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』は2016年に日本で公開されました。 今回の主な舞台は現代ではなく、19世紀のロンドンになっており、ドラマ版ではスマートフォンなどを駆使していたカンバーバッチホームズがどのように捜査するのかが見どころとなっています。また、パイプをくわえ、ハンチング帽をかぶった19世紀スタイルのホームズにも注目です。

カンバーバッチは過去を隠そうとしない

先祖の恥ずべき過去を認めているベネディクトは、『それでも夜は明ける』以外にも、18世紀後半のイギリス帝国で奴隷貿易の廃止に努めたウィリアム・ウィルバーフォースの伝記映画『アメイジング・グレイス』で、ウィルバーフォースの親友で若くして首相になったウィリアム・ピットを演じています。 彼の母親は、珍しい苗字ということもあり、この暗い過去を自ら暴くことになるためカンバーバッチという名前を芸名として使用しないよう、彼にアドバイスをしていたそうです。 また、15世紀のイングランド王リチャード3世の"はとこ"の子孫でもあるそうです。

映画『ホビット』シリーズではモーション・キャプチャに挑戦

『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚である映画「ホビット」シリーズで竜のスマウグと死人うらない師のモーションキャプチャと声優をつとめました。 どちらのキャラクターも作品上の重要なキャラクターであり、カンバーバッチのモーションキャプチャーは高く評価されました。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でジョン・ハリソンに

リブート版「スター・トレック」第2弾『スター・トレック イントゥ・ダークネス』で、カンバーバッチはジョン・ハリソンという謎めいたキャラクターを演じました。

オーディション映像はiPhoneであわてて撮影した!?

カンバーバッチは、この役をゲットするまでの面白いエピソードを明かしています。 12月後半、イギリスで休暇を過ごしていた彼のもとにJ・J・エイブラムス監督から「オーディション用のビデオテープを送ってほしい」と電話がかかってきました。ところが、ちょうどクリスマス時期ということもあって、アシスタントや関係者はみんな休暇中だったため、彼は仕方なくロンドンに赴き、親友宅のキッチンで夜遅くにiPhoneを使って映像を録画したそうです。

衝撃の事実!カンバーバッチの先祖とは!?

スティーヴ・マックイーン監督作『それでも夜は明ける』で、奴隷を買う大農園主のウィリアム・フォード役を演じたベネディクトですが、彼の先祖はなんと綿花農場のオーナーだったらしいのです! 1705年に、ブリストルで生まれたジェイコブ・カンバーバッチは、新たな植民地を求めてカリブ海諸島のバルバドスにイギリスからやって来ました。そして後に、彼の子孫がいくつかの農園を所有し、1834年に奴隷制が廃止されるまで、カンバーバッチ家が農園主としてこの土地を支配していたそうです。

ベネディクト・カンバーバッチのもうひとつの代表作『イミテーション・ゲーム』

第二次大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組んだイギリスの暗号解読者アラン・チューリングを描いた本作で、ベネディクト・カンバーバッチは主人公アラン・チューリングを演じ、ハリウッド映画賞男優賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞ノミネート、米タイム誌「2014年俳優による演技トップ10」第1位に選ばれるなど、演技派俳優として高く評価されました。 ベネディクト・カンバーバッチが演じたアラン・チューリングは現在のコンピューターの元となるチューリング・マシンを発明した天才。しかし、変わり者であるがゆえ周囲と折り合いが悪く暗号解読チームに軋轢をもたらしてしまいます。 変わり者といえば、ベネディクト・カンバーバッチの得意分野。『SHERLOCK(シャーロック)』に負けず劣らず魅力的な変わり者アラン・チューリングを演じています。カンバーバッチの最高傑作という評価もされている本作、『SHERLOCK(シャーロック)』でカンバーバッチの魅力にはまった人にはぜひとも観ていただきたい作品です。

『ブラック・スキャンダル』で極悪ジョニー・デップの弟役を演じる

FBI最大とも言える汚職事件をテーマにしたクライムサスペンス『ブラック・スキャンダル』。ジョニー・デップが悪役を演じることでも話題となりました。ベネディクト・カンバーバッチはジョニー・デップ演じる極悪マフィア、ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーの弟で政治家のビル・バルジャーを演じています。ズブズブの悪徳政治家を演じるベネディクト・カンバーバッチは必見です。 映画『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日に公開されました。

『ハムレット』に主演

2015年8月から10月にかけて上演された舞台『ハムレット』において、ベネディクト・カンバーバッチは主人公ハムレットを演じています。舞台からキャリアをスタートさせたカンバーバッチは、ブレイクを経て、舞台に舞い戻ってきたのです。 カンバーバッチは本作で、イギリスの第16回ホワッツ・オン・ステージ・アワードの主演男優賞にノミネートされました。舞台自体も9部門でノミネートされるなど高い評価を受けています。 また、2016年1月に発表された「英国演劇で最も影響のある100人」で15位にランクイン。14位以上は劇作家、プロデューサー、劇場オーナーなどが占めており、俳優としてはカンバーバッチの15位がトップとなります。映画、ドラマ、だけでなく演劇の世界でもトップ俳優と認められました。

発明王エジソンを演じた主演作が20ヶ月越しに公開へ!

2017年11月24日に全米公開が予定されていたカンバーバッチ主演の映画『カレント・ウォー(原題)』。本作は19世紀末のアメリカで起こった「電流戦争」を描く伝記映画です。カンバーバッチの他にもトム・ホランド、ニコラス・ホルト、ジェイク・ギレンホールなど豪華キャストで期待を集めていた本作。 しかし当時配給を担当していたワインスタイン・カンパニーのスキャンダルが明らかになったことで、本作の公開は無期延期になってしまいました。 DEADLINEによれば、その後アメリカでは2019年4月に101 Studiosが配給権を取得し、同年8月の公開を予定しているとのこと。また、イギリスではEntertainment Film Distributorsの配給で2019年7月26日に公開を迎えることがThe Hollywood Newsによって報道されています。 日本での公開は未定ですが、続報を待ちたいですね!

ベネディクト・カンバーバッチがドクター・ストレンジに!

2016年の『ドクター・ストレンジ』以降のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画で、カンバーバッチはドクター・ストレンジを演じています。 マーベル・スタジオズの製作社長ケヴィン・フェイグは「ストレンジというキャラクターには卓越した深みや誠実さを持った俳優が必要だ」と語り、彼が起用されたのです。

「ドクター・ストレンジ」とは?

ベネディクト・カンバーバッチ『ドクター・ストレンジ』
©️Supplied by LMK/zetaimage

マーベル・コミックのスーパーヒーローの一人、ドクター・ストレンジ。天才的な脳外科医だったが事故にあってしまい両腕の感覚が衰えてしまう。彼は治療を受けるためチベットの魔術師に会い、そこで起こった事件から彼に弟子入り、魔術を身につけます。現在ではマーベル最高の魔術師として知られています。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』でドクター・ストレンジを続投!

『マイティ・ソー バトルロイヤル』にもドクター・ストレンジ役で出演したカンバーバッチ。「マイティ・ソー」シリーズの第3弾となる本作で、ドクター・ストレンジはロキと対決する重要な役どころを演じ、出番は少ないながらも存在感を示しました。

「アベンジャーズ」シリーズでも大活躍

そして、記録的な大ヒットを飛ばした『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもドクター・ストレンジは大活躍。今回の宿敵は、サノス。アベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーが結集し、このシリーズ史上最強最悪の強敵に立ち向かいます。

声優としても大活躍のカンバーバッチ

『モーグリ:ジャングルの伝説』

2018年には、ラドヤード・キップリング原作小説『ジャングル・ブック』をもとにワーナー・ブラザースが製作した『モーグリ:ジャングルの伝説』に出演。ベネディクト・カンバーバッチは獰猛なトラ、シア・カーンの声を担当しました。

『グリンチ』

2018年12月公開、『ミニオンズ』などで知られるイルミネーション・エンターテインメントがドクター・スースの児童文学『いじわるグリンチのクリスマス』の映画化に挑んだ『グリンチ』。本作で、ベネディクト・カンバーバッチは主人公グリンチ役を担当し、その美声を披露しています。

カンバーバッチにまつわるトリビア

モノマネは天才レベル!

ベネディクトは、過去にアメリカの人気長寿アニメ番組『ザ・シンプソンズ』に声優として参加した経歴があります。参加したエピソードはバレンタインエピソードで、彼は2人の人物の声優を担当しています。 まず1人目は、『ラブ・アクチュアリー』でヒュー・グラントが演じたイギリスの首相役、2人目は映画「ハリー・ポッター」シリーズでスネイプ先生を演じたアラン・リックマンなのですが、このモノマネがめちゃくちゃ似てるんです! また、ハリソン・フォードと共にBBCアメリカのトークショーに出演した際には、チューバッカのモノマネを披露し、それを横で見ていたハリソンは、あまりにも似すぎた彼のモノマネに目が点......。ハリソンの驚いた表情とベネディクトの情熱溢れるモノマネのコラボが最高です。

世界一セクシーな男!

2013年にはイギリスの映画雑誌エンパイアがオンラインで一般投票を募って行った「最もセクシーな映画スター」の男性編で1位に選ばれました。 ちなみに、女性編の1位はエマ・ワトソン。また、2015年に同じくイギリスのGQ誌のベストドレッサー賞で第2位にも選ばれており、根強い人気が継続していることを印象づけました。

2014年婚約!2015年には息子が誕生

2014年11月5日に、ベネディクト・カンバーバッチは舞台監督・女優として活躍しているソフィー・ハンターとの婚約を発表しました。カンバーバッチとハンターは「Burlesque Fairytales(原題)」(2009)で共演しています。英タイムズ紙の慶弔欄での報告というイギリスの伝統的な方法で発表したことでも話題となりました。 2015年には第一子が誕生。自身と父ミドルネームを引き継ぎ、クリストファー・カールトン・カンバーバッチと名付けました。 ちなみに、ファーストネームの“クリストファー”はカンバーバッチが映画『パレーズ・エンド』で演じた役からとったそうです。その役が今まで演じたなかでいちばんのお気に入りなのだとか。

結婚式の立会人にもなる

実はベネディクトが立会人として、ある友人カップルの結婚を執り行いました。結婚式はスペインのイビサ島で執り行われ、彼にとってはこれが初めての立会人。「結婚式の後は子供の誕生日パーティーの司会もするし、バルミツバー(ユダヤ教の成人式)の立会人にもなるよ」とイギリスジョークを交えながら当時の様子を語っています。

男女平等の賃金が発生しない作品には今後出演しない!?

カンバーバッチは、セクハラや男女不平等であったり性差別のある映画業界の在り方を断固反対する姿勢をみせています。 雑誌『ラジオタイムス』のインタビューで彼は、「俳優と女優の賃金に格差のある作品には今後出演しない」と今後の俳優活動について表明。その際に「行動を起こすことが大事」「賃金と機会を平等にすることがフェミニズムの中心的な信条」という風に語っています。

「監督業にもぜひ挑戦してみたい」と語る

大忙しな印象のベネディクト・カンバーバッチですが、監督業にも興味を示していることがわかりました。彼は米ニュースメディアVarietyによる対談番組の中で、以下のようなコメントをしています。 「監督業に挑戦することはきっと素晴らしい体験になるけれど、とても怖いし不安だ。だから最初はとても小さいものになると思う。正直に言って、自分にはまだ、妻や、2人の小さい子どもにとって良い父親になるということに集中したい気持ちもある。でも、喜んで監督業に挑戦してみたいと思うよ」 ベネディクト・カンバーバッチは、最近自身の製作会社を立ち上げました。さらに自分と友人でもあるビジネスパートナー以外、会社に所属するメンバー全員が女性である事も明かされています。その事を誇りに思うと、同上のインタビューで語るカンバーバッチ。 自身の製作会社では、“リアルな女性を描いた、彼女たちの物語”に焦点を当てた作品を取り扱っていきたいとのこと。既に新たな企画が進行しているようで、映画の内容が「環境災害に遭った母親の姿を女性の目を通して描く作品」と、コメントしています。 言葉だけでなく、実際に行動で示すベネディクト・カンバーバッチ。身も心も正真正銘のイケメンでした。

武勇伝!4人の暴漢から男性を守る

事件がおきたのは6月1日(イギリスの現地時間)のこと。 ロンドンで妻のソフィー・ハンターと自転車に乗っていたベネディクト・カンバーバッチが、4人組の強盗に襲われていた配達員を救出したというニュースが飛び込んできました。 シャーロック・ホームズやドクター・ストレンジなど、様々なヒーローを演じてきた彼ですが、リアルでも人命救助をしてしまったというのだから驚きです。 なお、救出された男性の所属する英ケータリング会社Deliverooの「われわれは、カンバーバッチ氏の英雄的な行動に感謝します」との声明に対して、カンバーバッチは「当然のことをしたまでです」と、これまたイケメンな回答。株がうなぎのぼりです。

ベネディクト・カンバーバッチから学ぶ男の魅力

ユニークな名前でも気にしない

ベネディクト・カンバーバッチに近づくためには、まず名前から攻めてみましょう。彼の名字は"カンバーバッチ"...非常に珍しい名前のため、バカにされることもあったでしょう。しかし、逆に言えば、“唯一無二”の存在として自分のポジションを確保できるのでは?「変わった名前だから人生損をする」という考え方はやめ、ポジティブに捉えましょう!

ユーモアのセンスは必須!

以前にソーシャルニュースサイトRedditの「AMA: Ask Me Anything(何でも聞いて)」に登場したベネディクトは、バスローブ姿で紅茶を片手にファンとの交流を楽しんだようで、ウィットに富んだ質疑応答を披露してくれました。 まさにカンバーバッチぶし炸裂で、イギリス特有のひねったジョークやエロい内容も面白く回答しています。

時事情勢に詳しい

2013年、ベネディクトは人気テレビドラマ『シャーロック』の撮影中に、現場に張り込んでいたパパラッチに対して、一枚のメモ紙を差し出したのですが、そこには「エジプトに行って撮影して来い。そして重要なことを世界に発信しろ」と書かれていました。 当時エジプトといえば、モルシー前大統領支持派と治安部隊との間で衝突が起こり、多数の死傷者が出ていることが連日世界各国で報じられており、彼はこれを暗示する形でパパラッチに対抗。ベネディクトが送ったこのメッセージは「クールだ」「素晴らしい」というコメントを集め、世界で絶賛されました。

過去は隠さない主義

両親は俳優で、名門パブリックスクールであるハーロー校で演技を学ぶなど、そこそこ裕福な家庭環境だったことについて一切隠そうとしないベネディクト。「名誉のある家庭で育った」と語る彼が、たとえ高価なスーツを身にまとったとしても、ひがむ人誰もはいません。 彼はイギリス社会における「階級組織」に不満を持っているようで、誰も彼の言動に対して文句を言わないのは、彼の上流階級に対するコンプレックスを私たちが感じているからかもしれません。

印象的な人物になるには特技を見つけろ

数年前に英テレビ番組『The Jonathan Ross Show』にゲスト出演した際に、彼はアラン・リックマン、デイヴィッド・テナントのものまねを披露しました。そして最後に番組ホストであるジョナサン・ロス本人の物まねも披露し、会場を大いに盛り上げました。

今後もベネディクト・カンバーバッチから目が離せない

ベネディクト・カンバーバッチ
WENN.com

イギリスを代表する俳優ベネディクト・カンバーバッチ。2019年5月現在、カンバーバッチは「ピアノ・レッスン」などで知られるジェーン・カンピオン監督作の新作映画「ザ・パワー・オブ・ザ・ドッグ (原題)」に出演することが決定しています。 『シャーロック』、『ドクター・ストレンジ』を超える代表作となるのでしょうか?今後も、彼の活躍から目が離せない日が続きそうです!