2017年7月6日更新

マーロン・ブランドの意外な人物像や秘密まとめ25選!

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1972年フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー』は映画史に残る傑作として世界中の人たちから愛されている作品です。今回は『ゴッドファーザー』の製作秘話&トリビア25選を紹介します。

マーロン・ブランドとは

マーロン・ブランドは1924年生まれのアメリカ俳優です。ポール・ニューマンやジェームズ・ディーンといった名優に多大な影響を与えました。20世紀最高の俳優と評されることもあります。

1950年に映画『男たち』でデビュー、翌年の『欲望という名の電車』で注目を集め、1952年『革命児サパタ』、1953年『ジュリアス・シーザー』、1954年『波止場』でカンヌやアカデミー賞などを数多くの賞を受賞し一気にトップスターとなります。

その後、1960年代に入るとトラブルなどを起こし評価を下げますが、1972年の『ゴッドファーザー』で復活を遂げます。晩年は高額すぎるギャラが理由で大作に出演する機会が減り、B級作品を中心に出演しますが、そういった作品でも存在感を示す俳優であり続けました。

1.ノラ猫が出演!?

映画のオープニング、ヴィトー・コルレオーネが猫を抱いている有名な場面がありますが、この猫は元々出演する予定ではなかったノラ猫です。

パラマウントスタジオの中を歩いている猫を見つけた、フランシス・フォード・コッポラが脚本に付け加えたそうです。

2.あの名場面の裏話とは!?

馬の頭が登場する有名な場面でジョン・マーリー(ジャック・ウォルツ)はリアルな叫び声を上げるなど迫真の演技を披露していました。この場面にはある裏話があります。

リハーサル時は偽物の馬の頭が使用されていましたが、本番はジョンには内緒で本物の頭が使用されたため、ジョンのリアルな反応を引き出すことが出来たそうです。

3.マーロン・ブランドが優勝!?

『ゴッドファーザー』撮影の裏側で、マーロン・ブラント、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァルの3人はどれだけバカらしいことが出来るかを競う、子供がやるようなゲームを行っていたそうです。

マーロン・ブランドが結婚式のシーンでお尻をさらして優勝、“Mighty Moon King”と刻まれたベルトのバックルが彼に贈られていたそうです。

4.ジョージ・ルーカスの恩返し!?

『ゴッドファーザー』のマットレスモンタージュの場面はジョージ・ルーカスが担当していました。

ジョージ・ルーカスは『アメリカン・グラフィティ』の時に、コッポラに世話になった恩があったため、その感謝の印として担当することになったそうです。

モンタージュ写真は実際の犯罪場面の写真が使用され、その中の一枚はアメリカの伝説的マフィア、アル・カポネの右腕だった男が映っていました。

5.アル・パチーノのギャラは安かった!?

『ゴッドファーザー』でマイクを演じたアル・パチーノのギャラは約350万円だったと言われています。

アル・パチーノは『ゴッドファーザー』の後、『スケア・クロウ』『セルピコ』などに出演、世界的スターになりギャラは一気に跳ね上がります。『ゴッドファーザー PARTⅡ』のギャラは約6000万円と映画興行収入の一部だったそうです。

6.オーソン・ウェルズが出演する可能性があった!?

『市民ケーン』などで知られるオーソン・ウェルズが今作のヴィトー役を獲得するためにロビー活動を行っていたと言われています。

コッポラはオーソン・ウェルズのファンでしたが、ヴィトー役はマーロン・ブランド以外考えられなかったため、ウェルズが出演することはありませんでした。

7.恐ろしい告白!?

レニー・モンタナ(ルカ)はプロデューサーのひとり、ゲイリー・フレディクソンに対して、マフィアのボディガード兼放火担当として働くことになったと告げていたそうです。

8.母親としては年が近すぎる?

アメリカのジャズシンガー、モーガナ・キングがマイクとソニーの母親を演じていましたが、モーガナはアル・パチーノとジェームズ・カーンの10歳年上、フレドを演じたジョン・カザールとはわずか5歳しか年が離れていません。

9.マーロン・ブランドの共演NG俳優!?

マーロン・ブランドの『ゴッドファーザー』出演条件のひとつに、当時ソニー役候補だったバート・レイノルズを出演させないという項目があったと言われています。

10.見る目がなかった重役!?

パラマウントの重役ロバート・エバンスはマーロン・ブランドをヴィトー役として起用することを猛烈に反対していたと言われています。

11.700人のエキストラが参加!?

ソニーがカルロをボコボコにするこの写真の場面には700人のエキストラが参加、撮影には4日要したそうです。

ゴミ箱の蓋が使われたのはアドリブ、背景にある黄色のトラックや木箱は機材など映ってはいけないものを隠すため、意図的に配置されていました。

12.綿を詰めて頬の膨らみを再現!?

マーロン・ブランドはドン・コルレオーネのブルドッグのような顔を再現するため、頬に綿を詰めてオーディションに参加したと言われています。

実際の撮影では、歯科医が成形したマウスピースを装着するなど、毎日3時間かけてドン・コルレオーネに変身していたそうです。

13.野獣のような歯を装着!?

ジェームズ・カーンはソニーを演じるために義歯を装着、野獣のようなソニーを姿から再現していました。

14.ドン・コルレオーネは”コルレオーネおじさん”!?

今作はマリオ・プーゾの小説を原作として製作された映画ですが、マリオ・プーゾは“ゴッドファーザー”という言葉以外にも、マフィアのボスを“ドン”と呼ぶ発明もした人物だと言われています。

イタリア語で“ドン”は英語の“Uncle(おじさん)”と同じ意味になります。つまり正確に言うと、“ドン・コルレオーネ”という言葉はマフィアのボスを意味するものではありません。

マリオ・プーゾはイタリア語を話せなかったため、“ドン”という言葉をマフィアのボスという意味で使うアイデアを思いついたと言われています。

15.実在のギャングの死に方を再現!?

モー・グリーンの眼が撃ち抜かれる場面は実在したギャング、バグジー・シーゲルの死にざまから影響を受けていると言われています。

このシーンは眼鏡にチューブと血のりを仕込み、グリーンが撃たれた瞬間に血のりが噴き出るようにして撮影されていました

16.最も複雑な特殊効果シーンとは!?

ソニーが悲惨な死を迎える場面が今作で最も複雑な特殊効果が使用されたシーンだと言われています。ジェームズ・カーンは血のり袋を127個装着して撮影に臨んでいたそうです。

17.偽物の額!?

マクラスキーが撃たれる場面は、スターリング・ヘイドン(マクラスキー)の額に特殊メイクを施して撮影されていました。額の特殊メイクに血のりと釣り糸を繋いだプラグを仕込み、撃たれた後に血と銃痕が同時に出る仕組みになっていたそうです。

18.あの名優たちがオーディションに参加していた!?

ロバート・デニーロ、ウォーレン・ベイティ、ジャック・ニコルソン、ダスティン・ホフマンなど、名だたる名優がソニー役のオーディションを受け、落選していたそうです。

19.製作中止を求められていた!?

今作はイタリア系アメリカ人市民団体から激しい反発、抗議を受けていたことで知られています。

『ゴッドファーザー』の製作中止を求めて、ニューヨーク、マディソンスクエアーガーデンで開催された集会では約5000万円の寄付が集まったそうです。

初めの頃の抗議は平和的に行われていましたが、実際のギャングや、元殺し屋ジョセフ・コロンボなどが団体を率いていたこともあり、段々と脅迫など、過激な手法に発展していきました。

20.撮影中に映画のような出来事が起きていた!?

撮影中、イタリア系アメリカ人団体から受けた嫌がらせのひとつを、カルロ・リッツィを演じたジャンニ・ルッソが語っています。

“コロンボファミリーはなんでもするゴロツキたちを抱えていました。撮影前、フランシス(コッポラ)がテストのためにリトルイタリーへロケ車両で向かった時のことです。彼らがランチをとり、車を止めた場所に戻ると、車両がその場から消えていたそうです。その車両には一億円相当の機材が積まれていました。”

21.脅迫電話を受けていた!?

ニューヨークのホテルに滞在中、パラマウントの重役ロバート・エバンスとその妻のハリウッド女優アリ・マッグロー、息子ジョシュアは脅迫電話を受けていたそうです。

““その可愛らしい顔を潰したり、息子を傷つけたくはない。とにかくこの街から出ていきやがれ。俺たちファミリーの映画を撮るな。分かったか!””

22.シナトラは『ゴッドファーザー』が嫌いだった!?

アメリカの歌手フランク・シナトラは『ゴッドファーザー』について、かなり悪い印象を持っていたことで知られています。『ゴッドファーザー』のジョニー・フォンテーンがシナトラをモデルとしたキャラクターだったことが原因だと言われています。

23.シナトラはチンピラ!?

ジャンニ・ルッソ(カルロ・リッツィ)はシナトラについてこう語っています。

“シナトラはチンピラだ。彼は私に電話をかけてきて、こう言った。”俺はこの映画でお前をサポートすることはない。“

24.マフィアは厳禁だった!?

プロデューサー、アル・ラディは『ゴッドファーザー』に関するいざこざを何とか収拾するため、イタリア系アメリカ人団体のリーダーやギャングのジョー・コロンボをイーストコーストのオフィスへ招きました。

コロンボは脚本から“マフィア”という言葉を全て消去することを要求、パラマウントはその要求を受け入れました。実際、脚本にはマフィアという言葉が登場するのは一度だけ、その“マフィア”という言葉は脚本から消されることになったそうです。

25.マフィアに監視されていた!?

アメリカの有名な犯罪一家、ガンビーノファミリーのメンバーが毎日、見張るように撮影現場を訪れていたそうです。