渋川清彦、どこかで見たことある?名脇役俳優のデビューから最新作までをまるっとおさらい

2017年7月6日更新

「渋川清彦」という名前でピンとこなくても、この俳優どこかで見たことありませんか?映画やドラマ、CM出演だけでなく、バンド活動や自身が手掛けるアパレルブランドもあるほど幅広く活躍する渋川清彦。そんな彼のデビュー作から俳優業以外のことまで、わかりやすくご紹介します。

1:渋川清彦のプロフィール

渋川清彦『煙草を吸う写真』

1974年7月2日生まれ、群馬県渋川市出身の俳優・渋川清彦。本名は田中清彦です。俳優の他、モデルや「DTKINZ (ドトキンズ)」というバンドのドラマ―としても活動しています。

群馬県の渋川市で18歳まで過ごし、のちに上京しました。当初は「KEE」という芸名でファッションモデルとしてデビューし、男性ファッション誌で活躍。以前からドラマなどの端役などで俳優として活動していましたが、1998年にはじめて映画デビューし、2006年に渋川清彦に改名しました。

2:映画『ポルノスター』でスクリーンデビュー

渋川清彦『ポルノスター』

出典: www.cinra.net

渋川清彦は、豊田利晃監督の初監督作品である渋谷の裏社会で正反対に生きる二人の若者を描いたバイオレンス映画『ポルノスター』(1998年公開)で映画デビュー後、数多くの映画やテレビドラマ、その他CMなどにも出演しています。豊田監督とはデビュー作後もタッグを組むことが多く、常連俳優として出演しています。

3:『そして泥船はゆく』で映画初主演を飾る

渋川清彦『そして泥船はゆく』

『そして泥船はゆく』(2013年10月公開)は栃木県大田原市を舞台に繰り広げられる、現代のモノクロ映画です。主人公の平山隆志は、祖母のもとで毎日だらだらと過ごす、無職で無気力、36歳のどうしようもない男です。そんな隆志の前に、ある日、亡くなった父親の娘だと名乗る少女が訪ねてきたことから、物語が進行していきます。

主人公の怠惰な男・平山隆志を渋川清彦が演じました。同映画は2013年、第26回東京国際映画祭を皮切りに、現在2016年までに世界6か国9つの映画祭で上映されてきました。

4:ファッション関係などでも活躍する渋川清彦

ファッションモデル「KEE」

渋川清彦『KEE』

出典: modelnavi.jp

キャリアのスタートはファッションモデルからでした。

オリジナルアパレルブランド「Rotar」

渋川清彦『ROTAR』

渋川は、オリジナルアパレルブランド「Rotar」をモデルの大柴祐介やカメラマンの内藤啓介らとともに手がけています。

スケートボードやモーターサイクルなど、ストリートカルチャーを取り込んだデザインで、大手アパレル通販サイト「ZOZOTOWN」でも販売されています。

5:ドラムも叩ける俳優

渋川清彦『Dtkinz』

元々、バンドでプロを目指すために上京した渋川清彦。10代の頃はドラムをずっとやっていた本物のドラマーでもあります。1年ほどで中退してしまいましたが、東京コミュニケーションアート専門学校のドラム科に入学していたこともあります。3人組のサイコビリーバンド「DTKINZ(ドトキンズ)」のドラムを担当しています。

6:舞台でも活躍する渋川清彦

渋川清彦

主に映画・ドラマで活躍している渋川清彦ですが、その活動は舞台にも広がっています。2013年につかこうへい原作で三浦大輔が演出をした『ストリッパー物語』に出演し、2015年末には『ポルノスター』『青い春』『モンスターズクラブ』『クローズEXPLODE』などの映画で知られる豊田利晃監督が舞台初演出を務めた『怪獣の教え』に渋川は出演しました。豊田作品の常連として渋川は島育ちのサーファーを演じました。

7:「ゲーム・オブ・ウォー」のCMで話題に

伊勢谷友介が出演していることで知られるゲーム「ゲーム・オブ・ウォー」のCM。そこに渋川清彦が出演しています。伊勢谷の戦う相手側としての出演です。「名前は知らないけどこの顔どっかで見たことある!」ということで話題を呼びました。かなり渋くてかっこいい感じです。この作品が初めてのCM出演になったようです。

8:『お盆の弟』でヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞

渋川清彦

2016年2月に行われた第37回ヨコハマ映画祭で渋川清彦は主演男優賞を獲得しました。主演を務めた『お盆の弟』は日本映画ベストテンでは9位、演技部門では脚本賞を含め4つの賞を受賞しました。

「撮影が終わった後に、監督がこの映画で賞を獲ってほしいと言っていた。現実になりました。やりましたあ」
引用:sponichi.co.jp

清川が大きな主演賞を受賞したのは今回がはじめてとなり、これを受けて以上のように喜びのコメントを寄せました。

9:渋川清彦の今後

『蜜のあわれ』

渋川清彦 蜜のあわれ

出典: gunosy.com

映画『蜜のあわれ』は、室生犀星が1959年に発表した同名の小説を原作に、映画化したものです。

老作家と、少女に変身する金魚との愛が描かれる、無邪気かつエロティックな文芸ドラマです。老作家がかつて付き合っていた女性が、想いを募らせて幽霊としてよみがえり、老作家、少女、幽霊という不思議な三角関係にも発展します。

老作家を大杉漣、赤子と名乗る金魚が変身した少女を二階堂ふみ、幽霊を真木よう子が演じます。

渋川清彦は、チョイ役ですがバーテンダーとして出演しています。なんと監督がお願いして、1日だけ撮影に参加してもらったんだとか。

ぜひ鑑賞した際は彼の姿を探してみてください。『蜜のあわれ』は2016年4月1日に公開です。

『下衆の愛』

「第28回東京国際映画祭」でワールドプレミアでも上映された『下衆の愛』。渋川清彦はグダグダな生活を送るダメ男で、主人公の映画監督のテツオを演じました。

40歳手前の自主映画監督のテツオは、映画祭での受賞経験をただ一つの心の支えにしながら、夢をあきらめられず女優を家に連れ込み、自堕落な生活を送っていました。そんなある日、将来有望な新人女優のミナミが現れます。そこでテツオは、新作映画を撮ろうと立ち上がりますが…

共演者に木下ほうか、でんでん、忍成修吾など個性派俳優たちが脇を固めます。

劇場公開日は2016年4月2日です。

『テラフォーマーズ』

テラフォーマーズ

21世紀の人口爆発した地球を舞台に、人類は火星移住計画を思いつきます。火星に苔とゴキブリを送り、地球化する計画を実行。500年後、ゴキブリを駆除することを命じられた男女15人が火星に到着すると、ゴキブリは異常進化し、凶暴な人型の生物「テラフォーマー」になっていました。人類とテラフォーマーとの闘いを描く、大人気漫画『テラフォーマーズ』の実写映画化です。

渋川清彦は原作にはない、吉兼丈二というヤクザ役を演じます。映画『テラフォーマーズ』が2016年4月29日に公開です。

名脇役としてではなく、近年は主演作品も増えてきた渋川清彦。これからの活躍に期待です。